KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

合掌

Posted on: 2011年8月15日(月) 19:17

 

 

 

 

 

 

 

 

たくさんのお見舞い、お悔やみメールを頂戴いたしました。ありがとうございます。
無事に通夜式も告別式も終わりました。伯母を見送ってまいりました。

家族葬ということで少人数だったのですが、そのほうが魂や想いが濃くなるんで
すねぇ。そういう形態は初めてだったので、ある意味良い経験になりました。

しかし・・・

ある人の人生を想うことってのはつまり、自分自身の人生を辿ることなんですね。

葬儀中、伯母の波乱万丈な人生を想うにつれ、そこに関わった自分の人生を辿っ
ては、人生のきっしょきっしょのシーンに胸を熱くしておりました。

人間が死んだときしか親戚なんて集まれなくなってくるものですが、伯母のお陰で
十年以上ぶりにいとこやその子供たちにも会えて嬉しかったです。

伯母の冥福を祈ります。おばちゃん、十数年前、うちの親父の件でいろいろと迷惑
かけたな。ありがとう。また何十年後かに会おうぜ。

 
(追記)先般のブログで「叔母」と書きましたが、「伯母」の間違いでした。
     漢字の使い方を間違えるなんて情けないですね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

じっくりと考えることこそ

Posted on: 2011年8月14日(日) 11:39

 

 

 

 

 

 

智辯学園、智辯和歌山、英明、静岡、九州国大付、習志野、明徳義塾・・・
知り合いが働いている学校が登場すると応援するのは人情というものでねぇ。

今日は朝から英明を応援していたのですが、残念ながら惜敗してしまった。

17日の教師塾に英明の先生がいらっしゃるので声をかけよう。

『文藝』という雑誌に綿矢りささんのインタビューが載っていて、読みふけってた
んやけど、執筆はだいたい毎日3~4時間とのこと。

たぶん・・・いやわからんけど、でもたぶん・・・

僕の場合は乗ってるとき、編集者が乗せてくれるとき、誰かが乗せてくれるとき、
相当切羽詰ってるときなどは15時間以上書いてる。

学校があるときは夜しかできないので、それでも3~4時間。

ただし本を書くというのは、今みたいに構想がある程度しっかりしていて、あとは
書くだけという「作業段階」に入ると速いんやけど、構想を練る段階は遅々として
進まずに、ひたすらメモを目の前にしてうなってる・・・か、寿司屋で飲んでる。

教員という仕事はクリエイティブなものだから、ボケっとする時間は絶対に必要で
それは物書きという仕事にも、言うまでもなく当てはまるのです。

だからね、僕と一緒にいる人たち、突然ボケっとし始めたら放っておいてくれ給え。
どうしたんですか?など、優しい声をかけることも要らぬ。考えさせてほしいのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
よく教員がボケっとしてると「生徒のために働け」とか何とか、トンチンカンなことを
のたまう人がいるが、動き続けてると教員ってのはいい仕事などできませんのや。

自転車操業な教員は忙し過ぎるから逆にクリエイティブにはなれぬ。それは大学の
教員も高校の教員も中学の教員も同じや。

なぜ自転車操業やといい仕事ができないか。

じっくり考えることができないからだ。じっくり何を考えるのかというと、現在の自分
をじっくりと見つめて、今やってる方法でいいのか、もっといい方法はないのか、今
のやり方で生徒たちは伸びるのか・・・など、じーーーーっくりと考える必要がある。

考えてはメモを取り、それを見てはまた考え・・・を繰り返すから前進できるのだな。

ところが世間の教員の大半はやたらめったら忙しいものだから、これができず、気
が付いたときには以前使っていた古いノートを持って古いやり方を続けている人が
多い。同じメッセージを「ブレない」という文言のもと、発し続けてるケースもある。

もちろんうまくいってる場合は問題ないけど。

でも決して上手くいっているわけではないのに変えない人が多いのではないか。

なぜ前の方法を使うかというと、それには2つ理由がある。1つは変えるためには、
今の自分をじっくりと見つめなおす必要がある。その余裕がないからだ、ええい!
しょうがない!今のままでいくか!となる。

2つ目の理由は、そのほうが楽だから。僕も59回生のときのやり方で66回生を教
えると異常なほど楽だ。ノートもそのままでいいし。何もかも楽できる。

でもそれでは伸びる子は伸びるが、僕が伸ばしてやれなかった部分はまた失敗す
ることになる。ここでは具体的に書かないけど。

僕は幸いにして「忙しいでしょ?」なんて言われるわりに時間がたっぷりあるほうな
ので、よくじっくりと考える。それと人に連絡を取ったり本を読んだりする。

だからセミナーなどでお伝えしている様々な方法を思いついたりする。だから他の
かなり忙しい先生方に「こういう方法もあるよ」とお教えできる。

セミナーってのは自分の頭の中を伝授するわけだから、企業のセミナーのように数
万円するのは当然だと思うけど、教員は薄給なので、僕のセミナーは無料か安価。

ちなみにこれは原田先生を意識しているからで、先日大阪の藤井先生が原田先生
の教師塾で僕のことを話題に出してくれたらしくて、感激した。

17・18・20日の教師塾とセミナー(東京→広島)は全て満席ということなので、僕
がじっくりと考えたメソッドを余すところなくお伝えしたいと思っている。

それをどう取り入れるかは先生方の自由だし、それをどうカスタマイズするかはそれ
ぞれの先生方の手腕、スキルにかかってる。

先生方の創意工夫に期待しつつ、セミナー準備を粛々と進めております。

本来的には教員がみんなもっと余裕を持ってじっくりと考え、僕みたいな超進学校
の教員だけじゃなくて、いろんな学校で働く教員も含めて発表しあうセミナーこそが
もっとも役に立つセミナーなんじゃないか。

みんな忙しすぎる。俺たちは「教える」こと以上に「考える」ことが仕事なのに。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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Take good care of yourself!

Posted on: 2011年8月13日(土) 14:27

 

 

 

 

 

 

 

 

 
お盆は家や実家にいるのが当たり前な仏教徒の考え方によれば、旅行に行く
なんてのは言語道断で、まして海外に出るなんてのはアンビリーバブルなわけ
ですが、しかし甲子園球場近辺はもう大騒ぎな感じなのです。

僕は奈良が故郷なので、今住んでいる兵庫の東洋大姫路も応援しているけど、
それ以上に智辯学園を応援しとるのです。

それはそれとして・・・

僕はようやく何もかもから解放されたので、本を読んだり書いたりし、疲れたら
親父の形見の安楽椅子に座って爆睡。起きてはまた本を手にとるという生活。

を、今日から始めました。

ところが先ほど北千里に住んでるおばちゃんから電話があり、僕が幼少の頃に
世話になった叔母が亡くなったとのこと。

通夜や葬儀は明日・明後日ということなので、北千里のおばちゃんを連れて行
かねばならぬ。

「たっちゃん!ちょっとおばちゃんな、足が大変なんや。連れてってや!」

わかってるがな。任しときぃな。負うて歩いたるわい。

それはそうと何かと世話になった叔母が亡くなったのはまた何かと考えさせ
られるな。そもそも昔から言われることやけど、お盆ってのはこっちにいらっし
ゃったご先祖様が連れていってしまうらしい。

僕も気をつけないと。

時節柄、気を遣ってビールなどを送ってくださる人がいるけど、そんな気を遣
っていただくより、その分を東北の方々のために寄付してくだされ。

僕はいまはもうほとんど飲みません。セミナー直後の懇親会ぐらいですがな。
健康のためにというより、特に飲みたいわけじゃないのです。

ビールよりもキリンレモンとか「ジャンボ」って名前のアイスクリームとかのほう
が好きで、書斎の冷蔵庫にはキリンレモンが冷えています。

明日は墓参りをした後で、叔母の通夜に行ってきます。かなり暑い日が続きま
すから、皆さんもご自愛専一のほどお願い申し上げます。

 
(追記)濵﨑先生から送っていただいたオレンジジュース、かなり美味しいです。
     ありがとうございました。あのサイズがまたいいですね。大きすぎず。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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workshop in KYOTO

Posted on: 2011年8月13日(土) 7:12

 

 

 

 

 

 

(ロンドンでこのTDKを見ると「また来たな」と思います。)

一般の方々向けの勉強会のお知らせです。NHK文化センター京都教室で
8月27日午後に英語の勉強会を行います。

「夢をかなえる英語勉強法」というタイトルで。

最近は学校の先生方向けに「どのように授業をすればいいのか」という感じ
のワークショップが多くなっていて、一般の方向けにはあまりやっていなかっ
たのですが、NHKさんが是非にということなのでお受けしました。

あまり多くなると指導しにくいのでマックス40名ぐらいでとお願いしました。

現在すでに20名程度の申し込みがあるということなので、まだ残席に余裕
はありますが、もう13日ですのでお急ぎいただければと思います。

お申し込みはこちらからお願いします

今回は勉強法の説明だけじゃなくて、実際に英語を使っていろいろと活動を
やってもらおうと思っています。僕の生徒たちに行った授業を再現しようかと。

というわけで、京都近辺の皆さん、どうぞ宜しくお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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電子辞書とユメタンと

Posted on: 2011年8月11日(木) 11:56

 

 

 

 

 

 

甲陽学院の先生で今年ロンドンに生徒を引率された方と喋っていたのですが、
暴動と重ならなくて本当によかったなぁと。

ロンドンって確かにBIG CITYなのですが、歩いているとここかしこに東京とか
大阪とは違う不安定感があるんですよね。

生徒たちが無事帰れてよかった。

さて、電子辞書を使っている高校生も多いのではないかと思うのですが、現在な
んと電子辞書のシェアの90%ほどがカシオなんだそうです。

僕(や灘の同僚たち)はカシオのEX-wordのXD-B10000というプロモデルを愛
用していて、英和辞典がたくさん、英英辞典、類語辞典、活用大辞典がはいって
いるので大概の英語の活動には困らない一生モノなのです。高いけど。

高校生はここまでは要らないかもしれないけど、それでも英和辞典が2つか3つ、
英英辞典は絶対にほしい。

最近ね、コンテンツの数が100も150も入ってる!ってのを売りにしてるケース
が多いけど、コンテンツが多くても全然意味がない。

だってスペイン語会話とか数年前の天声人語とか使う???

コンテンツ数なんて30ぐらいでいい。

その代わりに英和辞典が2つ以上(会社が違うやつね。『ジーニアス』と『ベーシ
ックジーニアス』は合わせて1つと勘定する)、英英辞典は最低1つ、和英辞典も
できれば2つはほしい。国語辞典も2つはほしい。

それはともかくとして、新しいカシオの高校生モデルに『ユメタン』が搭載されまし
てですね。僕も知らなかったけど、金山先生in Hokkaidoが教えてくれた。

このモデルなら英和辞典が2つ(オーレックスとジーニアス)、英英辞典が2つ(ロ
ングマンとオクスフォード)入ってる上に、『ユメタン』で自分で単語テストができる
ということなので、お勧めなのではないでしょうか。

あ、ごめん、こちらのモデルです

すでにキヤノンやシャープの電子辞書にも『ユメタン』が搭載されているので、今
回のカシオの新型モデルでシェアの大半に『ユメタン』が搭載されることになり、
『ユメタン』愛用者にとっては、手元に本がなくても電子辞書さえあれば、どこでも
単語の勉強ができるということになった。

最近は電子辞書って調べるだけじゃなくて、それを使って単語テストができたりと
か地歴の一問一答のテストができたりとか、勉強ツールになってるよね。

携帯ばかり触ってるんじゃなくて、電子辞書をうまく使って自分の能力を伸ばしま
しょう。夏休みもあともう少しですね。頑張ってください。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

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お勧めの本をご紹介

Posted on: 2011年8月9日(火) 21:30

 

 

 

 

 

 

朝から「ここは熱帯か」と言いたくなるようなグラウンドへ行って試合と審判をこ
なし、帰ってからは執筆という毎日を送っているのはもう書いた。

その合間を縫って大好きな読書に勤しんでいるのだが、前から言っている通り
小説家になりたい木村はここのところ小説ばかり読んでいる。

あまり偏らないようにと思っても、遠藤先生、浅田先生、向田先生に加えて最
近は荻原浩先生にも魅せられていて、その4人の作品を中心とした同心円を
描くように多くの作家の本を読んでいる。

で、以前から僕の文章とは全然違う文体だけど、こんな文章が書けたらいいな
と思いながらあこがれていた人の本をまとめて読んでみた。

綿矢りさという名前はすでに現象ではなくなったとは思うけど、でも文芸界では
綿矢と金原が芥川賞を受賞した際に唖然とした文士志望者は多かったはずだ。

言うまでもなく、そのうちのひとりが僕だ。

で、綿矢りさが17歳のときに文藝賞を受賞した『インストール』と、その3年後に
芥川賞を受賞した『蹴りたい背中』を読み返してみた。

こりゃ勝てませんな。完璧ですな。文体もさることながら、体言止めの手法とか
句読点の打ち方とか、何から何まできっぱり脱帽したくなる。

灘の職員室に数学オリンピックや化学オリンピック、物理オリンピックなどでメダ
ルをとった生徒たちの名前が書かれてた。この生徒たちは凄いんだろうなと思う。
凄いんだろうなとは思うけど、文系人間の僕にはその凄さがよくわからない。

でも17歳で『インストール』を書き、20歳のときに『蹴りたい背中』を書いた綿矢
は相当凄いと思う。その後の作品もおしなべて。

そしてその凄さがよく理解できるからこそ、正直言ってとても悔しい。自分の力の
なさを嫌というほど見せつけられたような気がして。

先日、通訳の柴原先生が「英語の能力を伸ばすためには母国語の力を伸ばさな
いといけない」と仰っていた話は書いたと思う。

僕の場合は英語力を付けるために本を読んでいるわけではないけど、とりあえず
のところは綿矢先生に近づけるように、たくさん本を読もう。

まだ読んでない人は読んで下さい。綿矢りさの『蹴りたい背中』と『インストール』。
向田先生や浅田先生の文章のような美しさはないかもしれないけど、凄さは感じ
てもらえるのではないかと思っています。

 
(追記)どうしてこの内容で上の画像を選んでしもたんやろ。名古屋の人たちです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

kimutatsu

粛々とやるべし

Posted on: 2011年8月9日(火) 17:38

 

 

 

 

 

 

ロンドンの食べ物といえばフィッシュ&チップスしか思いつかないぐらいロンドン
の食文化は駄目駄目な感じやけど、フィッシュ&チップスはビールには合う。

ま、要するに白身魚フライなんやけどね。

前回59回生と一緒に行ったときに5キロ増で日本に帰ってきた反省を生かして
今回はほとんど飲まなかったし、フィッシュ&チップスを食べなかった。

おかげで帰ってきたときの体重は現状維持で、とても自分を褒めてあげたものだ
けれども、先般の東京での英語合宿で3キロ太った。

なにせ頭はひたすら使うんだけど、ホテルから一切出ないで英語の勉強や授業
力向上の勉強をしたので、英語のアウトプットはかなりやった一方、カロリーに関
して言えばインプットばかりの3日間だったのだ。

野球漬けになっているこの数日間で、網の上の秋刀魚みたいに真っ黒に日焼け
をして、さらに体重も順調に落ち、若干の熱中症を除けば体調はばっちり。

その大会も今日は0-13で関学に負け、明日は最下位決定戦を戦うことになった。
まぁしょうがない。弱いとか強いとか以前の問題だ。しばらく試合は入れない。

それよりやるべきことがある。

野球から帰ってPCの前に座ると、身体にこもった太陽熱が「頼むからベッドに身体
を投げてくれ」と懇願するが如く僕の脳みそを揺さぶっては偏頭痛をひどくするけど
だからといって横になると自分の魂が怒り出しそうな気がするので、まずは電源を
入れて、OUTLOOK EXPRESSを立ち上げる。

教師塾に参加される先生方からの返信が多数。

高1生徒たちからのメールが何通か。

手元にあるTo-Do Listに目を落として、さぁ頑張るべとMY DOCUMENTを開く。
「アルク」を開くか、「ベネッセ」を開くか、あるいは・・・

アルク  VS  ベネッセ  VS  S社  VS  D社 との闘い。

毎日繰りひろげられるこの闘いを楽しみながら、今日も夜まで執筆を楽しもう。
明日で大会が終わる。そうしたら24時間、本を書くことができる。

嬉しい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

英語教師塾&セミナーに向けて

Posted on: 2011年8月8日(月) 23:23

 

 

 

 

 

 

  
8月17日にアルク本社の地下ホールで第10回英語教師塾を開催するのです。
参加無料ですが、現在はチャリティー開催となっています。

今回は70名ほどの先生方がお集まりになられ、15名の先生方が授業をされる。
担当は「センターレベル長文」が3名、「二次長文」が3名、「英作文」が2名、「中
学英文法」が2名、「高校英文法」が3名、「大意要約」が2名。

生徒役の先生方からの厳しいコメントを糧に、また二学期から頑張ってもらおうと
いうことになってるんやけど、初参加の先生方もおられて緊張されていらっしゃる。

大丈夫。愛のあるコメントばかりになるだろう。通り一遍の研究授業とは名ばかり
の研究授業では力が付かない。シビアな目がないとあかんのです。

ある先生から、予備校の講師による研究会に参加したが、その講師の授業は全
くの一方通行の授業で、参考にはならなかったとメールを頂戴した。

予備校ってのはそういうもんだ。学校の授業とは違う。

だからといって予備校の先生は大したことないとか、学校の先生なんてたかがし
れてるとか、そういうことって絶対に違うと思うんよね。

役割が違う。予備校が駄目で学校が上とか、その逆とか、そういうことじゃない。

安河内哲っちゃんのように、予備校の講師であってもアウトプット型の授業をしな
いと英語は力が付かないんだよねと言ってる人は珍しいと思う。

学校だからこそ英語の力は付けられると思うし、学校なのに予備校タイプの授業
しかできないというのでは、生徒に英語力はつけてやれないと思う。

逆に高3とかある程度の力がついた浪人生に暗唱や暗写ばかりやらせるタイプ
の授業をしていても駄目だと思う。だから僕も予備校で働いたら(っていうか、以
前働いたこともあるけど)今とは全く違う授業形態にならざるを得んだろう。

そんなわけで、集まったプロ教員たちのいろんな切り口の授業を楽しみにしている
木村なのです。きっと物凄く勉強になるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

  
それからセミナーに関して。東京も広島も超満員という。とってもありがたい。

18日の東京にも、その2日後の広島にも参加される先生方がいらっしゃって、
ほとんど追っかけみたいになってる人がいるけど、だからといって何か珍しい
方法があるわけでもないし、僕は数年前から培ってきたメソッドを粛々と紹介
することになります。

セミナーってのは理論や理想ばかり語っていてもツマラナイはずなので、先生
方を生徒に見立てて普段の授業をひたすらやろうと思ってる。そう、ひたすら。

そのなかから先生方が「木村の生徒たちはこんな目に遭ってるのか」と実体験
をしていただき、そしてそれをカスタマイズして、二学期以降の授業にお役立て
いただければ、こんな嬉しいことはない。

そういった先生方が日本の英語教育をどんどん変えることになるはずだ。

教師塾にはラ・サールや駒場東邦などの進学校の先生方も授業をされるけれど、
そういった学校の教員だけが英語教育を支えているわけでは決してない。

だから平均偏差値が50にも満たない学校で働いておられる先生方にも授業をし
ていただき、僕はその生徒たちの目線で授業をジャッジすることになる。

集まってくる先生方の熱い姿勢こそが、これからの英語教育を支えていくのだと
信じているし、僕の教師塾やセミナーがその一助となることを祈っている。

 


kimutatsu

今日から私学大会がスタート

Posted on: 2011年8月8日(月) 22:43


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日から私学大会。甲南中学と対戦して9-12で敗れました。昨日も書きましたが、
負けたことに関してはなんとも思わない。現時点では負けが多くても問題ない。
 
問題は負け方だ。どうせ甲南に勝てるわけがないという気持ちで臨んだのであれば
今後もしばらくは勝てないし、勝ったらあかんと思う。
 
まぁでもみんな一所懸命にプレーした結果、3点差まで追いついたんやから、まずま
ず良しとしようかな。
 

  
  
   
   
   
   
   
   
   
  
明日は関学との対戦。関学ってのはいい学校で、OBを非常に大事にしてくれる。これ
は灘も負けないぐらい大事にするが、関学の比ではないと思う。
 
それはそれとして、先輩を立てて負けろなんて言えるわけがないので、後輩が采配を
ふるう関学の胸を借りるつもりで、また試合をしてこよう。
 
日焼けが凄くて、やりたいことがたくさんあるのに何もできないが、まぁのんびりやろう。
昼間は部活動に勤しみ、帰ってから爆睡して、夜に本を書く。
 
今は夜の11時前。今から楽しく本を書きます。
 
 
(追記)18日の東京セミナー(定員100名)は130名ほどのお申し込みがありまして
    すでにキャンセル待ちとなっています。
    それから20日の広島セミナー(定員100名)も110名ほどのお申し込みがあ
    りまして、これまたキャンセル待ちとなっています。
    お申し込みになられました先生方にはお礼申し上げます。
 
 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

新チームスタート!

Posted on: 2011年8月8日(月) 1:07

 

 

 

 

 

 
新チームのthe first gameがあって、滝川中学校相手にぼろ負けしました。
ぼろ負けってのはこういうのを言うんやってくらい負けました。

ま、しょうがないやん。

いま負けるのは問題ない。というより負けたほうがいいと思う。

問題は負けたくせに笑っている選手がいたら、そりゃ負け続けるでってことに
なるやろうということと、それを次の試合に生かそうとする姿勢がない選手は
きっとそのうち出番がなくなるでってことやな。

今日はちっともストライクが入らない投手がいて、でもあえて続投させました。
6回2/3を投げて、150球も投げた。

押し出し押し出しで1回裏に9点取られた。でも投手を変えなかった。

悔しい気持ちこそ人間を前進させるのだ。最近はやたらフォローを大事にして
失敗して叱責したらフォローするというのが定番になってるけど、そんなことば
っかりしていたら強い人間になれんじゃないか。

突き放す強さがないと、本当のピンチになったときに対応できない人間になっ
てしまう。進学校出身の人間は弱いと言われるが、それじゃあいかんよね。

もちろんストライクが入らない投手は使えない。

だけどいまストライクが取れなくても、半年後に取れるようになってくれれば、
その投手は、投手としてだけでなく、人間としても成長するのだ。

だから今日から始まる私学大会でもその投手は使う。もしもまたストライクが
入らなければ負けるけれども、「自分のせいで負けた」という気持ちが強けれ
ば強いほど、きっと彼なら立ち上がってくれるだろう。

もし誰かのせいにしてしまったとしたら、もうそこまでだ。そりゃエラーするよ。
人間ってのは失敗する生き物なのだ。それはしょうがない。

問題はエラーから何を学ぶかであって、エラーや敗戦を怖がっていては何も
できない。だからエラーした選手は怒らない。

むしろ怖いのは「負けたのは自分のせいではない」というメンタリティーなの
だ。「あいつのせいで負けた」と責任を転嫁する習慣のある人間は使い物に
ならぬ。失敗はすべて自分のせいだ。

その気持ちが普段の厳しさ、甘えを断じる姿勢につながる。

というわけで今日からしばらく仁川学院さんにお世話になります。私学大会
は親善大会なので、あまり勝ち負けにこだわらず、だけど厳しい姿勢で臨み
ます。お近くの方は仁川学院さんまで応援においでください。

 
(追記)駐車場はありません。阪急電車をお使い下さい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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