KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

何ごとも勉強ですね

Posted on: 2008年9月4日(木) 15:42

教室

英語教師塾の反省会をデジカメの動画で撮っていた人がいらっしゃいましてね。
それをコピーさせてもらったのですが・・・ホントになんというか・・・

反省会の様子を見て、反省している木村です。

参加した先生方、アルク、ベネッセ、数研の方々、一緒に反省しましょう!(笑)
何人かの方々が反省会のビデオをほしいと仰ってるのですが送れません。

どうもファイルが重くてですね。なので逢ったときに見せます。

それから先般の倉吉東の講演を、ICプレーヤーを買ってきて録音したんです。
教師になった頃に小さいラジカセを使ってカセットに録音したのを思い出しつつ。

で、それを聞いているのですが、まだまだ改善点があるなぁと思っております。
自分の授業や講演を記録して聞きなおすのは非常に勉強になりますね。

特に教員って、職業柄? どうもクドイ。

同じことを何度も繰り返す習慣があります。授業では大事な点を繰り返しながら
説明する手法を取るのですが、それが一般的な会話でも導入されたりする。

結婚式のスピーチで、長々と同じようなことを喋ってる人が多いけど、よく聞くと
高校時代の恩師であるとか、要するに教員であることが多いんですよね。

だからこそ録音して、それを聞きなおすという作業は、自分の話し方や話術を
改善するためにも非常に有効なのです。

中旬にはまたまた企業の経営者の方々の前で講演する機会もあるし、他校の
生徒たちの前で話す機会もあります。

それぞれ録音しながら、話術を高めてやろうと思っております。

我々英語の教員にとって英語ができるのは当たり前ですからねぇ。
英語プラス何ができるかがこれからの課題かなと感じております。
  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)英語教師塾に参加されていた先生が、僕の話を聞いて
     桂枝雀さんのCDを買ったそうです。素晴らしい!
   

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

読解力を高めるために、その4

Posted on: 2008年9月3日(水) 23:39

酒井社長

この写真がかなり好評らしいのですが、NEXTSTAGE社の酒井社長です。
明日のブログでは酒井さんとのツーショット写真が出るかもしれません。

長いこと会ってなくてメル友状態なのですが、明日は久々に会うのです。

こう見えてかなり忙しくしている上に、酒井さんも日本中飛び回ってるので、
二人が時間を合わせるのは至難の業なのですが、明日は偶然合いました。

というわけで、前から9月4日は予定を入れないようにしていました。

お互い「持ちネタ」は掃いて捨てるほどあるので、かなり盛り上がると思うが
まぁまぁ飲みすぎないように気をつけようと思っております。

国立大学英語R

お陰さまで好評の『国立大学英語リーディング』ですが、前回の記事の中で
長文を読むのにいちいち構造分析をしながら読んでたらアカンと書いた。

そして第3回英語教師塾でもそれについて説明をし、先生方の理解を得て、
実際に僕が授業をしたのですが、やはり反響が大きかったですね。

反響が大きかったということは、ほとんどの皆さんが「これがSで、これがV」
という形で長文読解の授業をされているだと思うんです。

でもそれではダメだと書きました。細かい点までこだわるという点ではOK。
だけどそれだと試験時間内にホントに解けるのか?という問題がある。

で、長文に入る前の基礎段階では、何でもいいから英文解釈の本を1冊か
2冊潰しておくことです。そんなに難しいのじゃなくってもいいけどね。

今月の中旬に『東大英語基礎力マスター』Vol.5が出るけど、そこではもう
最初から最後まで構造分析をし、全ての文に解説を加えてあります。

この手の解説は長文読解問題集では不要だ。
(ましてCDも付いてないということになると、僕は推薦しません。)

単語や文法を押さえるといった勉強とともに、英文解釈用の問題集を使い、
構造分析をする練習をしておくのです。長文用の問題集ではなくって!

たとえば阪大や九州大といった旧帝大レベルの問題でも、1題20分程度で
読み終えることができる。でも構造分析していたらそれでは足りないでしょう。

だから長文の勉強をする前に構造分析はできる状態にしておくのです。

え?矛盾しとる? だから「大事なところだけは構造分析をする」ためにね、
つまり下線部訳の問題対策みたいな感じで構造分析の練習だけしとく。

頑張ってるから悩むねん

つまり長文を読む段階で持っておきたい「力」は次の4つですね。

● 語彙力
● 基本的な文法力
● 構造分析力
● 日本語の本の読解力

これができることが準備段階です。そう、受験勉強を始めるための準備です。
語彙ができてないとか文法が不安だというレベルでは、読めるわけない。
それに日本語の評論文が読めない人に英語で書かれた評論が読めるか。

すでに日本の受験英語は英文和訳重視タイプからは脱却しているのです。
構造分析がいくら得意でも、それだけではまったく対応できません。

ですので、文法をやったり単語を覚えながら例文を覚えたりしつつ、文の構造
をチェックするのは非常に大事なのですが、それも準備でしかありません。

では次の段階ではどうするのか?

それはパラグラフ単位で「筆者のいいたいこと」を正確につかむ練習をする!
ということなのです。特に読書経験のない人にとっては大変なレベルです。

正直すべての教科や科目が「読書」のうえに成り立ってるのだということを、
我々中学や高校の教員はもっと声を大にして言わねばならぬ。

単語を覚えた。文法も理解した。構造分析もできる。

ところがそれだけでは英語は読めません。少なくとも長文は読めません。
読めるかもしれないが、恐ろしく遅いペースで読むことになります。

準備段階(構造分析をする段階)から「筆者の言いたいことをつかむ」という
練習を重ねておくのです。で、長文をやりながらも段落をしっかりと意識する。

長文を読み始めた時期にこういう練習をしているかどうかは大事ですね。

それこそ『国立大学英語リーディング』には構造分析図がついてないぞ!
なんて情けないコメントを言わなくても済むように練習をしておくことです。

やり方はまた今度書きますね。構造分析についてちょっと苦手という人は
長文をやる前に必ず練習しておきましょう。

上にも書きましたが、『東大英語基礎力マスター』Vol.5はちょっと構造の
複雑な文を載せてありますので、それで練習すればいいかと思います。

その段階が終われば、いよいよ読解力を高める練習に入るのです!

読書の重要性をもっと声高に叫ぶべきだと思われる方は
どうぞ愛のクリックをよろしくお願いいたします!
  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)西大和時代の教え子から何年かぶりに連絡がありました。
     東京で頑張ってるみたいです。田中君、手紙をありがとう!

  


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

kimutatsu

秋の大会が始まるぞ!

Posted on: 2008年9月3日(水) 12:13

試合後の風景

上の写真は京都の東山中学と練習試合をやったあとに、うちの保護者が撮って
くださったものです。手に伊右衛門を持ったまま礼をしてしもたがなm(_ _)m

東山中学はとてもいい中学でした。また試合会場の岡崎公園球場もいい球場で
夏休みにいい形で試合ができてよかったなぁと、副顧問と話しております。

この土曜日から秋の大会が始まります。うちはクジの関係で2回戦からです。
相手は魚崎中学で、昨年の覇者である住吉中学を1回戦で破った強豪です。

しかしうちも春には負けた大原中学に勝ったりして、少しずつ強くなってきました。
ミスをしなければいい戦いができると思っています。

生徒たちには勉強もそうですが、部活動も頑張ってもらいたいなと願っています。
「秋」の大会なのに秋が来る前に終わらないように(笑)頑張ってまいります!

文武両道!を果たすべく頑張る生徒たちに愛のクリックを!
  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)私もかなり運動してる・・・のに、太った。夏は新陳代謝が悪いからなぁ。
     え?飲みすぎって? 違います。食べすぎなのです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

二学期が始まりました

Posted on: 2008年9月2日(火) 10:36

やる気のでるお言葉

二学期が始まりました。相変わらず自分の時間がまったく取れない木村です。 
夏休みは忙しかったです。野球の試合や練習に割く時間が一番多かったなぁ。

おかげでチームのほうはだいぶ強くなりました。ただまだやはり球際に弱い!
これは生徒たちにも言うてありますが、相手を上から見下ろす気概が大事です。

ピンチになるとドキドキする。

先制されると弱気になる。

打ちそうな選手が出てきたら四球を出す。

そういうのでは強いチームには勝てませんよね。相手が報徳のような、名前で
相手を威嚇できるようなチームとやるときでも、上から相手を見下ろすのです。

試合を経ながら、彼らがメンタル面でも強くなってくれることを願っています。

B社Y君=大仏
(大阪の淀屋橋駅の改札にて)

B社O君=プロレスラー
(博多の天神にて)

さて、勉強の話です。 

夏に行われた東大模試と京大模試にざっと目を通しました。だいたい例年と
同じレベルだなぁと思いながらも・・・やはり本番より少し難しいですね。

模試にしても問題集にしても、だいたい本番よりは難しく作ってあります。

できないと嘆いてもしょうがありません。復習するために模試を受験するので、
もう一度「模試ノート」にコピーして貼り付けて、何度も復習することです。

京大の場合は解釈と英作しかないので、どちらも伸ばせばいいのですけれど、
東大をはじめとする他大学ではいろんなタイプの問題が出題されます。

その中でいかに強いタイプの問題を作るかがポイントですね。

合格するためには100点を取る必要はありません。

センター試験と合わせて合格最低点を取れれば合格できるのです。だとすれば
勉強するときにもやはり戦略は必要になってきます。

たとえば東大を例にとりますと、リスニングは得点源ですから、センター試験の
リスニングから始めて、『東大英語リスニング』→『東大英語リスニングSUPER』
という流れを作れば、やり方をミスらなければ70%から80%は取れます。

自由英作文だって得点源です。ここで落とすとかなり厳しい戦いになります。

ところがリーディングに関しては、「大意要約」、「パラグラフ整序」、「長文読解」、
「英文解釈」という問題パターンがあります。

ここで仮に「パラグラフ整序」の点数が取れなくても、「大意要約」や「英文解釈」
の点数が取れれば、十分合格点を取ることができるということになる。

だとすればリスニングと自由英作文は徹底的にやるとして、それ以外の問題で
どの問題をどれぐらい取りにいくのかという考え方は大事だと思いますね。

もちろん全て取れるような高い英語力を目指すのは言うまでもありません。

しかし自分の得意な問題パターンを作ることを念頭に置いて勉強を進めれば、
秋の模試でも良い結果を修めることができるのではないかと思いますね。

いよいよセンター試験の願書が配付される時期が来ました。

受験生は体調に気をつけて、最後の最後まで頑張って下さいね。

中学生や高1生などは基本的な力をつけることです。そうすれば受験期になって
慌てなくていいですからね。特に文法や語彙はがちがちに固めてしまいましょう。

勉強の秋。

皆さん、まだまだ暑い日が続きますが、しっかり頑張って下さいね。

頑張る生徒たちにエールをお願いいたします!
  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)いろんな人に「太ったね」と言われます・・・ダイエットの秋やな。

 


kimutatsu

鳥取県立倉吉東高校にて

Posted on: 2008年8月31日(日) 16:28

倉吉東高

夏休みの終わりに鳥取県立倉吉東高校に行って講演をして参りました。倉吉東の
先生方、生徒さんたち、いろいろとありがとうございました。

以前、岡山県で行われた先生方の勉強会に参加させていただいたのです。

そのときに知り合った数学科の竹歳先生からご連絡を頂戴し、是非生徒たちに
話をしてやってほしいということで、言うまでもなく快諾をいたしました。

27日に博多で教員対象の講演会があった直後なので、疲れも出るかなと思って
いたのですが、なんということなく元気に倉吉まで行って参りました。

三宮駅から特急列車に乗って約3時間で倉吉駅に降り立ちました。

ホームで2人の男子生徒から「こんにちは!」と挨拶を受け、気分よく改札を出ると
今度は竹歳先生と女子生徒たちが待っていてくれました。

車で学校まで行くと正門のところで多くの生徒たちが待ち受けてくれて、それなら!
ということで一緒に写真を撮ったのが上の画像です。

「先生、お荷物をお持ちしますよ!」なんて生徒に言われたのは初めてでしたが、
保護者の皆さんと先生方との教育が行き届いているんだなぁと感心しました。

倉吉駅

29日は向こうに着いてから、校長先生や教頭先生、PTA会長や副会長、担当の
先生方と一緒に晩御飯を食べて、ワイワイ言いながら楽しく過ごしました。

30日は朝からハワイ(羽合)にあるホールに行きまして、講演いたしました。

生徒たちの姿勢が非常に前向きで、聞く姿勢もよく、終わってからの質疑応答にも
熱が入りました。気分よく帰路につきました。

7月に鹿児島県立出水高校に行ったときにも思いましたが、地方には地方の良さ
がありますね。その土地特有の風土と、それゆえの人々の性質があります。

都会とは違って地方はシャイな性格の生徒が多いと言われることが多いのですが
決してそうではありません。講演後も質問しにくる積極的な生徒もいました。

三朝温泉

今回の講演の演題は「もっと高く! もっと遠くへ!」でした。

今の自分に満足することなく、あるいは現時点の自分に不満を持っていたとしても
能力や可能性に線引きすることなく、努力していこうやないかと話しました。

人間誰でも不安感があります。

でもだからといっても「自分に~なんてできない」とか「今の自分はこの程度だろう」
なんて線引きをすると、本当はひとりひとりの能力はすごく高いのに、伸びない。

それではせっかくこの世に生を受けたのに、面白くないですよね。

どんな人でもそうです。人間の可能性は非常に高い。それを生かすか殺すかは、
自分の考え方と行動次第なのです。

どうせ自分はと考えるのでは、せっかくの命がもったいないことになります。

そういう意味を込めて、このHPのタイトルを『もっと高く! もっと遠くへ!』にして
読者の皆さんや僕自身が飛翔できるようにと願っているのですね。

講演でもそういう話をということだったので、演題も同じにしてもらいました。

僕の話を聞いた生徒たちが、決して自分の能力を見くびることなく、潜在能力を
信じて努力し、夢を見つけてそれを叶えてくれればいいなと願っております。

明日から2学期が始まります。うちの生徒たちにも機会があれば話してやろうと
思います。倉吉東高の先生方、生徒たち、PTAの皆さん、ありがとうございました。

自分の能力をもっと伸ばしたい!という人は愛のクリックをどうぞ!
  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)ちなみに鳥取から夕方に帰り、そのまま甲子園へ行って阪神VS読売を
     観戦しました。一夜明けて、今日は朝から練習試合を行いました。
     44歳のおっさんですが、かなり元気です。わっはっは!(-^〇^-)

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

出逢い力を高めよう!

Posted on: 2008年8月28日(木) 9:25

田中十督先生

上の画像は先般の英語教師塾の様子です。授業をやっていらっしゃるのは
西南学院中・高の田中先生です。こんな感じで1人ずつ授業をします。

もちろん僕もやりました。

木村

ちなみにこれはある先生が授業されたあとに僕がコメントをしてるところです。

他にも雰囲気が伝わりやすい画像が数点あるのですが、勝手に載せますと
肖像権の関係もありますので、OKが出た先生のみアップします。

田中先生もご自分のブログでこんなふうに書いておられる。

やる気のあるメンバーが集まって、それが初対面であっても刺激を受ける。
そういう機会ってそうそうあるものではありません。

僕は昨日から講演で博多に来ておりますが(また博多…)、ここでも先生方
相手にいろいろと話をし、終わってからの反省会で刺激を受けます。

思うのですが・・・

一期一会という言葉を大事にしたいという人は非常に多いのですね。

ところが出逢いがないと嘆いていらっしゃる人も非常に多い。

1年4組の教室

実は我々は自分から進んで出逢おうとしなければ出逢いはありません。
誰かがやってくるのを待っていても連絡はありません。

待っても待っても「白馬の王子様」はやってこないのです。

ではどうすれば「出逢い力」を高めることができるのか。

 

出逢う機会を増やすことです。つまり自分から動いてみることです。

 

面倒だなと思いながら参加しなかった勉強会に参加したり、講演に出席したり
してみる。そうすると今まで出逢えなかった人たちと出逢える。

出逢いがないというのは、要するに自分の動きが少ないのですね。

去年に「英語教師塾」を立ち上げたおかげで、非常に多くの先生方と出逢え、
そして彼ら(彼女ら)と友達になれたのは、僕自身が動いたからなのです。

自分からいろいろと動いてみましょう。そして出逢い力を高めてみることです。
そうすることで実は今までと違う自分にも出逢えることになります。

出逢い力を高めたいなと思われる方は愛のクリックをどうぞ!
  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)昨日もよく笑いました。参加された先生方、ありがとうございます!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

英語教師塾が終わりました

Posted on: 2008年8月26日(火) 10:20

灘校 

第3回英語教師塾が無事終了いたしました。今回は延べ約50名の方々が
参加されまして、大きく盛り上がりました。皆さん、ありがとうございました。

第1回が英作文、第2回が英文法をテーマにしました。今回は読解でしたが
読解の授業こそ、先生方が悩みながらやっていらっしゃることなのです。

SVXXの構造を上から取りながら読み進めることは簡単です。予備校などの
先生でも1時間に数行しか進まないという方もいらっしゃいます。

でもホントにそれでいいのか?という問題があります。

僕はいいとは思わないんです。特に長文読解ってのは本を読むのと同じでして
ある程度の数をこなさないと力がつかないのですよ。

1週間に1~2個の長文しか解説できないというのであれば、それはちょっと…
という気がしています。それなら英文解釈の授業とどう変わらないのかと。

今回は評論、小説、大意要約の3題を用意しました。

そして先生方に好きなものを選んで授業をしてもらいました。

先生方は皆さん熱心な方々で、僕自身も勉強になりました。僕が前でひたすら
授業をするだけではそれぞれの先生方のスキルはアップしません。

先生方が自分でやり、それを指摘してもらうからこそ成長できるのです。

僕ももちろん前で授業をしました。僕だけは3つとも授業を行いました。

特に僕は評論と大意要約と英作文に関しては得意にしているので、僕なりの
授業のやり方が先生方の参考なり刺激なりになればなぁと思っています。

大意要約問題は得点源なんですよ!と僕は解説したら、先生方は「確かに!」
というふうに頷いておられました。

それまでは「大意要約の授業ってどうすればいいのかわからん」と仰っていた
先生方が、「これなら得点源になる!」とメールをくださいました。

今まで知らなかったことがこういう会に参加することで一気にわかる!なんて
ことはあまりありません。だいたいどの先生方も出し惜しみしますからね。

僕は出し惜しみしません。参加された先生方は(参加費は無料ですけれども)
東京や九州などから自腹切って来られるんですよね。

そういう出費に見合うだけの勉強会でないとツマランですからね。

今回参加された先生方はおそらく各学校に戻り、評論なり要約なり小説なりの
授業方法を工夫されると思うんですよ。

特に要約は僕が説明した通りに生徒たちに解かせれば、絶対に得点源になる!

こうやって日本中の生徒たちの英語力がアップすれば僕は幸せです。

日本の生徒たちの英語力がアップする、その中心とは言わないまでも、何らかの
要素の一部として僕が存在することができるなら満足です。

頑張った先生方、ありがとうございました。おつかれさまでした。

なかには僕にボロカスに言われた先生もいらっしゃいますけれども、今後の糧に
なればいいなと思っております。これからもよろしくお願いします。

こういう熱心な先生方ばかりだと英語の苦手な生徒も減ると思います。
頑張った先生方に愛のクリックをお願いいたします。
  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)夜の反省会の激しさも日本一だと思います。
     誰が何と言おうと絶対に日本一の盛り上がりだと確信しております。
     Y君、O君、U君、N君お疲れさまでした。君たちは最高やわ。

 


kimutatsu

東山中の皆さん、ありがとうございました!

Posted on: 2008年8月23日(土) 9:56

灘の試合風景

先日、京都の平安神宮の横にある岡崎公園球場で、東山中学と試合をしました。
この上の写真のような非常に綺麗な球場で練習試合を行いましてね。

勝ち負けに関係なく、選手たちは非常に喜んでいました。

東山中学の顧問の先生方には感謝しております。本当にありがとうございます!
この両校の練習試合を定期戦にしようやないかという話もありました。

甲南と灘はすでに年に1度、灘甲南定期戦ということで全てのクラブが定期戦を
行っていますが、こうして他校と年に1回、親善的に試合ができるのは嬉しい!

というわけで、また来年も東山中学の野球部にはお世話になります。よろしく!

今年はうちが勝ちましたが、東山中学の選手たちは礼儀正しく、声が出ているし
これからさらに強くなっていくんだろうなと思いましたね。非常にいいチームです。

灘中野球部も先般の私学大会では苦汁を飲みましたが、これから試合を重ね、
どんどん強くなっていけばいいなと思っております。

愛のクリック、いつもありがとうございます。
  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)今日は引退した中3と現在の中2を中心とした部員たちとの
     いわゆる「引退試合」が行われる予定でしたが、雨で流れました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

第3回英語教師塾が近づいてきた

Posted on: 2008年8月19日(火) 22:55

B社Y君

社会人になっても街中でこんな格好で遊んでいるB社Y君は素敵です。
その彼も参加する第3回英語教師塾が23・24日に行われます。

今回はベネッセやアルク、数研といった教育業界の方々も含め、過去
最多の約50名ほどが参加されます。

東京や鹿児島などからも来られる。熱心な先生がたばかりです。

場所は灘校の僕の教室でやるんですが、まぁホント楽しみです。

今回は読解総合(評論)・大意要約・小説の3題を用意しました。そして
その中から1つ選んで授業に参加された先生方にしていただきます。

大意要約の授業なんてしたことがないから、逆にやってみたいという、
非常にやる気のある先生方もいらっしゃいます。

うまく授業が出来なくていいのです。それで他の先生方から助言とか
苦言をいただき、それを事後の指導に生かせばいいのですからね。

予備校などでやっている、単に講師陣の授業を見るだけのものとは
違い、自分でやってみて、それを評価してもらうことに意味がある。

参加される先生方、よろしくお願いします。もちろん僕もやりますので
厳しいご意見を頂戴できればと思います。楽しみにしております。

愛のクリック、いつもありがとうございます。
  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)昨日の記事を読んで「やり方を変えねば!」とメールを下さった
     先生方もいらっしゃいますが、普段どおりにお願いしますね。

(追記)第4回は東京でやろうかなと考えております。

  


kimutatsu

読解力を高めるために、その3

Posted on: 2008年8月18日(月) 18:39

お言葉

今日は読解力を高めるために、その2」の続きです。長文読解を解くときに
いちいち全文を構造分析しながら読んでたら遅くなるのは自明ですよね。

ところがどうもそういうクセがついてしまっていて、だから大学に入った後に
ごっつい長い論文を読むときにも構造分析しながらでないと読めないという
大学生も結構多いそうです。それでは論文も本も読めっこありません。

我々が日本語で書かれた評論文を読む際に、日本語の構造を分析する
なんてことはしないはずです。これが主部でこれが述部で・・・なんてふうに。

ところが英語だとどうしてそういうふうにしか読めないんでしょうね?

その理由を考えてみました。

****************************

①  英文を読む習慣ができていないので、逐語的にしか読めない。

② 英文解釈をするときのクセが抜けきっていない。

③ 評論のパッセージの成り立ちを理解せずに読んでしまっている。

*****************************

まぁこんなところかなぁと思うんですが、他に理由ありますか?あるかな。

デカンショ祭り
(丹波篠山のデカンショ祭です)

で、いずれにしてもこういった人たちは日本語の評論を読むときも苦労して
おられるんじゃないのか?と思うんですが、どうだろう?

たとえば第1段落を読んでるときはいいんだけど、第5段落を読むあたりに
なると、第1段落や第2段落に何が書いてあったか覚えてない!

その原因は要するに、「筆者の言いたいこと」を掴もうとして読んでいない。

単語の意味や構文なんかを理解しようとするレベルから脱しきれていない。

例えば次の英文を読んでみて下さい。

*****************************

Whoever has to deal with young children learns
that too much sympathy is a mistake. 
Children readily understand that an adult who
is sometimes a little strict is best for them.

*****************************

これは来月頭に発売になる『東大英語基礎力マスターVol.5』から抜粋
したものです。問題1に掲載されているものです。

これを読む際に一番にしなければならないことは何か?

 

それは前から前から構文を取っていくことです!!!

 

と、答えた人は間違いです。正解は・・・

 

「筆者の言いたいことを掴み取ること」です。

 

単語の意味、文法の理解、文構造の分析といったものは、筆者の主張を
汲み取るためのツールなのです。だから単語や文法や構造分析力って
大事なのですが、それ自体が目的になっては意味がありません。

もちろん上の英文が下線部訳になっている場合には、一生懸命に構文を
分析して、ある程度は単語と構文に忠実に訳したほうがいいと思う。

でも長文の一部で下線も何も引かれていない場合にはさっと読んだうえで
「なるほど子どもに共感しすぎるのは良くないのか」と理解し、次の英文に
どんどん進んでいったほうがいいわけです。

もちろん下線が引かれていない部分に知らない語句があっても気にしない。
例えば上の文をもう一度違う形で提示してみましょう。

*****************************

Whoever has to ( ? ) with young children ( ? )
that too much ( ? ) is a mistake.
Children ( ? ) understand that an adult who
is ( ? ) a little strict is best for them.

*****************************

慣れないうちは構文を必死に取ってもらっていいのですが、上のように
空所に知らない単語があるとしても、「なんかよくわからないけど、どうも
子どもには厳しいほうがいいってことやな」と読めれば問題ない。

知らない単語があっても関係ない。知ってる単語から「筆者の言いたい
こと」を把握できれば問題ありません。

日本語の新聞を読むときだってそうですよね。例えば経済欄なんかだと
意味がよくわからない漢字があってもだいたい読める。

なぜかというと、それ以外のところからナントナクわかろうとする読み方が
備わっているからです。全ての言葉を知っている必要なんて全くない。

神戸の夜景

ではここで少し整理してみましょう。

*****************************

①与えられた長文を読む際は「筆者は何を言いたいのか」を把握すること
  を第1目標にして読み進める。とにかくどんどん読み進めること。

②下線部訳の部分でない限り、いちいち構文を取ろうとせずに読み進め
  知らない単語があれば無視して、他の部分から読み取ろうとする。

③ただし問題に関係する箇所、下線が引かれた箇所についてだけは
  単語の意味や構造分析を意識しながら精読する。

*****************************

構造を分析する練習ってのは、例えば『国立大学英語リーディング』では
なく、その前の段階で、例えば『ビジュアル英文解釈』などで練習する。

僕の友達である四天王寺高の大向先生も、高1高2あたりで英文解釈の
本を2冊は生徒たちに与えて潰させると仰っておられた。

それをやりながら長文に関しても高2あたりから与えるんやけど、解釈と
長文とでは、問題集の目的が大きく異なる。

ところがどちらも構文を取りながらでないと解けない、読めないというのは
もしかしたら学校と予備校のせいかもしれんが、訳し下ろしながら読まない
と授業ができないということでは、生徒たちもそういうクセがつく。

英文解釈用の問題集と長文読解用の問題集の切り口が同じでは意味が
ありません。前者はそれこそ長文の下線箇所を熟読するためのものだ。

長文を読む際に、下線を引いた場所や問題に関係のある箇所と、そうで
ない箇所とを同じ速度で同じ精密さで読む必要なんてないからね。

むしろ問題に関係のない箇所でよくわからんなぁというところがあったら、
全訳を見ながら、辞書をひきながら、『ロイヤル英文法』を調べながら、
どんどん補強すればいいと思う。

で、ここまで書いたけど、実はここまでが導入。

だから最初に言うたやん。めっちゃ長くなるよって。

とりあえずここまでは、長文を読む際は、下線部を訳すのと同じ読み方を
したらアカンのやなってわかってくれたらそれでいいのです。

具体的にどうやって読んでいけばいいのか。

それをするために大事なことは何か。

それについてはまた明日以降に書きます。楽しみにしておいてくださいね。

それと『東大英語基礎力マスター』Vol.5とVol.6の初稿が届きましたが
いずれも「実況講義篇」でして、僕の授業が再現されております。

ちょっと関西弁が混じっているところもあるけど、それはご容赦あれ(笑)。
「こんにちは、木村です。」から始めて、最後のメッセージまで、それこそ
授業CDを聞いている感覚でやってもらえたらいいなと思っています。

ホントにいつもありがとうございます。
  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)僕は高2の後半以降になると、長文も全部は読みません。
     英文解釈の授業なら全部読むけどね。

 

  


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

ACCESS COUNTER

Total 37890264 Hits!

▲PAGE TOP