今年もあと授業ができるのは3週間しかありません。12月に
入ると期末考査ですので、力を伸ばせるのはあと3週間。
冬休みも宿題は出しますが、それはたとえばですが、解答を
写して提出されてもこちらはわからないですしね。
かといって解答を配布しないと、勉強した直後に自分で分析
して、間違えた箇所を勉強し直すという、言うなれば最も
大切な伸ばすための勉強の時間を生徒たちに与えないことに
なります。それでは宿題を課す意味がない。
伸びる子はそれをやるから伸びる。
伸びない子は提出するために宿題をするから伸びない。
そうすると当たり前のことですが、冬休みのたった2~3週
の間にも差がつくことになってしまうのです。
彼らが入学してきてすでに2年半以上が過ぎました。
さすがにそれぐらいの長期間になりますと「提出するために
勉強しているわけではない生徒」と「提出するために勉強の
ようなことをしている生徒」とでは、想像を絶するような差
が生まれてしまいます。
来年は彼らとロンドンに行きます。希望生徒ですが。
すでにある程度は話せるという子たちもいれば、ロンドンに
行ったとしてもほとんど話せない子たちもいます。
やっていることは同じなのに、勉強に対する基本的な姿勢が
生んだ差なのです。能力はほとんど変わらない。
ですので、せめて3月までに、つまり高校から新しい生徒が
入ってくるまでに、最低限のことだけは押さえられるように
補習なり補助プリントなりを与えていこうと思っています。
強制をしても伸びないので、「やる子はやりなさい」という
基本姿勢だけは崩さないようにするつもりです。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
以前は提出していない生徒は居残りしてやれ!的なことを
やっていたのですが、そんなことしても伸びないのでやめました。
やる気管理ぐらいは自分でやってほしいものです。