KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

実行するということ

Posted on: 2012年3月7日(水) 10:59

 

 

 

 

 

 
最近つらつらと考えるに、「実行する」ということは本当に大事なことやなと思わず
にはいられません。言うは易く行うは難しという言葉もありますが、その通りです。

例えば日本の国民全員に次のようなアンケートをとったとします。

① インターネットの掲示板に友達の悪口を書き込むことは良いことですか。
② 歩きながら煙草を吸うことは、他の人たちに喜ばれますか。
③ 成績をあげるために、授業の復習をその日のうちにしなくてもいいですか。

こういうようなアンケートをとると、大概の人は「いいえ」と答えるはずなのです。

特に自分の顔や名前が出ている状況ならなおさら。

ところが実際はどうでしょうね。

① 2chや裏サイトなどの掲示板はまだなくなっていません。
② 大阪や東京を歩くと、結構な人たちが歩き煙草をしています。
③ 採点してるとホントにね・・・お前らなぁ(怒)

言うだけなら誰でもできる。問題は「実行する」かどうか。そこで大きい差ができる。

いつも言っているとおり、僕も全く大したことないのに、こうして本を出せたり色々と
夢が叶ってきたのは、何年か前にこの「実行する」力に気付いたからです。

ある人の言葉で「そうか!」と膝を叩き、そこから少しずつどころではないぐらい、と
にかく「実行」してきました。気がついたら才能も何もないのに、ここまで来ました。

皆さん、思ったことをいかに実行できるかです。簡単なことです。極めてシンプル。
今日はその「実行」した先生のメールをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 
木村先生、こんにちは。ご無沙汰しております。教員を20年以上続けてきて、今
まで生徒たちの単語力不足を嘆いてばかりの自分に新しい局面が訪れたのでメ
ールさせていただきました。

先生のセミナーで「読解力をつけようと思ったら読解の授業をする。英作文の力を
つけようと思ったら英作文の授業をする。単語力をつけようと思っていらっしゃるの
に、単語の授業をしなければ力がつくはずがない」と仰ったのを聞いて、確かにそ
のとおりだなと思いました。

今までの自分は単語集を生徒に持たせ、週に何度かテストをし、確かに再テスト
を繰り返して自己満足をしていただけで、単語の授業という観点がなかったなぁと
思いましたので、セミナーで教えてもらったとおりに行いました。

ただやはり公立高校の悲しいところで、『ユメタン』を使うという点で同僚の賛同を
得ることができず、議論した結果、私の行っている3クラスだけ『ユメタン』を使って
授業の最初の5~7分で単語の授業を行うことになりました。したがって定期考査
では(クラスによって使っている単語集が異なりますので)単語を範囲に入れなく
なりました。それに文句を言われたこともありました。

授業ではCDをかけ、『ユメタン』に負けるな!を合言葉に、クイックレスポンスを繰
り返しました。生徒たちはかなり大きい声を出して頑張りました。

11月の模試あたりから異変が起こりました。

私が行っている3クラスだけ、他のクラスよりも成績が(平均すれば)良かったので
す。読解もリスニングも英作文も、他のクラスよりかなり上でした。1月の模試では
その差が大変なことになり、さらに英検準2級は私の3クラスの合格率が他のクラ
スを大きく上回りました。生徒たちに聞くと「知らない単語はほとんどない」というこ
とでした。これは私の教員生活では初めての経験で体が震えました。

ご存知のとおり、本校は進学校というわけではありませんが、それでも英語の偏
差値が70を超える生徒が十数名出ました。これはおそらく本校の歴史のなかでも
初めてではないでしょうか。『ユメタン』に負けるな!という声に発奮し、あのCDを
使った生徒たちの勝利だと思いますし、授業で単語の指導をするという木村先生の
教えを、実は疑心暗鬼ではありましたが、実行した私の勝利だと確信しています。

この4月からは全学年『ユメタン』を使うことになりました。このままでいけば県トップ
の高校を抜けるんじゃないかという声もありますが、残念ながらその高校さんでも
『ユメタン』を使っているので(笑)。

多くの方々と同じで生徒たちの単語力のなさを嘆いてばかりいましたが、ダメだった
のは私の方法だったのですね。今までの生徒たちに悪いことをしました。だけれども
これからはこの『ユメタン』に負けるな方式で、生徒たちの力を伸ばしてやろうと決め
ました。それと私自身も木村先生と同じく、『English Journal』を暗唱しようと決め、
さっそく1月号から頑張っています。

いろいろとお教えいただきまして、感謝しています。いつも感謝しています。

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確かにメソッドは絶対に良いと、(手前味噌ですが)僕は思っています。問題がひと
つあります。それは「実行」できるかどうかです。

セミナーにいらっしゃった先生方って、みんな何かしら悩んでおられると思う。そして
学ぼうとされているから、わざわざセミナーにいらっしゃるはずなのです。

で、講師の先生方のメソッドを聞いて、これはいい!これならできそう!とアンケート
などには書いてくださいます。

問題は、ご自分がそれまでの方法を捨てて、「実行」できるかどうかなのです。

メールをくださった先生も、保守的な他の先生方と闘われたそうですが、それでも
今のままでは失敗し続けることになると奮起されたと書いてありました。

今までのやり方では単語力を伸ばしてやれていないんだから、定期考査から単語
の範囲を外せば全て解決するじゃないかと提案し、これを譲らなかったそうです。

「実行する」ってのは、勇気と覚悟が要りますね。この先生だって、もしうまくいかな
かったら、またぞろ他の先生から「ダメだったじゃないか」と笑われていたはずです。

それを覚悟して、勇気を持って「実行」されたこの先生のおかげで、生徒たちの英語
力が格段に上がったのだと思っています。

実行するということ。これこそが成功への鍵ですし、その前の段階として、方法その
ものを分析して、具体的な道筋を頭に描くことが重要です。この先生の場合は僕の
セミナーにいらっしゃったので、その部分は僕のやり方をコピーするだけでよかった
のですから、あとは実行するかどうかだけだったのですね。

Y先生、こちらこそありがとうございました。これからも頑張って下さい。生徒たちに、
くれぐれもCDを使うようにと、でないとリスニングで困ることになるよとお伝え下さい。

他のユーザーの方々も、目で見て覚えるのではなく、CDを活用し、『ユメタン』に負
けないように、クイックレスポンスを繰り返して下さい。

そうすれば英語力全体が上がっていきます。この先生の生徒さんたちのように。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
こういうメールが手元にいっぱいありますので、順番にご紹介
していきますね。何かの参考になればと思っています。

 


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『ユメタン①』を終えて

Posted on: 2012年3月6日(火) 6:20

 

 

 

 

 

 

 

 

 
いまイギリスへ行っている函館白百合学園の生徒さんたちです。日本を出る時
に佐々木先生からメールが来て「ユメタンも連れていきます」と。

嬉しいなぁ・・・どうしてみんなこう気持ちのいい連中なんだろう。

さて、本校の生徒たちですが、中3の9月に始めた『ユメタン①』を7周しました。
そしてこの2月末日に7周目の最後のテストが終わりました。

高校から入った生徒たちは3周しかできなかったけど、よく頑張ったのではない
かと思います。ファイナルチェックをしたら、みなよく頑張ってた。

ファイナルチェック・・・『ユメタン①』をどこまで覚えてるか、最終的にチェックした
のです。2月に。5回に分けて。

2月 1日   1 ~ 200番
2月 8日 201 ~ 400番
2月15日 401 ~ 600番
2月22日 601 ~ 800番
2月29日 801 ~1000番

普段の試験だと範囲が100個あったとして、出題するのは30題ぐらいなので
すが、今回のは範囲の単語を全て出題します。

テストメーカーで作ったフレーズの穴埋め形式にして200題出します。

生徒は勉強してきて受けてもいいし、全く勉強しないで素の状態で受けてもい
いわけで、今回のは「どれだけ覚えてるかチェック」なので、再テストもなし。

集計して優秀者を貼り出したのですが、全体の平均点は1000点満点の930
点でした。ほとんどの生徒たちが9割以上あって、極めてよくできていました。

最高点は1000点が1人。950点をとってもベスト30には入れない結果となり、
彼らが極めてよく努力したことを如実に表す結果となりました。

この期末考査から『ユメタン②』(国公立大二次レベル)に入ります。
 


  

 

 

 

 

 

最後の授業で「今日は単語の授業をやります」と言って、もう一度単語の覚え
方というか、単語の学習法についての講義を行いました。

発音記号を覚えるのは大事やけど、何よりCDを聞いて単語を覚えようとしなけ
れば、つまり発音記号だけで判断して発声してしまうと、その自分なりの発音
がリスニング力を伸びなくする原因を作る可能性があるので止めてくれ。

したがって必ずCDを聞いて覚えてほしいと訴えました。

それとスピーキングや英作文にとって大事な「クイックレスポンス」です。これも
『ユメタン』はクイックレスポンスの練習を自分でできるようにしてあるので、CD
を使ってクイックレスポンスを繰り返すように訴えました。

そして『ユメタン②』を使って、セミナーでやってるみたいにして、みんなでクイッ
クレスポンスの練習をしました。

他にも大事なことを2点伝えておきました。

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『ユメタン①』を大事にしてほしい。あれ、忘れてるなと思ったら『ユメタン①』に
戻ってほしい。だからその本は大事に取っておいてもらいたい。

他の人に比べて自分はまだ定着していないなと思ったら、春休みの間に必ず
『ユメタン①』を頑張ってほしい。授業は『ユメタン②』に進むけど、それはあくま
でも全体のペースであって、自分はまだだと感じたら①に留まる勇気を持とう。

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高校2年生の間に『ユメタン②』を徹底的に覚えてもらい、フレーズまで含めて
クイックレスポンスができるようにしてやろうと思っています。

そうすれば受験レベルなら難なく解けるようになります。

高3はもうやることがないので、スピーキングの力をもっともっと伸ばそうと思っ
ています。今はまだ彼らはリスニング(受信)の域を出ていないので。

でもなんだかんだ言っても受験のことは気になると思うので、それは高2まで
で終わらせてあげて、高3はさらに上を目指して頑張ってもらおうと。

僕のほうは指導計画(シラバス)を再構築して、4月11日の授業に備えようと
思っていますが、高1までは全く問題ないどころか順調すぎて怖いぐらいです。

自分で言うのもナンですが、『ユメタン』を作って本当によかったと思っています。

なにより使うサイドが納得して使うことが大事ですから、他のユーザーさんたち
も、僕と同じように『ユメタン』を、CDを、うまく活用して、単語力とリスニング力と
英作文力を同時にアップさせてくれればいいなと願っています。

 
今日も僕のブログに来てくださって、ありがとうございました。
『ユメタン』ファイナルチェックの結果にホッとしております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

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『English Journal』4月号

Posted on: 2012年3月5日(月) 22:24

 

 

 

 

 

 

(British Museumにて)

今日は北海道の石川先生、濱田先生、泉田先生、福岡の上田先生から手紙
とか葉書きを頂いて、気分のいい木村です。

僕が出した礼状の返事であっても、手紙や葉書きを頂くと嬉しいものです。

『English Journal』4月号が届き、えらいきらびやかな表紙やなぁと思いなが
ら開いて、「英語メディアは3.11をどう伝えたか」を読みました。

柴原先生の奥さんが出ていて、特にそこを熟読。なるほどなぁと思いつつ。

夫婦で通訳なんて凄いねぇ。特にセミナーのときのお二人の会話を聞いてたか
ら余計にそう思います。

柴原早苗先生(奥様)に「キムタツ先生の方法を続けていたら、先生の教え子さ
んたち、みんな同時通訳者になれます!」と言っていただいたのを思い出した。

「同時通訳者を鍛えるのと同じ方法です」と、そういえば柴原先生(旦那)にも言
っていただいたのを、今さら思い出した。

いずれにせよ、生徒たちは『ユメタン』で泣くほど鍛えられてるってことだ。

そのあと「ブレない英語学習法」のページを熟読。

ふむ・・・人によっては僕とは180度違うなぁと思いながら。

「ブレない」とは言いながらも、あくまでもこれはこの人たちの個人的な方法であ
って、絶対的に正しいわけではないのです。

もちろん僕の方法だってそうです。

むしろ、こういうのをヒントにして自分の方法をあみ出した人が強いのです。

でも松澤先生のリスニングの勉強法に関しては僕のと全く同じだったので、意を
強くして、このコーナーは読了。

リスニングに強くなりたければ話すことです。ディクテーションなどのトレーニング
を終えたら、声を出して速読み(はやよみ)することです。

これを毎日1時間でも続ければ、2ヶ月後ぐらいには劇的にリスニング力が上がり
ますが、問題は気持ちが続かないことですね。

ヤル気はあるのですが、なかなか続かないのです・・・

という人がいますが、そういうのを「ヤル気がない」というのです。

ヤル気だけはどうしようもないので、自分で頑張るしかないけど、でも頑張ってる
うちに聞きとれるようになってくるので、少し簡単なものから始めるのがポイント。

わからなければセミナーにいらしてください。みんな速読みをしています。

さて、その4月号をipodに入れたら、暗礁に乗り上げている執筆をすることにしま
しょう。皆さん、お互いに頑張りましょうね。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
リスニングはできればワクワクしますが、できないとイライラ
しますね。でもこのイライラこそが伸びない原因だったりします。
スクリプトを見ながら、誰よりも大きい声で音読してみましょう。
3ヶ月ほど経ったら、あら不思議!かなり聞けるようになってい
るはずです。大事なのは「毎日すること」なのです。
 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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鹿児島

Posted on: 2012年3月5日(月) 1:36

 

 

 

 

 

 

 

 

(柴原先生が今から乾杯のご発声をされるところです)

先日、そういえば旺文社の方々が我が家にいらして、飲みながらいろいろと
話をしておりました。その際に飲んでいたのが芋焼酎なのですが・・・

問わず語らず名も無き焼酎

という名前の鹿児島県の芋焼酎でして、これがかなり美味くて好きなのです。

それからラサールの丸山君から屋久島のたんかんが送られてきました。丸山
君、ありがとう。あまりお気遣いなきようお願いします。

たんかんってなぁに?という方のために簡単に説明しますと(というか、入って
いた説明書きのとおりに書きますと)たんかんとは「ポンカン」と「ネーブルオレ
ンジ」の自然交雑でできた柑橘系の果物なのです。

これがな・・・どえらい美味いのですけど。丸山君、本当にありがとう。

というわけで、焼酎とたんかんのおかげですっかり鹿児島づいている木村です
けれども、今月末に鹿児島に行くことやし、鹿児島についてちょっと勉強してお
こうかなと考え中です。

今日から期末考査が始まります。生徒たち、頑張ってきてくれるかなぁ。

 
今日も僕のブログに来てくださって、ありがとうございました。
鹿児島といえば、さつま揚げが美味いよね。
辛子醤油をつけて食べるさつま揚げ。最高に美味いんだ、あれが。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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一流の一流たる所以

Posted on: 2012年3月4日(日) 16:45

 

 

 

 

 

 

 
通訳の柴原先生のブログに高田高等学校に行かれたときの様子がアップされ
ていて、とても心を動かされました。

何より東北チャリティーセミナーの直後に、陸前高田で被災された先生と連絡
をお取りになり、大学生とともに現地に行って、授業をされたのが素晴らしい。

大学の先生にしては極めて珍しいタイプの先生だと思う。

お金が貰えるなら講演に行きますよというタイプならたくさん知ってる。だけども
そんなものは要らないから、必要とされてるなら行くよというタイプって、本当に
大学の先生では初めて会ったのではないでしょうか。

そして一流ってのはこうなんやなとも思いますね。

実は先日の東北チャリティーセミナーの直後に、もちろん柴原先生ご夫妻にお
礼状を出させていただいたのです。お世話になったらお礼状を書くのは当然だ。

自分は筆不精でと仰る方がいるが、そういうのは言い訳に過ぎません。

お礼を言わなくてもわかってもらえるでしょ?というのは、極めて不遜で傲慢な
態度だと僕は思っているので、必ずお礼状は欠かさないようにしています。

相手からいただいたら、必ず返事を書く。人間として当然のことです。

特に僕は英語の教員で、生徒たちにコミュニケーションのツールについて教え
ているのです。なのにその僕がコミュニケーションの基本をなおざりにしていた
のでは、英語教員という肩書きが泣きます。

 
 

 

 

 

 

 

 
今回、2月18日に仙台で、19日にいわきでセミナーを行いましてね。

帰ってきてすぐに田中、加藤、濵﨑、西山の4人の先生方にお礼状を書き、翌日
から仙台のセミナーに参加された先生方にお礼状を書き始めたのです。

それが20日。

21日になって「あ、そうや、柴原先生ご夫妻にお礼状を書いてへん!」と思いた
ちまして、慌てて書きました。

そして学校からの帰り、甲子園球場前のポストに入れ、帰宅すると・・・

柴原ご夫妻からのお礼状がすでに届いていました。

お二人の自筆のお礼状を見ながら、「一流の一流たる所以やな」と思いました
ねぇ。なかなかできることじゃない。セミナー翌日には投函されていたのです。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
柴原先生はいつも講演で、声がなかなか出ない先生方に「それでいいんです
か!?」と仰います。「英語では声を出すことが何より大事です!」と。

あるいは前に詰めて座って下さいと言われてもなかなか前に座らない先生方に
対しても、「勉強しに来られたんじゃないんですか!?」と仰います。

そのたびに自分自身の甘さを指摘されているような気がして、心が痛むのです
けれども、そういう発言は柴原先生がコミュニケーションを大事にし、彼自身が
学ぼうとされているからこそなんですよねぇ。

昨年夏のアルクの合宿で、僕は文法の授業の方法について、朝6時から補習
をしたのです。前日は飲み会があり、遅くまで騒いでいました。
もちろん柴原先生も中座されることなく、最後まで飲み会に付き合っていらっし
ゃいました。彼は若い先生方と飲むのが大好きなのです。

そして若い先生方にも敬語を使って、きっちりとお話しになります。

さて、補習が朝6時からだったので、あまり先生方も来ないだろうなと思ってい
たのですが・・・

熱心な先生方に混じって、柴原先生は一番前に座って受講されていました。

人と人とのコミュニケーションを大事にされ、
謙虚で腰が低く、
それでいて学ぼうとする姿勢が顕著で、
だけどすでに英語の力が半端なく高い。

素晴らしいなぁと思うと同時に、僕ももっと頑張らないとあかんのやなぁと思いし
らされてばかりいます。そして刺激を頂いているのです。

柴原先生はいつも僕のことを褒めてくださるけれども、僕なんて英語力も伝える
力もまだまだなので、柴原先生のお褒めの言葉にいい気にならないように、フッ
トワークを軽くして、学び続けていかねばなりません。

柴原先生と知り合えた幸せを噛み締めながら、頑張っていこうと思います。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
一流は悪口を絶対言わないし、誰からも学ぼうとされます。
腰が低くて力のある人ってのは凄みがありますね。
かくありたい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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東大入試に思う

Posted on: 2012年3月2日(金) 16:29

  

 

 

 

 

 

 

 

先日、野球の大会があった舞子中学校のグラウンド横にあった梅の木なので
す。こうしてみると寒々としているのですが・・・

 

  

  

 

 

 

 

 

近づいてみると、このとおり、一つ綺麗に咲いていました。気温は低かったので
すが、もうすぐ春やなという気持ちになりました。

というか・・・

試合前に何をやってるのやら。

でも勝ったからいいや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
東京大学の英語の入試が激変しました。問題だけ見ていると変わっていないよ
うに見えますが、実際に受験した人は大変だったでしょう?

リスニングがかなり速くなりました。

昨年までの東大のリスニングはセンターリスニングよりも遅くて、ただ5分間聞
き続けねばならないという点だけがタフやったのですね。

5分が2回流れて、それが3題ありますので、30分なのです。

ところが今年受験してきた生徒に聞きますと、とっても速くなっていたと。

やりますなぁ、東大。

昨日、高1の最後の授業だったので、どうして速くしたと思われるかについて、
そしてこれからどうやって勉強すれば対応できるかについて話しました。

今まで以上に「使える英語力」が必要となります。

『東大英語リスニングSUPER』までやっておかないと対応できないのですが
それをやれば万全というわけではありません。

要するに「使える英語力」がないと合格できないのです。

それについての詳細はまた書きます。とにかく生徒たちには「CDを使わない
で単語を覚えると、リスニングの邪魔になってしまう。発音記号に頼った発音
ではリスニング力の伸長を妨げることになるので、絶対に発音記号の発音はし
ないようにしてほしい」と訴えました。

『ユメタン』は①が終わり、ようやく②に入ります。

単語テストで合格することを目標にするのではなく、CDを音ごと覚えて、リス二
ング力をアップさせ、さらにクイックレスポンスができることを目標に勉強しなさい
と強く訴えました。

東大がリスニングをタフにしたのですから、勉強し甲斐があります。

ますます鍛えます。リスニングとスピーキング。

基本を大事にしますが、『ユメタン』と『ユメブン』があって、なおかつ卒業までに
1000長文読めば大丈夫だと思っています。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
しかし東大、大問1と2と4と5は間違いようもないぐらいに
スーパー簡単で、リスニングだけが難しいのです。
読解や英作文は満点取れるから、落としたらキツイなぁ。

 

 

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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気合いを入れ直して

Posted on: 2012年2月27日(月) 21:38

 

 

 

 

 

 

 
秋田高等学校の先生方と仙台の夜に撮影したものです。加藤先生、草階先生、
ありがとうございました。木村はとっても嬉しかったです。

しかしあれですな・・・

今日は久しぶりに風邪をひいてしまいました。さすがに2日連続で寒風の下で
野球および審判をするとこうなってしまうのですね。

特に審判な。

神戸市中体連野球部の本部審判員なのです、わたくし。

ジャッジが上手いわけではないと思うのですが、何をどう間違えたのか、野球
のルールに詳しいからか、いつの頃からか審判にされてしまっていまして。

土日はひたすら審判でした。特に土曜日は雨に打たれながら審判してました。
途中で手の感覚がなくなってきて、右肩が上がらなくなってきて・・・(泣)

公立の若い先生方に混じって、おっさんが大奮闘しておりました。灘はきっと
キミ、そろそろいい年齢だから野球部の顧問は若い先生に変えてあげようじゃ
ないかなんて優しいことを言ってくれないと思うので、定年まで野球頑張ろう。

明日からはまた元気に頑張ります。今日は医者に行って血液検査をしてもら
いました。結果は金曜日に出るそうな。まぁ大丈夫やろうけどさ。

 

 

 

 

 

 

 
一日中、来年度以降の人生計画について考えておりました。

とにかく明日から再スタートのつもりで、ホンマに驚異的に頑張ろうと思ってま
すねん。誰も付いてこれないぐらい頑張る予定でおります。

そのうえで毎月10~15冊の小説の読書と、毎日1時間のウォーキングに加え、
100回の腹筋と100回の胸筋をかかさないようにしよう。

それと若い先生方で本を書きたいという方々のプロデュースもしたいと思って。
去年は佐藤君と石崎君でした。

今のところ丸山君、西山君、田中(十)君が名乗りを上げてるので、手伝って
やろう。できるだけ厳しく鍛えてやりたい。

もう自分はかなり夢を叶えてきたので、今度は他の人たちの助けになりたい。
そのうえで自分のこともどんどんこなしていきたい。

そして願わくば財団を作って、カネはないけどヤル気はバリバリにある生徒た
ちに対して、奨学金を給付してやれるぐらいになりたい。貸与ではなく、給付。

返却の義務はない。ただし、世界の人びとのために必死に働ける生徒たちに
対してしか給付はしないけど。

死ぬまでにそこまで頑張ってやろう。

そんなことを考えていたら、体調がだいぶ元に戻りました。気合い入れ直します。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
風邪をひくのは暇な証拠ですな。気合いが足りんのだという
母の声が空の向こうから聞こえた気がしました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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新チーム初勝利

Posted on: 2012年2月26日(日) 22:41

 

 

 

 

 

今朝ちょっと書きましたが、新チームになって初勝利を収めました。多数の保護
者の方々が応援に来てくださって、ありがたかったです。

よく合宿に差し入れ等に来てくださるのですが、合宿ってのは一日中練習なので
そこは無理のない程度でいいのですが、試合は何より応援がほしいですよね。

フィールドとベンチと応援席が一体になってるのがいいな。

差し入れとかは本当になくてもいいと思うんです。腹が減ったら自分で持ってきた
何かを口に放り込めばいいわけで。

応援は声とかカメラとか、アスリートにとって奮起の材料になるものがあります。
 

 

 

 

 

 

 

 
さて、試合は舞子中学校と対戦し、3-0で勝ちました。1年生の投手がよく投げ
ましたし、リリーフの2年生も良かった。また監督の采配にみなよく答えました。

監督なんて試合中にすることは限られておりましてね。

ランナーが出ないと仕事なんてほとんどないし、バントのサインやエンドランのサイ
ンなどの出し処をどうするかってことぐらいなのです。

ま、それが大事なんやけど。

昨日は2アウトからのセーフティースクイズを上手く決めてくれた選手がいたりとか
投手の後ろにあがった小フライをショートがスーパーキャッチしたりとか・・・

要するにここという場面で集中力を発揮して、試合前の練習を見ていた時には、か
なり苦戦するだろうなと思われた相手に完封勝ちできました。

実は今日の2回戦は負けてしまったのですが、昨日の勝ちがこれからの試合に生
きてくれたらいいなと願っている監督の木村です。

生徒たちと前川部長が帰ったあと、驚異的に寒い中を審判して帰って参りました。
寒気がするのでめっちゃ長い風呂に入り、体を温めました。

北海道と東北の先生方からのメールや葉書きがたくさん来て嬉しいなぁ。体こそ
ヘロヘロな状態ですが、心は全く疲れていません。めっちゃいい状態。

保護者の方々からも試合の写真をメールで送って頂き、なにかいろんな方々との
つながりを心地良く感じながら、今日は早く休みます。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
受験生の皆さんは二次試験お疲れさまでした。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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いよいよ入試

Posted on: 2012年2月26日(日) 3:12

 

 

 

 

 

 

 
待望の国公立大学の個別入試が始まりました。センター試験で取った点数を
持ち点に、いよいよ生徒たちが受験本番に臨みます。

皆さん、頑張ってください!

今年は出題形式が変わるんじゃないかとか、またいろいろ言われている大学
もあるみたいですが、力があれば形式なんてどうでもよろし。

形式云々に惑わされないで、堂々と闘ってきてくだされ。

それからリスニングのある大学を受験する人は、普段リスニングの勉強をして
いても、なかなか英語耳にならないものですから、試験の少し前から日本語を
封印して、英語中心の生活をしたほうがいいと思う。

いくら力があっても、発揮できなかったらあかんからな。

3月10日あたりが発表ですが、それまで落ち着きませんなぁという人は、いま
こそ東北を旅して、いろんなところを見ておかれてはいかがでしょう。

大学に入れば4月5月あたりはバタバタしますからね。

とにかく最善を尽くしてきてください。合格しないとあかんと考えると緊張します。
普段の力を出し尽くそうと考えればいいのです。判定は神様がします。

人事を尽くし、天命を待つという言葉がありますが、まさに「尽くし」ましょう。

では頑張ってきてください。応援しております!

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
25日から始まった野球の大会で勝ちまして、2回戦に進出
できることになりました。やったぜ!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

北海道通信と朝日中学生ウイークリーと

Posted on: 2012年2月22日(水) 17:04

 

 

 

 

 

 

(福島県立磐城高等学校&双葉高等学校のみんなと)

セミナーに行きますと、そこの学校さんから生徒たちに講演してやってもらえな
いかと依頼を受けることが多々あります。喜んでさせていただいております。

札幌に行ったときにもいくつかの学校さんで講演をさせていただきました。

よく講演料は?と聞かれますが、セミナーに来てるついでにやってるんだから
交通費も宿泊費も講演料も無料にしてくださいと言うと、喜んで貰えます。

ついでと言うたって、精一杯!一所懸命させてもらいます。

北海道に行きましたときに北海道大麻高校さんで講演したのですが、北海道
稚内高校の高木先生から連絡があり、北海道通信という新聞に載ってますよ
ということで、その記事をjpegファイルで送ってくださいました。

講演の内容をうまくまとめてくださっていて、嬉しかったです。

が、特に何の連絡もなかったのでびっくりしました。3段ぶち抜きのでかい記事
でした。講演風景が写真で載っていました。

北海道通信、誰か送って(>_<)

それから朝日中学生ウイークリーの2月19日号の最終面に僕の巨大な写真と
ともに、これまた4段ぶち抜いて「著名人が語る」のコーナーで、僕が中学・高校
時代について語っています。

 

 

 

 

 

 

 
この新聞ってどうやったら手に入るんやろ。朝日新聞社なんやろうな。朝日新聞
の販売店さんに言うたら買えるんやろうか?

 
 

 

 

 

 

 

(福島県立磐城高等学校にて)

朝日中学生ウイークリーもとてもうまく僕の話をまとめてくださっていましてね。

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人に迷惑をかけなければ、自分がこうだと思う価値観を大切にして
行動すればいいと思っています。それを言うと中学生や高校生から
よく「やりたいことが見つからないんです」と相談されます。
大人ですら見つけられなくて、とりあえず今の仕事に就いているって
いう人がたくさんいるので、だめに思う必要はありません。でも、やり
たいことを見つける努力をしないのは怠け者です。

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で始まる僕の話ですが、最後のところも本当にうまく書いてくださっています。
記者の猪野元さんって方が取材してくれたのですが、文章上手いなぁ。

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人の気持ちがわからない医者になってどうする、教師が人を教える
のに失敗を知らないでどうするんでしょう?人生なんていくらでもやり
直しができます。生き急がずに、いまを過ごしてほしいと思います。

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最初と最後だけ抜粋しましたが、北海道通信という新聞も合わせて、読んでく
だされば嬉しく思います。

特に朝日中学生ウイークリーは、若い人たちに対する僕の人生観を本当にうま
く書いてくださっています。よかったら読んでください。

 
いつも僕のブログに来てくださってありがとうございます。
今日はなんか暖かかったですね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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