KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

ちょっとご連絡を

Posted on: 2011年2月22日(火) 21:48

 

 

 

 

 

 

先般行った、そして3月2日に行いますひとり勉強会ですが、ほとんど思い
付きで立ち上げたのに、けっこう反響があってびっくりしています。

で、大変申し訳ないのですが・・・

忙しくて時間がないのでセミナーには行けないから、資料だけ貰えないか?
というメールが極めてたくさん届いておりまして。

ところがブログでもチームキムタツメーリングリストにも書かせて頂きました
とおり、使った問題集や参考書(以後、学参)の評価をしてありますのや。

大阪のはアルク、ベネッセ、啓林館、ピアソン桐原さんがいらっしゃったので
例えばピアソン桐原さんの前でNextStageの良くない点を述べさせて頂きま
した。それに対してピアソンさんからも「参考になった」と意見を頂いた。

ところが資料だけが独り歩きしてしまうと、誤解されかねない。

書評だけをご覧になって、悪口だらけのネット掲示板みたいに受けとめられた
らやはり悲しいし、僕の本にしても安河内さんのにしても他の著者さんにして
も、どんな本にも著者の魂が込められております。

目の前で「ここをこうしたほうがいいのではないか」と述べるのは文字通り「批
評」と呼べますし、名前を出して述べるのは問題ないのですが、資料だけだと
僕の名前も顔も出ていないので、やはり本に対しても著者さんに対しても、極
めて失礼にあたります。それではamazonの無責任な書評と同じになる。

無論、本を糞味噌にけなすような、変な書き方はしていないのですが。

なので本当に申し訳ないのですが、資料だけというのはお断りしておりますの
でご了承いただければ幸いに存じます。

今後はセミナーで必ずその資料を配布したいと思っていますので、お忙しいと
は思いますが、拙セミナーにご参加下さい。よろしくお願いいたします。

ご期待、ご希望に沿えず、申し訳ありません。意をお汲み取りください。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

本を置いて下さってありがとうございます

Posted on: 2011年2月22日(火) 14:28

 

 

 

 

 

 

 

 

京都駅前の大垣書店イオンモール店さんの様子です。西山先生からメー
ルを頂戴しました。「凄く目立ってます」とのこと。

大垣書店の学参担当の方、感謝しています。

 

 

 

 

 

 

こちらは西宮ガーデンズ内のブックファーストさん。数日前に行ってきて、
担当の方にご挨拶してきました。買ったのは国語の問題集やけど。

書店さんに行くたびに、頭を下げています。なんだか申し訳ない気持ちと
ありがたい気持ちが交錯して、なんともいえない気持ちになります。

アルクの佐藤さんから報告があり、セブンネットショッピングさんで開催さ
れていた、「キムタツのお勧め参考書フェア」も無事終了。

2ヶ月間で275冊の本が売れたそうです。ありがとうございます。

ちなみに2カ月で1番売れたのが『Forest』で、2番が『NextStage』だった
とのこと。ピアソン桐原さん、おめでとうございます。よかったですね。

僕も推薦した甲斐があったというものです。羽田さん、よかったねぇ。

というわけで、書店の皆さん、取次ぎの皆さん、いつも感謝しています。
本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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ひとり勉強会、大成功の巻

Posted on: 2011年2月21日(月) 22:09

  

 

 

 

 

 

先日、ひとり勉強会という名前の、だけど全くひとりではない勉強会を立ち
あげて、たくさんの方々が出席されました。感謝しております。

中1~中3で生徒たちに与えた問題集や参考書、あるいはテストをすべて
ご紹介して、それぞれの評価をし、どういうことをしたから成功したとか、逆
にこういう部分では失敗したとか、そういう話をしました。

例えば中学の文法は『実力練成テキスト』と『アイワーク』と『シリウス』とを
3冊併用しましたが、その理由と効果について説明したりしました。

またどうして『NextStage』を中2秋で使い始めたのか、『DualScope』など
の文法参考書はどう使ったのか、どういう基準で問題集を採用したのか等、
説明して、先生方からの質問が相次ぎました。

それからこの3年間、中だるみもなく、まずまず成功したなと思っているので
すけれども、それは『ユメタン』とGTECをうまく使えたからだと思っています。

この2つがあったからこそ、中高一貫校特有の中だるみがなかったのでは
ないかと。今までの教え子にあったそれが、今の中3生にはほとんどない。

ではどうすれば単語力を身につけられるのか、GTECをどう使ったのか等、
先生方に説明させていただきました。

関西だけでなく、広島や九州、千葉、埼玉、福島などからもおいでいただき
まして、大賑わいでした。いや、本当にいい会になってよかった。

 

 

 

 

 

 

 
さらにそういう話を今週末は鹿児島でしてこようと思っています。中高一貫
の学校の先生方が集まられるそうで、楽しみにしています。

他府県からの参加もあるようですし、公立の先生も一部参加するとか何と
か・・・それってイマキチ先生じゃないの?

ちなみにTK関東支部幹事である駒場東邦高の佐藤先生から連絡があり、
関西でやった「ひとり勉強会」を東京でもやってほしいと。

ということで、3月2日に東京に行きます。3日はゴロゴ板野先生と対談が
あるので、前日に東京入りして関東の先生方にお会いしてきます。

参加される先生方、よろしくお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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土日は練習試合でした

Posted on: 2011年2月21日(月) 19:42

 

 

 

 

 

 

週末は六甲中学および帝塚山中学との練習試合でした。4試合で3勝1敗。
ただし勝ち負けはともかくとして、帝塚山中との1戦ではバント処理にもたつ
いてしまって、逆転されてしまったのが反省点です。

フライでアウトになるのとゴロでアウトになるのとは全く異なります。

フライってのはキャッチして終わりです。ゴロはしゃがんでキャッチし、それを
どこかの塁に正確に投げ、さらにそれをキャッチしなければアウトを貰えない。

つまりフライは1つの動作でアウトを貰えるのに、ゴロは3つの動作がすべて
正確に行われてはじめて1つのアウトが貰えるのです。

だから特に軟式野球では(硬球に比べてゴムは弾む)ゴロを打てと指導して
守っているほうはゴロの捕球練習を繰り返します。

 

 

 

 

 

 

今回は幸い、練習試合でバント処理の不手際が目立ちましたので、大会まで
にそこのところを強化する練習をすることですね。

ちなみに六甲中学とは、同じ神戸市の私学同士ということもあり、しょっちゅう
練習試合を行うのですが、帝塚山中学とは初めてでした。

顧問の山口先生とは授業力向上セミナーでお会いし、帝塚山では『ユメタン』も
使ってくださっているのです。

大阪のセミナーでお会いしたときに、いちど練習試合をやりましょうということに
なりました。おそらく今後は定期戦になるでしょう。

僕は英語の教員ではあるけど、やはりその前に学校の先生でありたい。だから
勉強だけでなく、部活動をも通じていろんなことを生徒たちに教え続けていきた
いと思っているのです。

来週土曜日からいよいよ大会が始まります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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三重中学校の生徒たち、ありがとう!

Posted on: 2011年2月18日(金) 13:11

 

 

 

 

 

 
14日に三重中・高等学校で授業見学と講演をさせていただいたのは書いた
とおりですが、田中先生から写真と生徒たちの手紙が届きました。

田中先生、本当にありがとう!

中1生徒たちからのメッセージはハートに響きました。一部抜粋するとこんな
メッセージが直筆で書かれていました。

*********************

● 今日は貴重なお話を聞かせて頂き、ありがとうございました。
  努力することの意味を深く理解することができました。
  これからも『ユメタン』をしっかり覚えていきます。

● 木村先生のお話は本当に面白くて「やるぞ!」という気に凄く
  なりました。英語に対する考えが変わりました。私たちはまだ
  今からでも基礎を徹底して、あきらめずにやっていきます。
  そして目標を持ち、それに向かって頑張ります。
  またお会いしたいなぁと心から思いました。ありがとうございました。

● 僕は『ユメタン』をやるまで英語が苦手で、この先やっていけるかなぁ
  と不安に思っていたけど、『ユメタン』をやってから単語が早く正確に
  覚えられるようになり、そして英語が好きになりました。
  今日の話は心に響きました。ありがとうございました。

● お忙しい中、講演をしに来てくださりありがとうございました。
  本番で強くなるためには中1~中3の基礎を完璧にすれば
  いいとわかり、英語だけでなく全教科の基礎を大事にして
  頑張っていこうと決意しました。ありがとうございました。

● 先生のお話を聞いて、英語をもっと頑張ろうと思いました。
  『ユメタン』③までマスターできるようになりたいです。
  またお話を聞かせてください。講演は面白くて楽しくて
  あっという間でした。英語の勉強がさらに好きになりそうです。

● 私は先生の話を聞いている間、ずっと驚きの連続でした。
  こんなに夢中になって講演を聞いたのは初めてでした。
  先生の今までの人生の話を聞いて、ほぼあきらめかけていた
  将来の夢をもう一度目指してみようと思いました。
  この講演を聞かせてもらって、本当によかったと思っています。

************************

 

 

 

 

 

 

生徒たちからのメッセージカードをこのように小冊子に綴じてくださって送って
くださいました。すごく嬉しかった。1枚ずつ読ませていただきました。

講演の後の事後指導がしっかりされていることにも感動しました。田中先生
のご配慮、教育熱心さ、生徒を思うお気持ちには頭が下がります。

田中先生、本当にありがとう。こうやって人と人はつながっていくんですね。

三重の中学1年生たち、君たちの人生はまだまだ始まったばかりなのです。
今からなら何にでもなれます。でもそのためには努力が必要です。

周囲の方々はきっと応援してくださるはず。自分の能力、可能性を信じて努
力を楽しみましょう。絶対に花開くと信じて、日々生きることです。

「世の中そんなに甘くないよ」なんてのは、疲れた大人の戯言なのです。

決して疲れず、他人の悪口や陰口を叩くことなく、愚痴をこぼさないで、前を
まっすぐに見据えて努力することで道は開けます。

また遊びに行きますね。メッセージ、ありがとうございました。感謝しています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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和歌山&三重中・高に行ってきた

Posted on: 2011年2月15日(火) 20:49

 

 

 

 

 

 

高校入試が終わり、合格発表の日に近大和歌山の三原先生が、和歌山で
懇親会をしようというので、行ってきました。車ですっ飛ばしてきました。

単に飲んでるだけではツマラナイので、最終的にはどうやって英語教育を行
うのかという議題でディスカッションを行ったりもしまして。

飲みすぎて倒れた人も若干名いたみたいやけど、楽しく過ごしました。

翌日は三重へとロングドライブ。約270キロかけて、第2京阪→京滋バイパ
ス→名神→新名神→伊勢自動車道をとおって牛肉で有名な松阪へ。

着いた日はしゃぶしゃぶをいただいて、のんびりしました。

14日は灘校が入試の代休でお休みだったので、三重中学校・高等学校へ
行って、東京のセミナーに参加されたり灘に授業見学にいらっしゃったりして、
すっかりチームキムタツのコアメンバーになっておられる田中先生の授業を
拝見させていただきました。

以前、彼女とメールをしていたときにお願いすると、それなら中1生徒たちに
講演をしてもらえませんかということだったので、もちろんOKしたのです。

 
 
 

 

 

 

 

 

授業は本当良かったなぁ。特に動詞の不規則変化を覚えさせるのに、普通
は教科書の後ろにある一覧表なんかを使うと思うんですね。

彼女は『ユメタンゼロ』のCDを極めて上手く使っておられて、あぁこれは次に
僕が中1を持ったら絶対に盗ませてもらおうと思いながら見ていました。

CDはこのように流れます。
「~をとる (短いポーズ) take   took   taken」「~を書く(短いポーズ)write
wrote   written」っていう感じです。

この短いポーズの間に生徒たちは大きい声でCDより早くtake-took-taken
と叫ぶ。つまり「~をとる」を聞いたらtakeだなと判断し、その瞬間に活用まで
発声させていらっしゃったというわけです。

こうすれば意味も単語も活用も全部覚えられますよね。頭いいなぁ。クイック
レスポンスこそ単語学習の命です。中1から鍛えられてる田中先生の生徒た
ちはきっと単語の達人になることだろう。

 
 

 

 

 

 

 

 
授業の後、三重中・高のホールに移って50分間の講演を行いましたけれど
も、例によってというか何というか、爆笑につぐ爆笑で、気分良く話をすること
ができました。生徒諸君、ありがとう。

非常に聞く姿勢が良くて、とっても話しやすかったです。

講演って話者と聴衆が一体にならないと成功しないよね。聴衆が笑うべきと
ころで適切に笑ってくれるから、リラックスしたいい講演になるのだ。

中1が相手ということで、堅い話は抜きにして、どうやって勉強すれば成績が
最終的に伸びるかということと、メンタル面でどういう心持ちでいなければなら
ないのかという話をさせていただきました。

田中先生をはじめ、たくさんの先生方、本当にお世話になりました。ありがと
うございました。楽しかった。また遊びに行ってもいいですか。行きますね。

終わってから控え室として使わせていただいていた校長室に多くの生徒たち
が『ユメタン』片手に集まってきて、サインをひとりずつさせていただきました。

帰りは豪雪の中でのドライブになって怖かったですが、いい気分で帰ることが
できました。ありがとうございました。

授業見学をさせていただいた上に講演までさせていただいて、感無量です。
和歌山でも三重でもいい出逢いがありました。皆さんに感謝しております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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Looking back on these three years

Posted on: 2011年2月12日(土) 0:48

 

 

 

 

 

 

 
以前こちらにも書いたのですが、17日に「ひとり勉強会」をやろうと思いまし
てね。結果的に「ひとり」ではなくなってしもたけど。

その日なのですが・・・

佐賀県立鹿島高から2名、大分県立佐伯鶴城高から2名、ラ・サール中・高
から2名、流通経済大付高から1名、福島県立川俣高から1名、埼玉の栄東
高から1名と、たくさんの先生方が灘まで授業を見学にいらっしゃる。

終わってから飲みに行くなら、中学3年がもうすぐ終わることでもあるし、この
3年間を振り返って反省する意味も込めて、勉強会をしようかなと。

内容は、木村がこの中学3年間に使った全ての教材を一覧にし、どの教材を
どの時期にどのように使用したかを紹介します。

こう使ったから成功したという話だけでなく、こう使えば成功したのにという話
も含め、さらにこの先にどのような教材を採用するのかも言及しようかなと。

 

 

 

 

 

 

 
チームキムタツのMLを使って募集をかけて、昨日締め切ったのですけれども、
先生方が41名。上記の千葉や福島の先生方もかなり遠いが、神奈川、広島
や博多、徳島からもいらっしゃいます。

業者の方々はベネッセ・アルク、啓林館、ピアソン桐原の方々が参加される
のですが、僕の勉強会は教員も業者も横並びだし、飲み会は手持ちです。

業者は教員にぺこぺこしてはならぬ。教員は業者にえらそうにしてはならぬ。
教育を支えるという意味では、どちらも重要だ。どちらがエライわけでもない。

誰も集まらなかったらひとりで飲みながら3年間を振り返ろうと思ってたので
「ひとり勉強会」っていう名前をつけたら、ひとりどころか50人も集まった。

お顔を知らない先生もいらっしゃるけど、無礼講で質問随時受付形式で行お
うと思っているのです。2月17日、場所は金蘭会高校をお借りしています。

金蘭会さん、いつもありがとうございます。校長先生、教頭先生、また一緒
に飲みにいきましょうね。

それから集まられる先生と業者の皆さん、持参物は質問事項とヤル気です。
決して受け身の受講ではなく、必ず質問を持ってきてください。

どうぞよろしくお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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1月に読んだ本をご紹介

Posted on: 2011年2月11日(金) 17:39

 

 

 

 

 

 

そういえば1月末に今年初の練習試合を行ったのですが、1-0で勝ちまし
た。相手は桜ヶ丘中学校。結構強い中学なので、自信にはなります。

1-0の試合は観てるほうには面白くないでしょうが、やっているほうからす
ればドキドキしながら、したがって試合後は達成感でいっぱいになる。

 

 

 

 

 

 

ピッチャーがちゃんと投げて、攻撃にまわったときはランナーをできるだけサ
ードに置くことを意識することです。

軟式のボールは飛ばないので、守備も大事です。

19日は六甲中学と、20日は帝塚山中学と練習試合。そして26日からいよ
いよ大会が始まります。1回戦は御影中学とです。1試合ずつ頑張ります。

 

 

 

 

 

 

ところで1月に読んだ本のリストアップがまだではないかというメールを頂戴
しました。そうなのですが、なにせ毎日書くことがたくさんあって。

では2011年1月に僕が読んだ本を書いていきます。

 1.『人間失格』 太宰治 新潮文庫
  なんで今年の1冊目がこの本だったのかというと、久々に読みたくなった
  こともあるけど、他の理由がある。年末の最後の本が白石一文の本だっ
  たが、それが「現代の『人間失格』!」と帯に書いてあったのよ。

 2.『大人のための残酷童話』 倉橋由美子 新潮文庫
  面白かったけど、読後感はあまり良くなかったなぁ。

 3.『静かな木』 藤沢周平 新潮文庫
  時代小説を読もうと思っていたら、ある人に「それなら藤沢周平ですよ」
  と言われたので読みました。次は長編を読みたい。

 4.『英語の質問箱』 里中哲彦 中公新書
  こういう英語の基本的な質問がつまった本はたくさんあって、たまに読み
  返したりすると面白いし、思わぬ気付きがある。お勧め。

 5.『レインツリーの国』 有川浩 新潮文庫
  有川さんの本は初めてで、書店さんのレジの横のワゴンに積んであった
  のを、中身を読まずに買ったけど、すっごく良かった。耳が不自由な人に
  も3パターンあるということも勉強になった。お勧め。

 6.『生き上手 死に上手』 遠藤周作 文春文庫
 7.『死について考える』 遠藤周作 光文社文庫
  内容的にはほとんど同じなので、どちらかを読めば遠藤先生の死生観
  が手に取るようにわかるだろう。

 8.『何処へ』 正宗白鳥 講談社文芸文庫
  遠藤周作先生が正宗白鳥を『死について考える』の中で絶賛されていた
  ので、再読してみた。難しい。舞台が日露戦争前後やから、時代背景を
  よく知らないと理解できない箇所もある。

 9.『ルポ貧困大国アメリカ』 堤未果 岩波新書
10.『ルポ貧困大国アメリカⅡ』 堤未果 岩波新書
  生徒たちに今月推薦したのはこの本。アメリカがいかに生き難い社会か
  がよくわかる。医療に関しては世界ランキング下位のアメリカ社会では
  いかに健康に気をつけねばならないかがわかる。それと学資ローンと軍
  との関係。普通の大学生がどんどんイランやアフガンに送られている現
  状は怖ろしい。僕は今は手放しで「アメリカの大学に行きたい」と言う生徒
  にアメリカを勧めることはできない。盲腸の手術に250万/1日もかかっ
  てしまい、国民健康保険がないアメリカでは、日本の生活ができない。

11.『わたしが・棄てた・女』 遠藤周作 講談社文庫
  恋をした女は哀しい。お勧め。

12.『輝く夜』 百田尚樹 講談社文庫
  百田さんと言えばデビュー作の『永遠のゼロ』が大ベストセラーになって
  12月にここでも紹介したんやけど、この本もいいよ。5編の泣ける恋話。
  この人、本当に上手い。場面設定が半端なく上手い。お勧め。

13.『思い出トランプ』 向田邦子 新潮文庫
  直木賞受賞作「花の名前」を含む短編集。向田さんの文章もいいよなぁ。
  でも「かわうそ」がいいんよなぁ。普通は短編集でも結構完結するんやけ
  どね、向田さんのは「ここで終わるの?」な感じがいい。お勧め。

14.『鉄道員(ぽっぽや)』 浅田次郎 集英社文庫
  何冊目の『鉄道員』やろうか。誰かにやったり、どこかに忘れてきたりした
  せいで、手元になかったのでまた1冊買って読み返してみた。僕はこの短
  篇集の中では「角筈にて」が一番好きです。お勧め。

15.『見知らぬ妻へ』 浅田次郎 光文社文庫
  これも短篇集なのですが、「見知らぬ妻へ」は上に挙げた『鉄道員』の中
  に収録されている「ラブ・レター」と設定がほとんど同じ。あれ~浅田先生、
  それはないでと思ったら、それ以外の短篇がまた心にぐっと迫ってくる。
  「スターダスト・レビュー」、「かくれんぼ」、「踊子」など、笑いとペーソスと
  が同居した人間模様をここまでビビッドに書ける浅田先生は天才やなぁと
  思う。お勧めです。

というわけで、1月は15冊でした。2日に1冊か、んー読むのが遅いなぁ。

と言いつつ、実は2月はなかなか忙しくてまだ数冊しか読んでへんのやけど、
またこんなふうにリストアップします。読んだら感想を聞かせてほしい。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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Enjoy Making Efforts!!!

Posted on: 2011年2月10日(木) 17:18

 

 

 

 

 

 

 

 

宮崎の先生に「木村先生は火山の噴火より熱い」と言われたのですが、いや
それが実はそうでもありませんのや。結構なんていうかそののんびりしてる。

テンションは高いように思われてるけど、実際はテンションの高低を場面場面
で使い分けてるし。テンションの低い自分も好きなんよね。

英語でmake effortsっていう表現があって、『ユメタン①』の最初にもそれを
使ってフレーズを作ってあるんですけどね。

ただその「努力!努力!」って言うても、大事なのは瞬間的に燃えることでは
ないんやないでしょうか。大事なんはそうやないよね。

確かに努力は大事ですけど、ほんだらどれぐらいの人間が思い切り毎日毎日
努力しまくってるんやろう?俺は努力しまくっとるで!な人って多いの?

逆に余裕を持って、ひとつひとつをこなすことを目標にして、人生謳歌するぐら
いのほうがなんやオモロイんちゃうかなぁと思ってるんです。

そら1個1個は結構頑張るんやけど。

 

 

 

 

 

 

 
例えば僕、本が好きで毎月15~20冊ぐらいは読みます。野球やってる上に
原稿も書いて、もちろん授業して講演して日本中飛び回って・・・

凄いですねと言われるんです。

でもみんなこの程度やってない?

それに観点を変えてみると、僕の努力ってホンマに努力って言えるのかなぁ。

ショッピングが好きな人、釣りが好きな人、寝るのが好きな人、ネットサーフィ
ンが好きな人など、それぞれ違ったものが好きですやん。

僕は本が好きなだけ。「疲れてるやろうから本は読まなくていいですよ」なんて
言われたら、もう何をしていいかわからんぐらい。鞄には本が常に数冊。

それに月に15冊ぐらい読む人なんていっぱいいらっしゃる。むしろ少ないぐらい
やないか。本当はもっと僕も読みたい。

野球は部活動やからね。たいがいの先生方が部活動の指導をしてはります。
だから「野球もやって凄い」っていうのは違うと思うなぁ。

授業は本業やし、生徒らの成績上げてナンボの職業なんやから、それぐらい
はやらないとあきません。それが仕事ってもんよ。

執筆は好きな仕事やし、講演やセミナーは人と触れ合えるから最高に好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
こうして見ていくと、つまるところ僕は努力しているっていうよりむしろ、上に書
いたようなことを日々楽しんでやってるだけですわなぁ。

あ、そうそうEJのインタビューを暗唱してるけど、それもかなり楽しんでやって
る。学校の空き時間はipodを耳に当てて、overwrappingしてる。

逆に眉間に皺を寄せて、「えらい頑張ってまんなぁ」的にする努力ってのはさ、
将来の自分をイメージしたり、成功したときの自分をビジュアライズしたり、要
するに、プラスイメージを持っておかないと続かない気がするんよね。

これが一番あかん。

努力で大事なのは瞬発力じゃない。

一番大事なのは、継続や。どんなしょうもないことでも継続したら力になるわ。
逆にどんなに凄いことやっても一発屋では役にも立たんわなぁ。

たとえば仕事が上手いこといってる奴ってのは、どこか楽しそうや。スポーツ
然り、楽器然り、勉強然り、恋愛然り。

この努力、なんやオモロないなと思ったら、工夫してオモロくしないとアカンよ。
継続しない努力は何の実も結ばんのやから。

そう考えてみると、工夫する力のある人は強いってことになるんやろうな。どう
やってオモロないもんをオモロくするかは、その人の発想力がモノを言う。

皆さん、「努力」を楽しみましょう!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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青島にて with young teachers

Posted on: 2011年2月10日(木) 15:20

 

 

 

 

 

 

宮崎にはセミナーをするために赴いたのですが、帰り(6日)に時間があった
ので、他の先生方プラスアルク矢部っちと一緒に青島に寄って帰りました。

読売が春季キャンプを張っているところを通り過ぎて、しばらくいくと青島が。

曇っていたのが残念やけど、でも海にぽっかりと浮かぶ青島まで気持ちよく
歩いていけたし、道中は爆笑につぐ爆笑だったので、気分は良かった。

子供たちが蟹を取って遊んでた。

 

 

 

 

 

 

駐車場から青島に向いて歩き出して、途中に青島駅があったのでそこで位置
を確認し、再度歩き出したら、ある女性が「あ!タマタマがある!」と叫ぶ。

宮崎の名産タマタマを知らなかった男性4名が固まる。

「何があったって?」と僕。

「タマタマ」

そんなしょーーーもないことで爆笑しながら歩く僕たちはすでに中学時代の
修学旅行中に戻ったような気分だったのかもしれぬ。

 

 

 

 

 

 

まぁ、大人になってもそういう気持ちを大事にしたほうが面白いに決まってるし
妙に分別臭くなるよりは、童心を楽しめる人間でありたい。

帰りに遅い昼飯を食べようってことで、宮崎と言えばチキン南蛮じゃない?と
いうことになって、チキン南蛮発祥の店「おぐら」に連れてってもらった。

矢部っちが「ご飯は大盛り」ってことで、僕と矢部君は大盛りに挑戦したけど
あえなく撃沈。普通のご飯でもかなり多いよ。

チキン南蛮は美味しかった。しかもでかかった。

飛行機を怖がる間もないぐらいにダッシュで空港まですっ飛ばして、チェックイ
ンし、別れを惜しみながら宮崎をあとにしました。

 

 

 

 

 

 

『ユメタン』を創る際に、北海道から沖縄まで、本当に日本中の先生方と触れ
合うことができました。それ以後もそうです。

そうするなかで、いま僕はこんなふうに思っています。

去年、札幌からスタートした「日本を巡ろう」な感じのセミナー(僕は個人的には
セミナーではなくライブと呼んでるけど)は、人と人とのつながりを感じるツアー
となっていて、チームキムタツの先生方も1000人を超えました。

ベテランもいれば若手もいます。ベテランが凄いという職種ではないし、若手
だからダメだというわけではない。みんなある意味凄いし、みんなまだ発展途
上で、だからこそ助け合わねばならないのです。

ただやはり僕たち教員だけではあまりにも横のつながりがなさ過ぎる。だから
間にアルクやベネッセ、それ以外にもいろいろと会社があるけど、そういった会
社の助けを借りながら、触れ合う機会をどんどん作り、そしてお互いがどんどん
成長していかねばならない。

それぞれが意固地になるのではなく、人の言うことを聞きながら、自分を成長
させていかないと、特に生徒数が激減する今後こそ教員の真価が問われる。

そして僕は幸いにしてメッセージを発信する立場にいるので、これからはその
つながりを生かして、では何をするかが問題だと思っています。

各先生方、そして各学校がどんどん成長し、それがひいては日本の英語教育
全体の質向上につながればいいなと思っているし、きっとそうなります。

主役は生徒たち。そして僕たちはスーパーティーチャーではなく、あくまでも
スーパーサポーター、スーパーヘルパーとして頑張っていきたい。

そして個人的には頑張っているけどなかなか前に出ることができない先生方
のスーパーサポーター、スーパーサブでありたいなと思っていたりもします。

これからも楽しみながらやっていこうと思っています。

 

(追記)亡くなった両親の新婚旅行先であった宮崎にいけて嬉しかった。
     両親が青島に行ったというのを聞いてたから、連れてってくれた
     若い先生方には本当に感謝してる。

 


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