KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

お知らせです

Posted on: 2010年9月7日(火) 23:05

  

  

  

  

  

  

ご連絡です。10月24日の博多で行われるセミナーですが、定員の
80名に達したので一旦は締め切ったのですが、西南学院大さんに
講義する場所を変更していただき、150名定員といたしました。

さすがに2ヶ月も前に定員が埋まると思わなかったのです。ある意味、
嬉しい悲鳴なのですが、読みが甘かった。申し訳ありません。

というわけで、また募集を再開したそうです。

でもすでに100人を超えてしまって、150人の定員に達するのは時間の
問題と、アルク石川君が言ってたので、まだの方はお申し込みください。

場所は西南学院大学。費用は3000円です。

お申し込みはこちらからお願いいたします。ありがとうございます。

 
それから名古屋でのセミナーですが、こちらも80名が定員となっていて
現在はさすがにまだ空席があるそうです。

単語と文法をいかに定着させるかということと、英語ⅠやⅡの教科書を
無味乾燥だと思わずに、生徒たちをワクワクさせて指導する方法をご紹
介しているセミナーですが、よければご参加ください。

場所は名古屋駅前の安保ホールというところ。費用は3000円です。

あまり高い費用のセミナーをするようなガラではないので、東京以外で
やらせていただくときは、アルクさんにお願いしてできるだけ安くしてい
ただくようにしています。3000円がギリギリなのです。

そこのところをご理解頂きまして、ご参加いただければと思います。

お申し込みですが、名古屋のセミナーはこちらからお願いいたします。

博多は執行さん、大藪さん、十督さんと一緒にやります。名古屋セミナー
はソロでやらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

プチ授業変革をやってみた

Posted on: 2010年9月7日(火) 21:15

  

  

  

  

  

  

  

「だいたいこうすれば英語力は身につくよ」という話は『ユメ勉』に書いたので
読んでくれた人は僕の授業でどういうことをやってるのかを体感・・・とまでは
いかなくても、理解してもらえたんやないかと思う。

ただ、僕自身が成長し続けないと、同じことを毎年やっていてはどうかと思い、
23年間の教員生活で、今までやったことのないことをやってみました。

2学期最初の授業で。

いや、ちゃんと英語の先生をやってきた人なら軽々とできるんだろうけれども
僕にとっては初めてのことやったので、実は結構緊張感があった。

それは、ALL ENGLISHの授業。

僕は言うまでもなく、生徒たちも全て英語で話す授業。

僕が英語を話し続けるのは簡単やけど、だけど自分のペースで話しても
あまり意味がないよね。

前に勤めていた学校で、すでに退職された先生やけど、中1生徒相手に
自分で英語をひたすら話し続けて保護者からクレームの嵐が来た先生が
いたけど、これでは良くない。それは授業ではない。

ALL ENGLISHといっても、教員のほうは生徒たちがある程度は理解で
きる英語で話して、彼らとコミュニケーションを取ることが大事やと思う。

自由気ままに話して「どうだ、俺はこんなに英語が話せるんやぞ」と自慢を
しても意味がない。教員が生徒に自慢をしてもナンセンス極まりない。

生徒たちが英語を話す雰囲気を上手く作ったうえで、結果的に彼らにアウト
プットすることの意味と楽しさを経験させねばならないはずだ。

結論から言えば、こんなことならもっと早くやっときゃ良かったと思うぐらいに、
スムーズにことが運びました。さすが2年間音読と暗唱を繰り返してきたこ
とはある。グループでの生徒たちの会話を聞いてたけど、なかなか良かった。

授業の最後に英語を学ぶ意義や、これからのメニューを説明し(もちろん全て
英語で)無事に授業が終わりました。

何人かの生徒たちに感想を聞いてみたけど、みんな「面白かった」とのこと。

ただし「かなりハード」ということやったけど「こりゃ力が付く」とのことやったので
2学期から3学期にかけて、メニューを組んで続けていこうと思ってる。

大事なのはINPUTで終わらない指導なのです。

それに気づくのが遅かったけど、まぁでも46歳で気づいてよかった。

23年目で初めてのトライ。ひと処に留まらず、変化し続ける木村でありたい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

『英語長文速読特訓ゼミ』が出ました!

Posted on: 2010年9月6日(月) 21:21

 

  

 

 

 

   
 

 

 

おかげさまでマーク・ピーターセン先生との共著が発刊となりました。
上の画像の本がそれです。速読力養成のための本なのです。

長文は15個ありますが、どこかの大学入試からとってきたのではなく
すべてピーターセン先生がゼロから書き起こされたものです。

これがねぇ・・・

 
すっげぇ文章!

 
何人かの先生方に読んでいただいたのですが、よくこんな内容の文章
が書き起こせるなぁと思うようなものです。

特にこの「基礎レベル」は単語レベルを『ユメタン』でいうとゼロと①あた
りの単語ばかりにしていただいたので、書くのが大変だったとのこと。

でも内容的にはすごく面白い!

●犬型人間?それとも猫型人間?
●色が人間心理に及ぼす影響
●言語消滅とその対策
●日本が世界恐慌を切り抜けた方法

などなど、とても基本的な語彙だけでは書き起こせないんじゃないかと
思われるような内容の文章ばっかりなのです。

それを極めて平易な文章で書いてくださっていて、ほんまに凄い!

で、僕はその文章にスキミングやスキャニングの、言うなれば速読力を
養成するための設問を作って、解説や構造分析を書いたのです。

でね、私大入試なんかで文章中にやたら空所がある問題があるやん?

あれって困るよね。音読しようと思ったら空所や下線部が邪魔になって
復習がしづらい。あまり空所が多い問題は良問とは言えない。

というわけで、15長文全てに一切の下線を引きませんでした。それから
穴埋めの問題を作りませんでした。

どうしてもピーターセン先生の書かれた名文に下線を引いたり、ましてや
カッコを作りたくなかった。だから引かなかったのです。

したがってピーターセン先生のお書きになった文章はそのまま生きてる。

全訳はスラッシュリーディングができるようにスラッシュを引き、右側に
対訳という形で英語を再掲載した上で、全訳を載せました。

音読やシャドーイング用のCDは付いています。当たり前です。それも、
140wpmと180wpmの2種類が収録されています。

そして僕とピーターセン先生との対談も収録しました。

値段は950円。

今日出たのは「基礎レベル」ですが、これから「センター・中堅私大レベル」
と「国公立・私大難関レベル」が出ます。

設問を解きながら速読力を養成してほしいのですが、ぜひともピーターセン
先生の書かれた文章を堪能してほしいなと願っています。

ピーターセン先生と共著を出せたのは生涯の宝となりました。
旺文社編集担当の荒川さんには心から感謝しております。いつもありがとう。

 


kimutatsu

お二人の先生へ感謝を込めて

Posted on: 2010年9月5日(日) 8:59

 

 

 

 

 

 

  
ジュンク堂書店天文館店さん(鹿児島)の様子です。もうだいぶん前から
キムタツ堂書店のフェアをやってくださってるのに、そしてわざわざ書店さん
まで確認に行ってくださったのに、写真のアップが遅れました。

大変失礼しました。そして天文館店さん、ありがとうございます。

っていうか・・・

キムタツ堂書店をやってるっていうんで、わざわざ見に行って下さった先生
から届いた写真が上の写真なんですけどね・・・

だからね、この写真がどうも悔しかった方々がたくさんおられ(汗)

  

 

 

 

 

 

 

 

  
女性が大仏になっている写真を見て、即座にメールをくれたのが山田くん、
君だ。そしていろんな先生方から「あれは誰だ?」のメールが。

だからって書店さんまでわざわざ行って、書店員さんに頼んでシャッターを
押してもらわなくてもええやん(笑)。

でもイマキチ先生、行ってくれてありがとう。感謝しています。

 
 

 

 

 

 

 

 

先日ある学校の先生からメールを頂戴しました。福岡の学校の先生です。
女性の先生で、最近よく連絡をくださる先生なのですが。

非常に嬉しいメールと写真を送ってくださったのでご紹介します。

**************************

おはようございます。嬉しい変化があったので、先生に一番にお話しします。

今朝は、体育祭練習の連絡が多く、職員朝礼が長引きました。
いつもより10分遅れて教室に向かっていたら、廊下中に何やら
大きな声が聞こえてました。また騒いで…と思ってたら、なんと、
CDに合わせて、フレーズの練習を全員でしてるではないですか!

今までは、ちょっとした時間をおしゃべりしたり、歌ったり、寝たりして
無駄に過ごしていた人たちで頭を抱えてたのに、まるでクラスを間違
えてしまったかのようでした「お勉強中、申し訳ないけど、連絡事項を
伝えさせてね」といったら、大爆笑でした。

先生のおかげです。

私は生徒たちと一緒に、最後まであきらめずに頑張ります。
今日もステキな一日になりそうです

***************************

そして生徒たちに了承を得たということで、ブログに画像をアップしてほしい
と連絡をくださいました。送ってくださった画像がこちら。

 

 

 

 

 

 

   
そして先生からのメールにはこのように書かれていました。

***************************

今朝の出来事を思い出すと、涙が浮かんできます。
あんなに楽しそうに単語を覚えている光景は感動的でした。
「学ぶこと」は「喜びの発見」だと思いました。
強制したわけでもないのに、自分たちで考えて行動してくれてたことが、
なによりも嬉しくて・・・。

土曜日、なぜ、今この時期に、あえて『ユメタン 0』をやるのか、
クラスの生徒に話ました。というより、演説しました。
『ユメタン ― 夢をかなえる英単語』の意味も考えさせました。
夢ってなにか。大学に入ること?それも夢の一つかもしれないけど、
夢って、「看護師」とか「警察官」とか、「小学校の先生」とか、
自分がなりたいものを指すのではないか。
その夢をかなえるためには、大学に行って、国家試験に合格したり、
免許を取ったりしないといけない。

(中略)

このまま何もしないで受験を迎えるのではなく、
『ユメタン』を信じて、なにがなんでも合格できるように頑張ろうよ。
木村先生の勉強法を忠実に実行できれば、絶対に力がつく。
とにかく、だまされたと思って取り組んでほしいの・・・というようなことを
無我夢中で話しました。

担任の殺気を感じるほどの必死さが伝わったのでしょうか。
ちょっとした空き時間を利用して、熱心に取り組んでいます。
『ユメタン』のおかげでクラスの結束が強くなったように感じます。
私が生徒たちの魔法にかけられているのか、
生徒たちが『ユメタン』の魔法にかかっているのか…。
どっちもかもしれません。

『ユメタン』で、どんどん自信をつけてくれたら嬉しいです。
『ユメタン』の魔法がずっと解けないようにと願ってます。

先生にお会いできてよかった。
心から感謝しています。

***************************

世の中にはいい単語集がいっぱいありますが、その中から『ユメタン』を
選んで、そしてこんなにも先生と生徒たちが一体化して頑張って下さって
いることを知り、嬉しくて嬉しくて涙が溢れました。

この先生だけでなく、今までいろんな単語集を試してみたけど、なかなか
うまくいかなかったり、CDを上手く使えなかったりして、単語力が定着し
なかったという先生がたくさんおられます。

僕もそのひとりです。

セミナーでは「僕はこうして失敗してきた」という話をさせていただいてる
のですが、僕の本も含め、それが役に立っているのなら嬉しい。

H先生、ありがとうございました。そして生徒たち、絶対に自分の可能性
を否定することなく、どこまでも努力して、どこまでも伸びよう。

結果は神様が決めてくれる。

しかしプロセスは君自身が後悔しないように、最後まで頑張れ。それこそ
成功へのthe only wayなのだ。

神戸より健闘を祈っています。

 

(追記)10月24日の博多セミナーが定員の80名どころか
     100名を超えてしまいました。アルクの矢部君から
     定員を130人ぐらいまで増やしてもいいですか?と
     連絡を頂戴しました。もちろんOKです。
 

  


kimutatsu

『夢をかなえるリスニング』

Posted on: 2010年9月1日(水) 16:46

 

 

 

 

 

 

 

 

  
手元に『夢をかなえるリスニング』が届きました。アルクの編集者である
あおいちゃんから送ってもらいました。ありがとう。

これは書店さんには並びませんねん。

学校採択品というやつでして、非常に薄い本です。ドリルブックみたいな。

生徒たちは年がら年中渡されているので、わかってもらえるやろうけど。

このリスニングの本ですが、INPUT→INTAKE→OUTPUTの流れにな
っておりまして、リスニングだけではなく「英作文までやってもらうで!」な
流れになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
まずはINPUT段階。

センター試験の問題形式になっているのですが、それぞれの問題を解き、
解答解説を読んで、正しかったかどうかをチェック・・・

・・・するのはいいのですが、ちょっとハードかもしれないけど、裏面がです
ねぇ、全文ディクテーションとなっていまして、それが終わってから解答を
見てもらいます。

CDには速度の違う2種類の音声が入っておりますが、自分に合った速度
でディクテーションを行ってください。

ディクテーションをしたスクリプトはそのままにしておいては絶対にダメ!な
ので、次の段階でフォローすることになります。

ここまでがINPUTです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  
ここからINTAKEの段階に入ります。

裏ページの真ん中やや下あたりに「音読チェックボックス」というのがあり
ますので、ディクテーションしたスクリプトを20回音読するようになってて、
音読したらチェックボックスに印をつけていきます。

スクリプトを20回も音読すれば、かなり覚えますし、英作文やスピーキン
グ、あるいはリスニングの力がぐんぐん付いていきます。

ここではCDはできるだけ180wpmに合わせて音読しましょう。

なぜなら速い速度に慣れていくことで、速い放送が聞けるようになるから
です。自分にとって心地良い速度に合わせてばかりだと、いつまで経って
も速いのが聞けるようになりませんからね。

ここまでがINTAKEです。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

  
最後にOUTPUTです。

音読だけして放っておいてはダメです。覚えた英語を使って自分で何か
英語を作ってみないと。新しい文を作れないと暗唱した意味がありません。

裏ページの一番下にOUTPUT STAGEとあり、ディクテーションや音読を
したスクリプトに出てきた単語や文法表現などを使った英作文問題があり
ますので、それを解いていきましょう。

スクリプトをちゃんと音読して暗唱していれば、その表現を「借りて」解ける
英作文ですから、しっかりと音読したかどうかが問われます。

これがOUTPUTです。

 
 

 

 

 

 

 

   
これで終わりではありません。解答解説をご覧下さい。表面にはスクリ
プトと解答のポイントや音の変化の説明などが書かれています。

音が繋がって聞こえたり、音が消えたりする部分の説明ですね。

それを熟読してもらうのですが、横に単語とフレーズのコーナーがあり、
チェックボックスが付いていますので、そこで単語や熟語を覚えます。

さらに表面の下に「これを英語で言えますか?」というコーナーがあるの
で、それを覚えてしまいましょう。英作文に役立ちます。

裏ページには問2のスクリプトや音の変化、単語ボックスがありますが、
一番下に「ワンポイントアドバイス」という、言うなれば勉強法のコラムが
載っています。おそらく今後の勉強の指針となると思います。

まだあります。

解答解説の最後のページをご覧下さい。そこにはこの本に出てきた全ての
単語やフレーズ、重要表現が「日本語→英語」の順番に掲載されています。

ちゃんと単語などを覚えているかどうかのチェックができるようになっていて
宿題考査対策としても使えるのではないでしょうか。

というわけで、『夢をかなえるリスニング』ですが、すでに大好評ということを
アルクの方々から伺っております。

残念ながら個人では買えない本なのですが、おそらく今までのリスニングの
本にはない「リスニングをやりながら英作文まで世話します」的なものになっ
ていますので、かなり力が付くのではないかと思います。

リスニングの問題を解き、ディクテーションをして、単語を覚え、音読を20回
して、英作文を解いて、解答の「これを英語で言えますか」を覚え、コラムを
読んで、巻末の単語のリストで最終チェックするという流れになっています。

さらにCDが2種類の速さ(160wpmと180wpm)になっています。その
使い方については各ページに指示があるとおりです。

もし皆さんの学校で採用になったら、こういう流れでやるんだなと覚えてお
いてくださいね。リスニングは得点源です。頑張ってくださいね。

 


kimutatsu

構文集について思う

Posted on: 2010年8月29日(日) 21:28

 

 

 

 

 

 

(山口県立防府高の徳田先生)

最近たくさんメールを頂戴するんやけど、返事が書けていなくてごめんね。
頂いた質問メールにはこのブログで回答することになっています。

さて、こちらの質問。

高校1年生かなぁ、2年生かもしれない。暗唱に関する質問です。

*****************************

キムタツ先生!鹿児島に住む高校生(男)です。いつも『ユメタン』では
お世話になってます。学校で『ユメタン』を使って試験が行われています!
ものすごく覚えられるし、フレーズまで覚えているので英作文がグン伸び
なので、模試が楽しみです。ありがとうございます!

ところでうちの学校では構文集というのを一緒に使っていて、それを週の
テストで暗唱したものを書かされる試験があるのですが、正直言って苦痛
以外の何ものでもありません。

確かにいろんな勉強法の本などを見ると英作文は英借文だと書かれてて
その構文集に出てきて暗唱した文章から借りるために暗唱させられてるの
だと思うんですが、役に立ってる感じがしません。むしろ『ユメタン』のフレーズ
のほうが実践的で役に立つと思います。それに構文集も『ユメタン』もだと
どっちつかずになってしまって、よくないように思うのです。

キムタツ先生は灘校では構文集を使っていますか。使ってるとしたらどのよう
にして使っているでしょうか。教えてください。

****************************

僕は構文集というのは使いません。君が言うとおり、英作文をするために
今まで覚えたところから「借りる」という要素は大きいとは思うのです。

しかし大事なのは、文をいくつか覚えたとして、そこから正確に「借りる」こ
とができるようにするということではないでしょうか。

単に機械的に構文集を覚えてるだけではダメです。

 

智辯学園の
永森先生です。

 

 

 

 

例えば仮定法の文があるとしましょう。

If I were you, I would tell my parents the truth.

という文を音読して暗唱したとしますよね。

でもこの1文を暗唱したからといって「僕が君なら、遅刻したことを西山
部長にちゃんと謝るけどなぁ」が英作できるものでしょうか。

仮定法過去なら仮定法過去だけで何十文も使っているうちに「なるほど!
仮定法ってのはこういう感じで使うのか」ということに気づいて、そこから
文字通り「借り」ながら、新しい文を作ることができるようになるのです。

いわゆる構文集ってのは、仮定法過去だけで何十文も載っていませんよね。

せいぜい1つか2つだけです。

だから僕は英文法の授業を使って、英文法を定着させる手段として、手製の
構文集プリントを作り、それを使ってOUTPUTの練習をしています。

『ユメ勉』に書いている音読や暗唱ですが、暗唱までやってもまだINTAKEで
して、OUTPUTしているとは言えません。

暗唱ってのは、単に覚えたことを言っているだけですから、それなら例えば・・・

そうですね、京都から東京までの全ての駅名を何度も音読して暗唱するのと
あまり変わらないように思うのです、単に暗唱するだけなら。

 

暗唱するだけではなく、新しい文作りに活かせるようにする覚え方をすること。

  

セミナーでは具体的な方法を先生方に説明しているのですが、単に構文集の
文を1つずつ覚えただけではあまり機能的とは言えないのではないかなぁと。

もちろんそれを覚えることには意味があるのですが、文法事項や構造などを
ちゃんと理解して、OUTPUTにつながるような暗唱をすることが大事なのです。

 

(追記)10月24日の博多のセミナーですが、定員まであとわずかとなりました。
     物凄いペースで席が埋まっているようです。ありがとうございます。

 


kimutatsu

共著で新しい本を出しますねん

Posted on: 2010年8月27日(金) 12:45

 

 

 

 

 

 

  
結構前からある外国人の大学教授と一緒に本を書いていると申しあ
げてきたのですが、ようやくできあがりました。

写真が少し暗くて見づらいかもしれません。すみません。

その先生の名前は、マーク・ピーターセン先生。

ピーターセン先生と一緒に晩御飯を食べる機会がありまして、その際、
話をしているうちに気が合いましてね。

旺文社さんから本を出すことになりました。

9月6日あたりに書店さんに並ぶそうです。かなりの出来です。

どうぞご期待ください。また詳細は近づいたら書きますので。

速読力養成のための本なのですが、何人かの先生方に原稿をお見せした
ところ、絶賛していただきました。「これ、いつでるの?早くほしい!」と。

自分で言うのもナンですが、CDも付いて、ピーターセン先生との対談まで
収録されていて、かなりの出来栄えになっていると思います。

どうぞご期待ください。

速読力のない受験生たちは、どんどんやっていきましょう。ちなみに単語を
覚えるページや音読回数を書き込むページなどもありますので、速読力だけ
ではなくて、英語力全体を伸ばす工夫がしてあります。

それはそれとして・・・

ピーターセン先生、ほんま凄いわ。一緒に仕事させて頂いて、ホンマよかった。
凄い人ってのはホンマに凄いもんやな。

かなり成長させてもらった。それと自分のショボさがよくわかった。勉強勉強!

 


kimutatsu

セミナーに関して(ご連絡)

Posted on: 2010年8月27日(金) 10:44

 

 

 

 

 

 

 

 

(ラサール高校の丸山先生)

連絡です。セミナーの件なのですが、10月24日に博多でセミナーを
行います。僕を含めて4名の教員で行うことになっています。

執行 正治先生(佐賀県立佐賀西高等学校)
大藪 良一先生(久留米大附設中学・高等学校)
田中 十督先生(西南学院中学・高等学校)
木村 達哉(灘中学・高等学校)

というわけで、お申し込みはこちらからなのですが、まだ2ヶ月先なのに
すでにかなり埋まってしまっているようでして・・・

参加しようと思われている先生方は少しお急ぎいただいたほうがいいの
ではないかと思います。実数がどうなのか、詳細は知らないのですが。

よろしくお願いいたします。

 
 

 

 

 

 

 
(徳島北高校 和泉先生です)

それから11月13日に名古屋でセミナーを行うことが決定したのですが、
これもすでに申し込みを開始しているそうです。

名古屋はこちらからお申し込みください。

名古屋のは広島のセミナーと全く同じメニューになりますのでご了承の
ほど、よろしくお願いいたします。

こちらも申し込みをスタートさせてからまだ数日なのですが、すでに多くの
先生方からのお申し込みを頂戴しているそうです。

よろしくお願いいたします。

あと、宮崎と仙台でもセミナーをやろうぜという話が出ているそうです。まだ
具体化はしておりませんが、そのうちご連絡できると思います。

よろしくお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

やらなあかんこと、いっぱいあるねん

Posted on: 2010年8月26日(木) 21:12

 

 

 

 

 

 

 

 

  
教師塾やセミナーにいらっしゃった先生方からのお礼のメールが
止まりません。今日もたくさんの先生方からメールを頂きました。

その中の1通をご紹介いたします。僕より年上の公立高校で教鞭
をとっていらっしゃる、ベテランの先生です。

*********************

初参加の英語教師塾。
言葉では表せないほどの感動がありました。
教師生活も28年目に入りましたが,
過去のどんな研修よりもためになりました。しかも断トツで。

とにかく,自分の授業の欠点・弱点がはっきり見えてくるのです。
だから,次への展望が見えてくるのです。
そして,ワクワクしながら教材研究ができるのです。

私だけでなく,多くの先生方の共通の欠点として,
アウトプットをやらせていない,アウトプットまで目指していない
ということが分かりました。
これは非常に大きな発見でした。

おそらく参加された多くの先生方も,
アウトプットさせてなかったな,アウトプットを目指してなかったな,
だから生徒がワクワクせず,力もつかなかったんだなと感じたことでしょう。

しかしそれが分かると,今度は目の前に立ちはだかるとてつもなく高い壁に
気づくのです。
木村先生がやられた英語Ⅰの模擬授業。
1セクションに何時間かけるか質問させてもらいましたよね。
2~3時間というお答えでした。

しかし,本校のような地域トップの公立高校ではおそらくどこの高校でも,
1セクションにかけている時間は1時間です。
そしてそれが常識となって,定期テストの試験範囲が設定されています。

授業を変えたい。
木村先生のような授業をしたい。
でも,1セクション1時間で進まなければならないという制約がある限り,
絶対にあのような授業はできないのです。

私がやらせていただいた英作文の授業もそうです。
見開き2ページを1時間でやらなければならないのです。
だから,あんな中途半端な授業になってしまう。

弱点には気づきましたが,
じゃあ2学期からどうすればいいのか。
次なる悩みの誕生です。

私にとっての大きな課題は,今度はその枠組みを壊すことだと今は認識しています。
生徒にしっかりした英語力を身につけさせるためには,
大昔の訳読時代に作られた常識を,そしてそれを基に作られたシラバスを
壊す必要があります。
それを変えない限り,生徒に力をつけることはできない。

公立高校の先生方は大変だというお言葉をいただきました。
ありがたいと思いました。
しかし,おそらくいま上に書いたような悩みも
多くの進学校といわれる公立高校の先生方は持っているのではないかと思います。

セミナーやブログなどで話題にしていただければありがたいです。

最後に,初参加の私に授業をやる機会を与えていただき,
本当にありがとうございました。
受身の姿勢ではなく,積極的な姿勢で参加できたからこそ,
実りも多かったのだと思います。
あんなに緊張したのも久しぶりです。

全国の先生方に顔と名前を覚えていただけたおかげで,
以前から参加されている先生方とも
あまり違和感なくお付き合いさせていただくことができそうです。
感謝,感謝です。

チームキムタツの横のつながりを
これからも大切にしていきたいと思います。
そして木村先生には,
今後もいろいろ相談させていただきます。
よろしくお願いします。

************************

僕よりベテランの先生が「授業を変えたい」と熱い気持ちを持っておられて
前向きにセミナーに参加されるその姿勢が生徒たちに届くのです。

先生もお書きになっていらっしゃいますが、授業をされ、他の先生方からの
指摘を謙虚に受け入れられたからこそ、気づきがあったのです。

100人のプロの前で授業をするのは怖い。

しかしそれをされ、さらに厳しい指摘を受けたからこその気づきだと思います。

いつも受け身の姿勢だったり、評論家然とした姿勢だったりすると、楽ですし
傷つかないで済む。

しかし前進はしません。

夢は動いている人しか叶えられないのですね。

この先生が書いておられるように、公立に限らずなのですが、教育界は
いろんな問題が山積していて、文部科学省云々の問題だけではない。

それを解決するために我々教員は頭を最大限に使わねばならないのに、
安倍内閣の時に決まった教員免許更新という、教員側にも大学側にも、
おそろしく無駄の多いセミナーに時間をとられている先生もおられる。

もっとやることあるねん。やらなあかんこと、いっぱいあるんや。

そして僕は思ってるのです。僕だけでなく、動いている現場の先生方こそ
それらを解決する糸口を見つけないかんのやと。

大学の先生方ではなく、高校や中学で現場にいる我々が、今こそ思考を
停止するのではなく、動き続けることが必要なのだと思っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

吉野先生との出会い

Posted on: 2010年8月25日(水) 23:38

  

 

 

 

 

 

   
よくそれだけブログに書くネタがありますなぁと言われることが多々あるけど
これだけ動いていて、これだけ人と接してると、毎日なにかしらあるのです。

先日、東進ハイスクールの安河内哲ちゃんのご紹介で吉野先生にお会いした。
銀の鈴という東京駅の待ち合わせ場所で。探した探した。

なにせ東京は凄い。どこに行っても人がいる。

安河内先生と吉野先生という、思い切り目立つ二人が立ってるのに気づけん
ぐらい人がたくさんいて、前を素通りしてしもた。

3人でかわいく昼飯を食って、オムライスを吉野先生におごってもらった!
しかし濃い3人やったなぁ。レストランの雰囲気に完全に合ってなかったな(笑)

で、秋に2人で神戸に行くかもしれませんということなので、それじゃあその
時には夜は空けておきますよと言って、笑って別れました。

吉野先生はとても気持ちのいい先生だ。

それに声がいい。話術も巧みで、喋っていると引き込まれる。

安河内先生と最初にお会いした時に仰っていたが、「人気がある講師っての
はいろんな意味で揉まれてる」ということなので、だからか?味がある。

初めてお会いして共通の話題もないのに3人で大爆笑していました。

この夏はいろんな出会いがあって、人生最高の夏になったが、吉野先生と
の出会いも財産になった。ちなみに吉野組のストラップを頂いて帰りました。

吉野先生、ありがとうございました。例の企画、よろしくお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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