兵庫県立龍野高校さんをご訪問。高1生徒たちに話をしました。
演台は写真のとおり。勉強法について、勉強の理由について、話しました。
といっても勉強の理由は人によって異なりますからねぇ。
なんで英語を勉強するのかは人によって異なります。
場合によってはあまり理由がないのに勉強している人もいます。
そうなると、なかなか勉強が楽しくなくなります。
よって長続きしなくなります。
僕は高1で数学はまったく面白くなくなってしまいました。
先生が悪いわけではないと思います。僕の努力不足です。
が、なにより「なんで数学やってんだ俺?」の答えが見つからなかった。
理由もなく努力なんて継続できないじゃないですか。
僕は作家志望だったんです。あるいは国語の先生か。
で、数学って要るか?という考えに至り、あまり身が入りませんでした。
やっておけばよかったなとは思います。
でも、それよりも本を読み漁りました。それは今に生きています。
人が大学入試のために数学や理科をやっている間、僕は本を読んでいました。
それと英語は必要だろうなと思ったので、ひたすら単語を覚えました。
単語テストなんてなかったですけどね。要るんだから覚えますわな。
勉強を真剣にするというのは、自分の人生を考えることになります。
人生をこう生きたいので、これを勉強しておかねばならぬと考えます。
勉強は打算的ではありません。教養を身につけるための勉強です。
しかし、若い頃はなかなかそういう頭にはなりませんからね。
どうして日本史をやるのか?
どうして古文や漢文をやるのか?
どうして?どうして?どうして?
答えなき問いを考えるのです。そしてそのためには知識が必要です。
知識もない思考は「なんとなくな結論」に至りがちです。
いろんなことを勉強し、暗記し、そして考えるのです。
たくさんの生徒たちが講演後に控室に来てくれました。
さまざまな「問い」を持ってきてくれました。
僕なりの「答え」を言いましたが、まぁ自分で考えればいいと思います。
彼らが人生を考え、立派な大人になるのであれば、僕の講演は成功だったと言えるでしょう。
それは何十年も後になってわかることだと思っています。
龍野高校の皆さん、お世話になりました。ありがとうございました。
やっぱりリアルで人と接するのはいいですね。
これからも感染には気をつけながら、いろいろやっていきます。
ブログにおいで頂き、ありがとうございました!
彼らのボロボロになった『ユメタン』を見て嬉しかったです。