KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2018年12月27日

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英語の基礎トレ

Posted on: 2018年12月27日(木) 11:37

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福島でも島根でも、生徒たちには基礎トレがものすごく大事と
いう話をさせてもらいました。

昭和時代の指導や勉強には基礎トレという概念がなかったので
リスニングやスピーキングの苦手な人が多いんですよね。

僕は高1生徒たちに『ユメタン②』を使ってやっています。

教科書を使ってもできますし、それ以外でもできます。

大切なのは音源があるということ。教科書の場合、CDが別売
になっているので、手元に音声がない場合は教科書は不適当で、
そういう人は長文の問題集を使うといいと思います。

毎日ウィークリーはHPで音声をいつでも聞けます。そういう
点でいえば教科書よりもずっといい教材です。

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フレーズなりパッセージなりを、まずは音読し、意味をとって
いきます。初心者の方は赤ペンなどを持っておけばいいでしょう。

発音やアクセントに自信のない箇所、意味に自信のない箇所に
赤線を引いていきます。

例えば100個のフレーズ中に60箇所の下線が引かれたとします。

今度は音声CDやアプリを使って音声を聞きます。

途中で紙面から目を離し、シャドーイングができるかやってみ
ることも大切です。見たものをシャドーイングするのも
リスニングにおいては効果的だからです。

単語集だって立派なリスニングの教材ですからね。

CDに合わせて音読やシャドーイングをするのですけれども
途中で最初にやった「フレーズやパッセージを見たら、全部
発音できるか、意味が言えるか」をチェックします。

同じことを何度も行います。回数勝負。素振りと同じ。

特に音と意味を知らなかった60個を脳に刷り込む意識で行います。

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ある程度できたかなと思ったら、今度は日本語を見たら英語
に直せるかどうかをチェックします。

おそらく学校の先生でもあまりできません。

今度はCDを聞きながら、日→英ができるようになることを
意識しながら何度も音読を繰り返します。

日本語を見たら英語に直せるようになるまで繰り返します。

これが基礎トレです。

グーグル副社長だった村上さんは毎日同じ1000単語を見ることを
推奨されていますが、なかなか1000単語や1000フレーズはきつい。

でも100ならどうでしょう。200なら?

毎日同じ100フレーズを1週間毎日音読してください。

1回やるのにかかる時間はだいたい7~8分程度です。

2回音読したら15分、3回なら22分。

1週間後に100フレーズのうち、50でも60でも日→英にできれば
それはかなり力が付いていることになります。

覚えようとするのではなく、脳に刷り込まれるのを待つのです。

あまりストレスなく行えます。やる気があれば。

中高生の人たちはどこかでがっつり語彙力を身に付けないと
いつまで経っても英語が読めないし聞けないはずです。

たとえばこの冬休みから3月いっぱいまでに語彙力をテーマに
勉強してみればどうでしょう。語彙力のみをがっつりやる。

短いフレーズでは英作文をする際にあまり力を発揮できないので
できればセンテンスに近いものを選ぶことです。

僕の本を使ってくれれば嬉しいけど、音源があるものを選ぶこと。
でないと、いつまでもリスニングは苦手なままです。
早く音声中心の英語学習に切り替えないと、読めても聞けない
英語力しか身に付かないですから、気を付けてください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
今日からは少しゆっくりさせていただきます。

 


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