KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

本を書くということ

Posted on: 2012年4月3日(火) 0:09

 

 

     

     

       

    
灘の生徒たちが福島県立相馬高等学校を訪問したそうで、その話を前川先生とし
ておりました。相馬高校には友達がいるのでとても嬉しかったです。

さて、今日から合宿。

昨日はいつもお世話になっている甲子園五番町カイロプラクティック院の福井先生
に体じゅうを揉みほぐしてもらいました。

「木村さん、体の右側がかなり硬くなってますね」等と言いながら、体のバランスを
いつもきっちり見てくださるので、ここのところ肩凝りとは無縁の生活をしています。

あるときには足を、あるときには首の後ろを、入念にマッサージしてくださるのです。
今となってはもう福井先生のマッサージなしには僕の仕事は成り立ちません。

というわけで、万全の体調で合宿に行ってきます。

 
 

       

    

     

     

      

  
先日から「本を書きたい」という先生方と話をする機会がありましてね。どうやれば
本が書けるんでしょうかという質問を投げかけられることがよくあります。

裏返せばそれだけ物書きになりたい人が多いということなんでしょうね。

大事なものは「想い」でして。

カネを儲けたいという気持ちが先に立っている人には、とてもCPの悪い仕事だと思
うんですよ。(CP=コストパフォーマンス)

『センター試験英語リスニング合格の法則』を2冊、『東大英語リスニング』を書いた
翌年に振り込まれた印税が約50万円でした。

とても嬉しかったけど、本を3冊出してもだいたいこんなもんなんだなと思いました。
後から「3冊で50万円なら結構いいほうだ」と、ある著者の方から聞いたものです。

カネにこだわるのであれば、もっと違うことをされたほうがいいと思う。

 
 

 

 

 

 

 

 
本を書くというのは、頭の中にある想いを形にするということです。そしてそれを使っ
た人、読んだ人を、幸せにできるということです。

そしてもう1つ。

自分が死んだ後にも、自分の想いがこの世に残るということです。

永久に生き続ける人はいませんが、しかし書店さんに行けば、実は夏目漱石先生
も遠藤周作先生も、彼らの想いが今もなお残っていることがわかりますね。

本ってのはそういうものです。

僕が死んでも、体が滅びても、魂は生き続けるんだなと思えばこその本なのです。

今のところ、僕は約40冊の魂を遺すことができることになっているのですが、これら
のうち、1冊でもいいから、僕の死後も皆さんに大切にされることを願っています。

人は誰でも死にます。

でもsomething in my mindは、僕の本を読んでくださる人々がいらっしゃる限り、
生き続けるのです。これこそが物書きの特権だと思っています。

「本を書きたい」という人たちにまず理解してもらおうと僕が務めているのが、ここ
に書いたことなのです。極めてCPの悪い仕事ではありますが、しかし死後も魂が
生き続けるという意味では、極めてやり甲斐のある仕事ではないでしょうか。

さてと、合宿の準備をしようかな。

 
今日も僕のブログにおこし下さいましてありがとうございました。
 
 


kimutatsu

新大学生の皆さんへ

Posted on: 2012年4月2日(月) 12:07

 

 

 

 

 

 
昨日は私学大会の1回戦で、相手は報徳でした。負けました。いつもながら自爆
して負けてしまったのは、ひとえに監督のせいなんですけどね。

自爆=ヒットをたくさん打たれて負けたのではなく、
     エラーばかりして自分で勝手に負けること。

明日から淡路島で合宿を行いますので、守備と走塁をひたすら鍛えようと思ってい
ます。打つのは素振りを何回できるかですね。

要するに「何より基本」という姿勢を崩さずに練習しようと思っています。

新高2の光山と吉田がノッカーとして来てくれるのはとてもありがたい。

 

 

 

 

 

 
(試合後、報徳の監督と)

各大学で入学式が行われているそうです。2ヶ月ほど前、ドキドキしながら受験を
した大学に、あまり似合わないスーツ姿で今から参列するのであろう新入生の姿
を電車の中などで見ると、何とも言えず微笑ましくなりますね。

大学の4年ってのは驚くほど速く過ぎてしまいます。

前にも書きましたけれども、ダラダラと過ごすことなく、やりたいことを胸に刻みなが
ら生活しないと、結局は部活動以外は何もできなかったという4年になります。

バイトに明け暮れる人もいますが、社会に出ると「休ませてほしい」と言っても休み
がないぐらいに働かされてしまいます。

大学の間は、そりゃバイトも悪くはないですが、それより多くのことを経験する4年で
あってほしいなと思います。

かく言う僕もあまり何もできないまま大学を卒業してしまったクチなので、自戒の念
を込めて言っているわけです。っていうか、そういう大人のほうが多いんやないかな。

バイトをして何万か貰うと、おぉすげぇ!っていう感じになり、もっとお金がほしいとい
う病気にかかってしまって、中には友達に「こんなに稼いだ」なんて自慢するバカにな
る大学生もいます。

バイトするならば自分に投資をするお金と割り切り、そのお金で海外に飛び出すとか、
日本中を旅して歩いてみるとか、高校時代にはとても買えなかった本や教材等を買っ
て勉強してみるとか、そういうことに使ってほしいな。

そして社会に出た時に、即戦力と言ってもらえる人材に育ってほしいと願っています。

まだ18歳なんて子どもなのです。逆に言えば、これから伸びるのです。自分はまだ
まだこれから伸びるのだという意識を持って、自分を鍛えてもらいたいと願っています。

新大学生の皆さん、人生を楽しく生きて下さい。そのためにいろんな経験を、今のうち
に積んで下さいね。期待しております。

 
今日も僕のブログにおこし下さいましてありがとうございます。
明日からの合宿では怪我人が出ないことを祈っています。

 


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プチ英語教師塾

Posted on: 2012年4月1日(日) 2:14

 

 

 

 

 

 
去年の手帳を見ていると、12月31日のところに「今年は本当にいい年やったし、
本当によく頑張った!来年もやるぞ!」と書いてありました。

確かに。

だけど昨年の反省を1つ挙げるならば、自分としては一番大事にしている英語教
師塾が1回しかできなかった。

セミナーや独り勉強会や講演会は40回以上やったのにね。

今年は6月に博多で1回。

それから8月に東京で1回。

すでに2回予定しているので、その点では昨年の反省に立って動いていると言え
るかなと。

ただ今後はちょっとプチ英語教師塾みたいなのを立ち上げようと思っていまして。

 
 

 

 

 

 

 

 
従来の英語教師塾は、だいたい10名から15名の先生方に授業をしてもらい、そ
れぞれの授業に対して分析を行うという形式を取っていました。

でもそれだとどうしても長くなり過ぎてしまう。

むしろ3人ぐらいの先生方にお願いし、じっくりと分析を行うという形式ならば、時間
も2時間とか3時間とかで済むので、空いた土曜日にできるのではないかと。

土曜日に授業がある学校の先生でも、16時開始にしておけば、19時には終わり、
その後に授業をした先生方を労う懇親会を開くこともできよう。

 

 

 

 

 

 

今年の秋以降にそういう形で複数回できたらええなぁと思っています。今まで通り、
東京と灘校の教室と博多で順次行うような感じにすればいい。

リクエストがあれば、北海道とか東北でやることだって、きっとできるやろう。

うーむ、いい感じ。

英語教師塾をやってほしいという声があるんやけど、セミナーのリクエストも多くて、
だからどうしても教師塾が少なくなってしまってたけど、今年からは規模を少しだけ
小さくしたバージョンのものを増やしていければいいな。

以前の規模の大きいものも年に2~3回はやるとして。

喜んでもらえる企画をいろいろと考え中。その中で自分の夢が叶えばさらにいいな。
学校の仕事も、執筆も、教師塾も、セミナーも、ちゃんと一所懸命にやろう。

 
今日も僕のブログにおいでくださいましてありがとうございました。
今日から新学年ですね。特に新入生は後から後悔しないように
スタートダッシュを成功させてください。

 


kimutatsu

出逢った方々とのご縁を大切に

Posted on: 2012年3月31日(土) 22:06

 

 

 

 

 

 

(丸山先生の結婚式にて)

丸山先生の披露宴ってさ、キャンドルサービスあったっけ?と聞かれたのですが
あのなぁ、どんな披露宴やねん。間違いなくありましたがな。

キャンドルサービスを盛り上げるために、こうしてマスクを買ったんやから。

我々がキャンドルサービスを見ないで写真を撮りあってたうえに、完全に酔ってた
から、記憶に残ってない人がいるってことやな。

丸山先生の結婚式って、写真のスライドやってたらしいけど、どんな写真やったの?
と聞かれて答えられず、致し方なく西山先生に「スライドってどんなんやったの?」と
聞いても答えて貰えなかった・・・

要するにテーブルが同窓会状態になってたんやな。丸山君、ごめんよ。俺たちは全
く写真を見ていない。

ま、楽しかったってことで良しとしよう。

ラ・サールの生徒たちが入ってきて、丸山先生に挨拶してるシーンはとても良かっ
た。しかしそれ以外は披露宴というよりむしろ「一次会」やったなぁ。

楽しかった。しょっちゅう会える仲間ではないので、その点で丸山先生に感謝。

よく結婚披露宴に招かれて困るのは、そのテーブルに知り合いが全くいないという
ことやねんなぁ。飲んで食うしかない。

それに引き換え、今回はテーブルが東京や福岡、京都などから来たTKの先生方や
アルクの面々ばかりだったので、もう楽しくて楽しくて、普通の飲み会になっちまった。

次は誰が結婚するのか知らないけど、TKの先生方の結婚披露宴はあんな感じで
盛り上げるってのを定番としたいなと、勝手にそう思ってるのです。

 

 

 

 

 

 

(アルクの矢部君と石川君に挟まれているのは・・・)

東北の先生方にお礼状を書いていますが、仙台で行ったセミナーで出席カードを
出してくださった方々には全て書き終えました。

さすがに約100名の先生方に全て手書きで書くのは大変なのですが、一枚ずつ
心を込めて書いております。

磐城高校さんで行ったセミナーのほうのお礼状も書き始めています。そしてすでに
何名かの先生方から返事を頂戴しました。嬉しいものです。

ご自宅の住所を書いて送ってくださる先生方が多いのは嬉しいもので、年賀状等
は今後はご自宅にお送りできます。

ご自宅の住所を知っていると、異動などがあっても大丈夫で、末永くお付き合いで
きることになります。

よく年賀状をお出ししても、「こちらの学校にはこういう先生はいません」と戻ってく
ることがあります。今年の年賀状も15通ぐらい戻ってきました。

しょうがないので、PCの筆ぐるめから削除することになります。

名簿から知り合いが消えるのはとても寂しいものですが、しょうがありません。

その点、ご自宅からだと「あぁ、向こうも今後お付き合いをお願いしますと思ってく
ださってるんだなぁ」と、嬉しくなりますね。

個人情報を保護しようという法律ができて、「自分の担任がどこに住んでるのかさ
え知らない」という生徒が増えました。

これってどうなんでしょうね。担任に年賀状を出す際には、学校に出すそうです。

確かに個人情報を保護するのは大事なことですが、そのためにとても大切なものを
失っているのだとすれば、それはどうなんだろうなと考えさせられます。

僕のPCの筆ぐるめには約700名の先生方のご自宅が登録されているのですけれ
ども、こうした先生方とのご縁を大切に、お付き合いができればと思っています。

中には「広島にきたらうちの家に泊まりなさい」と言ってくださる先生もいらっしゃって
そのうち本当に泊まりに行ってやろうと画策しているのです。

この歳になってこんなにも多くの友達ができて、本当に嬉しく思っています。

 
今日も僕のブログを覗いてくださいましてありがとうございました。
人間ってのはひとりでは生きていけないのです。
他の人たちとのご縁を大事にしたいものですね。本当にそう思います。
打算ではなく、心のこもったお付き合いをしたいと願っています。

 


kimutatsu

I was in Tokyo for 2 days.

Posted on: 2012年3月31日(土) 13:12

    

 

    

 

  

   

 

 

  
29日から東京に行きまして、旺文社の赤尾元社長の部屋で対談を行いましてね。
赤尾さんといえば『豆単』ですね。僕も高校生の頃に持っていました。

『ユメブン』ゼロの共著者である佐藤先生、『ユメブン①』の共著者である石崎先生、
そして帝塚山中高の西山先生とともに旺文社に赴きました。

多くの社員の方々から歓迎を受け、恐縮しながら生駒社長にお会いしました。

その後、『Argument』という冊子に6ページにもわたって掲載されるという対談を
4人で行いました。どうやって英語の指導を行うかという大きいテーマで。

いくら大学に合格しても英語が使えなかったら意味がないし、最近の傾向としては
受験英語という従来の考え方にとらわれていると受験も突破できません。

やっと最近は「受験英語と使える英語をどう両立するか」という質問をされなくなっ
てきましたが、それは使える英語の力がないと、受験も突破できないということに
多くの人たちが気付き始めたからではないかと思っています。

とにかく旺文社の方々にはお世話になり、感謝しております。

終わってからの懇親会も大きく盛り上がりました。西山君、またよく飲んだなぁ。

 

 

 

 

 

     

   

 

  
翌日は朝から『蛍雪時代』の撮影を恵比寿のスタジオで行い、それが終わってか
らアルクに寄ってきました。

嵯峨さんや飛田さん、木ノ内さん、矢部君、木下さん、水島君たちと話をしました。
新しい本の企画書を木下さんに渡して、西山君がお世話になると思うのでよろしく
と挨拶して・・・

帰ろうとしたら、なぜかB社山田君が永福町に。

じゃあ飲みますかということで渋谷に移動。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
居酒屋のトイレのドアを見て、「2時間もトイレには入れんなぁ」と言いつつ、なんだ
かんだと話が盛り上がり、これからもポジティブにいい仕事をしていこうぜという気
持ちを確認しながら帰路につきました。

これがトイレの入口に貼られてるところにセンスを感じるよねぇ(笑)。

明日から私学大会が始まります。今日はやっと雨が止みましたが、今日中に仕上
げたい原稿があるので、さっきからリスニングの問題を作りに作っています。

鹿児島から博多へ、そして東京へと、今週はずっと移動していたように思いますが
多くの人たちにお会いできて、とても楽しかったし、仕事の話がよくできました。

明日から新学年ですね。また気持ちを切り替えて、66回生のこれからのシラバス
をじっくり考え、始業式に臨もうと思っています。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
仙台白百合学園の先生方からメールや手紙を頂戴しました。
4月中に行ってこようかなぁ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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合格おめでとう!

Posted on: 2012年3月28日(水) 14:53

 

  

  

  

  

  

 
鹿児島港から桜島に移動するフェリーの中です。写真のポジショニングが少し
悪いようにも思えるのですが、撮影者によると「だって海が見えたほうがいい
じゃない?」とのことでした。

というわけで、写真の左に写ってるのは海です。

西山先生が帰りのタクシーの中に荷物を置き忘れてきたことは秘密ですけど、
どうもその中にデジカメも入っていたそうで、せっかくの写真がないそうです。

タクシー会社から荷物が送られてくることを祈っています。もしかしたら諸般の
事情により、丸山先生の家に連絡があるかもしれんねぇ、西山君。

 

 

     

      

     

      

 
さて、このたび東京大学に合格したという吉田君という生徒からメールを頂きま
した。メールには次のように書かれていました。

**************************

はじめまして、こんにちは。
この度、私は●●市立高校から東京大学文科Ⅰ類に合格しました。
英語はもともと得意でしたが、リスニングが大きな懸念材料だった私に、
学校の先生が薦めてくれたのが、キムタツ先生のリスニング本でした。
テストを解いては自転車に乗りながらシャドーイングを繰り返す日々…
(かなり変な人やったかも(笑))
直前期にはリスニングに絶対的な自信がつき、
東大入試も突破できました\(^^)/
ほんとに感謝しております。

**************************

吉田君、おめでとう!東大に合格するだけではダメなので、その英語力を使っ
て、世界の困っている人の役に立つ人材に育ってください。

何よりメールありがとう。感謝する気持ちをちゃんと相手に伝えることができる君
は素晴らしい。なかなかできることじゃない。

それ以外にも「合格しました!」のメールを頂戴しているので、随時アップしてい
きます。楽しみにしておいてください。

合格した皆さんは、ぼんやりした大学生にならず、春からの計画を今のうちにしっ
かりと立てておいたほうがいいよ。

大学の4年間ってのは驚異的に速いから。

クラブだけでなく、この4年間にこういうことをしてやるぞという計画。自己に対す
る投資だけはカネも時間も惜しまず、どんどん自分を鍛えてください。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
ようやく春らしい気候になってきましたね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

九州から帰ってきて

Posted on: 2012年3月27日(火) 17:05

        

        

          

         

           

          

            
丸山先生の結婚披露宴があり、鹿児島に行っておりました。披露宴が17時か
らだったので、それまでレンタカーを借りて桜島に行ってきましてね。

まぁ、ひたすら笑いながら。

しかしあれやね、桜島ってのは島全体が火山やから当たり前といえば当たり前
かもしれんけど、ものすごい量の火山灰が降ってるんやなぁ。

洗濯物、外に干せないな。それとコンタクトが・・・

車に乗っていた3人のうち、西山先生以外の2人はコンタクトをしていたのです。
車から降りるたびに、目の痛みと闘っておりました。

僕は水族館が好きなので、昼飯を食った後に鹿児島水族館へ。そしてその後、
披露宴が行われた城山観光ホテルへ行きました。

披露宴自体はつつがなく。ただやっぱりあれやな、僕らは騒ぎすぎたかもしれ
んなぁ。大丈夫かな・・・まぁ大丈夫やな・・・うん、大丈夫やろ。

翌日は西南学院をお借りして「定期考査の作り方、例文の作り方」の勉強会を
行いました。30名を超える先生方が参加されました。

多くの先生方からお礼状やお礼のメールが届いていましてね。皆さん、とっても
役に立ったと書いてくださっていて、こちらまで嬉しくなります。

お礼状、返事を書かないと。

下線部訳や日本語での説明ばかりの定期考査だと、生徒たちは全訳に頼って
対策をしてくるケースが多いので、そうならない設問の作り方について説明しま
して、実際に先生方に設問や例題、ダミーの選択肢などを作ってもらいました。

お役に立てれば嬉しく思います。

明後日からは東京です。旺文社のArgumentの対談と、『蛍雪時代』の写真の
撮影があります。また東京の先生方に会えるのが楽しみです。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
披露宴に出たのに、丸山夫妻の写真が全くない・・・
僕のテーブルの先生方の写真しかないのはどういうこっちゃ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

一所懸命に単語を覚えること

Posted on: 2012年3月23日(金) 10:43

 

 

       

     

      

    

    

    

NHKで参院予算委の様子を見ていたのですが、マイクの前で喋っている首相
とか岡田さんの言っている内容はともかくとして、野党のヤジ、何とかならん?

ヤジっている人に「いまヤジったの誰ですか」って、もし首相が聞いたら答えて
くれるんかなぁ? それとも顔の見えない人が叫んでるのかなぁ?

小学生の学級会でもこんなヤジを飛ばす奴はおらん。

民主党ももうちょっと頑張ってほしいなとは思うけど、こういうのを見てると野党
もやっぱりダメだなと思わざるを得ませんね。

橋下さんの党に期待する人が多くて既成政党は脅威に感じてるらしいけれど、
それはこういった場面を見ていると、少なくとも今の野党ではダメだなという気
持ちになるのは間違いないところなんではないでしょうかねぇ。

 

 

 

 

   

        

  
昨日、電車の中で一所懸命に単語を覚えている女の子を見たのですが、じっと
目で見ているのを見て、大丈夫かなぁと思いながら見ていました。

たぶん英語のプロが同じく電車の中で覚えるとすれば、口を動かして小さい声
ででも発声しながら覚えるはずです。

例えば次の単語を覚えてください。

 infirmary 保健室
 epicenter 震源地
 expel ~を追放する
 torso 胴
 shaggy 毛がくしゃくしゃの

これを覚えるときに、発音やアクセント、イントネーションなどを知らないで、なん
となくこういう発音なんじゃないの?と思いながら覚えるのは危険です。

目だけで覚えると、どうしてもそういう姿勢になりがちで、一見すると楽で近道な
感じがするかもしれませんが、逆効果になります。

単語を覚える目的は、「英語が得意になること」です。

でも目で見て覚えてばかりいると、英語が得意にならない可能性が高いのです。
我々は単語を覚える際に、必ず声を出します。プロで声を出さない人ってたぶん
ひとりもいらっしゃらないと思います。

電子辞書の音声機能とか、本についているCDを必ず使って、どういう音なのか
を絶対にチェックします。だから僕の授業では、電子辞書を使っているのです。

これは何と発音するのだろうと思ったら、どんなときでも音を出して良いと生徒た
ちには指示をしています。僕の解説中であっても、ボリュームを絞って「音声」と
いうボタンを押して、電子辞書を耳に当てている生徒が結構います。

音を聞いて、自分で真似て発音し、意味を確認しながら何度も発音しているうち
に、その単語が頭にこびりついてきます。それが大事なのです。

1時間経って、さっき覚えた単語を思い出そうとしてみてください。

すっと出てこなければ覚えたものが消えているのです。悔しい思いがしますけれ
どもしょうがありません。もう一度声を出します。何度も声を出しましょう。

そうすると脳がこう考えます。

「この単語ってもしかするとめっちゃ大事なんちゃうか?この単語を覚えておかな
ければ、この人の生き死にに関わるぐらい大事なんちゃうんか?」

脳にそう思わせることが大事なんだそうです。サバイバルに関する情報を、脳は一
番覚えようとするからです。

そのためには目だけで覚えるのではなく、体中を使って一所懸命に覚えようとす
ることが大事です。手を使う、声を使う、もちろんその声は聞こえますので耳を使
うことにもなります。

そのうち「だまされた」脳は、その単語を忘れようとはしてくれません。

名前や住所、保護者の名前などと同じように、刷り込まれてしまうのです。

そういう単語ってありますね。dog、sky、pencilなどがそうです。上に書いた5
つの単語が覚えられなくて、dogは忘れないのはどうしてでしょうか。

それは脳に刷り込まれているか否かの違いです。刷り込むためには目だけで
覚えてはいけません。体全体を使って覚えることです。

だからね、CDが必要なのです。CDの音声を真似ること。それが何より基本で、
それをスタートラインにして単語学習をしていくことが重要なのです。

 
今日も僕のブログに来て下さってありがとうございました。
「使える」単語を増やして、どんどん英語を話しましょう!

 


kimutatsu

福山暁の星女子中・高とセミナーと

Posted on: 2012年3月22日(木) 10:22

                 

                        

                          

                                  

                            

                           
負けてる試合の監督ってのは寂しそうに見えますね。しかもコールド試合の
こっちはランナーが1人も出ない試合の監督ってのはね。

合宿では鍛えてやろう。夜騒げないぐらいに。

ラサールの丸山某が結婚するというので九州へ行きます。結婚式には西山、
十督、執行、今吉、大藪といった悪い人たちが揃うので(『ユメブンゼロ』の佐
藤君とアルクの2人は悪い人ではないな)毒されないように気をつけねば。

それが24日。結婚式では大騒ぎしないようにしたい。

したいが・・・メンバーがなぁ・・・

25日は博多で「定期考査や模試などの設問の作り方・例文の作り方」につい
てのセミナーを行うことになっているので、結婚式が終わってから博多に移動。

今回も多くの先生方が集まってくださると聞いてる。楽しみでならぬ。

同じセミナーを4月28日には東京でやることにしてる。これまた楽しみだ。

いずれにしてもこうしていろんなところに行って友達や弟子たちに会える喜びは
格別のものですね。また多くのインスピレーションを頂いて帰ろう。

                      

                         

                           

                               

                            

                          
                              

広島県にある福山暁の星女子中学・高等学校の村田先生からメールが届いて、
上の写真が添付されてありました。

みんなええ表情してるなぁ。こういうの、いいなぁ。

そして後ろのスクリーンには僕へのメッセージが。

村田先生からのメールの一部を抜粋します。

***************************

昨日、最後の授業があり、他の学校のみなさんがされているように、
『ユメタン』を手にみんなで写真を撮りました。
持ち上がりがあまりない本校で、幸いにもこの子たちを中1から
3年間教えることができました。
木村先生の講演で刺激を受け、2年生のときに『ユメタン』を投入。
先生のアドバイスに従い、授業でもCDを使いながら、週1の小テストに
合わせて、読ませたり書かせたりするトレーニングを繰り返し、
今日までやってきました。
それはまさに網で水をすくうような作業でしたが、何回もすくっているうちに
網の目が狭くなった手ごたえがあります。
特に頑張った子の『ユメタン』は、最後はボロボロになっていました。
来年度は、私の手を離れることになりそうですが、
生徒たちが『ユメタン』で培った語彙力をベースにして、
高校で英語力をさらに磨いていってくれることを願っています。
きっかけを与えてくださった木村先生に、心から感謝申し上げます。

***************************

いつも言っていることですが、教材がいくら良くてもその先生に情熱がなかったり
スキルがまずかったり伝える力が弱かったりすると、生徒は伸びません。

その点で村田先生は若いのに、しょっちゅう僕のセミナーにいらっしゃって、勉強
され、こうして生徒たちにいい影響を与えておられるのです。

来年からはこの生徒さんたちを教えないということなので、一抹の寂しさがある
んでしょうけれども、生徒さんたちが「秀一魂」を受け継ぎ、立派に英語を学習
されることを祈念してやみません。

村田先生だけではなく、こういう情熱のある先生方がそれぞれの学校で頑張っ
ておられることが、日本の英語教育の土台となっているのです。

ひとりにできることは小さいですが、そういった取り組みの結集こそが、英語教育
全体の変革と盛り上がりに寄与するのです。

 
                                

                                 

                                

                                 

                                

                                 

                                 

                                 

                                                             

以前は訳読式といって、生徒たちに全訳させてきて、それを授業中に添削すると
いうスタイルの授業しかないといっても過言ではありませんでした。

ほとんどの学校でそういう授業が行われていました。

単語は発音記号を頼りにして読み方を覚え、目で見て覚えました。CDなどの
音声は、使い方すらわかりませんでした。

今ではかなりの学校で訳読式以上のことを実施し、多くの生徒たちが英語を話
せるようになってきました。

単語を覚える際に、CDを使って覚え、したがってリスニングの得意な生徒が多
い学校がどんどん増えてきました。

とてもいいことです。本当にそう思います。聞けないし喋れないという生徒が仮
に模試で偏差値70取ったとしても、その子は英語が全くできないに等しい。

英語は使えてナンボですからね。使える生徒は模試などでも成績が良くなりま
す。その点で今の生徒たちは本当に幸せやなと思います。

我々教員は、自分が受けてきた英語教育の長所と短所を分析し、その分析を
自分の授業作りに役立てることで、英語が使える生徒たちをどんどん育ててい
きたいものです。

大学に入ってから英語を勉強し直さなくてもいいように。

そしてその姿勢はリーディングの設問作りにも反映されます。下線部訳だらけ、
「日本語で説明しなさい」だらけという試験では、全訳を見て勉強してくる生徒
がたくさん出てくるのも当然だと思うのですね。

そうじゃなくて「使える英語力を涵養する」という観点で設問を作ればどうかと。

ということを考えながら、25日は九州の先生方の前で話してくるつもりなのです。
今からとても楽しみです。

 
今日も僕のブログにおこし下さいましてありがとうございました。
だいぶ暖かくなってきましたね。花粉を除けばよい季節です。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

信じて続けてきたからこそ

Posted on: 2012年3月21日(水) 23:48

 

 

   

        

         

         

  
開会式に行こうかなと思って、えらい早起きし、甲子園に入ったのが朝7時。
1塁側スタンドはガラガラ・・・なんのために早起きしたんや?

でもやっぱ始まってみると感動的でして。

特に選手宣誓が良かったなぁ。ジーンとなりながら聞いていました。

     

        

          

         

        

        

   
     

        

        

       

        

          

 
開会式直後の第1試合が三重高校と鳥取城北高校の試合でした。開会式は
比較的グラウンドに近い席で見ていたのですが、高い場所に移動。

球場ってグラウンドに近い場所で見ると全体が見えないので、高い場所の方
が見やすいのです。特に外野の位置とか、走者が逃げたとか逃げないとか。

あ、「逃げる」ってのは盗塁の意味です。

高い場所にいると全体が見渡せて、とてもいい。

試合はかなりシーソーゲームでしたが、最後は三重高校が勝ちました。去年の
2月に講演に行かせて頂いた学校なので、大声で応援しておりました。

鳥取城北高校も9回2アウトからHRを打って1点差にしました。開会式直後から
えらいもつれた試合で、選手たちは大変やったでしょうけれども、試合自体はかな
り白熱していて、観戦のし甲斐があったというものです。

          

                    

                        

                     

                          

                           

   
こういうところでプレーができる選手たちは幸せですが、その分の努力をしたか
らこそ手に入れることができた幸せなんですよねぇ。

四の五の言わないで、必死に練習してきたのでしょう。

それが勉強となると「どの本がいい?」だの「この方法はいいのか?」だの、まぁ
そんなことを言うとる前に毎日続けなはれと言いたくなってしまいます。

選手たちはたぶん「この方法はいいのか」なんて思わず、指導者に純粋に従い、
だからこそ手に入れた栄冠なのでしょうね。

というようなことを考えながら、スタンドで観戦していた木村です。

英語だって数学だって、大事なのはこれと信じた教材を必ずまるまる一冊完璧に
潰そうとすることではないでしょうか。ましてその教材を最後まで1回も終わってい
ないのに、まるで評論家みたいな姿勢で批評するのはどうかと思います。

部活も勉強も同じです。というより、基本的な人間の営みなんてどれも同じですわ。
大事なことはむしろ評論家然としないこと。愚直に続けること。それに尽きるな。

 
今日も僕のブログに来てくださいましてありがとうございました。
最近は運気がさらに強くなってきたのを感じています。
人の悪口を言わずに、黙々とやるべきことをやっているだけですが
これって本当に大事なことですね。

 


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