KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

嬉しいメール from 九州

Posted on: 2010年7月22日(木) 10:26

 

 

 

 

 

  

「酷暑」という文字が当てはまるような日々ですが、その中で木村は毎日
ノックバットを片手に数時間のグラウンド生活をしております。

お陰で体重がガクンと落ち・・・

\( ̄_ ̄)/

・・・落ちませんがな。なんで?

まぁしかし暑いのは暑いので、今日は南極の画像を使ってみました。

「暑いですね」が挨拶になるのが逆にウザイので、ここのところ「心地良く汗を
かけますね」とか「暖かいですね」と言うようにしている木村です。

未経験者はこの中でグラウンドにおいでくだされ。

あっついでー!

風ないし!

しかもその中で1時間半ほどノックバットを振るんやでー!

夕方に練習が終わるのですが、帰宅したらもうフラフラです。でも46歳のおっさ
んは頑張っております。受験生も負けたらあかんで。

 

 

 

 

 

 

   
先日嬉しいメールが届きました。九州のある高校2年生なんですけどね。ある
予備校の模試を受けたそうですが、まぁ読んでみてください。

**************************

キムタツ先生、はじめまして!○○高校2年のM.Aと言います。
先生のブログは中学生のときから見ていて、とても楽しんでいます。
英語の成績はあまりぱっとせず、集中力がないのであきらめていました。
いつもだいたい偏差値50ぐらいしかありませんでした。
でも先生、聞いてください!
1学期に受けた駿台予備校の模試で偏差値が70まで跳ね上がりました!
原因はずばり!『ユメタン』①を頑張ったことです。それ以外やっていません。
そう、私はあまり勉強熱心ではなく、授業の文法の試験などもだいたい
不合格になってしまっていますが、『ユメタン』だけは頑張っていたのです。
CDを使え!というキムタツ先生の言葉を信じて毎日毎日やりました。
1学期、毎日やったのです。自分でも頑張ったと思っています。
そうしたら偏差値70になりました。嬉しくて嬉しくて嬉しくてたまりません。
こうなったら『ユメタン』③まで頑張ってやろうと思っています。
学校で『ユメタン』を採用してくれたので担任の先生にも感謝しています。
これからは英語を頑張ります。本当にありがとうございました。CD最高!

****************************

長いメールだったので中略しましたが、M.Aさん、ごめんなさいね。でも凄い!
1学期毎日『ユメタン』だけは欠かさずにやって、偏差値50→70なんや!

よく頑張ったなぁ!ほんまに凄い。特に飽き性の僕には考えられん努力や。

最後のCD最高!というのは、CDを使って自分で確認テストなどをやってくれた
証拠やなぁ。CDを使ったら忘れにくいってこれだけ言うてるのに、なのに使わん
生徒が多い中で、えらい!君はよく頑張った!

目で見てるだけの単語学習なんてあり得ません。CDを使わない単語学習では
英語が使えるようになるわけがない。

『ユメタン』じゃない単語集を使っている人でも、「単語忘れる!」という人は試し
にCDをちゃんと使ってやってみてくれ。物忘れが激しい僕でも忘れにくいぞ。

というわけで、Mさん、メッセージありがとう!これからもガンバレよ!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

前向きな仲間とともに

Posted on: 2010年7月21日(水) 11:16

 

 

 

 

 

  
  
虫採りが好きな木村です。子どもの頃から身体が弱かったわりに釣りとか虫
採りが好きで、勉強もせんと走り回ってたんやけど、さすがに大人になってか
らは虫採りなどほとんどしたことがなく、カブトムシをデパートで買うテイタラク。

こうしている間にも蝉時雨というより蝉土砂降りという感じで、蝉が鳴いてる。

ふむ、なかなかよろし。

兵庫県の教員に配布される『はくぼく』という冊子に「生徒たちの英語基礎
力をどう涵養するか」というエッセイを書いた、とこちらで書きました。

すると熱心な先生方数百名からメールが来て、読ませてほしいと。

自分としては『ユメタン』や文法の教科書をどう使えば、単語力や文法力が
身につくかということに関して、A4に10枚ほど書いたのです。

僕のアドレスを知らない熊本の先生からはお電話を頂戴しました。

こうして多くの先生方と触れ合えるのは嬉しいものです。僕は芸能人でもな
んでもない普通の教員です。

教員の世界って狭いもので、「こんな簡単なことが誰にも聞けない」ということ
がたくさんあります。授業の方法ひとつ取っても悩みばかり多い。

だからこそ横のつながりを大事にしていきたいと思っています。

先般はベネッセのVIEW21の担当の方からご連絡をいただきました。

VIEW21にご紹介するある先生のインタビューの中に、木村先生のお名前が
出てくるが、お名前を使わせていただいていいですか?とのこと。

どういう内容でしょうか?とお伺いすると・・・

英語教師塾に参加したときに、木村先生から「先生の授業、生徒たちが結構
寝るでしょ?」と指摘されてからいろんな気づきがあり、自分の勉強が始まっ
たと、その先生がおっしゃっている点を紹介したいのです。

・・・とのことだったので、もちろんOKしました。

英語教師塾では、大変失礼ながら、自分が思ったことを言わせていただいて
います。その先生の授業、上手かったのですが、リズムが悪かったのです。

英語の説明で間違える人はほとんどいません。だってプロですから。

だけど「伝える力」が弱い先生は非常に多いのではないかと。「えーっと」や
「えー」「あー」が多かったり、まばたきが多すぎたりします。

生徒を見るときの目の角度や歩くときの動き方が悪い先生もおられます。

いろんなポイントを指摘させていただき、今後のご指導に活かせていただけ
ればいいなと思います。多くの先生方がリピーターになられます。

それは参加が無料だからという理由ではないと思うんです。もっと伸びたい
という純粋な気持ちゆえではないかと。

自分はすごいと思ってる教員は伸びません。人の批判ばかりしていてはダメ
です。生徒の批判ばかりしていてもダメです。ダメな生徒を作ってしまったのは
ダメな親とダメな教員だ、ぐらいに思っておいたほうがいい。

自分がダメだから伸びないんだという謙虚な気持ちを大事にすべきですね。

僕、24歳の時から、自分より年上で経験も豊富な保護者の方々から「先生」
と呼ばれています。エラクもないのに「先生」と呼ばれてる。

「先生」と呼ばれてるうちに、尊大な態度を取ってしまったり、他人を批判する
ことばかり上手くなってきたりします。僕も以前はそうでした。

でもそれではダメですよね。いくら英語ができたとしても、それじゃダメです。

『はくぼく』でエッセイを書かせていただいたお陰で、謙虚で前向きな先生方
と触れ合うことができて、またいい気分になりました。

機会を与えてくださった兵庫県の藤原先生には感謝申し上げます。

8月17日と18日に英語教師塾が東京で、19日にセミナーが同じく東京で
開催されますが、前向きな先生方にお会いするのを楽しみにしています。

  

(追記)毎日グラウンドで野球を楽しんでおります。心地良く暑いです。
     生徒たち、まだ下手ですが、だいぶ声が出るようになってきた。
     夏の大会で3回は勝てるチームを作りたいなぁ。

 


kimutatsu

今週は博多、来週は札幌

Posted on: 2010年7月21日(水) 8:24

 

 

 

 

 

 

   
徳島県でお世話になった東谷先生(右)と和泉先生です。メールを頂戴し、元気で
頑張っておられるとのこと。何よりですがな。お互い頑張りましょう。

 

 

 

 

 

  

  

  

   
8月末に我が家に泊まりにくるらしい田中十督先生(右)と西山先生です。

今週末は博多でチームキムタツ九州支部の勉強会が行われますので行ってきま
す。九州だけではなく山口などからも参加される。

45名の先生方が参加されます。

九州と言えば・・・

 

 

 

 

 

  

   
我が家に泊まりにきたときの執行さんですが、彼とも週末に会える。そう言えば、
佐賀西高校で『ユメタン』①を採用してくださったとのこと。ありがとうございます。

それから以前も書かせて頂いた筑陽学園の石黒先生も参加されるとのこと。

それからお会いしたことのない新しい先生方も10数名参加されるそうです。

新しい出会いに感謝するとともに、これからも頑張っていかねばなるまいと思って
いるのです。暑さに負けている場合ではないな。

 

 

 

 

 

 

   
それが終われば月末は札幌でセミナーです。定員の100名を軽くオーバーしてし
まいました。今は130名を超えてしまって、すでに満席だそうです。

ありがとうございます。

北海道の先生方にお会いするのも楽しみなのですが、それにプラスして東京とか
神奈川とか関西とか九州の先生方も参加されるのです。

僕は28日に札幌に行きます。まずはジュンク堂札幌店の学参担当の前田さんに
会いにいきまして、それを皮切りに数日間の北海道ライフを楽しみます。

29日は千歳高等学校で授業見学。

30日がセミナーです。

昨日で再テスト&教科書暗唱が終わったので、今日からもう完全に夏休みです。
昼からは野球の練習があるので学校に行きますが、午前中は執筆を楽しみます。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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仁愛大学のオープンキャンパスにて

Posted on: 2010年7月18日(日) 21:12

 

 

 

 

 

 

 

  

(数学の安田亨先生です。)

 
 

 

 

 

 

 

 

 

(国語の板野先生と)

福井から帰りました。仁愛大学のオープンキャンパスに合わせた企画で、
英数国の講師が「センター試験攻略法」の授業をするというものでした。

数学は『東大数学で1点でも多く取る方法』の安田亨先生。

国語は『古文単語ゴロ565』の板野博行先生。

そして英語は私でした。

昨夜、夕食をご一緒させていただいたのですが、非常に勉強になりました。
板野先生とは「やっぱ単語と文法をちゃんと押さえないとあかんよね」という
話で盛り上がりました。英語も国語も同じです。

安田先生も「どの教科も同じですよね」と。

基本的なことをちゃんと100%に近いところまで押さえておかないとダメで、
逆にそこをしっかりと押さえれば押さえるほど、後になって伸びます。

それがダメだからダメなのです。

覚えるべきことを何度も反復して覚える。

数学なら教科書の例題レベルのことをしっかりと反復し、数字を変えられた
って解けるようにする。

そういうことの積み重ねこそ大事なのです。

安田先生、板野先生、ありがとうございました。

また遠くから参加されていた生徒たち諸君、学校の先生方、仁愛大学の先
生方、事務の方々、本当にありがとうございました。

多少なりとも参考になったのであれば嬉しく思います。

また来年も会いましょうと言って先生方と別れました。

暑い夏が始まりましたが、受験生の皆さんには学校のない夏こそ過去問や
応用問題ばかりやっていないで、基本をガチガチに固めましょう!

 

(追記)西山先生も同行してくれました。やはり珍道中でした。呑み過ぎ・・・

 


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今日から夏休み

Posted on: 2010年7月17日(土) 9:00

   

 

 

 

 

 

   
灘高野球部が1回戦を突破しました。今の高3の生徒たちにはいい思い
をさせてもろた。人工芝の球場で采配をふるわせてもろたんです。

神戸市ベスト8になった学年で、今でも神戸市の部長会で配布される冊子
には彼らの戦績が記されています。

「あの学年もついに高3ですね」と他校の先生方から声をかけていただけ
る、そういう学年なのです。本当によく打った。バントは下手やったけど。

2アウトランナーなしから5連打で5点取ったこともあったなぁ。

次は19日にさらに強い学校と当たるらしいですが、頑張ってほしいな。

今日から福井にいき、明日は仁愛大学というところで講演があります。

はるばる富山からバスでこられる生徒たちもいらっしゃるそうです。凄いなぁ。

センター試験でいかに点をとるかというような話をしてほしいと言われてい
るんですが、センター試験で点を取る方法なんてこの世の中にはないので
「英語力をアップさせる方法」について喋ってこよう。

と、このブログを更新しているのは職員室。

実は昨日が終業式だったので、今日から夏休みです。47日間の夏休み
が始まりました。(高3だけは補習があるからほんの少し短いけど)

ということは今日から新チームの練習が始まります。

午前中はグラウンドで練習をし、午後から福井に向けて出発します。

また強いチームを作るぞ!

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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採点していて思うけど

Posted on: 2010年7月14日(水) 8:33

  

 

 

 

 

 

   
今日は大雨警報が出ていて休校になりました。朝7時の段階で警報が出て
いたら休校になるのです。私も自宅で採点をします。

採点はいつもどおりほとんど部分点のない採点です。

3単現のSが抜けてたらマイナス1点。
過去形にするところをしてなかったらマイナス1点。

こんな感じでやってると、多少ミスしても1点で済むわという、受験のプロには
あるまじき甘い姿勢で答案を作る習慣ができてしまうので、厳しくします。

模試の採点って僕もやったことがありますが、英作文なんかでも部分点ありき
で採点します。なぜなら模試は答案を返却しなければならないから。

入試は答案を返却しませんよね。

ということは・・・?

以前ある大学の教授に聞いたことがあるのですが、「部分点?なにそれ?」
という感じでした。まぁ当然といえば当然ですけど。

もちろん大学は「3単現のSが抜けてるからマイナス何点」というような採点は
しません。英作文でそんな採点をしてるのは業者の模試ぐらいです。

日本語で書かれた文章の意味を、英語で表現できているかどうか。

この1点に絞って採点が行われるといっても過言ではありません。もちろん、
文法やコロケーションのミスはないほうがいいに決まっています。

なので早い時期から「このミスならマイナス1点でいいかというようなツマラン
甘い考えは捨てて、厳しくやっておけば、高3になった頃には気をつけるよう
になります。3単現のSや時制、可算名詞・不可算名詞の意識など。

しかし採点してるとイヤになりますなぁ(笑)

灘校66回生の諸君よ、setの過去形はsettedではなくsetなのだよ。

makeの過去形はmakedではなくmadeなのですわ。覚えとこうぜ(笑)。

these daysにはinやonなどの前置詞は要らんのですよ。

それからlendは「貸す」であって「借す」ではないので点を引いておきます。

そうかと思えば中3に対する問題とは思えないこんな問題に正解したり・・・

***********************

日本語の意味に合うように空所に英語を入れよ。
 
私の父は生きがいにしている園芸について本を書いた。
My father wrote a book on gardening, (         ) he lives.

************************

madeをmakedと書いてる奴がこれをちゃんとfor whichと正解しとるのが
わけわからんところでして。

そうかと思えば適当にin whichとかof whichとか書いてる連中も多いのです。

なんでその答えになるかを考えて解答しようぜ、生徒たち諸君。

それから部分点狙いミエミエの解答には部分点を与えないようにしとるのだ。
本当にその解答でいいのかじっくりと考えようぜ。

魂のこもった答案を作成してくれ。

とりあえず2学期からは週テストに文法が加わるので、また鍛えてやろう。

今日の午前中には採点が終わる。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

めっちゃ楽しみなんですけど!

Posted on: 2010年7月13日(火) 12:16

 

 

 

 

 

 

   
今週末は福井で講演、来週末は博多、そして再来週は札幌なのです。
教育界の松尾芭蕉と呼ばれている木村です。(呼ばれてませんが)

福井は200人ぐらいの高校生が待っているということで、楽しみにして
いるのですが、もし11日の試合に勝っていたら西山先生が代役でした。

事前に主催の旺文社さんに了解を得て、「試合が入ったら無理ですよ」
と申し上げていたのです。その場合は西山先生にお願いしていました。

結果的に僕が行くことになったのですが、でもせっかくなので西山先生
と一緒に珍道中を繰りひろげてこようと思っています。

 

 

 

 

 

 

  
来週の博多は先生方が45名集まっておられるとのこと。

先般ご紹介した石黒先生も、ご自分の講演予定を変更してくださって!
プチセミナー(という名の飲み会)に参加してくださるとのこと。

ありがたいです。

僕の飲み会は飲んでるだけじゃなくって、誰かのプチ講演が入るのです
ね。今回は石黒先生が講演してくださるらしい!

一次会が僕の、二次会が石黒先生のプチ講演!

なんと素晴らしい。先般の佐賀の講演を聞けなかった私にとっては本当
に嬉しい!石黒先生、予定変更までして頂いてありがとうございます!

そして福岡から鹿児島まで、いろんな学校の先生が集まってこられる!
これまたなんと素晴らしい!

それまでは肝臓を休めるぞ。去年は禁酒を強いられてたからなぁ。

 

 

 

 

 

 

  
そして再来週の札幌は130名の先生方が集まってこられていると。

北海道のあちこちから集まってこられているだけでなく、東京、神奈川、
関西や九州からも参加される先生方がいらっしゃるそうな!

今井康人先生にお会いするのも楽しみです。一緒にセミナーができる日
がくるなんて夢にも思わなかったなぁ。

16日の終業式が終わるといよいよ夏休みですが、たくさんの方々にお
逢いするのが楽しみでなりません。

福井(200名)→博多(45名)→札幌(130名)

3週間でおよそ380名の方々とお会いすることになる。普通に学校の教
員をやってるとこんなことはあまりないので、めっちゃ楽しみにしています。

皆さん、よろしくお願いします!

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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赤本の使用に関して

Posted on: 2010年7月12日(月) 12:27

  

 

 

 

 

 

選挙ってのは面白いですね。日本って大不況だって聞いてるのに、消費税
10%を明言した自民党が勝って、様子を見ようと言った民主党が負ける。

ねじれ国会なので、また法案が通りにくくなる。またまた景気回復が遅れた。

最低賃金を引き上げて、「使われる人」を大事にしようとしてる民主党が敗れ
て、企業(人を使う側)を大事にしてる自民党が勝つ・・・

この国はなんだか不思議だ。

とにかく議員になった人は頑張ってもらいたいし、官僚の方々も同様ですな。

ちなみに・・・天下り禁止!を声高に叫ぶ人がいるけど、そうかなぁ。

官僚を減らせとか公務員の給料を減らせとか言ってる人もいるみたいですが
それはあきません。そんなことしたら優秀な人が官僚や公務員になりたがら
なくなります。天下りを禁止するなら、今のシステムを変えてやらないと。

「渡り」は禁止でいいと思うけど、今のシステム下では天下り1回はしょうが
ないんじゃないでしょうか。

国のために働いてきてくれた人たちが、40歳代ぐらいで無職になってしまう。
やっぱり今のシステムのままなんだったら、次の働き口を斡旋してやらないと。

次官になった人が同期で出たら残りの人は辞めるという、超縦社会の官僚の
システムこそ時代遅れで、優秀な他の人材がいなくなることになります。

天下り禁止以前にそのシステムこそ禁止にしてほしいなと思っています。
  

 

 

 

 

 

 

   
今日と明日は採点日なので家にいて頑張っております。まずは原稿を書き、
その合間に採点を・・・いや、逆かなぁ。自分でもよくわからん。

2日間で採点を全部仕上げて、水曜日からは原稿に集中します。

夏休みは相変わらず野球の指導ですが、今年はちょっと体を休めようかな。
いつも夏はひたすら練習練習ですが、もうちょっと効果的にできんかな。

ちなみにそういえばある高校生からメールが来ていました。

*************************

キムタツ先生、こんにちは。暑くなってきましたね。いつもブログを見て
勉強しています。ところで今日は質問があるのですが、7月に入って
まわりで赤本を使って勉強している友達が多いのです。僕も志望大の
赤本を持っているのですが、いつから始めたらいいものでしょうか。
前にも書いておられたのは知っているのですが、再度お願いします。

*************************

キムタツモバイルがこのブログのコメント欄になっているのですが、こうして
メールをくれる人もいます。メールの返事はブログでさせて頂きます。

ところで赤本ですけどね、いつからやってもいいよ。

問題は解けるかどうかです。過去問をやるってことは要するに、その大学の
入試が解けるか解けないかぐらいのレベルには来てるってことやんね?

だったら過去問をやってもいいし、『国立大学英語R』をはじめとする入試が
いっぱい掲載された長文などをやっていってもいいわけです。

だけど解いてみて「単語がわからん」とか「熟語がわからん」というレベルな
のであれば、いま赤本をやっても意味がないよ。

「解けるかどうかやってみよう」が赤本の基本姿勢だと思う。

解けるはずがないほど単語力がなく、文法力もなく、基本的な読解力もない
というレベルなのであれば、それが身につくまでは基礎練習を繰り返そう。

試合に出たいならキャッチボールやバントができないと無理。サードからファ
ーストまで届かないような選手が試合に出れるかね。

キミがもし単語と文法、あるいは日本語でも長い文章が読める読解力を持っ
ているのであれば、過去問にトライすればよろしい。

いくら読んでも知らない単語だらけな状態なんだったら多読しても、それはあま
り意味がない。2年後に受験するのであればそれでもいいけど。

多読は大事。

でも多読するには単語力が要る。

もちろん単語力を付けるために多読をするのは良し。

でもそれでは力が付く速度が遅くなるよ。1日に3~5長文は読もう。

で、『ユメタン』①のセンターレベルの単語も不安定なんだったら、多読から
のアプローチではなく、単語集に頼ったほうがいいと思うな。

『ユメタン』①レベルを完璧にして、そのうえで多読をしていきましょう。そして
その際に他の問題集と一緒に赤本をやっていけばよろしいのではないか。

周囲が赤本を使っていても関係ない。赤本信者になってはいけない。

赤本は12月からでもいい。1月からでもいい。センター後でも全くいいよ。
大事なのは過去問にトライするだけの力を蓄えるってことなんよね。

 

 

 

 


kimutatsu

選手たち、ほんまありがとうな!

Posted on: 2010年7月12日(月) 9:15

 

 

 

 

 

  
2回戦は残念ながら負けてしまいました。でも負けて悔いなし。昨年もそうでした
けれども、礼儀も含めて鍛えられたチームに負けてよかったと思う。

雨と風が強い中で、試合日程をこなさねばならず、やむなく中止にはできなくて
行われたゲームでしたが、その中で強豪相手に1-5の試合ができました。

試合後にいろんなチームの監督さんから「灘は初心者ばかりなのに、本当に夏
には強くなりますね」と言われました。

土壇場の強さというものが働くのか?これが受験の強さにもつながるのか?

それは正直わかりませんが、少なくとも1年間の照準を夏に合わせているのは
確かでして、昨日も負けはしましたが対等に戦えました。

神戸で一番と言われているチームが相手でもコールドになったりはしません。

終わってから泣いている選手もいましたが、胸を張って帰ればいいよと言いました。
僕は雨がザーザー降る中、審判をしなければならないので試合会場に残りました。

審判をしながらいろんなシーンを思い出しては涙をこらえていました。

もうこれで彼らと一緒に野球をすることはありません。

毎年思うんです。去年もそうでした。もう少しこいつらと野球がしたいなと。だって初心
者が多い灘中野球部は、夏ぐらいにやっと野球が強くなってくるんです。

やっといろんなことができるようになってくる。

そこで引退なんです。

本当は他のチームがやっているようなプレーもやらせたいなと思いつつ、まぁだけど
言ってみてもしょうがないので、次のチームに思いを馳せて頑張ることにしています。

 

 

 

 

 

  

ホントは去年のチームと一緒に監督を退こうかなと思ったこともありました。

目が見えないんです。一日中炎天下にいると、視力がガタ落ちになるんですよね。
さすがに寄る年波には勝てず、サングラスぐらいではどうしようもなくキツイんですよ。

ノックを打ったりバッティング投手をしたりするのはナンテコトないんですけどね。

だけど昨日の敗戦後、やっぱりこいつらと野球やっていて良かったなと思える自分が
嬉しかったし、夜になってたくさんの選手たちからのメールをもらって涙を流せる自分
が嬉しかった。やっぱ、俺は監督やってて良かったなと。

この選手たちとは高3までの付き合いです。だって僕は担任でもあるので。

「このチームは最高でした」
「いっぱい怒られたけど、感謝しています」
「監督と出会えてホントによかった」
「一回戦のサヨナラ勝ちは一生忘れない」

こういう選手たちのメールを見て、またこれからも頑張ろうと思いました。英語だけで
はなく、野球の指導も引き続いて頑張ろうと決心しました。

そして・・・

大学に行って指導されてはどうでしょうかとか仰る方もおられるんですが、そして実
際そういうお誘いもないわけではないのですが、僕は現場にいます。

学校現場にいて、生徒たちと、そして他の先生方と一緒に汗にまみれて生きたい。
いつまでも現役選手でいたいと思っています。引退して現役選手にあぁせいこぅせい
と指導するコーチや評論家にはなりたくないのです。「あぶさん」でいたい。

66回生の選手たち、ありがとう。これからもよろしく頼むで。もう野球はでけへんけど
一緒に英語を頑張ろうぜ。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

夏の大会1回戦!

Posted on: 2010年7月11日(日) 7:06

  

 

 

 

 

  
夏の大会1回戦、どんな試合だったかは、このランニングスコアをご覧
いただければわかると思います。

試合開始直後に4番宮崎のタイムリーで先制したのですが、3回表に
連打を浴びて逆転されました。さらに追加点を奪われ、1-4に。

先発の井原のコントロールが定まらず、リリーフの玉村にスイッチした
のですが、玉村がそこから本当によく投げました。

そして何より捕手の吉田のリードがとても良かった。

中学の野球は7回までなのですが、6回表を終わって2-5でしたので
ちょっとまずいなとは思ったのですが、とにかく選手を信じようと念仏の
ようにブツブツ唱えておりました。

すでに始まった試合中に監督ができることなんてほとんどありません。
選手を信じて起用するぐらいしか。
 

 

 

 

 

 

  
6回の裏に怒涛の反撃が始まりました。関学戦で見せた集中打がまた
しても復活し、相手投手を攻略。ついに同点に追いつきました。

ただし相手もかなり強打のチームで、7回表に1点取られてしまいました。
これで5-6。でもあきらめなかった選手たちは素晴らしい。

期末考査が終わってかけつけた背番号のない選手たちの声が後押しして
くれました。かなり大きい声が球場を包みました。

7回裏2アウトから井原のタイムリーで同点に。

延長戦に入ってからも玉村の球威は落ちませんでした。サイドスローから
投げ込まれる速球と変化球のコンビネーションが冴え渡りました。

9回裏、1アウト満塁になり、またしても3番井原がバッターボックスに。

木村 : 思い切り打っておいで。
井原 : はい!
木村 : まだ1アウトやしな。ところで絶対にやったらあかんことは?
井原 : 内野フライです。
木村 : (かなり晴れてるので)叩きつけたらボールが高く跳ねるな。
井原 : はい!

そして井原が叩きつけた打球はワンバウンドで相手投手の頭上を越えて
センターへと抜けていきました!

歓喜のサヨナラ勝ち!でした。
  
 

  

 

 

 

 

   
とてもいい表情をしている選手たちです。見てあげてください。2-5から
の逆転サヨナラ勝ちでしたが、特筆すべきは6回と7回に同点に追いつい
たシーンはいずれも2アウトからだったということです。

野球を通じてもっともっと精神的に強くなってくれればいいな。

今日は2回戦です。神戸で1番強い学校と当たります。でも関係ありませ
んよね。灘らしい試合をしてきます。うるさい野球をしてきます。

選手たち、1回戦突破おめでとう。あともうちょっと一緒に野球ができるな。
嬉しい嬉しい。

 

(追記)去年の選手たちからもメールを貰いました。ありがとうな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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