旺文社の荒川さんとひさびさに電話でTALKをした。『速読特訓ゼミ』が売れて
いまして!と明るい声で。そうか、それは良かった。ありがたいこっちゃなぁ。
啓林館の廣田さんと先般喋ったときも、『リスニングボックス』がこの1年で○万
部を突破しました!と。そうか、なるほど、それは嬉しい。
アルクの石川君から『ユメタン』が前年度対比で○○○%の売り上げです!との
こと。ふむふむ、それはきっとセミナーに参加された先生方のお陰やなぁ。
なんか景気がいい声ばかり聞こえてきて、著者としては嬉しい限りなのだけれ
ども、こういうときにこそフンドシを締めなおさねばならぬ。
いろんな先生方からの声を聞いて、ここまで40冊ほど書いてきたのです。それ
はとっても自分にとって嬉しいことやったし、売れてない本も含めて、どれも我が
子のように可愛いものだ。
一部の予備校の先生と喋っていて、うーん、その本を書いてもきっと売れんやろ
うなと思うことが多いのは、大学の先生や予備校の先生にはわからない、教室
での使い方にはまっていないからだと思う。
僕の場合はラッキーなことに、全国の学校に1000人を超える知り合いがいて
進学校からそうでない学校まで、多くの声を聞くことができてるのが、そのまま
リサーチという形になっている。それは本当にラッキーなことだ。
だけど僕ばかりいいとこ取りするのはどうかと思うので、今秋ぐらいから若手の
先生方で僕を師匠と仰ぐ人たちに本を出してもらうことになってる。
自分の中で決めているのは今のところ4冊。
東京の2人の先生、京都の先生、鹿児島の先生。
東京の2人のはすでに書き始めて、原稿も届き始めてる。あと2冊に関しては
まだ企画書段階なので、これから詰めていく。
彼ら以外にも企画書を書いた先生については、支援していこうと思ってるのだ。
最終的に、僕の肉体が滅びた後になっても、『夢をかなえるシリーズ』であった
り「チームキムタツシリーズ」であったりする、若い先生方による本が書店さん
にたくさん置かれている状態を作りたいなと思ってる。
出る杭は打たれる。そんなのは当然のことだ。だけど出る杭になって、打たれ、
ネットで叩かれてこそ、強くなって、さらに大きくなっていくのだ。
そういう若い先生がどんどん出てくればいいなと願ってる。
僕の書いた本がそういった先生方の本のせいで売れなくなってしまうぐらい、凄
い本を出す先生がどんどん出てくればいいなと願ってる。
そのために僕自身が自分に厳しくあらねばならないし、基本に忠実に、積極的な
考えを持って前進していかねばならぬ。保守的ではツマラナイ。