KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

友からのメール

Posted on: 2011年9月4日(日) 22:21

 

 

 

 

 

 

 

 

  
久しぶりに大学時代のバンド仲間からメールがあって、久々に当時の後輩たち
2人に会ったと書かれてあった。

その2人のうちのひとり、ベースをやっていたK君は有名大学の大学教授になっ
てるらしい。会計監査論ってのを教えてると。

大学時代のチンピラっぽい風貌はそのままやけど、かなりの変わり様とのこと。

大学教授がエライとは思わんが、しかし・・・あのKがなぁ。

もう片方のボーカルのM君はいまや会社の社長とな。

2人とも木村に会いたがってたぞと書いてあったので、また東京に行くときには
その後輩たちに会えたらええな。

みな大学では授業はツマランといってバンドばかりやっていたダメ学生やったが、
あれから25年ほど経って、えらい頑張ってるんやな。

俺も頑張ろう。

と思ってたらまた高1生徒からメールが。最近は人生相談的なメールが多いなぁ。
さすがにそろそろ人生を真面目に考え出したか。

じっくり考えて返事を書こう。こいつらとはあと2年半の付き合いじゃなくて、一生の
付き合いになるからな。適当な返事は書けん。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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英語は英語で頑張るとして

Posted on: 2011年9月3日(土) 9:38

 

 

 

 

 

 

(北海道札幌東高校にて)

台風がもうそろそろ四国上陸やな。皆さん、気をつけてください。台風のたんびに
「川を見に行った人が流された」というニュースが流れ、悲しい気分になる。

なんで見に行くねん?

この前書いたと思うが、学年でも英語トップの生徒と話をした。東大やハーバード
の連中と話をしたが、英語が通じなかったとのこと。

当たり前やがな、あんたまだ英語を始めて3年ちょっとやで。

というわけで、意識も高い生徒でEnglish Journalを定期購読することにしたと!
あんた、まだ高1やで。

とはいえ、僕も連載させてもらってる関係で、それじゃあ一緒にEJで勉強しよう!
ということになりました。乗ってくる生徒が他にいればそれはそれでいい。

もしかしたらEJを読むサークルができるかもしれぬ。それまたOK。

今のままでいって高3まで行けばどの程度の英語力になりますかねと聞くから
北米レベルまでは行きたいんよねと答えるとかなり安心した様子。

学校では『ユメタン』①(センター試験レベル)をやってるけど、本人は②(国公立
大学二次試験レベル)まで進んでいるとのこと。よかよか。

最終的には③(東大・京大レベル)までやれば、アメリカの大学に進んだとしても
充分やっていけるだけの英語力が付く。

本人もそこまでは最低でもやりたいと。

東大レベルでストップするのは面白くないし、入学後のほうがよほど大事やしね。

こっちはそのつもりで6年間のシラバス(指導計画)を立ててるし、テキトーにやっ
ているわけではないので安心したまえ。

 

 

 

 

 

 

(帝塚山中学校の生徒たち)

それと英語はあくまでもツールでしかないので、逆に「何を伝えるか」の部分の
ほうが大事なわけですな。

英語はノコギリみたいなもんで、ノコギリは使いながら上手くなって行くんやけど
大事なのは「ノコギリが使えるようになった」ことではない。

ノコギリで何を作るかや。

ノコギリが使えるようになっても、それで終わったのでは笑い話にしかならへんわな。
ノコギリやらカナヅチやらいっぱい使って、何を作るかが問題なんや。

なので英語は英語として頑張るとして、英語を使ってどういう方向に進んでいくかと
いうことを考えるべきで、そのためには今は1方向に限定するのではなく、様々なこ
とにチャレンジしてもらいたいと思ってる。

先般の始業式で物理オリンピックや数学オリンピックの表彰があったが、それ自体
ものすごく凄いことなんやろうけど、例えば物理オリンピックの生徒が翌年に化学や
数学オリンピックでもメダルを取ろうと考えることって凄いことやと思うなぁ。

以前教えた生徒で「物理でメダルを獲得したので、来年は化学を狙います」と言った
生徒たちがいて、大したもんやなと思ったものだ。

「今はやりたいことが見つからない」からこそ、いろんなことに挑戦しないとあかん。

まだだって16歳とか17歳で、大した大人になれるかどうかなんて誰にもわからんし
今のうちにいろんな方面に種をまいておく人のほうが強いわなぁ。

東大に入っても英語もできん、専門も人並みっていうのでは、どもならん。就職のた
めに東大に行くのなら、そんなナンセンスなことはあれへん。

自分を鍛えないと。

英語は道具でしかない。問題は英語を使って飛躍しようとする、その中身のほうや。
EJを使って勉強しながら、他にも多くの本を読んで、今は種まきをしなはれ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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遠藤周作文学館にて

Posted on: 2011年9月2日(金) 18:26

 

 

 

 

 

 

(グラバー園の前にある土産物店です。私じゃないよ。)

長崎といえばさだまさしですね。僕も丸山先生も春奈先生もさだまさしが大好き
でして、中高生の頃はよくさださんの曲をギターを弾きながら歌ったものです。

で、長崎に行く前にいろいろと調べていたのですが、さだまさし以上に木村の魂
をブンブン揺さぶるものを発見したのです。

遠藤周作文学館。

ご存知のとおり、遠藤周作先生は灘の卒業生ですが、それとは関係なく僕は彼
にあこがれて慶応の文学部を受験したぐらいファンなのです。

その記念館が長崎にあると知って、セミナーが終わった翌日に連れていってもら
いました。

でも行く前にすることがあります。それは彼が『沈黙』という小説を書くきっかけに
なった踏み絵を見ることです。以前は十六番館にあったそうなのですが、今は閉
館していて、彼が見た踏み絵がどこにあるかわからないのです。

というわけで、まずは長崎歴史文化博物館へ行って、遠藤先生が見たのとは違
うけれども、実際の踏み絵を見ました。

 

 

 

 

 

 

 
現存する真鍮の踏み絵19枚のうちの1枚です。残念ながらこの1枚しかなかった
のですが、踏み絵を見ることができて大満足でした。

そして30キロほど離れた、外海というところにある遠藤周作文学館へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
いずれも文学館から見える海です。海以外は何もないってぐらい、海です。感動の
あまり声をあげてしまうぐらい美しい海やった。

遠藤周作先生の作品はもう読みつくしていて、何を読んでも再読になってしまうぐら
いなのですが、読めば読むほどに深く、そして人間に対する興味が湧いて出ます。

イライライしているときも「木村よ、そんなことで怒っていると神様に人間の浅さを笑
われてしまうぜ」と言われているような気がして、思わずシャンとします。

 

 

 

 

 

 

 
遠藤先生の書斎に置かれていた机や椅子を目の当たりにし、あるいは彼の系譜と
か若かった頃からお亡くなりになるまでの写真を舐めるように見ては、自分の若か
った頃からの思いをつのらせておりました。

さらには展示されてある自筆の原稿を見ては、人知れず涙を流しておりました。こう
いうのはおそらくAKBに歓声を送るF君やS君とたいして変わらぬかもしれぬ。

小説家なんてのは「大説」を持たない人間だという彼の言葉が好きですが、僕も気
が付いたら人の前でえらそうな顔をして「大説」をぶっていることが多々あります。

小賢しさを捨てることができず、また謙虚さを忘れてしまうこともあります。

なにか遠藤先生に全て見抜かれているような気がして、だけど残りの人生をまた一
生懸命に生きて、彼のようにワクワクしながら少年のままで死にたいと強く思いまし
た。熱くて、だけど静かな気持ちで文学館を後にしました。

 

 

 

 

 

 

 
遠藤周作先生の『悲しみの歌』を読み返しているところですが、またこれを機に彼の
著作を読み返していこうと思っています。

長崎、とても良いところでした。いい思いばかりさせていただきました。

長崎東高校の一ノ瀬先生と遠藤周作先生に、心よりお礼申し上げます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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長崎、そして学校が始まった

Posted on: 2011年9月1日(木) 22:35

 

 

 

 

 

 

  
夏休みが終わりました。この夏休みはホント、生徒たちに負けないように動きに
動いたなぁ。ロンドン→札幌→熊本→大阪→東京→自宅→東京→広島→大阪
→京都→長崎・・・と日本列島を縦断とまではいかないまでも動きました。

先生方対象の「授業力向上ワークショップ」はアルクさんやベネッセさんなどの
協力を得ながら、どのセミナーも満席となりました。感謝感謝です。

月末は長崎に行ってきました。

長崎は56回生の修学旅行で壱岐に行って以来だったが、これが良かった。

先生方、特に長崎東高校の先生方のご協力を得ながら、あっという間の2時間
半でした・・・予定は80分やったけどな・・・

すみません、いつもバカみたいに延長してしまって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベネッセ相武君と大島君と一緒に異常に美味い長崎ちゃんぽんを食べてから、
会場の長崎東高校に向かいました。

会議室は満席状態で、長崎県の他の高校の先生方も多数いらっしゃってた。

 

 

 

 

 

 

僕のワークショップは理論とか何とかよりも、先生方に生徒役になってもらって
授業を受けてもらう形式なんやけど、今回もフーフー言いながら、皆さん頑張っ
てくださいました。ありがとうございました。

英語は喋ったり聞いたりできてナンボです。

東大に合格しても京大に合格しても「喋れないし、聞けないし、部分点狙いの英
作文しかできないし、完全な読解力もない」ような英語力では意味がない。

合格するし、社会で使えるという英語力を身につける授業でなければなりません。

セミナーでは単語の覚え方からリスニングの勉強法に至るまで、いろいろ説明を
させて頂きました。「こうすればよかったのか!」の声を頂戴し、感謝しております。

 

 

 

 

 

 

 
長崎の話はまた書くとして、今日から学校が始まりました。朝、教室へ行き、ま
ずは国際物理オリンピックで金メダルをとったE君にCongratulations!と。

またクラスの生徒たちに囲まれ、ロンドンの話や韓国に行った話、東京大に行っ
た話などをワーーー!っと聞かされました。俺は聖徳太子じゃない(笑)。

よかよか。みんな楽しそうやったな。

英語が学年でもトップクラスの生徒からメールが来ていて(またそれについては
本人の了承があれば書くけど)、さらに英語の勉強がしたいと。

英語だけでなく人間力もアップさせたいので相談に乗ってくれというメール。

よかよか。宿題考査が終わったら職員室に来いとメール。

明日の宿題考査で成績が悪い生徒はまたこれから苦しんでもらうけど、ナントナ
ク多くの生徒たちがいい形で夏休みを過ごしていたような気がします。

僕も頑張ろう。先生方に授業力向上のセミナーをやって、僕が授業下手だったら
笑い話にしかならぬ。月曜日から授業です。明日から準備を怠らずやるべし。

 
(追記)本当はもう国公立大の問題を使って授業ができると思うんやけどなぁ。
     やりたいけど、付いてこれん生徒がまだ20人ぐらいいる気がする。
     もうちょっと基本を繰り返そう。まだまだ時間的には余裕がある。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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首相が変わるそうですが

Posted on: 2011年8月29日(月) 20:04

 

 

 

 

 

 
野田さんが主将じゃなくて首相になるんですね。コイズミ後から続いてきた1年
1首相っていうシステムを打破してほしいと願っています。

自民党もアカンし、民主党もアカン。

こうなると我々はもうどうしようもなくなって・・・みんなの党とかあるか。でもさす
がにマイノリティーすぎるなぁ。とりあえず野田さん、頑張りなはれ。

トップってのはあまり下の顔色ばかり気にしていてはダメです。

信念を持っていないと組織全体が迷惑するし、本人の状態もどんどん悪くなって
いくものです。

でもその信念がひとりよがりの思い込みではダメなので、人の意見にも耳を傾
けようとする姿勢は忘れてはいけません。

そのバランスこそ重要なのですねぇ。

教員も同じでして。例えば「あの先生は教え方がなっとらん!」という苦情が来
たとします。信念のない先生はビビってしまって「そうか、じゃあ教え方変えよう。」
ってことになります。そうするとますます生徒の力は伸びません。

そんな苦情にプロがビビっていてはいけません。ビビるのは自分がプロだという
意識を持っていない証拠です。プロはビビりませんし、変えません。

だからと言って「なっとらん!」の声があまりに高まってきている場合だと、「あ
れ? そうか、もしかしたら自分が間違ってるのかもしれぬな」と考えねばなり
ません。そういったフレキシビリティーは持っていないとダメです。

そのバランスが大事なのです。

コイズミ後の日本国のトップはどうもバランスが悪くて、トップが悪いから国の状
態がまずいのか、国の状態がまずいからトップが揺れるのか、そのへんは僕に
はわからないけど、野田さんにはどっしり構えて船を操っていただきたいな。

それと今やらねばならないことの第一は、東北の人たちの生活を救うことです
ね。いろいろと打ち上げたい花火もあるとは思いますが、是非東北の方々が
「忘れられた人々」にならないよう、対応を練っていただければと思います。

国民の側は政治家を批判してばかりではなく、自分たちにできる努力は惜しま
ずに、生きる力を伸ばしていかねばなりません。

政治家が悪いから・・・と言うのは簡単ですが、そういう政治のもとでもしっかりと
生きて自分の人生の夢を叶えている人たちもたくさんいらっしゃることを念頭に
置いて、では自分はどうなのかということを振り返りながら、努力していかねば
なりません。

政治家は政治家で現時点でのベストを目指して努力してもらいたいし、我々は
我々で自己実現のために努力していかねばならぬ、ということですね。

要するに、そういうことなんやな、これが。

 


kimutatsu

京都でセミナーを行いました

Posted on: 2011年8月28日(日) 18:31

 

 

 

 

 

 

 

 

(ロンドンで見た警官)

今日から秋季大会が始まり、1回戦は見事に散った。相手が強かったのでは
なくて、完全に自滅する形でのコールド負けとなった。

先輩たちが勝っていたのを思い出し、どうして先輩たちはあんなにも強かった
んやろうと考え、そして分析してほしいなと。

しかし大会前に練習に行って「今日は塾で○○君と●●君がいません」なんて
言われると、こっちまでがっくり来ますなぁ。年に3回しかない公式戦のうちの1
つである秋季大会が目前に控えてるのに。

よっぽど勉強が好きなんやなぁ・・・

敗者復活戦は9月3日にあるけど、今度こそ最終回まで野球ができることを願
っている監督の木村です。2日に宿題考査があるから練習できないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

  
九州とか北海道の先生方に連絡すると「授業が始まっています」ということで、
最近ではうちみたいな悠長な学校は少なくなってきたんやろうな。

昨日は京都で一般の方々向けの英語勉強法のセミナーを行いました。

特に基礎をしっかりと作ること、そしてその方法について説明しました。

終わってから「灘の生徒さんたち、大変な目に遭ってるんですね」と笑いつつも
今までの勉強だと伸びないことがわかったとおっしゃった女性の方。

「英語ができる人間というのがどういう人間なのかわかってよかった」と仰った
年配の方。

あまり堅い雰囲気は好きじゃないので、笑っていただきながら英語の勉強法に
ついて、ワークショップ形式で行いました。皆さん、お疲れさまでした。

単語の勉強をするのにCDを使わず、目だけで覚えるから覚えられないのだし、
実際に英作文などで使う際にも使えないのです。

リスニングの勉強を、リスニングの段階で終わってしまうから、逆にリスニング
ですらできないのです。

うちの生徒たちに行っているのと全く同じ指導を、ただしちょっと簡単な教材を
使いながら説明しました。

これからの英語の勉強に役立てていただければ嬉しく思っています。

今日は学年でトップ層の生徒からメールを貰いました。「音読とかリスニング、
自分なりに頑張っているつもりです」とありました。

2学期が楽しみです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

浮かび上がって批判されようぜ

Posted on: 2011年8月26日(金) 23:33

 

 

 

 

 

 

(駒場東邦中学・高校の佐藤先生と)

エリザベス・キューブラー・ロス博士の本を読むのは何冊目で何度目だろうと
思いながら読んでいるんですけどねぇ。ある本の中の一節にこうあるのです。

 
批判されたくなかったら、何も言うな、何もするな。何者にもなるな。

 
この言葉は本当に僕らを動かしますね。あぁ、もっともっと動いて、もっと批判さ
れねばならぬ。佐藤先生、石崎先生、そうは思わないかね?

同じところに止まっていたら面白くない。

同僚の前川先生が『男の絆』という本を出され、日経新聞や朝日新聞の書評で
紹介されているのを見ると、これまた刺激を受ける。

若いのにやるなぁ。動いてるなぁ。

彼の言葉に「ネットで批判される人は批判している人たちより上にいる」ってのが
あって僕は気に入ってる。そりゃ間違いなくそうだろう。

この世に生まれついて、その他大勢になるか、多少でも浮かび上がるか。

浮かび上がった瞬間に「何エエカッコしとんねん!」という批判が来るかもしれぬ。

そうやって批判されるのを「もっと批判されてみよう」と楽しめれば、さらに人生を
楽しめる。批判を怖れて引き下がり、その他大勢の仲間入りをすると批判は来な
いけど、それだけの人生になってしまう。

怖れるに足りず。若者よ、どんどん浮かび上がれよ。おっさんに負けるなよ。それ
から年上は尊敬すべきだが、おっさんやおばはんたちの古い価値観に振り回され
ることなく、新しい方法をどんどん取り入れて新しい価値観を作ろう。

ただし主張するなら努力を惜しむな。

それと他人の批評をするなら、自分の実績を出してからにせよ。

ま、とりあえず、まずは誰かから批判される程度には浮かび上がりなはれ。
ついでに言うと、英語ぐらいは自由に使えるようになっとかないと恥ずかしい。

俺たちの若い頃は恥ずかしくなかった。英語が喋れない日本人が当たり前やった
からな。でもこれからは違うぞ。すでに動きは始まってる。

英語さえできれば東大に合格できるシステムができたの知ってるな?東大でさえ
世界の、否、とりあえずはアジアの動きを察知して動き始めた。

英語が喋れないと、聞けないと一流にはなれない。いくら数学ができても、物理が
できても、TOEICの点数が高くても、英語が使えないと一流にはなれぬ。

という潮流が押し寄せてきとるんだ。まじで。詳しくはまた書くけどな。

英語は道具でしかない。だけどその道具を使えなかったら、何も伝えられないのだ。
日本語という道具だけではどこにも立ち向かえない。

何かと大変な時代やけど、とりあえず浮かび上がりなさい。批判を怖れるなよ。もし
批判されたら、自分も結構なポジションに立ったんだと密かに胸を張ろう。

 

(追記)佐藤先生、石崎先生と一緒に本を創っております。
     詳細はあと1ヶ月か2ヶ月すれば書けるとは思う。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

いつもメッセージありがとうございます

Posted on: 2011年8月26日(金) 12:08

 

 

 

 

 

 

 
普段は普通の橋なのですが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 
でかい船が通るときだけ、車道部分が上に上がります。これ、バスなどに乗って
いるとかなり待たされるのです。僕は偶然橋が上がるのに遭遇し、シャッターを
押しましたが、待っていてもなかなかでかい船は通らないのですよ。

というわけで、久々にPCの前に座った木村です。

空が高くなってしまってもうすぐ秋やなと思っていたら、中国旅行をされてきたと
いうクラスの保護者の方から中国のお茶を贈っていただきました。

これからは熱いお茶が美味しくなりますね。

紳助さんが引退するというニュースに驚き、僕が教員駆け出しの頃に若手の紳
助さんとさんまさんのトークを聞いては、間の取り方を学んだことを思い出してい
ました。間接的に、このお二人は僕の師匠のようなものです。

いろんな方がいろんなコメントを出しておられるのを読みましたが、少なくともこ
れはアウトと言われた紳助さんの身の処し方は見事だったと感じています。

政治家がドタバタしてるのと比べれば。

悪かったところは悪かったと反省・後悔し、それを次のステップに生かせればい
いのではないでしょうか。更なるご活躍に期待しましょう。まだ55歳でしょう。

あと30年は生きるとして、できることはいっぱいありますよね。

僕も47歳なので、これからの人生をいろいろと計画しているのですけれども、紳
助さんと違ってresourceがさほどないのでやることは限られてる。

まさかバーやお好み焼き屋さんを経営したりすることはできません。

やっぱり日本の英語教育向上のために何かやり続けたいなとは思っています。

 

 

 

 

 

 

 
この夏にお逢いした先生方から多くのメッセージを頂戴しました。セミナーに参
加された先生方が出席カードに書いてくださったメッセージが500枚ほどある。

その中から数枚をピックアップしますと・・・

**********
Asahi Weeklyの連載を何度か読んでいたので、一体どんな先生なのだろうと
期待していました。想像以上に実践的で情熱的なお話に引き込まれてしまいま
した。特に参加者を生徒に見立てた日々の授業の実践例の実演は最高でした。
これからの授業に何か1つでも役立てていこうと思います。

**********
このような授業を受けることのできる生徒はある意味では不幸だしある意味で
は幸せだと思います。授業中に遊ぼうと思っても遊べないという意味では不幸
ですが、上達しないわけがないという意味では幸せだと思います。先生と灘校
の生徒さんの世界レベルでのご活躍を期待しています。

**********
授業でリスニング・リーディング・ライティングのスキルを全て取り入れて伸ばす
と聞いたとき、どのような授業を展開されるのか興味津々でした。ゲーム感覚で
音読を楽しむ等、工夫がすごいなと思いました。単語の覚えさせかた1つを取っ
ても、学ぶ点が多くあり、さっそく2学期から取り入れてみます。

**********
自分の授業は入試を使って、生徒はプリントを見、自分は教材を見て解説し続
ける方式だが、それこそまったく英語の力を伸ばそうとしていない授業であると
実感した。しっかりと予習をしていない生徒に対して解説のみの授業をするより
今日の木村先生方式の授業のほうが絶対に英語の力が付くと確信したのは、
このセミナーを受けた後に自分自身の英語力がアップしたのを体感できている
からだ。1つの授業の中でR・W・Lの活動を充分に行うことが可能だったと知り
興奮している。感謝の気持ちでいっぱいです。

**********
一番感じたこと。それは教員のレベルが本当の意味で高く、そのレベルまで到
達するために現時点でどういうことをしなければならないかを生徒たちに教える
のが授業なのだということです。単に英語力が高いだけでは駄目で、それを子
どもたちに伝える力、勉強法を伝える力、そして英語力をキープする努力こそが
重要なのだと感じました。

**********
実際にキムタツ先生の授業を受け、すごく感心したとともに考えさせられたこと
といえば、授業中における英語の使用量の多さである。英語は言語である以上
実際に使う機会をどれだけ提供できるかが教員の技量になるのだと強く認識し
た。9月から今以上に「使う機会」を与える授業をしていきたい。

**********

というわけで、なんか褒めていただいてばかりで恐縮なのですが、もちろんこの
方法じゃ駄目だよという方もいらっしゃると思うんですよね。

僕自身もさらにベストの勉強法があればそれを模索していきたいし、そのために
他の先生方とお付き合いしながら、吸収していきたいなと思います。

さて、明日は京都で一般の方々を対象に英語勉強法のセミナーがあります。

16時半から京都駅前のNHKカルチャーセンターで行います。30名ほどの方が
お申し込みなんだそうで、大阪の中台君から「ほとんど女性です」と連絡が。

だからって内容が変わるわけでもない。

というわけでなぜか西山先生と三原先生も来るという明日の京都セミナーも楽
しみたいと思っています。参加される皆さん、宜しくお願いします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

東京&広島セミナーを終えて

Posted on: 2011年8月23日(火) 3:05

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

  
 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

  
 

 

 

 

 

 

  
 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

  
 

 

 

 

 

 

  
 

 

 

 

 

 

 
第10回英語教師塾が終わりました。翌日は同じくアルクの地下ホールで授業
の方法についてセミナーを行い、なか1日あけて広島でも行いました。

3日間でのべ350名ほどの先生方とセッションを行ってまいりました。

上にアップしたのは教師塾で授業をされた先生方です。若い先生もいらっしゃれ
ばそうでない先生もいらっしゃるけど、授業を見てもらって通知簿をつけてほしい
という前向きな先生方ばかりで、本当に良い会になりました。

プロの前で授業をするのはとても勇気がいると思うんです。

でも先生方の授業を見に来ているプロたちもやはり不安や苦悩を抱えた先生方
ばかりなのです。教える側だって悩むのは、高校だけでなく予備校や大学であっ
ても同じではないでしょうか。

それをそのままにして「何とかせんとあかんのはわかっとるんやけどなぁ」という
先生と、フットワーク軽く動く先生とでは、長い目で見たら差が出るのは当然です。

今回参加された80名の先生方、そして授業をされた先生方に敬意を表する。

それから東京と広島のワークショップですが、いつもながらたくさんの先生方から
ご好評賜りまして、本当に嬉しく思っています。

今回はリスニングの指導方法を中心に据えて行いました。ていうか、リスニングも
リーディングも、英語のインプットという点では指導法にあまり違いはないのですが。

来年はリーディングを中心に据えてやろうかなぁと思っています。うちの生徒たちも
来年は受験を見据えて過去問を使って授業をすることでもあるしね。

というわけで、夏のセミナーですが、あと残すは長崎だけとなりました。月末ですが
それも楽しみにしています。先生方、ありがとうございました。

 


kimutatsu

明日と明後日は東京でよろしく!

Posted on: 2011年8月16日(火) 13:34

 

 

 

 

 

 

  
『ユメタン』を採用してくださった先生からメール。「生徒たちを写真に撮って木村
先生に送ったらブログに使ってもらえますか?」と。

ええ、喜んで。生徒たちが良ければ。了解は取ってくださいね。

明日は英語教師塾。久しぶりや。僕の原点なのに長いことできていなかったな。
やっと第10回。今回は80名強の方々がお集まりになります。

今日になって1通のメールが。

「僕も参加したい」

なんと!通訳の柴原智幸先生から参加させてほしいとのメールが。この人ねぇ、
若いのに、それとめっちゃ英語ができるのに、謙虚で勉強家で素敵なんよねぇ。

もちろんWelcomeですが、英語のプロ中のプロが入ったことで、授業役の先生
方がきっと今までにもまして緊張されることだろう。

今回の授業は僕を含めて14名です。

先生方には僕からのコメントだけではなく、生徒役の先生方からのレポートがも
らえるので、授業が終わると手元に80枚の「通知簿」があることになる。

もちろん記名なのでボロかすに書く人はいないだろうけど、自分の授業について
そんなに多くの先生方からコメントを貰える機会はないだろう。

僕は例によって様々な視点から、その先生の授業の良い点と悪い点とを指摘し、
その先生が二学期以降の授業展開に役立てて貰えるように、鬼になります。

最近ほら平林都さんっていう人が接客について厳しいことを仰ってるじゃない?

僕はあんな感じではとても人にモノを言うことなんてできないけど、気がついた点
に関してはビシビシと指摘させていただこうと思ってる。

英語力だけでなく、その先生の伝える力も含めて。

おそらく学校の研究授業では同僚ということもあってなかなかはっきり言えないこ
とのが多いとは思うけど、この英語教師塾では「遠慮なし」がルールなのだ。

明後日は6時間セミナーです。みんな熱心ですね。感心します。昨年もやったけ
ど、この6時間セミナーでは先生方に立てないぐらいクタクタになってもらおうかと
思っておりまして、終わったら英語力も授業力も付いているという感じにします。

んじゃまぁ準備しようかな。

 


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