KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

教員も噺家なので

Posted on: 2011年11月9日(水) 23:07

 

 

 

 

 

 

学校の教員ってのは皆さんが思ってる以上に噺家でなければならないものだから
話術をいかに磨くかとか、「間」をどう取るかというのも、結構大きい要素でしてな。

授業見学なんかをした教員が知ったかぶりをして「黒板の使い方がね」なんて言う
人がいるけど、そりゃアンタ違うでしょって感じなのです。

黒板なんてのは必要がなければ使わなくていいのだ。

問題はちゃんと生徒たちが教員の話を聞いている状態で授業ができるかどうかの
1点なんやけど、なぜか昔の価値観に振り回されてる人って黒板にこだわるよね。

黒板の使い方なんてのは二次的どころか三次的なんだ。

この夏に京都で一般の方向けにセミナーをやらせていただいたんやけど、そこに来
ていた西山某が録音をしてたらしく、それを毎朝聞いて話術の勉強をしてるらしい。

って、そりゃいいけど僕にもそのCDをコピーしてくれ、西山君。

若い頃は僕は授業に自信がなくてね。でもこのままじゃいかんと思って、よく自分
の授業を録音したり録画したりして聞いたり見たりしたものだ。

そうすると聞くに堪えない授業になっていて、まず多いのが不要な言葉なんやなぁ。

「えー」とか「あー」とか「あのぉ」とか。

気がつかないうちに「いわゆる」とか、例を挙げるわけでもないのに「例えば」とかね。

それと教員が一方的に喋ってばかりいて、生徒が全くといっていいほど参加していな
かったりとかすると、そりゃ居眠りもするわなっていう授業になっちまう。

西山某に聞いてみて面白かったのは「あんなに笑わせる木村先生のセミナーやけど
木村先生って黙ってる時間がかなり長いんですよね」ということ。

実はこれも話術のテクニックで、僕の周囲の若い先生方なら知ってると思うけれども、
沈黙ってのは話術を体得するための、相当でっかい鍵を握る。

ま、いずれにしてもだ。

こういう若い、30代前半の先生が僕の授業を録音して、真似ようと思って毎朝聞いて
るっていう、まさにその事実に心を動かされた。

初心忘るべからずとは言うが、僕もそのCDをもらって、自分の下手なところを反省して、
また授業に活かすことにしよう。

というわけで、西山君、コピーして送ってくれたまえ。頼むよ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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センターリスニングをやってみて

Posted on: 2011年11月8日(火) 22:54

 

 

 

 

 

 

 

 

駒場東邦の佐藤先生の娘さんやけど、七五三とは言え、マスクを好むところなど、
さすがにチームキムタツ関東支部幹事の娘だけのことはあるな。

将来は酔っ払ったらカブリモノを身につけて踊り狂う、立派な大人になってほしい。

 

 

 

 

 

 

今年の高1はYear for Listeningと称して、リスニングを中心に指導してきた。

果たして4月から半年経ってセンター試験のリスニングでどれぐらい取れるのかと
思ってね。授業中に30分、時間を計ってやってみた。

まぁ、高1なのでセンターのリスニングはできなくて当然かなぁと思いつ。

そうしたら学年の平均点は35.1点やった。うーむ、まぁまぁええやないか。

満点が3人。40点台も多数。だけど当然ながら20点台も少数ながら、いる。

最終的には平均点を50.0にしたいが、まぁそう上手くはいかんやろ。だけども、
センター試験レベルなら満点取れる生徒が80%ぐらいは出てくるようにしたい。

リスニングの指導に関しては間違ってなかったな。よし、これを続けていこう。

 
 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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英語の授業の目標はやはり・・・

Posted on: 2011年11月6日(日) 23:19

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな新聞記事を見つけましてね。興味深く読ませて頂いた。神戸市立葺合高
の取り組みについて書いてあるんやけど、ここまでやろうとしたら確かにかなりの
準備が必要やなぁと強く思った。

最近、韓国や中国の英語に対する力の入れ具合は半端ない。

日本の高校生の多くが、自分の希望とは裏腹に「大学に入るために英語を勉強
せざるを得なくなっている」状況とは逆に、国際的に通じる人材形成を念頭に置い
て、隣国では英語教育が行われている。

日本では相変わらずCDも何も使わず、否、教える側がどうやってCDを使ったらい
いのかわからずに、単語を目で見て覚えさせ、紙面だけで単語テストを行って・・・

つまりは30年ほど前に僕が受けたのと同じ形で単語の指導が行われている。

日本ではそういう学校が依然として多数派なのです、残念ではあるけど。

発音なんてできなくても大学に合格したらええやんっていう人はまだまだ多くて、
だから残念ではあるけど、生徒たちもCDなどの音声を使わずに単語を覚える。

最終的な目標が大学合格なので、したがって英語は話せなくてもいいのだと言わ
んばかりの教育が日本のいたるところで行われているのが現状なのだ。

とは言え、僕だってどの程度ちゃんとできているのか疑わしいところで、うちの生
徒らが韓国や中国の高校生に混じって、果たしてどの程度コミュニケーションがで
きるやろ。

でも少なくとも、英語の教員の目標が「●●大学○人達成!」みたいなのではな
ぁ・・・それはあまりにも我々の存在意義としては悲しい。

やはり世界に通用する人材を涵養するための我々でありたい。

同意される英語の先生方よ、せめてCD付きの単語集を採用し、そのCDの効果
的な使い方をちゃんと生徒たちに説明できる我々であろうじゃないか。

文や文章がまだ聞きとれなくても、せめて語レベルなら聞きとれる生徒を育てたい
と強く願っている。文や文章がまだ喋れなくても、語なら正確に発音できる生徒を
育てたい。

まずはそこから。

それができたらどんどん文や文章を喋ったり聞いたりできるようにしてやりたい。そ
のためには我々自身が喋れないとあかんし、聞けないとあかん。

そういうこっちゃな。うん、そういうこっちゃ。

 


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嗚呼、我欲秘書

Posted on: 2011年11月5日(土) 10:17

 

 

 

 

 

 

 

 

毎日100通以上のメールが受信ボックスに届くんやけど、それらをじっくり読んで
いる時間はもったいないので、即座に「必要」「重要」「あとでいい」「不要」「ごみ」
などと分類しないと仕事にならん。

そう、即座に。

この「ごみ」というのは購読しているメルマガの類で、スパムメールみたいなのは
1通もない。メルマガ、読まないなら購読をやめればいいのにね。

こりゃ重要だなと思ったらフラッグを立てておいて、後からじっくりと読む。

ところがフラッグを立てたことに満足してしまって、後から読むのを忘れたりする。
そうなるとまたぞろ「あの件はどうなりましたか!」などと、後のち追求されること
になるので、そのたびにPCの前で頭を垂れながら「申し訳ない」と返信を打つ。

こんなことをしているなら、秘書を雇ったほうがいいなぁと思うことも多々あるけれ
ども、しかしその秘書に給与を渡すような甲斐性がないので、致し方なく自分で
やる。そうするとまたしても頭を垂れねばならぬ日がやってくる。

うーむ、悩ましい。

チームキムタツのMLのほうは九州の先生方が一手にやってくれているのですよ。
だからとっても助かっているが、それ以外の仕事は全て自分でやらねばならぬ。

時間がですね、ないのよ。

昨日、面談中に会社を経営されている保護者と「人を使う」ことについて話をしてい
てね。その難しさをお聞きした。

死んだ父親も会社をやっていた頃によく人を雇ってたけど、雇っては辞め、育てられ
ないうちに辞め、そんなことの繰り返しを幼少時から見てきたのだ。

就職難の時代とは言え、要するに戦力になりそうな人間はあっという間に就職先が
決まり、戦力になりそうにない人間だけが就職難となるのだ。

大学の名前ではなく。

若い人たちはせめて英語とPCぐらいは自由自在に使いこなせるようになっておいて
ほしいなと願う。「自由自在」の意味はわかるね。なんでもできるってことだ。

さらにはいろんな経験をして、ちょっとやそっとじゃ折れない心を持っておいてほしい。
そして良く通る声を持って、でっかい声で話せるようにしといてほしい。

声は高くても低くても関係ない。腹から出す声は常にでかい。

そんなわけで僕も将来、秘書を雇える日が来るように仕事を頑張ろう。何でもできる
秘書がいてくれたら、きっともっといろんなことができるのにな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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面談も今日が最終日

Posted on: 2011年11月4日(金) 8:53

 

 

 

 

 

 

面談も後半になった。特にナンということもなく進んでいく。全体的に英語と数学
がいいのが強みやからか、ちゃんとやってる8割方の生徒の面談は平和だ。

事前の調査によってわかったこと。

● 意外と塾や予備校に通ってる生徒が少ない。
● トップ層に文系志望が意外なほど多い。

学校のことをちゃんとやっている生徒たちに塾に通う、つまりダブルスクールをす
る余裕はないはずだ。毎日かなりの宿題が出るからな。

それでも学校のことだけでは物足りないという余裕のある生徒だけ、行きたいの
であれば塾に通えばよろしい。ただし1つ上の学年に入れてもらえよ。

成績が伸びない生徒は、大箱の塾や予備校では伸びないので、個別指導タイ
プのところに通えばよろしい。

ということに、生徒たちも気付き出したのか、とにかく塾通いはあまり多くない。

文系が多いのは将来を見据えてのことで、数学が苦手だからとか、そういうネ
ガティブな理由ではないのがいいな。

以前の回生はトップ層といえば医学部志望だったのが、今回の生徒たちは医
学部志望が少ない。医者になっても稼げんし、しんどいし・・・ということか?

得意の英語を生かして世界に飛び出したいという生徒がかなり多いのは素晴ら
しいことだと、心から思ってる。

ここまでは大成功。残りの2年半を失敗しないように、また教員側も頑張らねば。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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仙台&福島&東京でチャリティーセミナー!

Posted on: 2011年11月1日(火) 21:17

 

 

 

 

 

 

 

 

保護者面談が始まった。成績のトンデモナイ生徒は3者面談にしているんやけど
それ以外は僕と親の2者面談。親に何を言っても生徒が頑張らないとしょうがねぇ
ってことなんやけど、まぁとにかくそういうシステムなのだ。

「家では全く勉強しません」っていう台詞は聞き飽きたが、親の前で小学生なみに
ガリガリと勉強するような生徒は直前期には伸びないよ。

心配しなくても3者面談じゃない生徒はダイジョブなので、現時点では心配するな!
と簡単に説明申し上げる。まぁそれでも心配になるんやろうな。

おい、生徒たち、理系に進むなら物理やれ。英語と数学はこの学年はどうやら心配
なさそうやけど、おい、生徒たち、物理やれ。

ところで連絡。

来年2月18日と19日に仙台と福島でチャリティーセミナーを開催するのだ。全て
手弁当でやる。僕の旅費も宿泊費も何もかも自分で出す。

当然ながら被災地の方々は全て無料。それ以外の地域から参加した人は5000
円やけど、それはもちろん全て寄付させていただく。

アルクさんも協賛する企業からもお金を募って、全て寄付。僕ももちろん寄付する。
という形のチャリティーセミナーを2月18日と19日に開催するのだ。

通訳の柴原智幸先生も「僕もまぜてくれ」ということで、彼も完全に手弁当参加!
という男気たっぷりの企画となった。

シバハラ&キムタツのセッションを楽しみたい方はどうぞ仙台と福島にお集まりく
ださいませ。被災者の方々もこれを読んでくださっていたらどうぞお越し下さい。

ちなみに12月10日に東京でチャリティー独り勉強会を行います。これも5000円
を集めさせて頂いて、全額寄付します。僕はもちろん旅費も宿泊費も自腹だ。

広尾学園さんが場所を貸してくれるらしい。なので西大和学園時代を思い出しつつ
「学校の進学実績を上げるにはどうしたらいいんだ」という、本来的にはセミナーで
やらない内容の話をしようと思っとる。

参加する先生方はお楽しみに。

これからもチャリティーセミナーを増やす予定なので、ご協力頂ければ幸いです!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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in such a way as to master English

Posted on: 2011年10月30日(日) 11:02

 

 

 

 

 

 

(博多セミナーの様子)

先般からあちこちの学校に呼んでいただいて、講演なるものをやっとるんです。
僕の話なんかが多少なりとも日本の英語教育の役に立つのであれば、時間さ
え空いていれば、いくらでもご協力させていただく。

空いている時間に行く分には灘校は「どうぞご自由に」という学校で、僕以外の
先生方もいろいろと飛び回っておられたりする。

先日から岡山の新見高校さん、同じく岡山一宮高校さん、佐賀の鹿島高校さん、
鳥取の米子東高校さんを訪れて、生徒たちの前で話をさせていただいた。

英語の勉強法について話してほしいという学校さんもあれば、実際に授業をして
くれという学校さんもあるし、ヤル気の出る話をという学校さんもある。

基本的に英語の勉強法ってのはいろいろあるように見えても、1つしかない。

だからその「1つ」について話をさせていただくことにしとる。

おそらく僕が喋っても安河内哲っちゃんが喋っても、はたまたそこの学校の英語
の先生方が喋っても、きっと同じことを話すことになるんやろうな。

だけどキムタツが来て「我々がいつもお前たちに言ってることと同じことを喋った」
というのが大事なんやろうと思って、その「1つ」について話すことにしとる。

先日は米子東高校で授業をさせていただいた。自分のクラスで「明日、米子って
ところに行ってこういうことをするんや」と言うと「女子の前で授業するんですか!」
と灘の1-1の生徒たちが教卓周辺で大騒ぎになった。

公立やから女子もおるんやろうなと言うと「センセ、女子の前でいつもみたいな授
業をするのは危険です!言葉遣いには気をつけて!」と。

なかなか教師想いの生徒たちだ。確かにそのとおり。お前たちの言うとおり、言
葉遣いには十分に気をつけて授業をしたよ。

 

 

 

 

 

 

 
英語ができない生徒はその「1つ」がちゃんとできてないのであって、それができ
れば英語なんてできるようになる。世界中で話されてる言語ってことは、それほど
難しくはない言語なんだ。たとえば日本語なんかと比べても。

だけど例えば単語を覚えるのに音声関係なく、単語集の紙面を目で見て覚える
というような覚え方をしている生徒は、きっと何歳になってもダメやろう。

発音記号だけを頼りに発音している生徒も、いくら勉強してもダメなもんはダメだ。

さらに基本がなってないのに長文問題集を何冊やってもダメだ。で、そういうこたぁ
きっと多くの学校で多くの先生方が話してはると思うが。

プロの言うことをちゃんと聞いて、それを続ければ、100人いれば100人とも英
語の達人になれるよ。問題は「ちゃんと聞いて」の部分なんや。

あちこちの学校の生徒たち、これから物凄いことが起ころうとしてるよ。英語がで
きないと、きっと物凄く後悔することになるよ。あと3~5年で。

英語ができるってのは、言語の基本的用途である「人の話を聞いて、的確に返
事をする」ってことなので、勘違いのないように。東大に合格しても話せなければ、
他大学にいった生徒とそれほど変わらんという時代がもう目の前に来てる。

それがわかってるから東大もあんなことを始めた。英語さえできれば合格できる
枠ってのを作ったでしょう。それはきっとそういうことなんや。

そしてそのうちセンター試験も資格試験化する。本当に力のある人間を育てなけ
れば、そしてちゃんと人的資源を育成しなければ、この国に未来はないわ。

我々教員は生徒たちの能力に線引きをして「うちの生徒にはこんなことはできな
い」なんてツマランことを考えるのではなく、精一杯鍛えてやらないとあかんよね。

親もそうだ。難関大学に入りさえすればいいなんて考えてると、近い将来大変なこ
とになってしまう。自分たちの時代とはもう違うんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
とりあえず英語ができない生徒諸君は騙されたと思って、『ユメタン』みたいなCD
が付いてる単語集をipodに入れて、音で単語を覚えていってほしい。

自分の学校で使ってる単語集にCDが付いてるならそれを使えよ。

そして「伝統」って言われたら即座にtraditionと、「回復する」って言われたらこれ
また即座にrestoreと答えられるぐらいに、クイックレスポンスを重視して覚えろよ。

「回復する」って言われて、「えっと何やったかな・・・覚えたんやけど・・・あ、そうや
restore!」ってのは覚えたことにならない。そんな単語力は単語力じゃない。

まずは単語力のレベルをそこまで上げておかないと、何の役にも立たない。

それができれば自分でも驚くぐらいに英語の力はアップする。逆に言えば、それが
できなければそれほど伸びない。

それができればびっくりするぐらいリスニングやスピーキングもできるようになるよ。
意外とプロでもできないもんだ。だって僕らの時代にはそういう発想がなかったから
先生方もそういうトレーニングはあまりやってへんねん。

だから英語が聞けないし話せないっていう人も、残念ながらいらっしゃる。

いいかい。まずはCDを使ってのクイックレスポンスや。それが相当なレベルまで
できるようになれば、君はかなりの英語力を身につけるためのスタートラインには
立ったことになる。(単語だけでもかなりの英語力を身につけたことになるが)

その続きはまた書くよ。とりあえず単語はクイックレスポンスができること。それと
絶対に音声CDを使うこと。この2点を守れば、まずは大丈夫やな。

逆に「なんで自分はこんなに単語を忘れるんやろ」と思ってる人。上に書いた2点
をやってないから忘れるんやで。

しっかり勉強して、自分という人間に力を蓄えて、そして他の人の役に立つ人間に
なろうぜ。そのために勉強してるんだ。しっかり頑張れ。

 


kimutatsu

ドラフト会議が終わって

Posted on: 2011年10月30日(日) 1:42

 

 

 

 

 

 

 

 

金沢にある近江町市場で撮影したのですが、魚の頭の大きさに子どもが驚いて
きゃっきゃと走り回っていました。

金沢といえば・・・

星稜の西川君がドラフトで我がドラゴンズに指名されましたなぁ。それから金沢
高校の釜田君は楽天やったっけ。

そういえば加藤先生とこの吉本君もホークスに指名されたんやったね。

いずれも2位指名ということなので球団の期待がいかに大きいかがわかりますが
勝負はこれからなので、ひたすら走りこんでプロの身体を作ってもらいたいな。

ドラフト1位指名選手でもなかなか活躍できない世界ですからね。特に高校生は
周囲から「凄い凄い」って言われてるうちに、実はたいして凄くはないのに、自分
のことを凄いと思ってしまって、気がつくと純粋に甲子園を目指して練習していた
頃と比べると格段に甘い姿勢で練習しているということにもなります。

以前、知り合いの息子さんがある球団に1位指名されて、かなり話題になったの
ですが、結局ほとんど一軍には出てこれずに、もうfireされてしまいました。

何ごともそうですが「自分は凄い」と思ってしまうとなかなか伸びません。そりゃあ
周囲はいろいろと褒めてくれるかもしれんが、自分だけは「まだまだたいしたことあ
れへん」と、本当に心から思っておかないとあかんもんです。

僕なんかはマジで大したことないけど、いつか自分で「俺ってもしかして大したこと
あるんやないかな」って思ってしまったら、そこからはもう伸びが悪くなる。

いつまで経っても「まだまだこれから」でいいんやないかなぁ。

ドラフトにかかった人たちは、アマでは確かに凄かったかもしれへんけど、そんなこ
とはもう過去のことなんやからね。今はプロで一番下手なところからスタートするん
やから、文字通り「まだまだこれから」なわけやね。

そういう気持ちで頑張れた人だけが、指名順位に関係なく、一軍のグラウンドに立
てるんやろうなと思っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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Welcome to Our World!!!

Posted on: 2011年10月27日(木) 22:41

 

 

 

 

 

 

 

 

(山田クンのお子さん)
 
 

 

 

 

 

 

 

 

(後クンのお子さん)

なんか今日ね、ベネッセの山田クンと後クンからメールが来て、なんと!この2人
に同じ日に赤ん坊が生まれたと!おめでとう!やけど、なんで同じ日やねん(笑)

山田クンは3人目、後クンは2人目です。

山田クン、後クン、こりゃ九州の大島クンを入れて反省会をしないといかんね(笑)

なんか今年は赤ん坊の写真を掲載する機会が多いね。吉野先生とか高木先生、
あるいはアルクの田島クンや石川クンとこもそうやったな。

男も女もでっかい人間になれよぉ。蔭でコソコソと他人の悪口を言うような人間にゃ
絶対になるんやないで。ツマラン人間にはなるなよ。

そして若い間はおとっちゃんみたいに前へ前へ出て、何度も失敗せえよ。そうした
らきっとええ年齢になった頃に、味のあるいい人間になれる。

というわけで、今日は朝からハッピーだけど結構笑える誕生の報告メールを貰って
職員室で笑いながら仕事をしていた木村なのでした。

なにはともあれ誕生おめでとう!これからの人生を大いに楽しめ!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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本のご紹介を

Posted on: 2011年10月26日(水) 20:47

 

 

 

 

 

 

 (星稜高校にて:セミナーの準備中)

浅田次郎先生といえば、笑いあり涙ありのピカレスク・ロマンシリーズで有名だが
今日ご紹介するのもその1つ。

『天切り松 闇がたり』のシリーズね。

第一巻が『闇の花道』
第二巻が『残侠』
第三巻が『初湯千両』
第四巻が『昭和侠盗伝』

この4冊を一気に読み干した僕は、同じピカレスク・ロマンシリーズである『プリズ
ン・ホテル』を再読したくなった。今確かラ・サールの丸山クンが読んでるはずだ。

どうして浅田先生の文章ってのはこうなんだろうね。読後の爽快感と、その対岸
なる嫉妬とも言えるような気持ちが、どの作品を読んでも僕の胸の奥底に、鈍色
に光りながら、残る。

こういう文章をいつか書けるようになりたいなと思いながら、第四巻を書斎に並ん
だ本棚のうち、小説を立ててある棚の上から2段目に戻した。

是非お読み下され。きっと6人の盗人たちに恋をし、その中の誰かになってみたく
なるはずです。僕は黄不動の栄治が大好きです。

 
(追記)次元大介もかなり好きです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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