KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

合格おめでとう!

Posted on: 2010年3月7日(日) 12:18

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大阪の書店で働く方々と晩御飯を食べたときの写真です。この会食の中心になる
のは書店員さんたちやと思うねんけど、中央に座ってるのはなぜか酒井社長(笑)。

アルク中台クンは後列右端で立っているというのに\( ̄_ ̄)/

とは言え、これが酒井さんの良いところで、決して出しゃばりというわけではない。

・・・と信じたい・・・信じたいが・・・中台クン、どうよ?

とっても有能な営業マンである酒井社長の手にかかると、いろんな本が売れます。
本もスーパーのお菓子同様に、置き場所によって売れたり売れなかったりします。

僕は実際に本を出すまではそういうことを知らなかったけど、酒井社長と付き合う
ようになって、「そうやったのか」と知りました。

逆にそうだからこそ、自分の本をそういう場所に置いてくださっている書店さんに
感謝の気持ちでいっぱいでいます。

いい本が売れるといいな。いい本を使ってもらえるといいな。

そういう気持ちで『ユメ勉』でもお勧め50冊をピックアップしました。『ユメ勉』をそう
いういい場所に置いてくださることで、その中に挙げた50冊も手にとってもらいや
すくなるかなと思っています。

書店さんに足を運ぶ高校生が激減しているそうです。僕らの頃と違って、学校採用
が非常に活発になりましたし、学校採択品が物凄く増えましたからね。

だけどやはり勉強をする人にとって、書店や図書館ってのは行く価値のある場所
です。行かねばならない場所と言ってもいい。

そこで自分だけの宝物を見つけるべく、書店WANDERINGを楽しんでもらえれば
いいなと思っています。

昨日から「合格しました!」というメールが、info@kimu-tatsu.net に届き始め
ました。このアドレスはこのブログのメール欄から送るためのものです。

北海道大、東京外大、筑波大などの合格発表があったのですね。

それと、明日あたりからやっと「キムタツモバイル」が使えるようになりそうです。

そこではこのブログのコメント欄の代わりに、掲示板という形で皆さんに使ってもら
えるそうです。作ってくださったアルクさん、ヒトメディアさんに感謝しております。

管理人は僕ではありませんが、僕もコメントしようと思っております。

またそこに合格の声を書いてもらえると嬉しいな。

そして合格者は「これで遊べる!」っていうんじゃなく、やっと自分の研究したい勉
強ができるんやから、やはり書店さんに行って、探検してもらいたい。

大学生になれば時間がある。携帯ばかり触ってるんじゃなくて、ちゃんと読書をし
てもらいたいし、感性や知性を磨いてもらいたいなと願っています。

僕は大学時代、一ヶ月に15~20冊ぐらいしか読まない大学生やったけど、それ
でも今の大学生に比べたらかなり多いのではないかと。

特にこういう時代やからこそ、大学名ではなく人間力で勝負できる時代やからこそ、
合格した人たちには本を読んでもらいたいなと願っています。

最後になりましたが、メールをくださった皆さん、おめでとう!本当におめでとう!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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『ユメタン』を使ってみて

Posted on: 2010年3月6日(土) 10:29

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期末考査の採点してます。文法の部分は『NextStage』からの出題が多くって、
難しいかなと思われましたが、その部分は良くできていました。

それから『ユメタンゼロ』からの出題もありましたが、驚くほど定着していました。
自分で言うのも変ですが、やはりめっちゃ覚えられますね。

CDをちゃんと使ってる人が多いのと、授業中にCDを使って指導していることも
大きいのかなとは思いますが、『ユメタン』部分の学年正答率が94%でした。

22年間、教員をやってきて、この数字は驚異的です。

生徒たちが頑張っているのですが、やっぱり単語指導に音声を取り入れたのは
良かったなと興奮しております。凄いです。本当に凄いです。

単語がわかれば、長文でも苦労する確率がグンと減ります。

速読もリスニングも得意になりますから、この調子で『ユメタン』を潰させることを
決心しました。それとともに自信にもなりました。

ご採用いただいた他校の先生方から「めっちゃ覚えられる」と言うて頂いていて、
でも自分で使うまでは実は不安でしたが、大丈夫そうです。これで鍛えます。

 

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先日、愛知県の半田高校の先生から「『ユメタン』を使っているのだが、生徒たち
へのメッセージを書いてもらえないか」というご連絡を頂戴しました。

便箋に書いておくったところ、なんと!生徒諸君からの直筆メッセージを頂戴して、
木村、いたく感激しております。

なかにこういうメッセージがありましたので、ご紹介しておきます。

**********************

僕は単語に関しては授業で習ったものも、すぐに忘れてしまうということが
多いです。しかし『ユメタン』を一生懸命やっていて、日常生活での会話の
中で『ユメタン』単語を聞くと、反射的にそれを頭の中で英単語に直してしまう
ということが、一日の中で何度もあります。

僕は『ユメタン』を次のように勉強しています。

1. 知らない単語をチェック。
2. 1の単語を発音しながら3度書く。このときに連続して同じ単語を書くのでは
   なく、一度最後まで書き、また最初に戻る。これを見開き1ページごとに行う。
3. UNITの最後についている単語のチェックページで覚えたかどうか確認する。
4. CDで日本語を言われた後に、CDより早くその英語を言う。
5. 例文で単語の使われ方を確認する。

以上が僕の勉強法です。単語を覚えるときには必ず発音しながら書きます。

現在、学校の授業では『ユメタン』の小テストが2周目に入っています。そして
そのために勉強する前に、すでにほどんどが(つまり1周目で覚えたものが)
頭に入っているということに驚かされます。

これからも『ユメタン』を頑張って、単語マスターになろうと思います。

**********************

これ以外にも手紙を頂戴しているので、順次ご紹介していければいいなと思って
います。生徒諸君、頑張ってくださいね。

こんな感じで『ユメタン』ユーザーがどんどん単語を覚えていってくれていることに
喜びと誇りを感じております。本当に作ってよかったと思っています。

皆さん、ありがとう。これからも英語を愛していってください。そしてそのためにも
単語や文法といった土台をしっかりと構築していってくださいね。

 

(追記)4月11日に大阪で一般の方向けに「英語の勉強法」について
     講演を行うことになりました。もしよければお越し下さいね。
     詳細はこちらまでお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

基本の反復を大切に

Posted on: 2010年3月4日(木) 23:05

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これ、先日の負けた試合のワンショットなんですけどね。なんかこう敗色濃厚な
雰囲気が漂っとるよね。保護者の方が撮ってくれはった写真なんですけどね。

春季大会まで数試合できるかなと思っていたのですが、ナント1試合で終わった
こともあり、腹が立つのでホワイトデーに練習試合を入れました。

期末考査の採点あるのに。

野球部出身の(株)日教販さんの北川君と喋っていても、やはり「基本が全て」と
言わはりますわな。ボールの捕り方ひとつで違ってくると。

たとえばゴロを転がして、それに対してどのように動くか。どのように捕るのか。
あるいはどのように投げるか。形を見れば基本ができてるかどうかすぐわかる。

いくら僕が言うても我流の子は、結局試合に出れない。

出れないよと言ってるのに直さない。もっと肘を上げないと速いボールは投げる
ことができないよと言ってるのに、楽やからか?肘を上げない。

したがって送球がばらつくし、速いボールを投げることもできないので、結果的
に試合には出れないってことになる。出ても代打とか代走とか。

基本って大事なのです。

英語にしてもそうです。大学に入りたいからと言って赤本を買ってくるのはいい。
だけどロクに解けもしないのに始めてもまったく意味がありません。

何事も基礎が大事なのです。我流では伸びない。

例えば単語の学習をするのに、CDを使わない人がいる。どんなに使えと言わ
れても使わない。面倒臭いのか?CDを袋から出すことさえしない人がいる。

単語集にCDが付いていないなら、必ず別売のCDを買えと言っても買わない。
買わなくても合格した先輩の真似をしてるのか、とにかく買わない。

だから単語とリスニングを別の学習と捉えてしまうんよね。

『ユメ勉』に書いたけど、勉強ってのはそういうバラバラのやり方を続けていたら
時間的にもったいないし、非効率的です。

単語をやりながら英作文もリスニングも上げる方法があるのに。

我流に陥ることなかれ。

正しい指導のもとに基本を大切に。基本の反復を何よりも大切にしましょう。

 


kimutatsu

セミナー in Hokkaido

Posted on: 2010年3月2日(火) 16:10

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おかげさまで『ユメタン』を驚くほどたくさんの学校でご採用頂いていましてね。
特に北海道と九州が凄いのです。でね、九州はセミナーや英語教師塾などを
たくさんやっているのですが、北海道は最近やってないなと思いまして。

 

木村:石川クン、北海道の学校って何校ぐらいで採用いただいてるん?

石川:一覧表にしてあります・・・えっと、こんな感じで。

木村:えーっとなになに・・・これ何よ、めちゃくちゃ多いやん。

石川:そうなんですよ。毎日数校ずつ採用の連絡を頂いています。

木村:こんなにせっかく採用頂いてるんやから、セミナーとか講演とかやろよ。

石川:時期的にはどうでしょうか?

木村:夏休みとかどうかな?

 

というわけで、夏休みに札幌で先生方対象のセミナーができそうな感じです。
すでに何人かの先生方にご協力をお願いしてありますねん。

楽しみやなぁ。

7月29日か30日にできそうです。北海道の先生方、よろしくお願いします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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概要をつかむ力を涵養すべし

Posted on: 2010年3月1日(月) 21:59

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東大の二次試験の問題を見ていて思うのは、「概要をつかむ力」が重視されて
いるってことですね。そうなると対策方法はもう自ずから知れますねぇ。

九州大学の問題を見ていてもそうですが、「概要をつかむ力」をどう付けるかで
合否は左右されると言えます。

いつまでも「これがS、これがV」なんて読み方をしてたらあきませんで。

一応言うておくと、それも大事です。それは『ユメ勉』にも書いたとおり。文構造
を理解するってのは、特に下線部訳なんかでは重要だと思います。

でもいつまで経っても、そう、高2や高3になってもそういう読み方しかできないと
なると、それはあきません。高2の前半ぐらいでそれは卒業したいところ。

なんのために英文解釈をするのか考えればわかります。

高校生は翻訳家ではない。翻訳家が「最近の翻訳家の卵はレベルが低い」と、
仮に嘆いたとしても、それは関係ない。

なんのために英文解釈をするのかというと、本を読んでいるうちに「あれ?これ
ってどういう意味なんだ?」と立ち止まる瞬間があります。

例えば倒置が使われていたり、省略が使われていたりして、ざっくり読みをする
にはちょっと難解な箇所があったりするわけですね。

そしてそこをすっ飛ばしてもいいんやけど、その箇所がその本にとって中心的な
内容を含んでいたりすると、すっ飛ばすことはできないってことになる。

なのでその箇所だけはじっくりと読んで、著者が何を言っているのかを読み取る
ことになるのですが、そのために文構造を取る練習をやれば、役に立ちます。

したがって使える英語を体得するのだ!リスニングやスピーキングなどの力は
重要だ!なんて言っても、やはり文構造を取る力だって必要なのですね。

僕も結構な読書家ですが、日本語の本を読んでいて「あれ?ここの動詞の主語
はどれだ?」と読み返さねばならない部分だって、たまにですが、あります。

だからそういう練習も必要なのです。

だけどそればっかりではいけません。「概要をつかむ力」こそが最重要なのは
たとえば日本語の評論などを読んでみればわかることです。

日本語で書かれた評論文を読んで、筆者の言いたいことを一言で言ってみる。
そういう練習をしてみてください。

言えなかったらそれは英語だの日本語だのに関係なく、「概要をつかむ力」が
不足しているということになります。

どれがSでどれがVなのかがわかったとしても、そして多少不自然であったとて
日本語に訳す力があったとしても、筆者が何を言ってるのかわからんのでは、
その文章を読んだことにはなりませんよね。

どの大学も気がつき始めたのではないかと思うのです。

いつまでも難解な文章を日本語に直してばかりの問題では、使える英語力など
身につかないし、そういう力を持った学生が入学してこないということを。

その点では東大が先陣を切って、ああいう問題を出し続けているっていうのは
非常に意味のあることだと思って、僕は評価しております。

今回からリスニングのOPTIONに「いずれでもない」が加わったことで、東大の
リスニングが難しくなりました。とってもいいことだと思っています。

センター試験のリスニングも今の2回読みから、近々1回読みになるそうです。
これもとてもいいことだと思います。2回も読まなくてもいい。1回でいいのです。

願わくば細かい情報を問うのではなく、リスニングも「概要をつかむ聞き方」を
涵養するような問題に変わってくれればと願っております。

東大をはじめとする国公立大学が要求している「概要をつかむ力」を育むため
には、やはり英語を英語として吸収し、理解する習慣をつけることですね。

詳細は『ユメ勉』に書きましたのでここでは割愛しますが、若い人たちにはそれ
を意識した上で英語学習を進めてもらいたいし、そうすればもっと英語ができる
日本人が増えてくるはずです。もっと英語が使える日本人が増えてくるはずです。

そうなるのを楽しみにしております。

 


kimutatsu

巨星墜つ

Posted on: 2010年3月1日(月) 10:42

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チャントリと聞いて、すぐに何のことかわかる人はおそらく関西人で、なおかつ
僕の世代よりは上の方ばかりではないでしょうか。

南方さんがお亡くなりになりました。

とても寂しい気持ちです。子どもの頃、彼らの舞台をテレビで見て、一緒になっ
て「痛ったぁ!」と叫んだものです。ハリセンを使った古典的な舞台でした。

山根さんの熱い熱い語り、本格的な殺陣、南方さんの大ボケ、更に伊吹さんが
ボケた後に毎回ハリセンで叩かれて・・・という水戸黄門並みにワンパターンの
舞台でしたが、それにいつも笑い転げていました。

伊吹さんが経済的理由で吉本をクビになり、結城さんが暴力団との賭博で脱
退し、山根さんが病気をされたりなどしました。

残念ながら南方さんがお亡くなりになったというニュースで初めて、いまだにあ
のチャントリが舞台をやっていたことを知りました。

落語が好きで、話術の勉強をするのに落語を使ったという話をよくする僕です
が、やはり原点になるのはこういった噺家さん、お笑い芸人さんたちです。

笑福亭松鶴(6代目)
桂枝雀(2代目)
中田ダイマル・ラケット
夢路いとし・喜味こいし
人生幸朗・生恵幸子
チャンバラトリオ(特に4人時代)
トリオザミミック
横山ホットブラザーズ
上岡龍太郎(漫画トリオの後)
新野新・笑福亭鶴瓶(『ぬかるみの世界』時代)

西川きよし・横山やすしが出てきて、オール阪神・巨人が出てきて、紳助・竜介
や明石家さんまが出てきました。そして漫才ブームが日本を席巻したのです。

あな懐かし。

関西人の会話には常にボケがあると言われます。

友人同士で喋っていて、ボケや落ちがないと「お前、それどこがオモロイんや」
と突っ込まれることになります。

それは上に挙げたような芸人の方々の影響であることは間違いありません。

南方さんのご冥福をお祈りいたします。もうチャントリの舞台はこれで見れなく
なったんですね。あぁ、なんて寂しい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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HUMAN to HUMAN

Posted on: 2010年3月1日(月) 9:15

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なんと!人文字で「ユメ」と描いてくださったのは、鹿児島県立出水高等学校の
生徒諸君です。生徒たち、本当にありがとうね。今吉先生から写真を頂きまして
感動しまくっております。ちょっと体がきつかったのですが、元気をもらいました。

授業見学に来られたラサールの先生、鹿島の先生、桃山学院高の先生がたと
話していたのですが、我々の全ての営みはHUMAN to HUMANですねぇ。

勉強の方法や授業の方法を論じる前に、人間としてどうか。そして人間同士が
どう支え合うのかを論じなければならないと思っています。

全員が手に『ユメ勉』を持って人文字を作ってくれている生徒たちと、彼らを校舎
のうえから撮影された今吉先生の間にも、人間同士の信頼関係があるんだろう
と確信しております。素晴らしいことです。

我々、何かにつけて他人を批判したり、他人の悪いところを挙げては「あいつは
わかってない」なんて言ったりします。

しかし自分はどうなのでしょう。自分は誰かを批判できるような立派な人間なの
でしょうか。どんな顔をして悪口を言っているのでしょうか。

誰もが未熟なのです。

未熟な人間同士ではあっても、良いところを見合いながら支え合いつつ、お互い
がより高みに向かって努力するプロセスこそ、重要なのではないでしょうか。

僕もまだまだこれからです。若い人たちに負けないよう、疲れず、悪口を言わず、
愚痴を言わないで、自分の未来を見つめながら前進していこうと思います。

 

(追記)今日から3月ですね。昨日は野球の審判を2試合もしましたが、
     お陰でとても勉強になりました。生徒たちに伝えて、またこれから
     強いチームを作るべく、鍛えていきたいなと思っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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多忙を極める

Posted on: 2010年2月27日(土) 22:06

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ぶっちゃけ22日からPCを開いていなかったので、更新できず失礼いたしました。
その間に学校訪問に来られた学校の先生が合計で15名。

1週間15名は記録。

その打ち合わせや反省会などで、家で晩御飯を食べることもままならず・・・

外食が続くと太るはずですが、1週間前から2キロ減で、嬉しいやら悲しいやら。

あれもこれもやらんとあかんことが山積してるんやけどね、何もできない状態で、
これではプロとして失格やなぁと思いつつ、久々に体に鞭を打ちながらPCに向か
っております。今日は朝から晩8時まで野球で出かけておりました。

それでも帰ってから仕事が待っている。

考えてみればハードなのですが、授業も野球も執筆も、こうやってやりたいことが
続くという意味では幸せなのかもしれんな。仕事があるのは幸せや。

それと2月の『ユメタン』採用校が46校もあったということです。

CDでの音声指導の重要性を認識してくださっている先生方が増えていることに
とても喜びを感じています。単語集は絶対にCDを使って、音声をつかいながら
単語だけでなく英語耳も鍛えていってほしいと願っております。

二次試験が終わり、受験生もほっとしてることでしょう。僕は中2なので、本校の
高3生徒がどうだったのか全く知りませんが、頑張ってくれたのでしょう、きっと。

落ち着いたら各大学の二次試験の問題でも見て、講評を書いてみたいな。

その頃にはおそらく合格発表が終わってると思うけど、来年の受験生たちに向け
て書いていこうと思っています。

それと・・・

コメント欄ですが、本来であれば「キムタツモバイル」というサイトが出来ていて、
そこに合格の声を掲載する予定でいたのです。

すでにかなり多くの大学で発表が行われているので、時すでに遅し・・・なのです。

そのためにこちらのブログのコメント欄を閉じたのですが、どうもまだできていない
ようです・・・無念極まりなし。

いつできるのかわかりませんが、とにかくお待ち下さい。アルクさんにお任せする
以外に道はないのです。本当に申し訳ありません。

すでにメールで報告をしてくださっている受験生も数名おられるのですけれども、
その方々の声はまた近いうちに書かせてもらいます。よろしくお願いします。

 

(追記)今日は試合に負けました。全員が一丸となっていないと負けますね。
     背番号をもらった選手ともらってない選手とが乖離していれば負ける。
     自分の普段の指導力不足が原因です。野球ではなく、彼らの意識改革を
     しようと決心しながら帰宅しました。とても残念です。

 

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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最後の練習試合

Posted on: 2010年2月21日(日) 22:32

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来週から公式戦が始まります。今日は最後の練習試合を行い、神戸市立の
公立中学校2校と対戦しました。相手は大池中学と向洋中学。

大池中学は夏の大会などで神戸市上位に食い込む強豪なのですが、そこを
相手に0-0の試合をしました。投手陣がよく投げたと思います。

向洋中学相手には5-3で勝ちました。

冬場に相撲をしたり走りこんだりしながら足腰を鍛えてきたのですが、それが
ここに来て生きてるなと思っています。とは言え、素振りが足りません。

試合までの1週間は素振りをしっかりさせようと思います。

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それとバントですね。今日もスクイズが決まらず、欲しかった追加点が奪えま
せんでした。送りバントもほとんどファールになってしまいました。

特に軟式野球の場合、ボールがあまり飛ばないので、チャンスらしいチャンス
をしっかりとモノにしないと無得点で終わる可能性が高いのです。

プロ野球のボール(硬球)みたいには飛ばないので、ジャストミートしたと思う
打球でも深く守っている野手に簡単に取られたりします。

したがって小技が大事なのですが、それができないとなると点が取れません。

バントすべきところでバントし、ゴロを打つべきところでは転がす。

あと1週間でどこまでできるかわかりませんが、選手たちには頑張ってもらい、
なんとか勝ち進んでもらいたいと願っています。

何はともあれ負けないチームになってきました。しかし油断せずに鍛えます。
目標はあくまでも神戸市優勝。監督やってる間に、一度は県大会に出たい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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子どもは親の所有物ではない

Posted on: 2010年2月21日(日) 12:31

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岡本海渡クンが両親から虐待を受けた後に亡くなったというニュースを
新聞で読んで、なんとも言いようのない切ない気分になっています。

子どもは親の所有物ではない。こんな当たり前のことに気付かない親
がいるから始末が悪い。

以前ある番組で、東大に入った我が子を指して「この子は私の作品だ」
と言っているバカ親がいたが、それも違う。

子どもは親が作るのではない。子どもは親とは別人格の、社会生活を
送っている人間で、大人はその成長を部分的にサポートするのだ。

教員でも「誰それを東大に入れた」という言い方をする人がいるけれど
それも違う。その生徒が頑張ったのであって、教員が入れたわけでは
決してない。サポートが成功しただけのことだ。

逆に言えばサポートに失敗した生徒だっている。支えてやれなかった
ケースだってあるはずだ。それを忘れて「入れた」と言うのはどうか。

親も教員も子どもたちの成長を願い、彼らが自立するべく、陰ながら
サポートし、生温かく見守り、そして彼らが成功すれば共に喜びつつ、
その後はひっそりと離れていくのが正しいのではないか。

海渡クンにライターの金属部分を押しあてた義父は「しつけてまっとう
な人間にしようと思った」というような発言をしているらしい。

まっとうでないのはどちらなのか、答えを待つ必要もなかろう。

子どもは親とは別人格なのだ。この意識は絶対に必要だ。

ただし言うまでもないが、単なる放任ではダメだ。

大人は子どもにいろんなことを与え、耐えることを教え、理不尽なこと
だって家庭や学校の中で体感させればよろしいと僕は思ってる。

そして指導者や保護者が本人の成長を、ものすごく長い目で見ること
ができなければ、その指導は間違いなく失敗に終わるだろう。

東大に入ろうと現役で合格しようと、生きる力のない生徒やコミュニケ
ーション能力が欠如している子どもの場合、近い将来失敗する。

知識だけ豊富で知恵のない子どもは、間違いなく社会に出るとまったく
使えないということになる。

失敗を繰り返しながら成長してきた大人であれば、目の前の子どもが
どうすれば大きくなれるのかを考える必要があろう。

失敗することがダメなのではない。むしろ失敗経験をさせればいい。

大人がすべきは、失敗した子どもに対して、そんなことぐらいで倒れて
いたらこの先の人生でドエライことになるから早く立ち上がれと命じて、
そして立ち上がったら再び木の上に登って見ていればいいのだ。

手を差し伸べるのは、もうこれ以上立ち上がれなくなった子どもに対し
てでいいと僕は思ってる。それは放任とは違う。

親や教員には「あれこれ言わずに我慢して見守る」という能力が必要
ではないか。

海渡クンにライターを押しあてた義父と、同棲していた実母がどういう
メンタリティーであったかは、手に取るようにはわからない。

だけどきっとその人たちは、海渡クンは自分の所有物であるかの如き
感覚を持っていたのは間違いないだろう。

そして「自分の言うことを聞いてくれる子ども」、「失敗しない子ども」にな
ってくれれば、その教育や良しという考えを持っていたのではないか。

僕も我が子や生徒を見ていると、確かに口を出したい時もある。

しかしそういう時こそ「ガンバレ、ガンバレ」と念じて、もしも失敗すれば
また立ち上がってくるのを我慢して待っている。

本当にしんどそうな時だけ口を出す。

見ているのは目の前の彼らではなく、35歳や40歳になった彼らだ。
そういう年齢になったときに、魅力的な大人になっていてくれよと念じて
彼らのトライアルとエラーを生温かく見守っているのである。

手を差し伸べ続ければ、そりゃ彼らは楽なレールの上を歩けるだろう。
しかしそれでは彼らはいつまで経っても自分の足で歩けるようにはなら
ないだろう。中学2年生になっても3年生になっても自立できない。

そんなことでは困る。

そんなことだから「やる気を出すにはどうしたらいいでしょうか」なんて、
常識では考えられないぐらいアホなことを言う人間になるのだ。

指導者は子どもたちの失敗を待ち、その時に彼らがどういうスタンスで
自分の失敗に向き合うのかを客観的に見守るべきではないか。

虐待のニュースが入ってくるにつけ、もちろん子どもを育てるのは大変
だし、特に女親は精神的にしんどくなるのを重々承知しているけれど、
それでも「長い目で子どもを育てようぜ」と呟いているのである。

最後に、海渡クンのご冥福を心からお祈りしたい。今度生まれてくる時
には幸せな人生を送ってほしい。

 

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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