フェイスブックですでに書いた内容なのですが、先生方から「こういう
ことこそブログにも書いてほしい」というメッセージを頂きましたので
こちらにも転記します。
フェイスブックに書いたのは次のとおり。
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厚生労働省は違法な従業員の長時間労働を繰り返す大企業に対し、
是正勧告の段階で社名を公表する方針を固めた。でも多くの学校も
ブラック企業化していることにも注目しないといけない。
学校によっては6コマの中に会議や自習監督などを入れる「ブラック
企業」もたくさんあって、先生方は必然的に自宅に帰ってから資料や
教材を作成することになり、疲弊している。
師弟関係において、師が疲弊していて弟が伸びるわけがない。
毎日のように何らかの会議が入っている学校、教員に生徒をどう育て
るかをのんびりゆっくりぼけーっと考える時間が与えられない学校、
大人に余裕のない学校が伸びるわけがない。
教員に余裕がなくなればなくなるほど、学校は伸びない。断言できる。
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アクティブラーニングという言葉が生まれ、教室で教員と生徒が議論を
しながら、否、物事を考えながら、授業を進めるべきという考えが登場し、
各地の勉強会や説明会でムーブメントが起こりつつあります。
でもアクティブラーニングを進めるための第一要件として、物事を考える
時間的余裕がなければ成立しない授業形態です。
教員が疲弊している状況でのアクティブラーニングなんて絵に描いた餅
です。上にも書きましたが、師弟関係は弟が師を追おうとすることから
始まるのです。師が疲れていては何もできません。
公立私立を問わず、先生方の負担がかなり大きいのです。
教員は人を創るクリエイターです。疲弊しているクリエイターがいい考え、
いい企画、いい創造物を生み出せるはずがありません。
ブラック企業をやり玉に挙げるのであれば、こちらのほうも考えていかな
いと人は育ちません。熱心な先生方こそ、休養が必要だと思っています。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日は休みですが、学校へ行って中間考査を作ります。