いろんな人たちから「この画像をブログで使ってくれ」といって写真が僕の
PCに送られてくるのですが、こういう写真を文章もなく添付してくるのは、
まず間違いなく山田君ぐらいです。山田君、とりあえず使ったよ。
チームキムタツのメーリングリストにはいろんな先生方からの投稿がある
のですが、橋本先生からの投稿の一部を読んで考えさせられた。
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中学校に入っていくというのです。
言えません。しかし、小学校の英語授業を中学、高校とどう連携していくか、
などについての具体的なことは一部でしか進んでいない様子です。
せっかくやるのであればもったいない現状になっているように思います。
文部科学省でどういう議論が行われてるのか、具体的には知らないんやけど、
少なくとも英語に関してはもう少し冷静に議論したほうがいいと思う。
「話せて聞ける」日本人を増やそうということで、小学校から英語を導入するの
であれば、それはちょっと違うと思う。
日本の環境は、例えば英語を必死に勉強している高校生たちでさえも、英語が
終わった次の瞬間には日本語で話しだすし、日本語でモノを考えるのです。
英語ができないという理由で、明らかに生活上不利益を被らない国にいるのが
われわれ日本人なのです。
それに東大を出ても京大を出ても、つまり日本で一・二を争うトップ大学を出た
連中でさえも、社会に出てから英語で苦労するのが日本という国なのだ。
それなら早いほうがいいだろっていうんで、小学校から英語を導入することにな
ったわけですが、小学校の受け入れ態勢が整ってない現状では効果は薄い。
特に勉強をスタートする時点で気をつけねばならないことがあります。
たとえば僕が中1を受け持ったときに、一番注意していることは何か。
それは英語に対して苦手意識を持たせないということです。だから中1や中2の
定期考査の平均点はだいたい90~95点に設定します。
「自分は英語ができる」という考えを持って中2を終えた生徒と、そうでない生徒
とでは、その後の勉強態度に大きな差が出ます。
勉強することは本来楽しいことなのです。勉強はしんどいけれども、しかしだなぁ
という論点は間違っていると僕は思ってる。知識欲を持っている我々からすれば、
勉強してエラクなるというのは、本来ハッピーなことなのだ。
だからこそ教壇に立つ我々教員が持っておかねばならないアティテュードがある。
まして評価には入れないということになっている小学校英語で、英語嫌いを作る
なんて意味がない。「もっと英語を勉強したい」と思わせてナンボじゃないか。
もう一度官僚のエライ人たちには議論をお願いしたいな。