KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2017年1月24日

kimutatsu

親御さんは我慢が仕事

Posted on: 2017年1月24日(火) 13:18

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保護者の方からもよくメールを頂戴します。大半が「うちの子です
ねんけど、まったく勉強しませんのや」というメールです。

でも「勉強せい」と言われれば言われるほど、子は勉強しません。

たとえば「あんた結婚相手おらんのか」と言われれば言われる程、
うるせえ!という気分にはなるけれども「そうか、よし結婚しよう」
なんて気持ちからは離れていくものです。

同じです。「勉強しないとあかん」というようなことは子どもが一番
よくわかってるのです。

かく言う僕も生徒に「勉強しい」とはあまり言いません。

「そろそろしたほうがええかもな」「勉強するなら協力するぜ」ぐらい
は言います。「勉強せんかい!」は逆効果ですので言いません。

馬を水辺に連れてくることならできますし、美味しい餌を与えること
ならできます。でも飲ませることはできませんし、食べさせることは
できません。できたとしても吐き出してしまうことでしょう。

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教員と親にできることは、勉強したいなと思う環境をいかに作るか
であって、それ以上のことはできません。

できているように見せることはできますけどね。

親が必死になればなるほど勉強する気を失うという子もいっぱい
いますし、教員に注意されればされるほど逃げたくなる子は
たくさんいます。というか、おそらくそれが大多数でしょう。

だとすれば、我々大人がしなければならないのは環境作りです。

英語を勉強しようと思わせる環境を作れれば僕の仕事は終わり。
あとは生徒たちに餌を与え続ければしっかり食べてくれます。

そこが一番難しいのです。

ベテランだからできるということでもないし、若い先生だからでき
ないということもありません。その人のキャラクター次第です。

親も同じですわ。

ただ、1つ言えることは、口うるさい親御さんの場合、子どもらは
とても窮屈な想いを家庭でしているはずですし、そういう子らが
家庭学習をすることはありません。

机の前には座っているでしょうけれど。

「私はあまり口うるさくない」と思っている親御さんでも、子どもに
聞いてみると「うちの親はうるさい」と思っているものです。

なにか言いたくなったら「言えば言うほどやる気を失い、勉強を
しなくなる」という真理を思い出していただければ。

そりゃ例外なタイプの子はいます。でもあくまでも例外です。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ちなみにうちの両親は生きるのが必死やったので
僕と弟の成績に関して何か言うことは全くなかったな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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