KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2011年9月

kimutatsu

金沢・博多でセミナーを行います

Posted on: 2011年9月8日(木) 23:20

 

 

 

 

 

 
さて、10月に博多と金沢でセミナーを行いますので、それの告知です。

とは言いましても、実は博多のほうは、募集をかけてから1週間かそこらで相当
多くの先生方がお申し込みになりまして、残りの席がかなり少なくなっています。

まだお申し込みでない先生方は早い目にお申し込みください。

●金沢セミナー
タイトル:英語の総合力を鍛える方法~単語力アップとリスニングの指導を通じて~
日時  :10月15日(土)14時半~18時
場所  :星稜高等学校
講師  :木村達哉
お申し込みはこちらからお願いいたします。

●博多セミナー
タイトル:英語を定着させる「リーディング・リスニング指導」とその実践例
日時  :10月23日(日)13時~18時
場所  :西南学院大学
講師  :石黒文雅先生(筑陽学園中・高)
       丸山 晃先生(ラサール中・高)
       田中十督先生(西南学院中・高)
       木村達哉   (灘中・高)
お申し込みはこちらからお願いいたします。

金沢は野球の松井選手やサッカーの本田選手を輩出した星稜高をお借りします。
星稜高では『ユメタン』を全面的に使ってくださっていて、そのご縁でセミナーを開
催できる運びとなりました。

博多は西南学院大学をお借りして行います。これは大阪のセミナーに引き続いて
石黒御大と、さらにラサール丸山君、西南の十督君と一緒に行います。

まだお申し込みでない先生はお急ぎ下さい。特に博多は100名定員ですが、もう
かなり埋まっているので。しかし九州は毎年動きが相当速いですね。

 


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2学期の授業が始まった

Posted on: 2011年9月8日(木) 22:59

 

 

 

 

 

 

 

 

 
授業が始まって1週間が経った。結局、なんだかんだと考えた後に、リーディング
の教科書の文章を東大や阪大や京大タイプにリメイクして使っているのです。

ふむ、なかなかよろしい。

教科書の文章も結構いいですねとある生徒。

ただ漫然と上から読みおろし、訳しおろして授業をすると面白くないので、いろいろ
考えた挙句、国公立大学二次試験を意識して授業をすることにした。

月曜日の授業はオリエンテーションにして、今後の指導計画を説明。

生徒に配布したプリントの内容を簡単にアップすると以下のようになる。

********************

1.速読力と精読力および語彙力を鍛える。スラッシュを引きながらでないと
  読めないとか、構造分析をしながらでないと読めないとかいう習慣が身に
  ついてしまった人は気をつけないと速読できなくなる。

2.読書習慣のない生徒は伸びない。大学には本を読みにいくのだという意識
  が必要だ。本を読めない生徒は英語も伸びない。できるだけ読書をせよ。

3.ノート(A4サイズ)を用意しなさい。ルースリーフは禁止する。

4.教科書は暗唱しない。リスニングと英文解釈の教材を使って暗唱を行う。
  ただし音読は重視する。どうして音読や暗唱をするのか考えよ。

5.4月から引き続いて、リスニングのディクテーションを行う。

6.単語の暗記は主体的に行うこと。無論、週1で試験はする。『ユメタン』②
  に進んでいる生徒はどんどん潰していきなさい。その際、必ずCDを用い
  て覚えないと、リスニング力が退行しくので気をつけよ。

7.電子辞書のワークショップを来週月曜日に行う。その後は電子辞書の使用
  を全面的に認める。電子辞書の使い方を誤ると英語力が停滞してしまうので
  注意せよ。

********************

ここまではかなり順調に来ていて、今のままで行くと高3でやることがなくなってし
まう。高3では入試演習をやる予定が、すでに始めちった。

学年でも英語がトップレベルの生徒が「英語は塾に行ってないのですが大丈夫で
すかね」と聞いてきた。塾が云々というレベルではない。ここからは多読多聴だ。

人より多く英語を読んで聞いた人が上にいく。そのシステムは月曜日に説明した。
さらに学校の近辺の文具屋さんからA4のノートが消えた。

これからいよいよ始まりますねん。2年半の壮大なる多読の旅が。

ただしまだ単語力が追いついてないので、『ユメタン』②までは早く終わらせたい。
そうすると一気に読めるし聞ける状態がやってくる。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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徳島からのメール

Posted on: 2011年9月6日(火) 22:51

 

 

 

 

 

 

 
これは徳島県立徳島北高校の文化祭で、あるクラスが作ったTシャツのイラスト
部分を拡大した写真なんですけどね。

和泉先生が送ってくれました。

********************

先週末と今日で文化祭、体育祭が行われまして、私のHRの生徒がユメタンを
モチーフにTシャツをデザイン(夢→DREAM、タン→舌)し、それを着用して楽し
く終えることができました。

********************

なるほど、だから舌を出してるんやな。さらに和泉先生のメールは続きます。

********************

ユメタンをモチーフにするというアイディアは生徒主導でして、私自身ユメタンとい
う存在が生徒にとても深く浸透している姿を感じることができ、明後日からまた、
単語テスト等でいたぶってやろうと思っています!!

********************

こういうのって教員は嬉しいんよね。教員主導で行われるんじゃなく、生徒たちが
主体的に動く文化祭や体育祭ってのは本当にいいと思う。

なにかにつけ、教員が「これはダメ、あれをやれ、こうしろ」と動いてばかりいるのは、
事情が許さない学校もあるんでしょうけど、やはり学校の主役は生徒たちであって
ほしいなと願ってる。だから和泉先生の嬉しさは手に取るようにわかる。

 

 

 

 

 

 

(徳島北高等学校の和泉先生の生徒たち)

最後に和泉先生からのメールを。

********************

写真を撮りましたので添付しています。生徒達はユメタンのおかげで日本語から
英語へのクイックレスポンスが恐ろしくできるようになってます!!

本当にいい勉強ができてると感じています。ありがとうございます。

あと、Tシャツが1枚手元にありますので、先生宅に送らせていただきます。
よかったら、お使いください。

*********************

こちらこそありがとうございます。本当に感謝しています。ありがとう。ありがとう。
生徒の皆さん、単語の勉強は英語学習の最も重要な基本です。

なにかと大変でしょうし、和泉先生も僕に負けず劣らず厳しいと思いますけれども
将来の自分の姿を見据えて頑張ってください。

こういう声を届けていただけるのは嬉しいものです。また機会を見つけて徳島北高
校に行きたいなと思います。和泉先生、宜しくお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

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友からのメール

Posted on: 2011年9月4日(日) 22:21

 

 

 

 

 

 

 

 

  
久しぶりに大学時代のバンド仲間からメールがあって、久々に当時の後輩たち
2人に会ったと書かれてあった。

その2人のうちのひとり、ベースをやっていたK君は有名大学の大学教授になっ
てるらしい。会計監査論ってのを教えてると。

大学時代のチンピラっぽい風貌はそのままやけど、かなりの変わり様とのこと。

大学教授がエライとは思わんが、しかし・・・あのKがなぁ。

もう片方のボーカルのM君はいまや会社の社長とな。

2人とも木村に会いたがってたぞと書いてあったので、また東京に行くときには
その後輩たちに会えたらええな。

みな大学では授業はツマランといってバンドばかりやっていたダメ学生やったが、
あれから25年ほど経って、えらい頑張ってるんやな。

俺も頑張ろう。

と思ってたらまた高1生徒からメールが。最近は人生相談的なメールが多いなぁ。
さすがにそろそろ人生を真面目に考え出したか。

じっくり考えて返事を書こう。こいつらとはあと2年半の付き合いじゃなくて、一生の
付き合いになるからな。適当な返事は書けん。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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英語は英語で頑張るとして

Posted on: 2011年9月3日(土) 9:38

 

 

 

 

 

 

(北海道札幌東高校にて)

台風がもうそろそろ四国上陸やな。皆さん、気をつけてください。台風のたんびに
「川を見に行った人が流された」というニュースが流れ、悲しい気分になる。

なんで見に行くねん?

この前書いたと思うが、学年でも英語トップの生徒と話をした。東大やハーバード
の連中と話をしたが、英語が通じなかったとのこと。

当たり前やがな、あんたまだ英語を始めて3年ちょっとやで。

というわけで、意識も高い生徒でEnglish Journalを定期購読することにしたと!
あんた、まだ高1やで。

とはいえ、僕も連載させてもらってる関係で、それじゃあ一緒にEJで勉強しよう!
ということになりました。乗ってくる生徒が他にいればそれはそれでいい。

もしかしたらEJを読むサークルができるかもしれぬ。それまたOK。

今のままでいって高3まで行けばどの程度の英語力になりますかねと聞くから
北米レベルまでは行きたいんよねと答えるとかなり安心した様子。

学校では『ユメタン』①(センター試験レベル)をやってるけど、本人は②(国公立
大学二次試験レベル)まで進んでいるとのこと。よかよか。

最終的には③(東大・京大レベル)までやれば、アメリカの大学に進んだとしても
充分やっていけるだけの英語力が付く。

本人もそこまでは最低でもやりたいと。

東大レベルでストップするのは面白くないし、入学後のほうがよほど大事やしね。

こっちはそのつもりで6年間のシラバス(指導計画)を立ててるし、テキトーにやっ
ているわけではないので安心したまえ。

 

 

 

 

 

 

(帝塚山中学校の生徒たち)

それと英語はあくまでもツールでしかないので、逆に「何を伝えるか」の部分の
ほうが大事なわけですな。

英語はノコギリみたいなもんで、ノコギリは使いながら上手くなって行くんやけど
大事なのは「ノコギリが使えるようになった」ことではない。

ノコギリで何を作るかや。

ノコギリが使えるようになっても、それで終わったのでは笑い話にしかならへんわな。
ノコギリやらカナヅチやらいっぱい使って、何を作るかが問題なんや。

なので英語は英語として頑張るとして、英語を使ってどういう方向に進んでいくかと
いうことを考えるべきで、そのためには今は1方向に限定するのではなく、様々なこ
とにチャレンジしてもらいたいと思ってる。

先般の始業式で物理オリンピックや数学オリンピックの表彰があったが、それ自体
ものすごく凄いことなんやろうけど、例えば物理オリンピックの生徒が翌年に化学や
数学オリンピックでもメダルを取ろうと考えることって凄いことやと思うなぁ。

以前教えた生徒で「物理でメダルを獲得したので、来年は化学を狙います」と言った
生徒たちがいて、大したもんやなと思ったものだ。

「今はやりたいことが見つからない」からこそ、いろんなことに挑戦しないとあかん。

まだだって16歳とか17歳で、大した大人になれるかどうかなんて誰にもわからんし
今のうちにいろんな方面に種をまいておく人のほうが強いわなぁ。

東大に入っても英語もできん、専門も人並みっていうのでは、どもならん。就職のた
めに東大に行くのなら、そんなナンセンスなことはあれへん。

自分を鍛えないと。

英語は道具でしかない。問題は英語を使って飛躍しようとする、その中身のほうや。
EJを使って勉強しながら、他にも多くの本を読んで、今は種まきをしなはれ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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遠藤周作文学館にて

Posted on: 2011年9月2日(金) 18:26

 

 

 

 

 

 

(グラバー園の前にある土産物店です。私じゃないよ。)

長崎といえばさだまさしですね。僕も丸山先生も春奈先生もさだまさしが大好き
でして、中高生の頃はよくさださんの曲をギターを弾きながら歌ったものです。

で、長崎に行く前にいろいろと調べていたのですが、さだまさし以上に木村の魂
をブンブン揺さぶるものを発見したのです。

遠藤周作文学館。

ご存知のとおり、遠藤周作先生は灘の卒業生ですが、それとは関係なく僕は彼
にあこがれて慶応の文学部を受験したぐらいファンなのです。

その記念館が長崎にあると知って、セミナーが終わった翌日に連れていってもら
いました。

でも行く前にすることがあります。それは彼が『沈黙』という小説を書くきっかけに
なった踏み絵を見ることです。以前は十六番館にあったそうなのですが、今は閉
館していて、彼が見た踏み絵がどこにあるかわからないのです。

というわけで、まずは長崎歴史文化博物館へ行って、遠藤先生が見たのとは違
うけれども、実際の踏み絵を見ました。

 

 

 

 

 

 

 
現存する真鍮の踏み絵19枚のうちの1枚です。残念ながらこの1枚しかなかった
のですが、踏み絵を見ることができて大満足でした。

そして30キロほど離れた、外海というところにある遠藤周作文学館へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
いずれも文学館から見える海です。海以外は何もないってぐらい、海です。感動の
あまり声をあげてしまうぐらい美しい海やった。

遠藤周作先生の作品はもう読みつくしていて、何を読んでも再読になってしまうぐら
いなのですが、読めば読むほどに深く、そして人間に対する興味が湧いて出ます。

イライライしているときも「木村よ、そんなことで怒っていると神様に人間の浅さを笑
われてしまうぜ」と言われているような気がして、思わずシャンとします。

 

 

 

 

 

 

 
遠藤先生の書斎に置かれていた机や椅子を目の当たりにし、あるいは彼の系譜と
か若かった頃からお亡くなりになるまでの写真を舐めるように見ては、自分の若か
った頃からの思いをつのらせておりました。

さらには展示されてある自筆の原稿を見ては、人知れず涙を流しておりました。こう
いうのはおそらくAKBに歓声を送るF君やS君とたいして変わらぬかもしれぬ。

小説家なんてのは「大説」を持たない人間だという彼の言葉が好きですが、僕も気
が付いたら人の前でえらそうな顔をして「大説」をぶっていることが多々あります。

小賢しさを捨てることができず、また謙虚さを忘れてしまうこともあります。

なにか遠藤先生に全て見抜かれているような気がして、だけど残りの人生をまた一
生懸命に生きて、彼のようにワクワクしながら少年のままで死にたいと強く思いまし
た。熱くて、だけど静かな気持ちで文学館を後にしました。

 

 

 

 

 

 

 
遠藤周作先生の『悲しみの歌』を読み返しているところですが、またこれを機に彼の
著作を読み返していこうと思っています。

長崎、とても良いところでした。いい思いばかりさせていただきました。

長崎東高校の一ノ瀬先生と遠藤周作先生に、心よりお礼申し上げます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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長崎、そして学校が始まった

Posted on: 2011年9月1日(木) 22:35

 

 

 

 

 

 

  
夏休みが終わりました。この夏休みはホント、生徒たちに負けないように動きに
動いたなぁ。ロンドン→札幌→熊本→大阪→東京→自宅→東京→広島→大阪
→京都→長崎・・・と日本列島を縦断とまではいかないまでも動きました。

先生方対象の「授業力向上ワークショップ」はアルクさんやベネッセさんなどの
協力を得ながら、どのセミナーも満席となりました。感謝感謝です。

月末は長崎に行ってきました。

長崎は56回生の修学旅行で壱岐に行って以来だったが、これが良かった。

先生方、特に長崎東高校の先生方のご協力を得ながら、あっという間の2時間
半でした・・・予定は80分やったけどな・・・

すみません、いつもバカみたいに延長してしまって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベネッセ相武君と大島君と一緒に異常に美味い長崎ちゃんぽんを食べてから、
会場の長崎東高校に向かいました。

会議室は満席状態で、長崎県の他の高校の先生方も多数いらっしゃってた。

 

 

 

 

 

 

僕のワークショップは理論とか何とかよりも、先生方に生徒役になってもらって
授業を受けてもらう形式なんやけど、今回もフーフー言いながら、皆さん頑張っ
てくださいました。ありがとうございました。

英語は喋ったり聞いたりできてナンボです。

東大に合格しても京大に合格しても「喋れないし、聞けないし、部分点狙いの英
作文しかできないし、完全な読解力もない」ような英語力では意味がない。

合格するし、社会で使えるという英語力を身につける授業でなければなりません。

セミナーでは単語の覚え方からリスニングの勉強法に至るまで、いろいろ説明を
させて頂きました。「こうすればよかったのか!」の声を頂戴し、感謝しております。

 

 

 

 

 

 

 
長崎の話はまた書くとして、今日から学校が始まりました。朝、教室へ行き、ま
ずは国際物理オリンピックで金メダルをとったE君にCongratulations!と。

またクラスの生徒たちに囲まれ、ロンドンの話や韓国に行った話、東京大に行っ
た話などをワーーー!っと聞かされました。俺は聖徳太子じゃない(笑)。

よかよか。みんな楽しそうやったな。

英語が学年でもトップクラスの生徒からメールが来ていて(またそれについては
本人の了承があれば書くけど)、さらに英語の勉強がしたいと。

英語だけでなく人間力もアップさせたいので相談に乗ってくれというメール。

よかよか。宿題考査が終わったら職員室に来いとメール。

明日の宿題考査で成績が悪い生徒はまたこれから苦しんでもらうけど、ナントナ
ク多くの生徒たちがいい形で夏休みを過ごしていたような気がします。

僕も頑張ろう。先生方に授業力向上のセミナーをやって、僕が授業下手だったら
笑い話にしかならぬ。月曜日から授業です。明日から準備を怠らずやるべし。

 
(追記)本当はもう国公立大の問題を使って授業ができると思うんやけどなぁ。
     やりたいけど、付いてこれん生徒がまだ20人ぐらいいる気がする。
     もうちょっと基本を繰り返そう。まだまだ時間的には余裕がある。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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