KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2018年5月18日

kimutatsu

神戸市立渚中学校さんにて

Posted on: 2018年5月18日(金) 23:02

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公立中学校を訪問して生徒たちに話をしたのは初めてかもしれん。

今日は神戸市立渚中学校で中3の生徒たちに話をしました。

野球部の伊東先生が、それこそ野球部つながりで、「木村さん、
悪いけど話をしたってくれへんか」と声をかけて下さったのです。

30分以内でいける場所にありますからね。

時間が合えばいくらでも行きますよと返事をしました。

そして今日の午前、授業の合間に行ってきました。

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勉強が嫌いな子なんて絶対にいないんです。

そういう子は勉強の意味を間違えて教えられているんですよ。

案の定、生徒たちに「勉強が好きじゃない人、手を挙げて!」
と言うと、かなり多くの生徒たちが手を挙げました。

でも僕が勉強ってのはこういうことなんやけどなと申し上げて
自分が生まれてから54年間で行ってきた勉強を紹介しました。

野球、剣道、テニス、卓球、ギター、三線、話術、英語、絵画、
料理、酒、恋愛、授業法、そしてゴルフ・・・

大谷君は野球の勉強を極めているところなんでしょうね。

皆さんはなんの勉強を極めるんですかと問いかけました。

数学や英語ができなくても他の何かで世界1位になれれば
全然問題ないよと話しかけました。サッカーが好きならば
サッカーでもいいし、ピアノだったらピアノでもいい。

ただし、極めないときっとその勉強はつまらないし、きっと
誰の役にも立てなければ誰も感動させられないはずです。

それが数学でも物理でも日本史でも英語でも、ギターでも
ピアノでもバスケでもテニスでもなんでも、いくつか勉強し、
そのなかで自分はこれが楽しい!というものがあるならば
その勉強を毎日毎日行って、極めることが大事なのであって
なんか問題集をペラペラやっているのが勉強なわけでは
ないのですよという話をさせていただきました。

もちろんそういう勉強が好きなのであれば、そういう勉強を
すればいいだけのことです。でも東大に入ったからといって
凄いわけではない。だって東大に入ったぐらいでは誰のことも
幸せにできないし、誰にも貢献できないし、誰をも感動させ
られないわけで、その意味で東大合格などスタートラインで
しかないということになります。灘の生徒たちはその点を
よくわかっている子が多いように思います。

勉強がつまらないとすれば、それはその勉強のレベルがまだ
それほど高くないからではないかと思います。

そりゃどんなものでも、ある程度のレベルに達しなければ
面白いわけがないわな。

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かく言う僕もいろんな勉強をしている真っ最中なのです。

英語もまだまだ中途半端ですし、日本語もまだまだ知らない
ことだらけです。ゴルフの勉強も絵画の勉強も、やることが
たくさんありますので、何年かかけて極めていこうと思います。

渚中学校の生徒たちは極めていい姿勢で聞いてくれました。

僕は若い頃、あるいは親になってからも、勉強の意味をはき違え、
だから生徒たちや自分の子どもたちに情けないことを言ってきた、
あまり大したことのない教員であり親であったように思います。

今日の生徒たちが勉強の意味をはき違えることなく、自分の人間
としてのレベルを勉強を通じて上げようとしてくれれば
今日の僕の講演は成功だったと言えるのではないかと思っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
明日はそのゴルフです。営業のプロである酒井社長と。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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