主将のお父さんから合宿の写真が送られてきました。いまだに合宿の影響
が選手たちの体に、すなわち投手の肩が痛いとか、野手の太腿が痛いとか
いう形で、及んでおります。
ま、要するに平素からの鍛え方が足りんということだ。
土煙の中を変な格好をして歩いているのは灘の生徒たちですが、こうやって
足腰を鍛えるわけです。単に走るだけでは飽きるので。
基礎トレってのは何よりも大事で、強いチームってのは早い話、キャッチボー
ルが上手いんですな。まじで。
うちはキャッチボールのミスが多すぎるんです。いわゆる「送球ミス」です。
何ごともそうですが、そういう基礎トレこそ大事なのに、まぁ90%ぐらいできる
ようになればいいかと考えがちです。
基礎的なことは100%できるようになることです。そうすれば試合や試験では
ミスしても80%ぐらいの力は出せます。
基礎トレーニングで90%だったら試合や試験では60~70%ぐらいの力しか
出せず、つまり30~40%ぐらいのミスをすることになりますねん。
当日の緊張感とかがミスの原因となるんでしょうけど。
その点で90%で満足する指導者に習っている生徒と、100%でないと許し
てくれない指導者に習っている生徒とでは差が出るのは当然です。
生徒にもよるんですけど、本当に上のレベルで勝とうと思ったら、少なくとも
基礎に関しては100%を目指さないとあきませんわ。
生徒や選手は90%でも「まぁだいたいこんなもんでええかな」と思うもんです
けれども、指導するサイドこそ「悪魔」だの「鬼畜」だの言われても、こだわりを
持って生徒たちに臨むべきではないかなと思っています。
あくまでも上のレベルを狙うなら、ですけど。
今日から授業が始まりました。今年の目標は「リスニング力を伸ばすこと」だと
生徒たちに言いました。その理由も説明しました。
リスニング力を伸ばす学習をちゃんとしていたら、リーディングやライティングや
スピーキング力をも伸ばせますねん。高1終了時点で進研で55ぐらいもあれば
東大を含めた難関大学は普通に狙える。
60もあれば東大や一橋大や京大は余裕で狙える。
高1終了時でも、あと2年もあるんやから。
方法は大事ですが、それより大事なのは「基礎こそ100%」という姿勢だと僕
は確信しています。僕はリスニングが苦手だったからこそ確信を持って言える。
だから今年は今まで以上に「悪魔」であり「鬼畜」であろうと思っています。
東大に合格するぐらいはそれほど難しくはないけど、さらにその上のレベルを
生徒たちに見せてやりたいと思っているのです。
武器は・・・
1.『ユメタン』②まで。ただし条件はCDを使って覚えること。
2.『デュアルスコープ』と文法の教科書
3.リスニング用のテキストと英文解釈用テキスト
4.英語の検定教科書
これだけあれば十分です。高2の終わりまでに受験英語に関してはだいたい
終わろうと思っています。今年、リスニングを高められたら、彼らの受験におけ
る英語での成功は確実になるやろうな。
で、高3では受験のことはもちろんやりますが、それにプラスして実践的英語
力をも付けてあげたいなと思っています。
というわけで、生徒たち、頑張りたまえ。今まで英語があかんかった生徒たち、
心配せずに、私を信じて単語と文法とリスニングをひたすらやりなされ。