KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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僕の日常的意識(常なる意識として)

Posted on: 2011年3月8日(火) 2:19

 

 

 

 

 

 

イライラしたりしますか?と聞かれて「あまり」と答え、悩んだりするのはどん
なときですか?と聞かれて「体重がうまく落ちない時とか」と答える私。

風みたいな人ですねと言われたり、お前は自然児かと言われたり。オイコラ、
人を北京原人みたいに言うな。

と言っても風みたいに爽やかな人って意味ではなかろ。私はそんなお洒落な
人間ではなく、むしろバタ臭い人間だ。

でさ、思うんやけど。

人間ってのは近いところを見てるとイライラしたり悩んだりするよね。上手くい
かなかったりして、どうしたらいいのかわからずに悩んだり。

で、私に関して言えば、あまり近くを見ていない。見ているのは一箇所だけ。
今際の際に満足できる人生でありたいと思う。

もちろん今際の際がいつ訪れるのかはわからない。明日かもしれへん。もし
かしたらあと40年ぐらい生きれるかもしれぬ。

わからないけど、人生のプロセスにおいて、自分の人生を豊かにすべく努力
できているなら、それはそれで良しとしようじゃないか。

他人の人生をどうのこうの言うことも不必要やし、他人の失敗を嘲笑うことも
不必要。大事なのは生きてるうちの自分の達成度のみだ。

自分をできる限り高めてから旅立ちたいのです。どうせ死んだら、カネなんて
持っていけないし、名声があっても死んだら自慢できん。

だけど死ぬ直前、まさに今際の際になって「あぁ、やり残した」とは思いたくな
いのです。最期ぐらいは自分を褒めながら旅立ちたいな。

意識が遠くなっていくまさにその時、「やったぜ」と思いながら逝きたい。

他人の評価は全く気にならなくなった。むしろ自分の評価こそ大事にしたい。
ただし独善的にはなりたくないから、これまで以上に人の意見に耳を傾ける。

生き急ぐこと勿れ。生き急ぐこと勿れ。今日失敗したなら明日やればよろし。
明日失敗しないように頑張ればよろし。連敗しないように。

失敗したからとて、刹那的感情の赴くままに行動してはならない。今日のミ
スは長い長い人生の中では、小さなかすり傷にもならないのです。

明日同じミスをしないように、明日こそダラダラしないように、前を向いて歩こ
うとする意識を持つこと、否、実際に歩いてみることが大事なのです。

そうすれば必ずや今際の際に笑える。少なくともその近くまでは行けるはず。
あとは人生の目的や計画を着実に遂行することです。

大局的に人生を見よう。ゆめゆめ生き急ぐこと勿れ。我々は確実に死ぬのだ。
だとすれば、笑って死ねる人生を構築することが、生に対する義務なのです。

ま、そういうことです。Y君、わかったかね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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期末考査採点中です

Posted on: 2011年3月7日(月) 23:58

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿児島天文館の商店街で見つけました。いや、僕の生徒たちも日本の将来
を見据えて学問やスポーツに励んでいただきたいものですな。

採点しながら思う。

先般から多くの先生方より「期末考査の問題を見せてくださらぬか?」という
依頼メールが多数寄せられまして。

幸いにして、僕のメーリングリストには1040名ほどの先生方が登録されて
いらっしゃるので、それを使ってお送りすることにしました。

今回の試験範囲は教科書と『速読特訓ゼミ 基礎レベル編』の11~15でし
たが、特に後者の自習教材からどのように出題してるのか見たいと。

さすがに1000名を超える先生方に送信するのはちょっとだけ勇気が要った
けど、まぁ「嗤われるなら嗤われてもよろし」と腹をくくって送信。

東大入試を意識した出題ですね?とある先生より。

うーん、そういうわけではないです。それよりちゃんと読み込んできてるかどう
かの一点に絞って作問しました。したがって和訳は1題もなし。

教科書の全訳は配布してあるし、『速読特訓ゼミ』には訳が掲載されています。
和訳問題を出したら、訳だけを読んできてお手軽な対策をしてきた生徒でも点
が取れることになって、それは英語の問題とは言えぬ。

英語をちゃあんと読み込んできてるかどうか。

試験を作るときには、その一点に絞って作問してるのです。「読み込み」こそが
彼らの復習におけるDUTYなのですから、そこを問うことになるのですな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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残念ではあるけれど

Posted on: 2011年3月6日(日) 17:02

 

 

 

 

 

 

残念ながら神戸市軟式少年大会は3回戦で散りました。さすがに神戸市
優勝経験のあるチームは鍛えられていました。

うちはまったく負けてなかった。ほとんど互角やった。けど、勝てなかった。

ここというところでミスが出るのは、やはりまだまだなのでしょう。残念です。
いい試合ではありました。善戦はしました。あともう少し・・・ホントあと少し。

ま、それが大変なのですが。

月末は春季大会がありますし、4月に入ると春合宿です。勉強だけでは絶
対に得られないいい経験を彼らはしているなと思います。

どんどん上を目指して、これからも練習練習です。そしてそれがまた勉強の
ほうにも生きるのです。これからの彼らを楽しみにしている監督なのです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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鹿児島は本当によかった

Posted on: 2011年3月5日(土) 16:17

 

 

 

 

 

 

書くのを忘れてたけど、鹿児島へ行ってきました。ベネッセ九州支社の企画
で鹿児島の先生方の前でお話をさせていただきました。

ありがとうございました。

特に私学の先生方対象ということもあり、西大和時代に偏差値40台の生徒
たちを教えていた頃の話もさせていただきました。

成績の悪い生徒の対策として、長文やら英作文やらの指導をする前の段階
をきちんとしないといくら勉強しても伸びないものは伸びないのですね。

英語ではなく日本史や世界史を例にとるとわかりやすい。

知識の部分を全く知らないで論述の対策問題集を買ってきても意味がない。
まずは覚えることを覚えないとダメです。覚えるためには反復することです。

英語の場合は音声CDがあるのとないのとでは、効果に大きい差が出ます。
それを使いながら、音声ごと知識を大きく伸ばしていくのです。

その土台ありきで、次のステップ、また次のステップに続くことになります。
多少手順を間違えても問題ないのですが、土台の段階で間違えてしまった
りすると、読めるけど聞けないとか書けないとかいうことになります。

というような話を鹿児島でさせていただきました。ベネッセの皆さんと参加
された先生方には感謝しております。

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

翌日、後くんの車に乗って知覧に行ってきました。『永遠のゼロ』を読んだ時
ぐらいから、知覧に行きたくてしょうがなかったのです。

戦争中、追い詰められた日本は、窮余の一策として特攻作戦を立て、知覧
飛行場は昭和20年3月に最前線特攻基地の1つに指定されたのです。

今も知覧には知覧特攻平和会館があり、特攻隊員として飛び立っていった
若い少年兵たちの遺書や遺影が展示されています。

高2や高3の生徒たちと同い年、あるいは大学生ぐらいの子どもたちが、極
めて短い飛行訓練の後に沖縄にいる米軍めがけて飛び立っていったのです。

富屋食堂の鳥浜トメさんのインタビューのビデオは涙なしでは見れなかった。
特攻隊員は志願兵とされていますが、もちろんそんなことはありません。

お母さんに向けた手紙が中でも一番多いのは、きっと男ってのはいつまで経
っても母親への想いが強いってことなのでしょうと、会館の語り部の男性がお
っしゃっていました。

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母上お元気ですか。

永い間本当に有難うございました。

我六歳の時より育て下されし母。

継母とは言え世の此の種の女にある如き

不祥事は一度たりとてなく

慈しみ育て下されし母。

有難い母 尊い母。

俺は幸福だった。

遂に最後迄「お母さん」と呼ばざりし俺。

幾度か思い切って呼ばんとしたが

何と意志薄弱な俺だったろう。

母上お許し下さい。

さぞ淋しかったでしょう。

今こそ大声で呼ばして頂きます。

お母さん お母さん お母さんと。

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(特攻隊員が寝泊りしていた三角兵舎です)

特攻隊の是非はよく論じられるけれども、少なくとも誰も幸せにはなってない
というのは事実ですし、彼らの多くは前途有望たる少年だったのです。

よく特攻隊員は志願兵だったと言われますが、「特攻隊員になることを熱望
する・希望する・希望しない」と書かれた紙が司令部から配布されたら、当時
の雰囲気で「希望しない」に○を付けることができた人が何人いたのでしょう。

ほとんどの人が周囲の顔色を窺いながら「熱望する」か「希望する」に○をつけ
たといいます。そうしてほとんどの人がアメリカの空母にたどり着く前に撃ち落
されて、命を失ったといいます。

館内に数多く展示された遺書や飛び立つ直前の写真を見ながら、こみ上げ
てくる涙を止めることはできませんでした。

まだ行ったことがないという若い人たちは是非行ってほしい。そして命につい
て、平和について、愛するということについて、考えてほしいなと思います。

そしてこうした人々の犠牲の上に、現在の平和があるということを認識し、今
の自分を、自分の命や生を、大事にしてほしいなと願っています。

鹿児島の皆さん、ありがとうございました。今回も有意義な旅になりました。
心から感謝申し上げます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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今日で中学の授業は終わり

Posted on: 2011年3月2日(水) 1:09

 

 

 

 

 

 

最近はどうも「世界一ナントカな授業」とかいうテレビ番組からの出演依頼や
週刊誌の取材などなど、身辺が騒がしい気がするけど、まぁ今までどおりに
生きていくことにしよう。バラエティ番組には出ません。僕は一般人だ。

それより何より今日で中学3年間の授業が全て終わります。

生徒たちには言うたんやけど、期待していたよりもかなり英語ができる集団
になってくれたと思う。

昨日は10枚の読解プリントを次々と解いてもらったが、実質的に10枚解く
のにだいたい15~18分ぐらいしかかかってない。1枚2分弱。

確かに速読用のプリントではあるが、高2用のを中3でやっている分を考える
と、かなり速いと思う。自分で「苦手」と思ってる生徒でもかなり読めていた。

ここまではかなり順調です。

4月からは新高1生徒が40名入ってくるので、もう一度英文法をやり直します。
中学から上がった生徒も忘れてるだろうから、いい復習になるはずだ。

今までたくさんの文章を暗唱し、暗写してきたので、僕自身が驚くぐらいに英語
全体の力が付いてるのを実感してる。

それから『ユメタン』のゼロと①を2周ずつやったので、単語力もかなり付いてき
た。春休みに3周目。4月からはフレーズの暗唱で4周目に入ります。

秋からは『ユメタン』②をやって、高校2年生で難関大学レベルの単語は終わり。
高校3年生では問題演習とスピーキング・リスニングを鍛えて卒業してもらう。

ここまでは順調過ぎるぐらい順調。だからこそ4月からも中だるみなく進んでほ
しいと願っているのです。とにかく中学3年間、よく付いてきてくれました。

僕のことを悪魔だの鬼だの鬼畜だの言ってたのが懐かしいな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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久しぶりの連勝!

Posted on: 2011年2月28日(月) 7:34

 

 

 

 

 

 

  
 

 

 

 

 

 

 
26日から神戸市の軟式少年大会が始まりました。土曜日は御影中学に
2-1で勝ち、昨日は27-0(5回コールド)で神戸龍谷中学に勝ちました。

監督になって何度かコールド勝ちはありますが、27-0なんて初めてでした。
相手はともかく、最後まで緊張感を切らすことなく戦えたと思います。

クリンナップにHRをはじめとする長打が出ましたし、投手も2試合で自責点は
ゼロに抑えたので、3回戦に期待が持てそうです。

3回戦は櫨谷中学。神戸市優勝の中学ですが、全力でぶつかってきます。
相手に名前負けしないで戦えれば、いい試合ができると思っています。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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2011年度東大入試プチ分析

Posted on: 2011年2月27日(日) 9:49

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日から大会が始まり、昼過ぎに終わりまして、その後、橋本恭先生と電話
で喋った後に帰宅。夜は八私学野球25周年のパーティーが宝塚Hであって、
帰宅後花粉症に負けて爆睡。

また書きますが、昨日の1回戦は2-1で勝ちましたので、2回戦に進出で、
今日の相手は神戸龍谷中学校です。第4試合。

第3試合は主審を務めねばならないので、腰をいたわらねばならぬ。重労働。

あ、それより朝から東大の入試を解いてみました。僕なりの分析をしてみます。
一部、予備校などの分析とは異なるかもしれないけど、灘の生徒たちを教えて
いる立場から、難化とか易化(いか:やさしくなることね)とかの分析をしてみた
いと思います。

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大問1(A)3段落から成るパッセージを70~80字の日本語に要約する問題。
       オーソドックスだし、字数の与え方も適切。標準レベル。

大問1(B)パラグラフ整序の問題。今年は(B)と(C)に分かれたので語数は
       増えたけど、内容的にも難度的にも難しくないと思う。易化。

大問1(C)パッセージ中の不要な文や追加文の位置を答えさせる問題。面倒
       臭いのは面倒臭いけど、難しくはない。易化。

大問2(A)従来通りの設問だし、拙著『東大英語ライティング&グラマー』でも
       この手の問題はたくさん作った。これは易しいと思う。

大問2(B)いつも書いてるとおり自由英作文は得点源やけど、この問題に関し
       て言えば、文章の展開を考える力がないと高得点は貰えないかと。
       understandとpainを1回しか使えないとあるが、それなら言い換え
       をすればいいだけだ。内容が哲学的なので、やや難としよう。

大問3(A)実際の放送を聞いたわけではないのでなんとも言いがたいけれども
       スクリプトと問題を見る限りでは例年どおり。landscapeの概念につ
       いては面白いし、東大らしくていいな。

大問3(B)久々に(B)と(C)が連続したものになった。(B)は質問も英語になっ
       ているという点でやや難。だけど実際の講演を聞いてればわかるが、
       講義やプレゼンの最後に質問が為されるのが普通で、最初から印刷
       されている講義やプレゼンなんて存在しないわけで、その点では社会
       人にとっては設定は普通とも言える。ま、でも受験生にはやや難。

大問3(C)今年からディクテーションがなくなったんやね。正直そのほうがいいわ。
       だってディクテーションができるかどうかを問うのもどうかと思う。大事
       なスキルなのでディクテーション自体は否定しないけど、それより大事
       なことは、細部が聞きとれなかったとしても、全体を聞いてちゃんと相手
       の言っていることが理解できる能力なんやから。標準レベル。

大問4(A)誤文訂正問題。かなり簡単。連続した2語を書かねばならないってこと
       はつまり、正解は文中に同じ語が2つ以上あって、そのうちのどれかを
       確定させねばならないってことですな。(2)のareがそれにあたる。

大問4(B)英語を日本語に翻訳する問題。構造的にも内容的にも標準レベル。

大問5   小説の読書の問題。個人的に小説は大好きなので、東大の問題にし
       てはエライ簡単やなと思いながら読んだけど、読書慣れしてなかったら
       そうでもないのでしょうか。ま、でも個人的分析なので易化としておく。

**********************

 

 

 

 

 

 

 

 

 
と、ここまでだいたい易化と標準を並べたけど、それはあくまでも各設問を個別
に見た場合の分析なのです。全体としては難化したと思う。

つまり何を言いたいかと言うと、やはり1つ1つをじっくり考えて解いてはいられ
ないわけで、情報処理速度の遅い人は合格できないシステムになってる。

YAHOO知恵袋のカンニングがあった京大に比べると、頭のキレみたいなもの
が求められるし、だから官僚養成大学なんていわれることもあるのかもしれぬ。

高校生にはちょっと問題数が多すぎるのではないかと、個人的には思う。

それと進学校の教員なら誰でも知ってることではあると思うが、老婆心ながら。
東大に入った教え子が、東大にはやたら帰国子女がいるって言ってたけれど、
きっと大問3のリスニングで点が取れればかなり有利ってことになろう。

昨年度あたりから『東大英語リスニングBASIC』を、進学校で採用するところ
が増えているが、先生方はわかってるってことだ。

センター試験リスニングに比べて速度は速くはないが、長い時間英語を聞い
ていられる、それでいて普通に「人の言うことが理解できる」人を求めている
ってことになろう。だから講義やプレゼンのような問題が出題される。

それから得点源の大問1(A)、大問2、大問4あたりで落とさないことも大事。
大問4(A)や(B)などは読書した文章をちゃんと復習すること。特に大問4の
誤文訂正は文法力が問われてるのではなく、やはり読解力が問われてる。

復習の仕方やそもそもの読み方、速読の方法については、『速読特訓ゼミ』
に詳しく書いたので割愛します。構造分析する読み方では東大は合格しない。

来年度以降に東大を受験する人たちの参考になれば。

    

 


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心に火をつける授業を

Posted on: 2011年2月25日(金) 22:13

 

 

 

 

 

 

 

二次試験が始まりましたね。受験生の皆さんは結果を恐れず、まずは自分
の力を発揮しようとすることを念頭に置いて頑張ってみてください。

応援しています。

最近、多くの先生方と授業論を語ることがよくあるのですが、僕はこう思う。
イギリスの哲学者ウィリアム・アーサー・ワードの言葉です。

*****************

凡庸な教師は喋る。
良い教師は説明する。
優れた教師は示す。
偉大な教師は心に火をつける。

*****************

英語なら英語、数学なら数学の授業を通じて、生徒たちの心に火をつけるこ
とのできる教師が偉大なのです。

道はまだ険しい。だけど僕は頑張ります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

ほんま、マジで感謝しています

Posted on: 2011年2月23日(水) 21:26

 

 

 

 

 

 

 

 

これ、凄くないですか。京都の大垣書店烏丸三条店さんで展開していただい
ているキムタツ堂書店の様子なんですけどね。担当の方の熱意がわかる。

先般、西山先生が送ってくれた大垣書店イオンモール京都店さんの写真です
けれども、改めて酒井社長が送ってくださいました。それがこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ、ホンマにすげぇ!出版業界の方が見られたら、本当にびっくりされると思
うのですが、いかがでしょう?僕はバク転しそうなぐらいびっくりしました。

普通、書店の学参コーナーは「駿台文庫」とか「Z会」とか「河合出版」とか、出
版社別になっているところが多いですよね。

ある著者が書いた英語の勉強法が書かれた本(もちろん『ユメ勉』のことです
が)の最後に書かれた「お勧め参考書」に基づいて作られた書店の棚ってあま
り見たことがないように思うのですが・・・

だって書棚の数とかスペースって限られてますから、伊達や酔狂で「キムタツ
フェアやります」なんて言ってられないはずなのです。

しかもこの棚、出版関係者以外はあんまり意識したことないと思うけど、なんと
キムタツ堂書店の棚が2本ありますよね。1本の半分でも凄いのに、2本??

棚2つ分、まるまる使ってくださってる。えーーー!考えられない!(涙)

毎日ものすごい数の本が書店さんには届けられるわけで、それらも置かないと
いけない。つまり本を書店さんに置いて頂けるだけでも凄いことなのです。

ありがたいですねぇ、ホンマにマジで感謝しています。本当にありがたい。

大垣書店さん、ありがとうございます。心から感謝するとともに、これからも頑張
っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

最初にリスニング本を出したとき、売れるなんて全く思ってなかったから、アルク
の嵯峨さんと「リュックに入れて1冊ずつ北海道から売りながら歩きましょうよ」と
言っていたのですよ。

今ではコーナーまで作って頂けて、本当に感無量です。だけど「リュックに入れ
て1冊ずつ売って歩きましょう」という初心だけは忘れずに、誰よりも腰を低くして
頑張っていこうと思っています。

よし、頑張るで。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

君子必慎其独也

Posted on: 2011年2月23日(水) 18:00

 

 

 

 

 

 

私なんかは生徒たちが可愛いので、甘やかすのではなく鍛えてやろうとして
都会の坊ちゃんたちには少々厳しいかなと思うことも言うのですね。

奈良の田舎で育った私は、授業中にシンナーを吸っている級友(この場合の
級友は、けして友達という意味ではなく、話しはしないがまぁまぁクラスメート
という程度の付き合い)の姿に慣れていたので、神戸に来てから「おぉ!なん
と上品な生徒たちなんだろ」とびっくりしたものです。

これは決して灘の生徒たちに限ったことではなく、総じて都会の進学校の生徒
たちというのは、概ね上品なお子たちが多いような気がします。

この場合の上品というのは、生真面目という意味ではない。言いたいことは
きっぱりと言うが、相手を見て「こりゃ言えんな」と思ったら引く。その引く際の
判断がスマート兼クレバーなのである。

逆に「こいつは言える」と思ったら、攻める、いじる、変にいらう。攻め、良ぉし!
いじるのもいらうのも良ぉし!楽しんで学生生活を送りたまえ。

言うまでもなく双方ともに楽しんでいる場合はまったく問題ない。問題はやな、
片方が強くて片方が劇的に弱い場合であろう。

その場合は「嫌がってるのに続けた」ことがあれば、場合によってはイジメ認
定となり、指導することになる。弱い奴をいじめる奴は許さん。
 

 

 

 

 

 

 

ところがあまり度が過ぎると最近ではすぐにイジメ認定されてしまうことまで
彼らは知っているものだから、ネットを利用することになったりする。

ネットは匿名で書けるので、陰に隠れている気持ちになるのであろうな。

ところが書き込んだ相手が大幅に傷ついた場合、例えば私が名指しの批判を
見て大いに傷つき、仕事に出ていけないような事態になった場合、当然のこと
ながら、それを書いた人は「陰に隠れて」いられなくなる。

私の場合、自分の弁護士に連絡を取り、サイトの名前とURLを伝えたうえで
然るべき措置を断固としてとってもらうことになるだろう。

ところが子どもの場合、大人がちゃんとネットの使い方や、実は陰に隠れてい
るわけでもなんでもないんやでということを教えてやらないと、てっきり完全な
匿名だと思い込んで友達を傷つけ続けることになりかねん。

ネットってのは怖い。警察の方々と話す機会も多いのだが、新聞に登場して
いる以上に、軽い気持ちで書き込みをした結果、匿名が匿名ではなかったこ
とを知ることになった人たちがたくさんいらっしゃるとのこと。

子どもたちよ、否、大人も含め、ツマランことはやめよう。面と向かって言おう。
でないと何の解決にもならぬ。何も前進しない。

本来ネットは非常に便利なツールで、例えば英語でも無料でかなりのレベル
まで勉強することができるのです。

ところが上に書いた理由で、学校によってはネットを禁止しているところもある
と聞きます。非常に残念なことです。

人間ってのは悲しい。ひとりひとりはみな優しいのに、集団になったり陰に隠
れたりすると、急に獣になったりする。

戦うなら卑怯なことはしないで、顔と名前を出して戦おうよ。それならまったく
問題ない。それなら問題も解決に向かう可能性が高い。

わかり合えないことも多いけど、それでも結構わかり合えるもんよ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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