ノーベル文学賞をボブ・ディランが受賞しましたね。
正直、驚きました。歌手の受賞は初めてなんですって。
ディランの歌詞に対する文学的価値をスウェーデン・アカデミー
は評価したのでしょう。
つまり歌手というより詩人としての受賞という位置づけがあるの
かもしれません。文学賞ですからね。
村上春樹さんは残念でした。
「村上春樹のレベルじゃとれないよ」なんて書いてる人がおられ
てびっくりしました。
いやぁ、そりゃ違うでしょ。
ボブ・ディランと比べられて敗れたなら納得でしょう。
といってももうボブ・ディランを知らない人のほうが多いかもしれ
ないけど。少なくとも歴史的に見れば、ディランと村上春樹では
あまりにも違いすぎます。
いやしかし、日本では憲法改正かと言われて自民党の草案が
話題になっているさなか、ボブ・ディランがノーベル文学賞を
受賞したことが、僕たちに平和について考えるきっかけを
与えてくれたのかもしれないなぁと思っています。
中間考査が終わったら、生徒たちとボブ・ディランの歌の歌詞
を共有し、平和について、差別について、非暴力について、
考えてみるのもいいなぁと思っています。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
スウェーデン・アカデミー事務長の「自身を改革しながら
新しいアイデンティティーを彼は創造し続けた」という言葉が
自分でも驚くほど心に響きました。