KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2011年11月6日

kimutatsu

英語の授業の目標はやはり・・・

Posted on: 2011年11月6日(日) 23:19

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな新聞記事を見つけましてね。興味深く読ませて頂いた。神戸市立葺合高
の取り組みについて書いてあるんやけど、ここまでやろうとしたら確かにかなりの
準備が必要やなぁと強く思った。

最近、韓国や中国の英語に対する力の入れ具合は半端ない。

日本の高校生の多くが、自分の希望とは裏腹に「大学に入るために英語を勉強
せざるを得なくなっている」状況とは逆に、国際的に通じる人材形成を念頭に置い
て、隣国では英語教育が行われている。

日本では相変わらずCDも何も使わず、否、教える側がどうやってCDを使ったらい
いのかわからずに、単語を目で見て覚えさせ、紙面だけで単語テストを行って・・・

つまりは30年ほど前に僕が受けたのと同じ形で単語の指導が行われている。

日本ではそういう学校が依然として多数派なのです、残念ではあるけど。

発音なんてできなくても大学に合格したらええやんっていう人はまだまだ多くて、
だから残念ではあるけど、生徒たちもCDなどの音声を使わずに単語を覚える。

最終的な目標が大学合格なので、したがって英語は話せなくてもいいのだと言わ
んばかりの教育が日本のいたるところで行われているのが現状なのだ。

とは言え、僕だってどの程度ちゃんとできているのか疑わしいところで、うちの生
徒らが韓国や中国の高校生に混じって、果たしてどの程度コミュニケーションがで
きるやろ。

でも少なくとも、英語の教員の目標が「●●大学○人達成!」みたいなのではな
ぁ・・・それはあまりにも我々の存在意義としては悲しい。

やはり世界に通用する人材を涵養するための我々でありたい。

同意される英語の先生方よ、せめてCD付きの単語集を採用し、そのCDの効果
的な使い方をちゃんと生徒たちに説明できる我々であろうじゃないか。

文や文章がまだ聞きとれなくても、せめて語レベルなら聞きとれる生徒を育てたい
と強く願っている。文や文章がまだ喋れなくても、語なら正確に発音できる生徒を
育てたい。

まずはそこから。

それができたらどんどん文や文章を喋ったり聞いたりできるようにしてやりたい。そ
のためには我々自身が喋れないとあかんし、聞けないとあかん。

そういうこっちゃな。うん、そういうこっちゃ。

 


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