KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2018年1月

kimutatsu

動機

Posted on: 2018年1月3日(水) 11:16

18

冬休みを満喫しております。以前買っておいた英語の本を
読み始めたのですが、非常に参考になりますね。

生徒向けに書かれた本もいいのですが、ビジネスマン向け
に書かれたものが参考になります。

英語ばかりやっていられない人たち向けというのでしょう
か、大事なのは仕事であって英語はそのためのツールでし
かないんだけど、毎日何時間も勉強できないという人向け
という本が非常に役に立ちます。

なぜなら生徒たちも同じだからです。

英語ばかり毎日2時間も3時間も勉強していられませんわな。

iki01

英語は日本語やフランス語と同様に、人とコミュニケーショ
ンをとるための道具なのです。

大事なのは道具ではなくて、コンテンツのほうです。

英語ばかりやっていられないというビジネスマンと、英語ば
かりやっていられないという中学生や高校生は、もちろん全
く立ち位置は違うのですが、しかし「英語ばかりやっていら
れない」という点では似ているんじゃないでしょうか。

我々教員は、英語を勉強しなさいという前に、生徒たちにとっ
てのコンテンツを大切にしながら、ではどうして英語が道具
然となりうるのかを説明することが大事ですね。

でないと、いきなり金づちを渡されて「釘を打つ練習をしろ」
と言われたって、その先にあるものがわからなければやる気
も続かないですからね。

自分で作った家具に囲まれて暮らしたい。ついては金づちや
のこぎりの使い方についてちょっと勉強しようと言われたら
なるほどという気持ちになるものです。

英語を勉強する理由は人によって異なります。

海外旅行のときに困らないようにするためという人の場合は
あっという間に勉強は完結します。海外旅行程度で使う英語
なんて、大したことはないからです。

英語を使って仕事をしたいという人の場合は何年も何年も英
語の勉強をして、知識を増やすことになります。

今の僕と同じ状態になるわけです。僕でさえ、英語の表現力
がもっと身に付かないと駄目だなと思っているのです。

まして18歳やそこらで身に付くはずがありません。

なんのために勉強するのかを意識するところから始めないと
英語にしても数学にしてもやる気は続かないですよね。

僕は英語の勉強をしておかないと仕事にならないものですか
ら、ほぼ毎日ずっと英語の文章を読んだり英語を話したりし
ています。でないと生徒たちに負けてしまいます。

それでは英語で飯を食ってるとは言えません。

受験生たちは勉強の意味を考えて勉強しましょうね。

外発的動機でも内発的動機でも構わないのです。

大事なのは動機も理由も何もなくて始めても長続きしないと
いうことなのです。あなたはどうして勉強しているのですか?

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
英語ができないと将来困ることになると思っているとしたら
それはおそらく幻想です。それほど困りません。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

過去問との向かい方

Posted on: 2018年1月2日(火) 20:01

16

センター試験が近づいてきましたね。受験生たちは正月気分
もなにもなく、日々勉強していることと思います。

僕も浪人時代、寝ている時間以外は勉強していました。

おそらく日に15時間ぐらいはやっていたと思います。

夏に慶應の文学部にA判定が出ましてね。安心してしまった
僕は秋以降に小説を書き始めました。

おかげで判定はどんどん下がりましたが、あまり気にせずに
本を書いていました。とても面白かったです。

受験勉強そのものが馬鹿らしくなってしまって。

冬休みぐらいから受験勉強を再開させるのですが、思いの外
全然できなくなっていたり単語を忘れてしまったりしていて
めっちゃ焦っていたのを覚えています。

01

結局は夏頃の学力には戻らず、慶應は不合格になるのですが、
今でも思うのは過去問はほとんどやらなかったということ。

だって過去問って出題傾向を知って慣れるためのものではあ
るのですが、逆に言えば「絶対に出ない問題たち」でもある
わけで、そんなことよりもまだ覚えていないこととか、もう
忘れてしまっていることとか、あるいはまだ理解できていな
いことを頭に放り込むほうが大事だと思ったからです。
だからほとんど過去問をやる時間などなかったのです。

最終的に関学大に行くのですが、関学大の過去問もほとんど
やらなかったなぁと思っています。

過去問をやったからって数字は上がりませんからね。

受験生たちはしっかりと勉強をした結果として、模試の心算
で過去問を利用したらいいと思いますね。

過去問そのものを勉強のツールとして使うのはもったいない
かなぁと思います。過去問は勉強したあとに使うべきです。

5年ぶんぐらい解いて、だいたいできるなという自分を作る
ようにすればいいのではないでしょうか。

あまりにも昔のものは参考にさえなりませんからね。

残り10日間程度ですが、過去問信者になるのではなくって
しっかりと勉強しましょう。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
出題者サイドも過去問をしっかりと意識して作っています。
その意味では「数年このパターンが続いたから、変わるかな」
という意識を持って勉強するのも大事ではないかと思います。

 


kimutatsu

新年あけましておめでとうございます!

Posted on: 2018年1月1日(月) 0:41

kobe3

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

灘校では高1生徒たちを教えることになります。現在は中3
ですが、新しく約40人が入ってきますので、その子たちを
加えて約220人の73回生をあと3年持ち上がります。

あと3年ですので、しっかりと学んでもらいます。

009

物書きとしての僕はすでに何冊かを出すことが決まっていま
すが、1月26日に通訳の柴原智幸先生と一緒に英作文の本を
出します。タイトルは『キムタツ・シバハラの英作文、対談
ならわかりやすいかなと思いまして。』です。

解説部分が全て僕と柴原さんとの対談になっています。

主として時制・冠詞・主語と動詞の設定・日本語の加工に重
点を置いて解説というか対談をしております。

京大や阪大などで出題される翻訳型の英作文に対応する本と
なっていますので、英作文が苦手という人はどうぞ手に取っ
てみてください。英作文が単に日本語を英語に直すものでは
ないことがわかるでしょう。

受験生以外でも英作文がいまいち苦手という大人や教員の方
にも学んでいただけると思います。

それ以外にも出版計画が何冊かあります。

016

いつ死んでもいいように、常に全力で臨みます。

今年も愚痴を言ったり誰かを批判したりすることなく、自分
の人生をしっかりと真っすぐに生きようと思っています。

そうはいっても独りでは無力ですので、いろんな方々の助け
を得て、やりたいことを潰していこうと思っています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
自分を鍛えながら、スキルを上げていこうと思っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

4/41234
ACCESS COUNTER

Total 37989951 Hits!

▲PAGE TOP