KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2014年1月17日

kimutatsu

センター試験受験上の注意

Posted on: 2014年1月17日(金) 10:31

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センター試験前日となりましたね。いよいよ待望の入試に突入します。

といってもあまり大学受験についてご存知ない方のために言いますと
センター試験自体は入試ではありません。

センター試験を入試代わりに使う私大も増えてはいますが。

950点満点で行われるセンター試験ですが、これは英数国理社の5つ
の教科が行われます。配点は割愛します。

で、この950点満点で獲得した点数を持って、各大学の入試に向かうと
いうことになります。言うなら「持ち点」みたいなもんです。

当然、800点を持ち点として入試に向かう人と、700点を持って向かう人
とでは前者のほうが有利だということになります。

試験は(少なくとも英語は)満点を狙えるほどのレベルですからまったく
難しくはありません。語彙力がダメな人には難しく感じるかもしれません
けれども、『ユメタン①』のレベルを潰しておけば9割は狙えます。

でも人間には得手不得手がありますからね。

僕が受験したときは(僕らのときは共通一次試験と呼ばれていた)英語
は満点だったのですが、他の教科が全くダメで、僕は国立を諦めました。

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受験生は明日に備えて、今日はいつもどおりに勉強しておきましょう。

よく前日は早く寝ろという人がいますが、「いつもどおり」が最強なので
自分の気の済むように勉強しておけばよろしい。

気を付けておきたいのは天候です。

雪が降って列車が動かなかったというニュースを毎年耳にします。

灘校の生徒たちの受験会場は神戸大学なのですが、これが六甲山の
上のほうなので、雪が降ると地面が凍結してしまいます。

天気予報を見て、早い目に家を出ないとあかんでと言うてあります。

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それから当日の朝ですが、あまり早く行っても30分ぐらい前でないと
会場には入れてもらえないことが多いので、寒い中待つことになる。

そうならないように手袋や携帯用のカイロなどは必須アイテムです。

1時間目に手が動かなかったという話はよく聞きます。

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勉強に関して言えば、過去問を中心に勉強してきた人は要注意です。
出題形式が変わる可能性が非常に高いと思います。

試験問題を見て「変わった!」と大騒ぎするのはナンセンスです。

ちゃんとした力を付けてきた人ならば、例えば大問1が長文問題とか
図形説明問題になっていたとしても、どうということはありませんね。

出題形式が変わって平均点が落ちるということがありますが、それは
英語力がそもそもないからです。形式が変わっても点は取れます。

とは言っても出題形式が変わると嫌だなぁと思っている人は、そもそも
出題形式は毎年変わるのだと思って会場に向かいましょう。

最初からそう思っておけば、少なくとも「変わった!」といってドギマギ
することはありません。変わって当たり前なのですから。

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(この本が増刷となりました。感謝しています。)

試験が始まって、意外と暑いなと感じることがよくあります。会場に
よっては暖房や冷房が校舎の一括管理となっている場合があって
その場合は試験監督に「暑い」と言ってもどうしようもありません。

明日は制服を着ていく必要などないのですから、すぐに脱げるもの、
たとえばカーディガンやセーターなどを重ね着することです。

カッターシャツのようなものを重ねてしまうと、試験中にボタンを外して
ごそごそすることになりかねません。

暑いなと思ったらガバッと脱げるような感じの服装で臨んだほうがいい
と僕は思います。ちなみに僕は現役のときにシャツで行って失敗した
クチです。椅子の下にヒーターがあって暑くて暑くてダメでした。

寒いぐらいのほうが集中できるんですよね、人間って。

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試験を解いているときに、2つの選択肢で迷ったら、まずは手を置き、
深呼吸しましょうか。その上で大事なことを書きます。

正解は絶対に1つなのです。

他のは明らかにダミーなのです。

いいですか。これはとても大事なことです。

惜しそうに見えても「完全なダミー」なのです。

出題者側から言えば、惜しそうに見える工夫をして作っています。
僕がセンター模試を創るように頼まれたときもそういうことをします。

受験生側としては、「どちらだろうか」ではなく、「これが正解だとして、
明日の新聞に正解が発表されたとしたら、苦情が来るだろうなという
選択肢があればそれはカットしよう」という姿勢は大事です。

これはつまらないスキルだと思います。

だけれども知っておいて損はないと思いますね。

もう一度書きます。

この選択肢が正解だと発表されたら「こういう例外もあるやんけ!」と
苦情が殺到する可能性がある選択肢はダミーです。

選択肢を作る際にはつまらぬ小細工をします。

例題)次の中から生き物を選びなさい。
1.パンダ
2.水
3.シーサー
4.たぬきの置物

正解は1です。

中には「水も生きてるんじゃないか。『海は生き物だ』って本を読んだ
ことがあるぞ」なんて悩む人がいるかもしれませんね。

ではお風呂の水(湯)は生き物でしょうか。絶対違います。
トイレの水も生きてはいません。

迷ったらケチをつけることです。少しでもケチが付けられたら、それは
正解ではありません。正解だと発表されたら入試センターに苦情が
殺到するような選択肢は絶対にダミーです。

本当に力のある人はそういう面倒なことをしなくてもいいはずですので
自分の力を信じて、確実に正しい選択肢を選びましょう。

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英語リスニングですが、日本語の耳がいきなり英語の耳に切り替わる
レベルの人は問題ないのですが、ちょっと不安だなと思われる人たち、
朝から空いた時間があったらiPodで英語を聞いておきましょう。

そして聞いた英語は速読みして、英語の耳を作っておきましょうか。

自分はリスニングは46点以上は確実に取れるという人でも、少しでも
不安があれば、朝から聞いて速読みしておく時間を作ることです。

速読みについては『パワフルメソッド』に書いたので、割愛します。

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最後に必ずやっておきたいことがあります。それは「受験上の注意」を
今日のうちに再読しておくということです。

明日の朝になって、えらい体がだるい、やばい!熱がある!という場合、
申請すれば追試を受けることができます。

ところが朝に「受験上の注意」を探し、該当箇所を必死に読んで・・・と
いうようなことをすると、焦ってしまって的確な判断ができなくなるかも
しれません。あるいは「受験上の注意」すら見当たらないかも。

そうならないように、今日のうちに必ず読んでおくことです。

それと受験票ですが、忘れたとしても取りに帰る必要はありません。
まずは遅刻しないように会場に向かうことです。

そのうえで本部で受験番号を告げ、然るべき手続きをしましょうね。

そのためには自分の受験番号はどこかに控えておくことです。
携帯は持ち込み禁止なはずですので、メモ帳に書いておきましょうか。

そうすれば忘れても手続きがスムーズです。

全ては「受験上の注意」に書いてありますので、読んでおきましょうね。

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なかなか目標点が取れないんよねと思っている人は悩んでも意味が
ありません。強気で攻めましょう。

80点の力しかなくても、それを100%出せればいいじゃないですか。

逆に100点の力があっても70%しか出せないと点数は取れません。

本番に強い人でないとダメです。最後まで人事を尽くしたのであれば、
あとは体調面とメンタル面をしっかりと維持して臨むことです。

最後の「ひと塗り」まで気合いを入れて集中し、ミスなきように頑張り
ましょうね。受験の神様はそういう人が大好きなのです。

受験の神様に愛されるよう、爽やかな気持ちで受験会場にむかって、
到着したら、ここまで応援してくれた両親や先生方に感謝をしながら
試験用紙に向かいましょう。

僕も応援しています。皆さん、頑張ってきてください!

 

今日もブログを読んで下さってありがとうございました。
明日は灘中学校の入試もあります。
今年は昨年より60人以上も受験生が増えたそうです。
そちらの受験生も頑張ってくださいね。

 


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