高校入試が終わり、合格発表の日に近大和歌山の三原先生が、和歌山で
懇親会をしようというので、行ってきました。車ですっ飛ばしてきました。
単に飲んでるだけではツマラナイので、最終的にはどうやって英語教育を行
うのかという議題でディスカッションを行ったりもしまして。
飲みすぎて倒れた人も若干名いたみたいやけど、楽しく過ごしました。
翌日は三重へとロングドライブ。約270キロかけて、第2京阪→京滋バイパ
ス→名神→新名神→伊勢自動車道をとおって牛肉で有名な松阪へ。
着いた日はしゃぶしゃぶをいただいて、のんびりしました。
14日は灘校が入試の代休でお休みだったので、三重中学校・高等学校へ
行って、東京のセミナーに参加されたり灘に授業見学にいらっしゃったりして、
すっかりチームキムタツのコアメンバーになっておられる田中先生の授業を
拝見させていただきました。
以前、彼女とメールをしていたときにお願いすると、それなら中1生徒たちに
講演をしてもらえませんかということだったので、もちろんOKしたのです。
授業は本当良かったなぁ。特に動詞の不規則変化を覚えさせるのに、普通
は教科書の後ろにある一覧表なんかを使うと思うんですね。
彼女は『ユメタンゼロ』のCDを極めて上手く使っておられて、あぁこれは次に
僕が中1を持ったら絶対に盗ませてもらおうと思いながら見ていました。
CDはこのように流れます。
「~をとる (短いポーズ) take took taken」「~を書く(短いポーズ)write
wrote written」っていう感じです。
この短いポーズの間に生徒たちは大きい声でCDより早くtake-took-taken
と叫ぶ。つまり「~をとる」を聞いたらtakeだなと判断し、その瞬間に活用まで
発声させていらっしゃったというわけです。
こうすれば意味も単語も活用も全部覚えられますよね。頭いいなぁ。クイック
レスポンスこそ単語学習の命です。中1から鍛えられてる田中先生の生徒た
ちはきっと単語の達人になることだろう。
授業の後、三重中・高のホールに移って50分間の講演を行いましたけれど
も、例によってというか何というか、爆笑につぐ爆笑で、気分良く話をすること
ができました。生徒諸君、ありがとう。
非常に聞く姿勢が良くて、とっても話しやすかったです。
講演って話者と聴衆が一体にならないと成功しないよね。聴衆が笑うべきと
ころで適切に笑ってくれるから、リラックスしたいい講演になるのだ。
中1が相手ということで、堅い話は抜きにして、どうやって勉強すれば成績が
最終的に伸びるかということと、メンタル面でどういう心持ちでいなければなら
ないのかという話をさせていただきました。
田中先生をはじめ、たくさんの先生方、本当にお世話になりました。ありがと
うございました。楽しかった。また遊びに行ってもいいですか。行きますね。
終わってから控え室として使わせていただいていた校長室に多くの生徒たち
が『ユメタン』片手に集まってきて、サインをひとりずつさせていただきました。
帰りは豪雪の中でのドライブになって怖かったですが、いい気分で帰ることが
できました。ありがとうございました。
授業見学をさせていただいた上に講演までさせていただいて、感無量です。
和歌山でも三重でもいい出逢いがありました。皆さんに感謝しております。