KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2021年2月

kimutatsu

卒業式

Posted on: 2021年2月8日(月) 21:35

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卒業式でした。僕が6年間持ち上がった生徒たちが卒業していきました。
寂しさはまったくありません。まだ最も大切な入試が残っていますからね。

卒業することをゴールに設定してきたわけじゃないので。

ただ、保護者の方々はお疲れ様でした。
いろんなことがおありになった(現在完了:つまり現在時制)と思います。

とりあえずの節目ですね。その意味でおめでとうございます。

生徒たちは、まぁ一応おめでとうとは言うけど、合格しなさい。
そうすれば心からおめでとうを言わせてもらおう。

 

 

ブログにおいでいただき、ありがとうございました。
さくらは卒業式に参式しておりません。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

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今日は講演でした

Posted on: 2021年2月7日(日) 21:45

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今日はSRJ主催の講演(オンライン)でした。約270名が参加してくださいました。
参加者の皆さん、短い時間でしたが、お役に立ちましたでしょうか。

自分が教員になってからこういう勉強をしてきたという話をしました。

最初は西大和学園で教鞭を執りましたが、生徒たちの多くは寝ていました。
これは駄目だなと思い、まずは伝える力を伸ばそうとしました。

徐々に寝る生徒が少なくなりました。

ところが寝なくて僕の話は多少面白くなりましたが、それと英語力は関係ありません。
生徒たちの英語力を伸ばさないと、まったく意味がありません。

それからいろんな形で試行錯誤してきました。

そのプロセスはここには書きませんが、使った教材名も紹介しました。

多くの指導者の皆さんが参加してくださって嬉しかったです。
今日は学校の先生が多かったそうですが、塾や予備校の方々もいらっしゃいました。

終わってからフェイスブックにたくさんの方々がコメントをくださいました。
また、直接メッセンジャーでお礼を伝えてくださいました。

こういうのはお互いにエネルギーを与え合いますね。

また明日から頑張ろうと思っております。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
講演の中で話した「勉強体質」こそ、教員にも生徒にも大切なのです。
それがすべてといっても過言ではないように思います。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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Embrace My Life

Posted on: 2021年2月6日(土) 20:57

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今日は母の誕生日でした。83歳です。

亡くなったのが62歳なので、もう亡くなって21年なんですね。
短い人生で、楽しかった期間もおそらく短かったはずです。

57歳のときに発病し、そのあとは入院生活でしたから。

ある時期から父の会社を手伝っていたので、借金との闘いでした。

月末になるといつも菊正宗の二級酒を飲みながらしんどいとこぼしていました。
お父さんと結婚したせいで、私の人生なんか滅茶苦茶やわと。

が、亡くなったあとに見つかった手帳には「お父さんと結婚してよかった」とありました。

もちろんその手帳は残してあります。

彼女の83回目の誕生日を祝えるのは僕だけなので、久しぶりにお酒を飲みました。
こよなく愛した菊正宗を小さいお椀に入れて。僕はハイボールで。

報告しなければならないことはたくさんあります。

僕に課せられた最重要なタスクは、62歳で亡くなった彼女の分まで生きることです。

一生懸命に生きます。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
時間にあぐらをかいていると、突然その時はやってきます。
死を眼前にして、落ち着いていられるでしょうか。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

教え子の情けないニュースに思う

Posted on: 2021年2月5日(金) 22:42

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このイラストはたしか、石垣島の八重山高校に行ったときのものです。
八重山高校の教室に貼ってありました。生徒が描いたんですね。

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これは沖縄県立知念高校ですね。与那原町にある学校です。
一昨年やったかな、PTA主催の保護者対象講演会で話をしました。

まぁあれですよ、沖縄の人たちはほんとに楽しい人が多くてですよ。

PTAの講演の場合、学校の保護者の人たちと飲むことになります。
けっこう珍しいんですよね、これ。

誰も知らない人だらけの飲み会。学校の先生は誰もいない飲み会って。

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今は県独自の緊急事態宣言が発令されていますから大変です。
僕も仮に沖縄に行くとしても、誰にも連絡しません。

静かにさくらと一緒に過ごすことになります。

monka

先日、僕の教え子の残念なニュースが報じられ、呆然となりました。

政治家の人たちは、高い給料をもらっているのです。
そして国民にお願いをする立場なのです。
範を示さねばなりません。ふんぞり返っている場合ではありません。

あなたたちは何もエラクはありません。
他に選択肢がなかったから選ばれただけの人だっているはずです。
選ばれたんだから好きにしていいだろうというのは間違いです。

田野瀬太道くんが銀座のクラブに女性と同伴出勤をしたと報じられました。
嘘がばれて、自民党を離党したそうです。
いまだに「銀座3兄弟」などと、失笑の対象になっています。

彼に英語を教えた身としては、非常に情けなく思っております。

国民の多くがなにかしら我慢しながら過ごしているのです。
永田町の政治家の皆さん、選挙で当選し、涙を流しながら有権者にお辞儀しましたね。
そのときの初心を忘れてほしくありません。

田野瀬君のお父さん(西大和学園の前理事長)にはお世話になりました。
田野瀬君は早稲田大の二文を出てすぐにお父さんの秘書になりました。
そしてそのあと、社会を知らないまま、政治家になりました。

当選したときにお祝いのメールを送りましたが、返事がありませんでした。
そんなことで大丈夫なのかなと、
苦労知らずの政治家が成功するのかと、心配していました。

が、やっぱりなという思いでおります。

できることなら次の選挙では落選し、泥水をすすって努力してもらいたい。
国民のことを第一に考えることのできる政治家になれたのであれば、
将来また永田町に戻って活躍してほしいなと願っています。

彼の選挙区には僕の親戚や友達がたくさんいます。
今まで彼が当選すればと考えて、声をかけてきました。

彼が高校生のときに教科担任をしていたということ、
そして、選挙のたびにそういった活動をしてきたということ、
その2つの意味で、非常に情けなく、悲しく思っています。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
教え子が活躍するニュースが飛び込んでくれば嬉しいのですが。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

医学部の面接について

Posted on: 2021年2月4日(木) 13:47

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医学部を受験する生徒たちを集め(自由参加)面接について話しました。
東大理Ⅲ、京大医学部、阪大医学部など、20名ほどが集まりました。

この学年は医学部受験者が少ないんですよね。

医師になるの大変じゃないですか。大学生活も暗記暗記で追われて。
以前は成績のいい子は医学部という感じでしたが、今は昔です。

生徒たちにここは気をつけるようにと言った話を動画にしました。
キムタツチャンネルでも同じような話をさせていただきました。

こちらからご覧ください。お役に立てるかと思います。

京医や阪医に比べ、理Ⅲに行く子は必ずしも医師になるわけではありません。
教え子で理Ⅲには入ったけど、物理や数学に進んだ子たちがいます。
現在、弁護士をしている教え子もいます。

東大の場合、そういうことが起こり得ます。

が、面接に関して言えば、医師になることを前提に行われます。
また、大学によっては研究医になってほしいというところもあります。

面接を通じて、その受験生の気持ちを知ろうとしているのです。
変に形ばかりにこだわらず、自分の気持ちを誠実に話すことです。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
動画の中で話しましたが、推薦の面接と一般の面接は違います。
国公立大の面接と私大の面接も違います。

 


kimutatsu

力が伸びるメカニズム

Posted on: 2021年2月3日(水) 9:28

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MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店で撮影したものです。
この書店さんは太陽の光が入って、かなり明るい書店さんです。

『名スピーチリスニング』、おかげさまでたくさんの方に使っていただいています。
多くの方々が「めちゃタフです」というご連絡をくださり、嬉しく思っています。

タフでないと力がつかないですからね。

先日、ある大学生から連絡をいただきました。

ジョブズとオバマが終わって、次はマララに入りますと。
バックトランスレーションまでやれば、かなり英語力が身につくはずです。

受験生には、合格後も学び続けてほしいなと思います。
『名スピーチリスニング』はリスニング力の向上にはうってつけです。

よかったら手に取ってみてください。

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受験生でもそうなんですけど、力を伸ばしきれない人の特徴があります。
力が伸びるメカニズムがわかっていないということです。

たいていの場合、負荷が小さいのです。

例えば、現在の力が60とするじゃないですか。
60センチのハードルなら飛べるとします。

そこに70センチのハードルを持ってくるわけですね。
難しいでしょ。毎回倒れます。飛べません。

教員もそうです。このレベルはうちの生徒には無理!と決めつけます。
そうです、それは間違いじゃない。無理なんです。

でもだからといって60センチばかりを飛んでいて力がつきます?
飛べた!できた!やった!と喜ぶのは喜ぶでしょうけど。
でもそれって嬉しいですか?当たり前ですやん、飛べるの。

70センチや80センチを準備し、それが飛べるよう反復するのです。

指導者は鬼になることが必要です。
先生!飛べません!と言われたら、笑顔で「反復せよ」と伝えるしかない。

具体的な飛び方を教えるのは当然ながら必要なんですけどね。

自分にとって少しタフだなと思う教材を使わないと伸びません。

書店さんで、少しタフだなと思う教材を選んでください。
間違っても「できる!」というものを選ばないように気をつけましょう。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
その中で僕の著作が役に立てば嬉しく思います。

 


kimutatsu

こうやって勉強をしてきた

Posted on: 2021年2月3日(水) 7:59

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昨日は豆まきしました?僕はしました。さくらが食べまくっていました。
今日は大丈夫かなぁ。お腹が心配です。僕の?いや、さくらの。

さて、2月7日にオンラインセミナーを開催するんです。
株式会社SRJ主催です。ちなみにSRJは速読教材の会社です。

詳細はこちら

僕が西大和学園で初めて教壇に立ったのは24歳のときでした。
が、そのときの授業たるや、下手でねぇ。生徒たち爆睡ですよ。

いろんな勉強をしていくなかで、生徒たちは寝なくなりました。
それになにより力がついてきました。
生徒たちが勉強したのです。が、僕も勉強をかなりしました。

指導者のレベルが低いと生徒の成績は絶対に伸びません。
そりゃそうです。
英語の教員の英語のレベルが英検準1級レベルとするじゃないですか。
生徒のレベルはおそらく英検2級にも届かないはずです。
自分でやる生徒は先生を無視して頑張るので伸びるでしょうけど。

リスニングの苦手な先生に教わる生徒は、どう勉強していいかわからない。
英作文の苦手な先生に教わる生徒は、どう勉強していいかわからない。

生徒の成績を伸ばすために、いろんな勉強をしました。

セミナーでは、僕はこういう勉強をしてきたという話をします。

2月7日(日曜日)10:00~12:10です。

お申し込みはこちらからお願いいたします。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
今も絵の勉強をしていますが、当時に比べると圧倒的に量が少ない!
時間を見つけて、これからは頑張っていきます。

 


kimutatsu

書店という文化

Posted on: 2021年2月2日(火) 6:40

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たとえば安倍さんや菅さんが本を出すとするじゃないですか。
もちろんご本人が執筆されるわけではないのですが。

そうすると自民党や支持者が書い取ることになるんです。
自動的に「売れる」状態が作れるんですね。

「売れていますよ」に日本人は弱いので、書店でも売れるんです。

ただ、一般の我々の場合は違います。
勤めている会社が買い取ってくれるわけではありませんからね。
フェイスブックにも書いたのですが、今まで本を出したことのない人、
あるいは出したことはあっても売れなかったという人、
こういう人はもう本が出せなくなってしまったんです。

この著者の本は売れる!という人しか出せなくなりました。

日本の文化レベルからすれば、良くないと思うんですね。
同じような本ばかりが書店さんに並ぶことになりますから。

同じような音楽ばかりが流れてくるのって嫌じゃないですか。
ショパンがあって、スタレビがあって、さだまさしもあるからいいのです。

本が売れなくなって、今そういう状態に日本はなっています。

皆さん、アマゾンではなく、日本の書店さんで本を買いませんか。
本屋がないんだよねという人もいらっしゃると思うんですけど・・・

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コロナ禍で困っているのは飲食店や旅行業者だけではありません。
たとえば書店さんも困っています。人が少なくなりましたから。

出歩かないというのはそういうことです。

それに書店散歩をする人も減ったそうです。

書店って待ち合わせをしたり散歩をしたりする場所じゃないですか。

そのどちらもなくなると、本の売り上げが落ちます。
言うまでもなく、営業時間も短縮となっています。

僕は物書きとして、日本のこの書店文化を守りたいです。
どこに行っても大きい書店さんがある国って、かなり少ないですよね。

ロンドンもニューヨークも、文具店に本がある程度のお店はあります。
また、コンビニで薄い雑誌が置かれているのも知っています。

しかし、日本のように巨大書店がどこに行ってもある国って珍しいですよね。
これは日本人の文化レベルの高さを表しているものだと思っています。
誇るべきことで、これからも維持していかねばなりません。

そんな折、悲しいニュースが飛び込んできました。
広島の巨大書店であるフタバ図書が別会社に事業を譲渡するそうです。

うーん・・・

それぞれの地域の書店さんを盛り上げていきたいなと思っています。
いろんな人と相談しながら、イベント等ができればと願っています。

すでにいくつかの書店さんと話はしているんです。
あとはコロナだけです。これが収束に向かえば。
でもおそらく今年中には収まるような気がしています。おそらく。

そうなったら、書店さんでワイワイ言いながら、お話ができればと思っています。
皆さんも「本を読みたいけど、何を読もうかな」という人はご参加下さい。

そのときを楽しみにしています。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
知性と教養を育てるために、本を読みましょう。
書店さんを守るために、書店さんで本を買いましょう。

 


kimutatsu

紀伊國屋書店梅田本店さんで

Posted on: 2021年2月1日(月) 15:59

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紀伊國屋書店梅田本店さんに行くと万引きできません。
上から僕が睨んでいるからです。

というのは冗談ですが(って、万引きするなよ!)。

写真のような形で、巨大な僕の写真が棚の上から見下ろしています。

なんだかありがたいというか…御祭神のように。

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西大和学園時代も灘校でも、生徒たちには多くの本を紹介してきました。
灘校では生徒たちにコラム付きで毎月1冊か2冊ずつ推薦してきました。

そのリストを梅田本店の書店員さんにお見せしたことがあります。

そしたら僕が勧めた本の本棚をレジ前に作ってくださったりもしました。

英語力を伸ばすために、いろんな大切な要素があります。
その中でも「第2言語は母国語の力を越えない」ことを意識することが大事です。

日本語で読むことができないのに、英語で読むことなどできません。

多くの日本人が勉強不足と報じられました。大人も子どもも。
それはやはり多くの書店員さんが「本が売れない」と仰ることに関係があるはずです。

これからもいろんな形で本を、そして書店さんを、応援していきたい。
書店さんに人が足を運ぶ取り組みも含め、関わっていきます。

ご一緒くださる書店さんが増えればいいなと願っております。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
教え子の田野瀬太道くんの残念なニュースが飛び込んできました。
またそれについては書こうと思います。

 


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