KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2011年1月

kimutatsu

莫妄想

Posted on: 2011年1月17日(月) 17:36

  

 

 

 

 

 

   
先日の高校サッカー全国大会で準優勝に輝いた京都府立久御山高等学校
の生徒たちです。改めまして、準優勝おめでとう!

それとH先生にお聞きしているけど、『ユメタン』もかなり頑張ってるらしいね。
素晴らしい。文武両道と簡単に言うが、まさに「行うは難し」やと思います。

全員が1回で合格するというのは、うちの生徒たちでもほとんどありません。
これからも頑張ってください。写真を送ってくださって、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

  
さて、センター試験が終わりました。うちの生徒たちも午後から登校し、自己採
点の結果をPCに入力しては帰っていきました。お疲れさまでした。

英語だけ担当の先生に教えてもらったのですが、平均点はだいたい180点と
いうことですから、高3生は頑張ったんやなと思っています。

野球部の生徒たち何人かに聞きましたが、できた人もいればそうでない人もい
るのは当然で、ただ「こけた」と言ってる人も表情が明るかったので良しとしよう。

次は40日ほどあきますが、いよいよ2月25日26日に入試本番があります。

センターの持ち点が高い人は安心せず、低い人は逆転を信じて頑張るしかない。
以前の卒業生(現在は東大生)がこういうことを言っていました。

 

東大模試のA判定って、最後まで必死に闘ったら合格するでっていう意味やった
んですね。前期で落ちた時に目が覚めました。

 

彼は秋の東大模試でいずれもA判定で、センター試験も90%以上をクリアしてい
たので、前期合格は確実だと思われていました。

本人はセンター試験の後にグラウンドに来ては、後輩たちにノック等していました。
我々も「気分転換になるならいいかな」と油断していたかもしれません。

ところが不合格!

後期で合格したのですが、報告に来てくれた際に、僕に「後輩に伝えてほしい」と
残してくれたのが上の言葉でした。

良かった人は安心せずに頑張る。悪かった人は逆転すべく頑張る。

いずれも済んでしまったことは忘れて、今できることに全力を尽くす!ということに
結局は変わりないということですね。

今日のブログのタイトルは莫妄想です。これ、禅の言葉でしてね。「まくもうぞう」
と読みます。

肉体や心の欲望、未来への不安、過去への執着など、我々の心を曇らせる最大
の原因が妄想であり、そんなことは考えずに今できることを一所懸命にやろうぜと
いう意味で、唐代の無業禅師は「莫妄想」と唱えたということです。

受験生も、今こそこの「莫妄想」の姿勢で入学試験本番に向かいましょうね。

 


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センター試験の英語を見て

Posted on: 2011年1月15日(土) 22:14

 

 

 

 

 

 

 

 

  
センターの英語の問題見ましたが、昨年と出題パターンが全く同じでしたね。
リスニングもちょっと変わったけど、それほど大きい変化はなかったなぁ。

と言いつつ、あの程度の変化でも「出題傾向が変わったやんけ!」って大騒
ぎする人たちもいてはるんやろうな。

リスニングほど聞ける人と聞けない人に差が出る分野もないと思う。それは
僕自身が34歳まで全く英語が聞けなかった人間なので、非常によくわかる。

聞けない人間にとってはちょっとした出題パターンの変化についていけない。
要するに力がないので、しょんべんカーブみたいな変化球でも空振りする。

チーン:*:・( ̄∀ ̄)・:*:チーン

聞ける人にとっては会話とモノローグのパターンが同じであれば、ちょっとした
出題傾向なんてまったく気にならないものです。

英語に関しては筆記は平均点アップ、リスニングは横ばいかややダウンかな。
リスニングのスクリプトを見た限りでは昨年並みやとは思うけど。

明日は理系の教科ですね。受験生諸君は頑張ろう!

 


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センター試験、いつもどおり頑張れよ!

Posted on: 2011年1月14日(金) 22:49

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよセンター試験ですね。受験生、最後までジタバタしようね(笑)。
前日は勉強しないでゆっくりしろなんて書いてあるモノもあるけど、ゆっくりし
てしまって結果が良くなかったら悔いが残るから思いどおりに過ごそうぜ。

当日は決められた時間より早く行って、構内を散歩するぐらいが丁度いいよ。

それからリスニング対策で、ipodみたいなのに英語を入れたのを聞いていく
ほうがいいと思う。英語に耳が慣れるまで時間がかかるはずやからな。

何よりも大事なことは・・・

 
俺が(私が)失敗するわけないやんっていうメンタリティーを持つことやな。

 
僕らの脳みそってのは、自分が思ったことが実現するように働くらしいので、
やとすれば成功するイメージをいかにこびり付かせるかが大事なんや。

君は絶対に成功する。失敗したらどうする?いや、失敗しない。一所懸命に
本当に頑張ってきたんやろ?だから成功する。心配は無用。

というわけで明日と明後日は僕は灘中学校の入試があるので学校にいます
が、皆さんの成功を神戸から祈っています。頑張ってください!

 
(追記)昨年のNHKのニュースでセンター試験実施のニュースが放送
     されたとき、その会場の多くの受験生が手に『ユメタン』の赤を
     持っていたので、とっても感激していた木村です。

 


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概要把握力を見る設問を増やしては?

Posted on: 2011年1月13日(木) 7:35

 

 

 

 

 

 

  
僕らが受験生だった頃から、否、もっと前から、入試の定番になってるのが
穴埋め問題でして、センター試験を含め、いろんな形で出されていますね。

でも昨年ピーターセン先生と作った本には1問も作っていません。

だってrealisticallyに考えて、英語を使う場面で穴埋めになっている文章を
何らかの理由で完成させるというシーンはないですよねぇ。

穴埋め問題って、設問を作る側からすれば作りやすいんですよ。

センター試験が近づいてきましたが、英語の設問に関する提言があります。
それはせめて読解問題に、概要を掴む問題を増やしてほしいということです。

例えば海外から英語のメールがB社Y君届いたとします。上司のK氏がY君
に尋ねるわけです。「おい、向こうは何て言ってきてるの?」と。

Y君はその文章を自分なりに要約して、「えっと要するにもうちょっと打ち合わ
せをしてから契約したいと言ってますね」なんて答えるわけです。

まさかそこでY君が「ちょっと待ってください。構造分析してます」なんて答え
たりしたら爆笑です。「お前、構造分析しないと英語が読めないのかよ!」と。

それにいくら全部和訳ができたとしても、一瞬で上司に返答ができないと、
こいつ英語でけへん奴やなと思われて、社内的にはチーンです。

チーンの意味わかるね?

実際のところ、センター試験でも問6で概要を掴む設問は出てるのですが、
その前の段階で発音アクセントや整序などを解かせるのであれば、もっと
たくさんの文章を出して、概要を掴む力があるかどうかを問うのもいいかと。

というわけで、僕がセンター試験を作るなら、最初のこまごました知識の設
問を減らし、文中に空所を作って穴埋めさせる問題がありますが、あの形で
概要を把握する問題を3~5問出すのになぁと思っています。

ちなみに・・・

東大の入試の場合、問1のAとBはいずれも概要を把握しているかどうか、
大意要約やパラグラフ整序をさせながら見ているわけです。

あれは細かい読みよりも概要が取れているかどうかを見てるのです。

英語にせよ日本語にせよ、文章を読む際に一番大事なことは、「この筆者、
いったい何を言うとんねん?」を理解することなのですから、東大の入試で
概要を把握する問題が一番最初に来ているのは素晴らしいと思っています。

 


kimutatsu

青春のあるべき姿に感動

Posted on: 2011年1月11日(火) 18:53

 

 

 

 

 

 

 

 

京都府立久御山高等学校の生徒たちです。国立競技場、試合前に久御山
高校のH先生が撮影して送ってくれました。

昨日のサッカー決勝、滝川二VS久御山の試合ですが、僕はサッカーをよく
知らないのですが、それでもかなり感動しました。テレビの前で。

残り10分を切ってからの久御山の粘りは凄かったですね。

久御山って体育科があるらしいですが、実際、普通科や進学コースの生徒
たちもたくさん活躍しているということです。

学校によっては文武両道と言いながら、文のコースと武のコースに分けて
いるところもありますが、そうじゃなくて同じ人間で文武両道を目指している
ということですね。

滝川二高は追い上げられて、キャプテン曰く「心臓がバクバクした」そうです。
野球で言えば9回2アウトで「勝った」と思ったら連打を浴びた感じですかね。

どちらの学校の選手たちも、素晴らしい試合をありがとうございました。

久御山高校の選手たちは『ユメタン』の試験がありますね(笑)。先生方の
ご指導にしたがって、勉強のほうでも夢を叶えてください。

いや、いい試合でした。まさに青春のあるべき姿に感動した。

それに加えて・・・

国立にも『ユメタン』を持っていって、行き帰りのバスの中などで勉強してい
たという生徒たちも素晴らしい。

結局、野球やサッカーを頑張るのだけが「青春のあるべき姿」なのではない
のだ。勉強だって重要なファクターなのだ。

甲子園目指すのも、国立目指すのも、花園目指すのも、志望大学目指すの
も全て「青春のあるべき姿」やねん。

みんな、がんばってほしいな。子どもたち、頑張れ!

 


kimutatsu

北海道札幌西高等学校にて

Posted on: 2011年1月10日(月) 18:11

 

 

 

 

 

 

12月から『ユメタン』の小テストを始めるにあたり、僕から生徒たちへの手紙
と『蛍雪時代』から写真を切り抜いて掲示しました!とメールをくださったのは
北海道札幌西高等学校の島田先生です。

 

 

 

 

 

 

  
こんな感じで僕からの手紙と写真を掲示板に貼りつけていただいて、生徒たち
がそれを読んでいるということでした。

生徒諸君、頑張ってな!週50語ずつらしいから軽いな。小テスト、不合格にな
るなよ(笑)負け癖がついてしまわないようにしないとあかんよ。

札幌西高校に限らず、北海道で『ユメタン』を使ってくださっている中・高等学校
は非常に多いのですが、また今年も夏にセミナーしたいと思っています。

島田先生、ありがとうございました!

英語学習の基礎は「単語力を徹底的に付ける」です。単語力がない生徒は残
念ながら、読解のみならずリスニングも英作文も何も上達しません。

しっかり頑張りましょう!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

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センター英語作問委員の方々へ

Posted on: 2011年1月10日(月) 11:13

 

 

 

 

 

 

 

 

  
僕はセンター試験なんて廃止しようぜと思ってるサイドなのです。実質的に
センター試験が良ければ合格できる大学ばかりになってしまったから。

本当にこの国の力をもっと強くしようとするんだったら、つまり子どもたちをさ
らに鍛えて、ブレインを増やすってんだったら、センター試験は廃止すべき。

ただ、センター試験の問題自体は、英語に関してはそれほど悪くはない。

昔の、重箱の隅をつつくような変な問題が減ったし、読む量をできるだけ増や
そうとしてる姿勢もいいんじゃないかと思っているのです。

が、センター試験を作っている委員の先生方にご提案したいのは2点。

1つは発音アクセント系の問題はもう要らないんじゃないの?ってこと。

リスニングが導入されて、発音やアクセントをある程度知っておかないとリス
ニングでは高得点が取れないはずやし、逆にリスニングがあるのに、わざわ
ざwritten formでの発音アクセントの問題を作る意味がわからない。

もう1つはせっかくAll Englishの標榜を掲げたのだから、試験の設問文とか
指示などもすべて英語で行えばどうかということです。

もちろんリスニングの最初の説明や途中の指示なども全て英語で行う。

もしかしたら今年からそうなってるのかな。そうやとすれば評価したいなぁと。
そりゃ受験生にとっては大変やろうけど、大変なほうがいいよ。

本当に勉強している人こそ高得点が取れる試験がいいなと思っています。

そのために単なる知識だけで解ける発音アクセント問題とか、英語の問題な
のに指示が日本語とか、そういうのをなくしてはどうかと思います。

それと英語の設問の種類に関してですが・・・これはまた夜にでも書きます。

 


kimutatsu

東大・京大レベル増刷御礼

Posted on: 2011年1月8日(土) 22:17

 

 

 

 

 

  

 

 

  
『ユメタン』の③東大・京大レベルが増刷になったそうです。ありがとうござい
ます。感謝申し上げます。

が・・・

この本、僕は生徒たちに「北米レベル」って言ってる。

このレベルまでやってCNNなどを聞いてもらったら、たぶんほとんど理解でき
ると思うし、ハーバード大とか狙うなら、これをやってくれと言ってるのです。

実際、本の名前は東大・京大レベルってことにしてあるけど、ここまで難しい
のは受験ではほとんど問われない。

無論、自分の語彙として持っておくと、表現が豊かになるのは言うまでもない。

自分の生徒たちには、東大や京大レベルで英語力をストップしてほしくないの
で、やってもらいたいなとは思うが、受験だけならむしろ『ユメタン』②までをしっ
かりとやったほうがいい。②までちゃんとやればどの大学も大丈夫。

その点では英語に対して意識の高い人が③をやればいい。

こういう言葉でも知っておきたい人がやればいいのです。

日本人でもそう。僕はことわざが好きで詳しいねんけど、例えば「頂く物は夏も
小袖」という言葉がある。知っていますか?

これはたぶん受験には出ないかもしれぬ。

しかし要らないプレゼントを人から貰ったときに「まぁ昔っから頂く物は夏も小袖
なんて言うし、取っておくかな」なんて感じで使えれば、表現が豊かになる。

単語や諺、フレーズの勉強ってのは、こうやって自分の表現を豊かにするため
にやるのだ。とすれば、受験に必要ないから単語を覚えないってのは不毛だ。

・・・と思って、この「東大・京大レベル」を作ったんですね。

でもまさか「北米レベル」なんてネーミングにするわけにいかず、アルクの方々
の勧めにしたがって「東大・京大レベル」にしたのです。

その『ユメタン』東大・京大レベルが増刷になったのは、とても嬉しく思います。

勉強を頑張っている皆さん、何より単語の力をどんどん付けましょう。単語力が
付くにしたがって英語力全体がどんどん伸びていきます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

関西の先生方とともに

Posted on: 2011年1月8日(土) 21:13

 

 

 

 

 

 

  
 

 

 

 

 

 

   
チームキムタツ関西支部の先生方によるセミナーと新年会が行われ、僕も
参加してきました。上の写真はちょっと早い誕生日ケーキを頂いたシーン。

ありがとうございましたm(_ _)m

関西の先生方と言っても、丸山クンとか樋口クンとか前田クンとか濵﨑さん
とか金沢の吉田さんとかもいらっしゃっていた。

セミナーではホームルームの教師塾とリスニング授業法をやりました。

飲み会はいつもどおりのこんなことに・・・

 

 

 

 

 

 

  
 

 

 

 

 

 

  
そんなわけでかなり盛り上がりました。また今年もこういう元気な先生方と
一緒に盛り上がれたらいいなと思っています。

今日から学校が始まって、始業式でした。

明日は東京日帰りで、ちょっとあるDVDの収録を行います。来週火曜日は
冬休みの宿題考査です。

今回の範囲は『英語長文速読特訓ゼミ』基礎レベル編の1~10の暗唱で、
暗唱(というか暗写)していないと、たぶん0点になると思う。

生徒たち、頑張ってるかな。頑張ってないと0点になるし、部分点もヘッタク
レもないので、ここを見てる灘校生は是非とも頑張ってもらいたい。

さて、いよいよ三学期。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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HR教師塾&リスニング授業法

Posted on: 2011年1月4日(火) 0:09

 

 

 

 

 

 

  
今日はチームキムタツの先生方で勉強会を行います。関西支部の勉強会
及び新年会・・・と言っても関西以外からもたくさんいらっしゃる。

たくさんの先生方がまたこうして元旦から集まるのはええことやな。

他の日にしてほしいというリクエストもあったんやけど、どの日にしても都合
が悪い先生が出てくるので、致し方なく僕個人の都合に合わせました。

ご了承ください。

ベネッセの大阪のセミナーで知り合った先生方も多数参加される。

うーむ、いとうれし。

東京に比べると大阪はあまりこういう会に積極的ではなく、人情の町といえ
ば大阪と言われていますが、実際にはそうでもない。

教員の研修に関していえば、東京や博多のほうが人同士のつながりを大事
にするという傾向が、かなり昔からあったと聞いております。

僕のセミナーでも、たとえば終わってからの懇親会に最も熱心なのは東京と
博多かなぁ。大阪はむしろ少なくて、「え?大阪なのに?」な感じなのです。

以前、大阪の懇親会で冨田先生ともそういう話をしてたんやけどさ。

ところがこうしてやっと最近は大阪の先生方も多数集まってこられるようにな
ってきたのは非常にええことやなと思ってるのですよ。

 

 

 

 

 

 

今日は僕がリスニングの授業法というセミナーをやらせていただくのですが
それだけだと面白くないので、それに先立って即席の教師塾を行います。

といってもいつもの英語教師塾ではなく、ホームルームの教師塾。

昨年暮れの博多の会でも即興でやりました。

「近所のマクドから苦情があり、生徒たちが下校時にたむろしてるということな
ので、HRで指導してください」と言われたと仮定します。

そしてそれぞれのクラス担任が自分のHRに行くと。そこで生徒たちにどういう
リズムでどういう話をするのかをテーマにした教師塾ですね。

今回はもちろんマクドではなく、ちょっとテーマを変えてやってみようかなぁと。
大事なのは「語り」の部分ですよね。根本的指導力が問われる。

どんな雰囲気を作るのか、どういうふうに生徒たちに語るのかは先生個人の
裁量に任されるのがホームルームなはずです。

そこに1組は1組なりの、2組は2組なりのカラーが生まれてくるのです。

言うなれば「担任力」ですね。

担任力が低いと、つまり根本的に生徒指導力が低いと、授業だってなかなか
上手くいきません。いくらストラテジーが正しくったって。

その点で今日のホームルーム版の教師塾を楽しみにしている木村なのです。

結局、70名近くの方々が参加されるとのこと。その中から5名程度の先生を
指名して、即興でホームルームをやってもらおうと考えております。

 


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