KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2013年7月10日

kimutatsu

ユメジュクを使えばこんなことができる

Posted on: 2013年7月10日(水) 22:00

yumejuku1

昨日アルクの編集部の水島君から連絡があって「ユメジュクが…
今年2回目の増刷となりました。」ということでした。

へぇ、熟語集が売れてるってのは珍しいけど、いいことやなと返
信しました。

ユメジュクに関しては高2の二学期から2周だけしました。

生徒たちに「3周めどうする?」と聞いたら「もうほとんど覚え
たので、また単語にしてください」とのことだったので2周でや
めたんやけどね。

熟語は大事です。

気の利いた表現を使えるかどうかって英語を学習するうえでは大
事です。受験においては自由英作文の得点源となります。

熟語が使えないとチャチイ表現しかできなくなる。

ではユメジュクでうちの生徒たちが身につけた表現を自分も使え
るかどうかトライしてみてください。

1.いま放送中のテレビ番組は不愉快だ。
2.あの2つのラーメン屋は商売上互いに張り合っている。
3.見た目にはその家は新しかった。
4.今夜はこの雨の中をわざわざ出かける気分ではない。
5.その先生は1日1食で済ませている。
6.その子どもたちは大晦日だけは夜更かしを許されている。
7.僕の友人は間違えて女子更衣室のドアを開けてしまった。
8.その先生は質問に1つずつ答えた。

どうですか。すらすら言えましたか。言えなかった?

熟語をちゃんと覚えると、こういう身の回りの表現が言えるよう
になってきて、英語の勉強が楽しくなってきますよ。

book0011

熟語を勉強する際に気を付ける点が2つありますねん。これはもう
何度も生徒たちに言うてるんですけどね。

① こなれた英語を書いたり気の利いた身の回りの表現を使ったりする
ために英熟語をやってるので、穴埋め対応の勉強は糞の役にも立たん。

② 日本語を聞いて即座に英語に直せないのであれば、それは「知らない
熟語」に分類しないと、いつまで経っても英語を話せるようにならん。

なので、皆さんも上の8つの日本語を英語に直そうとする際にはだいた
い1文につき3秒から5秒以内に英語に直してくださいね。

日本語を読んで「えーっと」なんて言っている間に時間が経ちますね。

例えば①の場合はon the airという表現を使うんですけど、仮に意味を知っ
ていたとしても「自分には使えない表現」にカテゴライズしておく厳しさ
を持ちたいものです。

穴埋め対応の勉強というのは、つまりそういうことです。

①はThe TV program now on the air is disgusting.

なんです。これがですね

The TV program now ( ) the ( ) is disgusting.となっていたとしましょう。

これなら入れられる!としても、それって受験が終わるとあまり意味のな
い英語の勉強をしていたということになりませんか。

最初は穴埋めからでもいいけど、そこで終わる熟語学習は間違い。

「いま放送中のテレビ番組は不愉快だ」という気持ちが頭に浮かんだとき、
即座に英語に直せる力こそが大事なのではないでしょうか。

なので『ユメタン』と同じで、『ユメジュク』もクイックレスポンスでの
対応ができるようにCDを使って反復を重ねてほしいなと。

特に一般の人たち。社会人、主婦、やり直し組。

こういった人たちこそiPodなどを使って『ユメジュク』の日本語を聞いた
ら英語に即座に直せる力を養ってもらいたいなと思っています。

そうすればかなり英語を話す力がアップします。僕が生き証人です。

皆さん、僕らの頃と違って今はiPodなど、素晴らしいディバイスのお蔭で
何かやりながら英語の勉強ができるようになりました。

運転しながら、料理をしながら、テレビを見ながら、英語を楽しんで下さい。

英語ってそうやって勉強するのです。難しい顔をして理論ばかり勉強する
のはつまらん。何より使えるようにしないと世界平和には貢献できません。

理論を勉強するのは学者だけでいい。

英語が使えるようになりたいのであれば、単語を覚えるときも熟語を覚える
ときも文法の勉強をするときも、クイックレスポンスを楽しみましょう。

 

今日もブログにおいでいただき、感謝しています。
いつもありがとうございます。採点がんばります。


kimutatsu

勉強会に参加して

Posted on: 2013年7月10日(水) 21:56

TK143

右が西山先生(帝塚山)、中央が宿口先生(金蘭会)、そして左側が
三原先生(近大附属和歌山)です。

チームキムタツ関西支部の幹事の先生方。

先週、関西支部の勉強会が金蘭会高校で行われましてね。 僕も行っ
てきました。

まずは西山先生が長文の授業をされました。

次に尾崎先生(京都国際高)がユメブンを使って不定詞の授業を。

最後に堀田先生(金蘭会)がパワポを駆使しながら進行形の授業 を
されました。尾崎先生と堀田先生はとても若い先生方です。

それぞれの授業が終わったら分析会です。

ここはこうしたほうがいいという指摘がいろんな学校の先生方から
出されました。特に若い先生方には勉強になったと思います。

大事なことは授業を見てもらうことです。

指摘を恐れて授業をしない人は、いくら理論が卓越していてもダメ
だと思っています。我々は良い授業してナンボの職種ですから。

僕も堀田先生のあとに授業をさせてもらいました。

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『ユメブン①』を使って、英文法の仕上げと英作文の土台作りをする
授業をさせていただきました。

自分は今の高3生徒たちにライティングの教科書を使いませんでした。

もちろん買って持たせはしました。

でも使わなかった。なぜなら使い方がわからなかったから。

どうやって使えば生徒たちの力を伸ばしてやれるのか わからない教材
は絶対に使いません。

形だけ授業していても意味がない。

『ユメブン』であれば英文法の知識の定着と国公立大二次レベルの英
作文を解く前段階まで生徒の力を持っていってやれます。

終わってから質問が相次ぎました。

詳細はまた夏休みのセミナーですべて行います。

英作文や英語のスピーキングの力を伸ばすための前段階をしっかりと
生徒たちに付けてやらないと、全くできるようになりません。

いくら良い教材を暗唱させても、ダメなものはダメだと思います。

僕は学生時代に『構文150』という教材を先生に覚えさせられた。

でもなぜ暗唱してるのか、それがどういうことにつながるのか、全く
わからないまま、ただ試験をクリアすることに意識が向いてた。

だからダメだった。

今は生徒たちにどうして『ユメブン』を使ってやってるのかという話
をしながら、僕も一緒に暗唱をやっています。授業中に。

ユメブンをやる際のテーマは2つ。

①英文法の仕上げ。
②英作文の土台作り。

英作文の指導って面白いです。こうすればよかったのかという想いで、
今は生徒たちの指導をしています。

今回の勉強会に参加された先生方の、多少でも参考になったのであれば
嬉しく思っています。

何よりいつも学校を貸して下さる金蘭会高校の校長先生や教頭先生まで
参加されて、僕の授業を受けてくださったのは感激でした。

ありがとうございました。

また幹事の3人もいつもお疲れ様です。またこれからも頑張りましょう。
関西の英語教育を盛り上げていってください。

 

今日もブログを覗いてくださってありがとうございました。
ユメブンの暗唱、めっちゃ楽しいです。


kimutatsu

そうだ、京都行こう

Posted on: 2013年7月10日(水) 21:51

kimura01

京都府立高校英語科の先生方によるオフィシャルな研修会がありまして
そこから講演というかセミナーというか、そういうものをしてほしいという依
頼があって行ってきました。

都道府県の先生方の英語研修会で話すのは兵庫県に続いて2回目。

今回は単語指導およびリスニング指導ということだったので、『ユメタン』と
『夢をかなえるリスニング』を使ってワークショップ形式で行いました。

場所は京都駅の近く。府立鳥羽高等学校さん。

例年より多いという80名ほどの先生方がお集まりになっていました。

京都ってのは広くってね。京都駅も京都やし、舞鶴も京都なのです。

奈良に接しているところから日本海までかなり広い範囲から多くの先生方
が集まってくださって、とても嬉しかったです。

懇親会もおおいに盛り上がりました。

kimura02

鳥羽高校の佐藤先生から参加された先生方の声を送っていただきました。
一部をご紹介します。

*********************

・英語の基礎力養成をどのようにしたらよいか大変参考になりました。自分の
英語力UPにも役立ちそうです。次回多読多聴のことも伺いたいです。

・灘高校の授業を再現してもらって大変よかった。今後に向けてのモチベーショ
ンにしたい。

・実際に授業をやっていただいたので、とても勉強になりました。ぜひまたワー
クショップに参加させていただきたいです。

・楽しく「授業」を受けることができました。音読の仕方、授業の盛り上げ方、い
ろいろなヒントをもらうことができました。

・とても元気になれました。 Never Give Up

・外国語教育の目的は世界平和だと私も常々思っています。灘といえども受験
ライクでなく、こういったポリシーでもって基本を徹底されていることが驚きでも あ
り、安心でもあり、私もここを目指したいと思いました。

・灘高校の先生ということで学力の高い子にだけ使えるようなテクニックかと思い
きや、私も重要視している音読トレーニングの方法など、学力の低い子にもすぐ
に応用していただけそうなアイディアをいただけてうれしかったです。

・とてもよい講演でした。どのようなテストをされているか気になります。

・熱い授業に心打たれました。“厳しい”先生になりたいと思いました。木村先生
に感謝です。

・意味を考えずにシャドウイングしている生徒もいたかもしれないと危機感を覚え
ました。意味を確認していたけど、考えながらオーバーラップ、シャドウイングす
るように伝えたいと思います。音のつながりのルールも生徒と学びあってやりた
いと思います。スティーブのスピーチ、音楽があるとすごい感動的になりますね。

*************************

感謝に溢れた声を読んでいると、行かせて頂いてよかったなという気持ちになり
ますね。こちらこそ皆さんに盛り上げて頂き、感謝しています。

公教育が盛り上がらないと日本の教育はダメやろうなと思っています。

公立の先生方はどんどん給料を減らされているし、かなり大変やと思います。

人を育てる仕事の大変さを理解していれば、彼らの給料を減らす選択肢はない
んちゃうかと僕は思うんですけどねぇ。

そのなかで僕のお話が一助となれば、本当に嬉しいです。

京都府の先生方、本当にありがとうございました。また逢いましょう!

 

今日もブログにおいでくださってありがとうございました。
新しいパソコンの設定がよくわからない・・・
せっかく買ったのに古いパソコンでしか更新できません。


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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