今日は金曜日。MAINICHI WEEKLYが届く日です。
今週のトップは稀勢の里の横綱昇進についての記事でした。
こういうのを読むときって内容はわかっているからすっと読める
のですが、だからといって読み飛ばしていては英語力を伸ばす
ことなんてできません。
知らない単語は飛ばせっておっしゃる「知識人」がおられますが、
じゃあいつ言葉を覚えるの?と聞きたくなります。
さて、今回面白かった表現をちょっと列挙してみましょう。
・the first Japanese-born wrestler to be promoted to sumo’s
top rank since Wakanohana in 1998
意味はわかると思うのですが、間違いのないようにしたいので
敢えて下品な解説をします。promoteが受動態になっています。
これはpromoteが「~を昇進させる」という他動詞だからです。
受動態にすることで「昇進する」という意味で使うことができます。
・Appearing at the title-conferring ceremony in Tokyo alongside
his stablemaster Tagonoura,
conferは「~を授与する」という意味です。title-conferring ceremony
は横審の人が来て「横綱になりますよ」と伝える伝達式のことです。
・floored Yokozuna Hakuho with a last-ditch beltless arm throw
on the final day
これが難しかった。last ditchは「土壇場、最後の砦」という意味です。
ここではハイフンで結ばれて形容詞として使われています。
beltless arm throwが難しかったのですが、要するにベルト(まわし)
を掴まないで腕で投げ飛ばすのですから「すくい投げ」ということです。
他にも「これは僕には表現できないな」という部分がありますので
意味をとった上で何度も何度も音読をして自分の英語を話す際に
用いる表現たちの仲間入りをさせてあげようと思っています。
ついでに生徒たちには少しリライトして配布し、授業中に読む予定で
おります。もちろん定期考査の範囲になりますので、生徒たちも
きっと楽しく喜びながら読み込んでくれることでしょう。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
He kept a grip on his emotions.という表現はぜひ使いたい。
ちなみに「春場所」はspring meetと表現されています。