KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2020年7月6日

kimutatsu

「使える英語力」を涵養するのであれば

Posted on: 2020年7月6日(月) 22:10

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休校明けから約一か月が過ぎました。ここにきてまた増えています。
東京だけでなく、地方でもクラスターが発生していますね。

皆さん、気を抜かずにお過ごしください。

とは言ってもマスクが4月5月と違って暑いですよね。蒸れる。

僕も授業で話すときは必ずマスクをするようにはしています。
が、職員室ではとてもマスクをしていられないので外しています。

気分が悪くなってくるんです。頭が痛くなってくるし。

早く新型コロナが終息すればいいですね・・・しばらくは無理かな。
前日は新規感染者数が世界で21万人ということですからね。

なにより自分の体は自分で守りましょう。

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それと動画をまたアップしています。よかったらご覧下さい。
こちらからどうぞ。

英語を話すために何をすべきかということについて話しました。

英語を話すといってもいろんなレベルがあります。
海外旅行レベルなら、ほとんど単語も要りません。

病気になったときのための言葉は知っておいたほうがいいかな。
お店やレストランでは決まった表現しか必要ないですしね。

短期の留学ならどうでしょう。それなりの英語力が要ります。
そもそも授業についていけません。だから準備が要ります。
でもたかだか短期の留学程度なら、それなりで大丈夫です。

海外の大学に進む場合には、たとえばSATなどの点数が要ります。
それなりの英語力程度ではどうしようもありません。
それに海外の大学は入学するのがかなり難しいです。
英語ができなければまったく入口に立つことさえできません。

ビジネスで英語を使うとなればどうでしょうか。
これまた英検準1級レベルではまったく足りません。
TOEICが900点ぐらいのレベルでもまったく使い物にならないでしょう。

それを考えると「使える英語力を高校レベルで身につける」って傲慢ですよ。

高校レベルでできることはどこまでなんでしょうね。

文科省というか国家が本気でやるつもりなら、アクティブラーニングだの
オールイングリッシュだのといった耳ざわりの良い言葉でごまかすことは
しないほうがいいと僕は思います。

せめて国立大学に入学する生徒たちには英検1級を課すぐらいの厳しさが
ないと、どうしようもないのではないでしょうかね。

伸びるには厳しさが要るんです。

いまみたいなゆるゆるの入試制度で「使える英語力」なんて身につきますかいな。

僕は高校では、使える英語力が身につけられるよう準備することが必要だと考えています。

正しい言葉を使って話せる/書けるようにするための準備です。
英単語や英文法や語法といったことを、しっかりと体系的に学ぶことです。

そうすることで大学に進んでから、各自の進路で使うべき英語を習得できます。

医学部に進む生徒は医学部なりの英語を。
経済学部に進む生徒は経済学部なりの英語を。

土台がしっかりしていなければ、結局「中高6年も学んだのに」と言うことになります。

しっかりと土台作りをすることが高校でするべき英語学習じゃないでしょうか。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
ある企業からイラストを描く仕事の依頼がありました。
正直びっくりしています。断る理由がないので受諾します。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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