KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

大変でしょ?って言わないで

Posted on: 2008年7月17日(木) 0:29

東大本郷

「キムタツさんは授業や部活動だけでなく、執筆や講演活動、ブログの更新など
いろいろやってはりますが、よく時間がありますね」とよく言われます。

でも普通の会社勤めをされている方などのほうが忙しいと思うんですよね・・・
僕も1年間だけ営業マンをやりましたが、その時は死にそうでした。

夏の暑いときでもネクタイをしめて、営業先では目の前で名刺を破られたり。
会社に戻ったら「契約取れたか」と尋ねられ、「いえ」と答えるとブツブツ言われ。

今は好きなことしかやってないですから、忙しいと言ったってたかが知れてる。
これで文句言うたら罰が当たるというものです。授業も野球も書き物もできる。

講演ってのは自発的にやってるわけじゃないですからね。頼まれてもないのに
自分から売り込んだりとか、そういうことは一切していないですので。

そうすると1日の大半を学校で過ごしておりますから(昨日は8時から21時半)
ということになると、執筆に充てる時間は23時ぐらいから27時ぐらいになる。

そして3~4時間寝て、また学校へ行くということになるわけですね。

だから「忙しい」と言うたって、学校でワイワイ言いながら楽しくやってますから、
あまりストレスも溜まりません。生徒たちも同僚も楽しい連中ですからねぇ。

なのに「大変でしょう?」と仰るのはなぜかと考えてみました。

そこで出した答えは・・・

 

たぶん僕に尋ねる方々こそが忙しくて大変なのではないか?

 

ということです。ご自分に僕を投影されて、考えていらっしゃるのではないかと。

今の自分でも大変なのに、ここに執筆とか講演とかが重なると、とんでもなく
大変なことになるとお考えになり、「こりゃキムタツも大変なのに違いない!」
なんてお思いになるんじゃないか?と考えたのですが、いかがでしょう?

ところが仕事ってそうじゃないです。

今の状態から「大変だろうから、授業はしなくていいよ」とか「野球は誰か他の
人に代わってもらおう」とか「執筆はいいよ」とか「読書は他の人に任せよう!
(あ、こりゃどう考えも無理だが)」なんてことになると、ストレスが溜まります。

今の自分の構成要素がどれかでも抜けるとつらい。

なぜならどれも楽しんでやってるから。

しかも英語教師塾やキムタツメーリングリストなどの活動が活性化してきてさ、
これがまたとてつもなく面白いことになっております。

ちなみにいま議論してるのが、「<like to do>と<like doing>の違い」です。
それから「largeとbigの違い」についてもメーリングリストが盛り上がっています。

若い頃は勉強とか仕事とかって大変でイヤやなぁと思っていましたが、44歳に
なった今、好きなことと勉強する機会とに囲まれているのは幸せだと感じます。

というわけで、皆さん、私に「大変でしょう?」と尋ねても、期待どおりの返事は
申し訳ありませんが返ってきません。「それがオモロイんですよ・・・」って感じで
その人にとっては面白くも何ともないことをヒタスラ聞かされる羽目に陥ります。

でもそれでいいのですね。

今のこの人生、1回しかないと思われるので(たぶんやけど)、それなら自分を
とことんまで高めて、とことんまで面白がらせて死のうかなと思っています。

そのためには繰り返しになりますが、今の僕の構成要素である「授業」「野球」
「執筆」「読書」「講演」「ブログ」「英語教師塾」「メーリス」のどれが抜けてもダメ。

もちろんベースにあるのは家族や友達との人間関係だったりするわけですが、
いざ「活動」という面だけに関して言えば、そういうことなのです。

楽しくやりましょう!せっかく与えられた人生ですからね!

おもろく頑張りましょう!(^-^)
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(追記)メーリングリストの先生方、よく勉強されていますねぇ。
     今日はmuch、many、a lot ofの使い方について質問を
     してみました。muchは肯定文では使われませんけれど
     manyは肯定文で使える頻度がmuchより高そうです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

最善を尽くすということ

Posted on: 2008年7月16日(水) 18:21

ガッツ猫

以前の職場で知り合った先生に「木村クンは豊臣秀吉みたいだ」と言われて
それがどういう意味なのかわからず、童門さんの本を読んだことがあります。

豊臣秀吉って人が面白いのは、いろんな場面で最善を尽くすんですね。

草履取りになったらなったで、馬番になったらなったで最善を尽くす。これは
なかなかできることじゃないんです。馬番か・・・と落ち込んだりする人が多い。

誰よりも勇ましく戦場を駆け巡り、相手の首級をあげることに懸命になる武士
の姿ってのは、たとえば映画『ラストサムライ』でも取り上げられたりしました。

なぜなら絵になるからですね。それが本来の仕事だから、武士のほうも必死。
今こそ自分の功績をあげるぞ!とばかりに一生懸命になります。

ところがそんな中、秀吉は馬番に任命されるのです。

そして豊臣秀吉は薄給なのに、その中から馬にやる人参を買って与えます。
そのせいで奥さんに愛想を尽かされることにもなるのです。

でも結果的に、織田信長亡き後に天下を取ったのは豊臣秀吉でした。

馬番に任命された時に「誰よりも凄い馬番になってやる」と思って最善を尽くした
秀吉の姿勢に学ぶところってあると思うんですよ。

誰に笑われても構わない。与えられた仕事に対して必死になる。

どんな状態になっても、目の前の仕事や勉強に対して最善を尽くすということ。
どんなに小さい物事にも、愚直なほど誠実に当たるということ。

それが「最善を尽くす」ということなんじゃないかなと思いますね。

何事にも真っ直ぐな心で取り組むことができ、更にその姿勢を継続させることが
できるならば、必ずや長い目で見れば、その人は成功することになります。

あいつ、何を必死になっとんねん!と周囲に揶揄してもらいましょう。
それぐらい懸命に最善を尽くしましょう。結果的に笑えればいいじゃないですか。

これからも頑張りましょう!(^-^)
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(追記)ちなみに私は長い目で人生を見る名人になりました。
     おかげで失敗する気がしません。必ず成功します。
     10年後ぐらいに成功していればいいかなと思います。
      それまでは誰に何を言われても頑張ろうと思います。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

東大英語基礎力マスターVol.3

Posted on: 2008年7月15日(火) 17:22

基礎力マスター

このブログのアクセス数ってどれぐらいあるのかなと思い、昨日の午前0時と
今日の午前0時のカウンターの数字をput downしてみたんです。

最近やっぱり夏休みとか模試前で減ってるなぁという実感があったのですが
だいたい9000アクセスでした。ありがとうございますm(__)m

この時期に9000もあるのは初めてですので、非常に喜んでおります。

さて・・・

先日の記事で、『東大英語基礎力マスターVol.2』について書きましたけれども
今日は基本文法篇(Vol.3)について書きたいと思います。

基礎力マスターVol.3

これもだいたい100ページぐらいから成る、非常に薄い本になっておりまして
時制から倒置や省略に至るまで14項目が取り上げられています。 

見た目はネクステージと同じですが、NEXTSTAGEよりは絞り込んであって、
NEXTSTAGEよりは例文のクオリティを上げたつもりなのです。

解説はできるだけシンプルに行ってあります。

Vol.1で中学英語の総復習をやった人が、Vol.2とVol.3を使って、基本と
なる単語と熟語と文法とをざっと復習できるようになっているわけです。

このVol.2とVol.3とをどれだけ頭に叩き込むかによって、英語の伸び代が
変わって参ります。単にこなしただけの人と、潰した人とでは全く違います。

特に高2や高3で英語の偏差値が伸び悩んでいる人は、Vol.2~4を徹底し
基礎力を100%に近いところまで刷り込んでしまうことです。

正直、Vol.4の基本構文篇ってのは英作文の基礎となる本なのですね。この
Vol.3で学習した英文法を使って、英作文のチカラを高めるために使います。

しかしその前の段階で、基本的な単語も熟語も文法もグラグラしているような
レベルの人たちは、いくら問題集をやっても意味がありません!

いいですか、意味がないのです!

いくら「過去問を2周した!」なんて言っても、身につく度合いは非常に低い!
ということになります。これは英語のプロなら誰でもわかることでしょう。

したがって僕の頭の中ではVol.2とVol.3はセットなのです。

できれば夏休みの間の中盤までにこの2冊は徹底的に繰り返して潰しておき、
その後にVol.4で英作文のチカラを身につけることです。

ガッツ猫
(岡山で見つけたガッツポーズをする猫です)

逆に言えば、英語の成績が大したことないという人の最大の原因ってのは、
まず高校レベルでは基本的な単語熟語と文法が覚えられてないことです。

単語集をやったとか文法の本をやったとか言っても、覚えてなければ意味が
ありませんよね。それは読んだり書いたりするためのツールなのです。

このVol.3は3回、文法を繰り返せるようになっています。文法ってのは
とにかく「反復命!」ですからね。反復する工夫を考えてみました。

1回目~3回目まで、やった日付けを書く欄があります。必ず3回やりましょう。

さらに、それぞれの14個の項目ごとに、現時点での正解率を書き込んでいき、
どの項目の正解率が一番高くて一番低いかが一目瞭然になるようになってる。

たとえばA君は「時制」は89%の正解率なんだけど、「比較」だと60%程度で、
「助動詞」だと30%ぐらいだということが一発でわかります。

そうすると自分の弱点がわかったわけですから、まず「時制」をやるよりも先に
「助動詞」をやってしまえば、全体の文法力はアップするはず!ですよね?

そういう仕組みになっているのです。

僕も勉強ができない生徒で、高校時代は下から2番だったので、「できない」
苦しみはわかります。気持ちもわかる。

でもなぜできないかというと、こういう基本的なことを覚えてないからなのです。
覚えればできるようになります。覚えるのは苦手なんて言わないで頑張ろう!

『東大英語リスニングSUPER』などに取り組めるようになっている人たちでも
最初はこういう基本的なことを辛抱して辛抱して反復していたのですよ。

覚えればきっとできるようになります。この本と、そして自分の可能性や能力を
ひたすら信じて取り組んでくださいね。絶対に英語はできるようになります。

絶対に英語は上がります。カラオケができれば上がります。
英語の勉強はカラオケみたいなもんです。がんばろうぜ!
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(追記)採点、だいぶ終わりました。三単現のSや名詞の複数形などが
     中心的な内容やったので、平均も下がるかなと思っていましたが
     学年平均が90点ぐらいだったので、少し安心しました。

   


kimutatsu

Excuse me.とSorryについて

Posted on: 2008年7月15日(火) 8:54

a bee

先般書きました、Excuse me.とSorryの違いについてですけれども
多くの方々からご意見を頂戴しました。おもしろかったです(^-^)

こういうのを議論するのが大事なのであって、受動的な学習ばかり
していてはつまらないですね。「本にこう書いてある」と言われてもね。

「その本は大丈夫なの?」ってことになります。

辞書だって人が書いたものですから、たくさんの間違いがあります。
辞書にも英語の間違い、たくさんあるんですよ。例文なんて間違いの宝庫。

だからいろんな英語のシーンを通じて、議論をする。そういった姿勢から
新しいものの考え方が発見されることになるわけですね。

Excuse meとSorryに関して、僕がメーリングリストに載せた説明をそのまま
コピーペイストしてみますね。皆さんもお考え下さい。

**************************

Excuse me.ってのは「誰かに迷惑をかける前に言う」
Sorry.ってのは「誰かに迷惑をかけた後に言う」
 
という違いがあります。言語ですから例外は山のようにありますけど。
たとえばアメリカなどでは相手の靴を踏んだ人が
“Excuse me.” (イギリスでは”Sorry.”)ということだってあります。
 
基本的にはExcuse me.ってのは何か相手に迷惑をかける前に使います。
 
なので誰かの前を通るときや、映画館で奥の席へ移動する際などに
Excuse me.といいながら通るのです。これをSorry.とやるのが日本人です。
 
ですから、今回のお題になっています、Excuse me, I’m so busy.ってのは
例えば考えられるのは、退席するときや退社するときに使えますね。
「すみません、お先です」って感じです。今から帰ることで相手に今から
迷惑をかけるかもしれないけどごめんねと言ってるんです。
 
これをSorry, I’m so busy.とすると、すでに誰かに何か誘われたのですね。
それを断るために「ごめんやけど忙しいんや」と言うてるわけです。
 
さらにexcuseには「退席を許す」という意味もあります。どこかに立ち去ったり
するときに「すみませんが、退席するのを許してくださいね」というニュアンスで
Excuse me.を使うこともできます。
 
Excuse me.は「迷惑をかける前」、そしてSorryは「迷惑をかけた後」と考えると
比較的使いやすいんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。

******************************

昨日の夜中にこの文章をMLに載せたので、誰からも反応がないのが(笑)
非常に寂しい木村なのですが、まぁこんな感じじゃないかなぁと。

この数日でチームキムタツに新しいメンバーが加わりました。誰でも入れる
というわけではありません。でも所属と名前とメルアドがわかれば入れる。

英語の教員や講師が対象で、そういった人たちを育てようという目的です。

英語の質問以外でも・・・

●英単語を生徒が覚えないけれども何か効果的な方法はないか
●読解の授業がうまくいかないが、何か効果的な方法はないか
●こういう英語の質問をされたがどのように答えればいいか
●much lessはあるがmuch moreはないというのは本当か

などなど聞きたいことがあれば誰かが投げかける。そうすると誰かが答える。

毎日のようにこのような英語の疑問とか、教え方の質問などが為されますが
顔の見えないもの同士であっても、スキル向上に向けて努力したいなと。

それがひいては日本の教育全体の資質向上に、多少なりとも貢献することに
なるんじゃないかなと思っております。

これからも頑張ります!
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(追記)体調万全ですが、最近僕を起こすものがあります。
     暑さ?違います。セミです、セミ!

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

kimutatsu

よし、失敗してやろう

Posted on: 2008年7月14日(月) 21:16

サーフィン

この写真、本当に気持ち良さそうじゃない?(笑) 僕もサーフィンやりたい。
え?できるのかって? できるわけない。だからやってみたい。

自分ができることしかやらないっていう姿勢では、いつまで経っても自分の
現時点の殻を破れず、変わり映えしない自分に飽きてしまいません?

いつもと違うお店に入ってみるワクワク感ってありますよね。

あれと同じで、やったことがないからやってみたいって気持ちって大事です。
特に大人になるとそういう気持ちになることが多いように思いますよね。

いつもはあのウィスキー飲んでるけど、今日はこっちのを注文してみよう。

いつもはあの道を曲がってるけど、今日はここで曲がってみよう。

いつもは自転車で通ってるけど、今日は歩いてみよう。

そういう姿勢で毎日過ごすうちに「何か」が見つかるものです。その「何か」が
新しい夢にリンクしていることが多々あります。

それは決して「新しいもの好き」という意味ではありません。陶芸したことない
という人が、遠足で陶芸体験教室に行ってからはまるということがあります。

沖縄に行ったことのなかった人が、修学旅行で1回行ってみてはまることも。

それと同じです。だから何かとチャンレンジしてみることが大事なのですね。

その際大事にしてほしいことは・・・

失敗することを怖れないということと、あえて失敗してみるということですね。
無難な道ばかり歩くのではなく、あえて面白そうな失敗しそうな道を歩くこと。

失敗したら笑い飛ばして、もう一度チャレンジしてみることです。

いけないのは・・・「だから最初からつまらないと思うって言うてたがな!」と
いうような姿勢ですね。これではまったく面白い人間になれるわけがない。

読書でもそう。

読んでもないくせに「俺は恋愛小説はどうも」とか「エッセイってつまらない」
なんて、いっぱしの口を利いて、評論家然とすることです。

エッセイがつまらないという人は、例えばタレントが書いたようなエッセイ等が
エッセイだと思い込んでいるケースがありますよね。

そういう人には遠藤周作さんのエッセイや、森有正さんのエッセイをお勧め
します。もちろん後者のエッセイは恐ろしく哲学的で難しいですけど。

何ごともトライしてみることです。そして「よし、失敗してやろう」とすることです。

そういった姿勢を通じて、人は年齢を重ねるうちに、おもろくなっていくのです。
年齢を重ねたら重ねたで、ええかっこせんと自分の殻を破り続けることです。

我々は死ぬからこそ、死ぬことを知っているからこそ、生きるのがおもろい。
生きている間に死んだふりをするのはやめて、おもろく生きていきましょう。

よし、ここは皆さん、ひとつみんなで失敗してみましょう。

人生、ホンマにおもろいですなぁ。
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(追記)体調万全です。ご心配をおかけいたしました。

 
    

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

東大英語基礎力マスターVol.2

Posted on: 2008年7月14日(月) 0:30

基礎力マスター続篇

東大英語基礎力マスターのVol.2・3・4が17日に発売になりますけれども、
それぞれの概要について書いておいたほうがいいのかなという気がします。

以前、地方の書店には置かれてないというコメントを頂戴したので(>_<)
これを読んで「いいな」と思われたら、アマゾンなりで買ってくださいね。

そういえば、この前さ、我が家の近くの阪神御影駅前にある大きい書店に
行ってみたのですが・・・ワンフロア全部が書店という大きい書店ですが・・・

置いてないし! (@。@;)

アルクの本は申し訳程度に置いてあったのですが、基礎力マスターは1冊も
置いていませんでした。まぁ、このあたりって御影高校しかないからなぁ。

でも置いてほしかった。地元やん・・・(┬┬_┬┬)

おーい!メトロ書店さぁん!頼むわぁ!

_| ̄|○  _| ̄|○ _| ̄|○

さて・・・気を取り直し、まずは『東大英語基礎力マスターVol.2』からです。

Vol.2は高校レベルの基本的な単語と熟語が載っている本でありまして、
だからある程度の語彙や熟語を知っている人は買う必要ありません。

著者が「買わなくていい」と言ってるんだから、信憑性高いやろ?(笑)

語彙力がなくて、熟語も覚えてないという、悲惨を極めている人向けの(笑)
本なのです。アマゾンの書評に「これでは足りない!使えん!」と書かれそう。

書かれていい。書いた人はよくわかっておられる。でもセンター試験において
ある程度の点数を取りたい人は、この単語熟語は絶対!ってレベルです。

だからすでにセンター試験の英語で、高得点が取れるレベルの語彙力が
すでに身についている受験生は絶対に買わなくていいです。絶対に!

つまり、センターの英語で点が取れない人だけ買うように。

キクタンやキクジュクのレベルの、いわゆる基本的な単語と熟語のなかで
特にこれは重要だなと思われたものを全てピックアップしてあります。

夕刻

10日間完成になっていて、例えば初日で基本的な名詞を覚えていきます。
2日目以降は動詞や形容詞が、あるいは熟語が出てくるわけです。

単語を隠して意味がいえるようになったら、次はチャンクページを開けます。

そこには言うなれば『システム英単語』に載ってるような、ミニマルフレーズ
とかセンテンスが載ってありますので、それで知識を確認していきます。

まずは英語を見て、レッドシートで意味を隠しながらフレーズ全体が訳せる
かどうかをチェック。それができたら次は日本語を見て、英語が言えるかを
チェックしていきます。そして何日かに1回、簡単な確認テストがあります。

単語は名詞、動詞、形容詞、多義語に分かれています。例えばterm等は
名詞ではなく、多義語のところに掲載されているのです。

単語が終わったら次は熟語。

同じように進んでいきます。単語に比べるとセンターレベルで必要な熟語は
極めて少ないので(単語に比べると、やけどね)比較的楽ですね。

Vol.2

で、肝心のコンセプトですけれども、要するに、このブログのコメント欄でも
しょっちゅう英語の勉強法について聞く人がいるのですが、ちょっと待てと。

英語の勉強法とか何とか言う前の段階で、早い話がこのレベルの単語や
熟語を知らなかったら勉強法を知っても意味がないでってことなのです。

勉強法とか解法はVol.5とか6とかで解説していくことになりますけれども、
それ以前の段階で、持っておくべき知識がない人は英語できませんからね。

日本語に置き換えて考えてみると、漢字をろくに知らない人が、現代文の
成績がいいわけないよね。そんな人が小論文書けるわけないでしょう。

英語だって何語だって同じです。

基本的な言葉を知らないで、どうして言語の力が上達するでしょうか?
(いや、するはずがない=修辞疑問=反語)

だから、最低限、これだけの単語や熟語は知っておかないとダメですよ!
という思いで作った本だと考えておいてほしいのです。

上に書きましたとおり、すでにある程度の英語力がある人からご覧になると
「なんだ、こんなレベルの単語や熟語集」ってことになるんだろうと思う。

だけどセンター試験で高得点取れない人たちは、絶対に!これをやれ!!

そういうコンセプトというか、思いを込めて作った本です。

単語集がたくさんあってどうしようかなと思っている人で、手っ取り早く点数を
上げたいなと思っている人は買って、そしてやりこんでみてくださいね。

単語集も熟語集も買ったらちょっと高くつきますが、これだと両方入ってて、
値段は800円(だと思う。実はよく知らないけど)。

単語力や熟語力のない人が文章を読めたり書けたりできるわけないわな。
受験生、あるいは高1・高2生徒で成績悪い人は確実に潰してほしいな。

皆さん、本当に頑張ってください。
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(追記)単語力が身に付くだけで、かなり成績が上がるのにもったいない。
    

 


kimutatsu

Excuse me.とSorry.の違いは?

Posted on: 2008年7月13日(日) 14:21

出水高校

英語の問題です(っていうか、今日のチームキムタツのMLに出した問題)。
受験生のみんなも一緒に考えてみよう!

*************************

Excuse me, I’m so busy.
Sorry, I’m so busy.

この2つの違いを説明してください。

*************************

まぁいろんな場面が考えられるとは思うんですけどね。

日本語の「すみません」って、時としては「ありがとう」の意味にもなります。
英語のExcuse me.とSorry.は同じ意味を表すこともあれば違うこともある。

ここではこの2文の意味は異なりますが、ではどういう場面で使われますか。
一度考えてみてくださいね。よろしくお願いします。

では採点しまぁす!

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(追記)こんなクイズがほぼ毎日届くキムタツメーリングリスト、
     参加資格は「教員」か「講師」であります。
     みんなようやくグーグルを利用する習慣がついたので
     よかったなぁと思い始めております。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

kimutatsu

本好きに本を与えるとこうなる

Posted on: 2008年7月13日(日) 11:13

初台

今、コメントに返事を書き終えました。ちょっと今回は溜め過ぎてしまい、
大変失礼いたしました。いやいや、それでも返事をした俺、エライ(笑)。

自分で言うな!\( `ロ´)/

午後から採点しようかなと思いつつ、自宅ではしにくいかなぁとも思って
それなら学校へ行こうかなと、ぼんやりした頭で考えております。

なぜぼんやりしてるかというと・・・

昨日買ってきた本ね。実は・・・朝4時ぐらいまで読んでたm(__)m

『親の品格』を2回、『ルポ 児童虐待』と『一日一話』を1回ずつ読んだ。
『親の品格』はもう読むこともない。

体調悪いなら早く寝ろ!というお叱りの声が聞こえてきそうですけれども
本好きな人に本を与えるとこうなります・・・って、与えたのは自分ですが。

最近、中島孝志さんの『インテリジェンス読書術』も読みましたが、これは
読書の好きな人ならば、うんうんと頷きながら読めますよ。お勧め。

中島さん、年間に3000冊の本を読まれる(というか厳密には買われる)
そうなんですが、そのペースを保とうと思うと速読術では無理ですね。

速読ではなく「読み方」を知らないと無理です。

僕は今年の年頭に「100冊読破」を目標に掲げました。この数字って
適当に書いたのですが、これは軽くクリアできそうになってきました。

でもやはり僕も忙しいので、速読術みたいなのでは無理なのです。

たとえば本を選ぶときには「前書き→目次→あとがき」の順に読みます。
そこで概要を知っておきます。それから小見出しを大事にします。

目を動かすときにはだいたい4~6行ずつ読みます。「ここ!」と思ったら
付箋を貼り付けます。そしてノートに転記、あるいは携帯で写真を撮る。

付箋は後からはがせますし、撮った写真は転記した後は消去しますから
非常に便利ですよね。もうすぐボイスレコーダーも買おうと思ってます。

そうすれば「お!」と思った箇所を読んで録音しておき、ノートに転記する
ことが可能になりますからね。大事な場所は忘れずに抜き出すことです。

速読って速く読むことが大事なのじゃないと思います。

速く筆者の言いたい箇所を見つけることが大事なんじゃないかと。

というわけで(笑)すでに3冊読んでしまったので、また明日にでも書店に
行ってこようと思っています。採点ももちろん頑張らないとあきませんね。

体調はだいぶ戻ってきた。気合いが足りないから風邪なんかひくのです。
松下幸之助さんの「体調管理も仕事のうち」という言葉に頭を垂れました。

これからも頑張ります(^-^)
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(追記)しかし自己啓発系の本と「~する方法」が売れていますね。
    若い人たち、自己啓発系は読みすぎたらダメですよ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

今日で期末考査も終わり

Posted on: 2008年7月12日(土) 21:42

笑え笑え!

今日で期末考査が終わり、実質的に夏休みに突入しました。明日から
3連休の後、生徒たちのスポーツ大会と答案返却と終業式のみです。

スポーツ大会は生徒たちがやるものなので、教員はNo Touch!です。

なので明日から4日間で採点をしあげればいいわけで、これは楽勝。
なんとか体調を元に戻して頑張らないとあきません。

今日は野球部の新チームのミーティングを行い、夏休みの練習日程や
今後の方針などについて話し合いました。

灘校は開校して80年の学校ですが、野球部が中学と高校に分かれて
練習や試合を別々にし始めてからは、それほど経っていないのですね。

だから年々進化し続ける野球部でありたいと。

今年からボールに太字のマジックでナンバリングをすることになりました。
1球もムダにしたくないという思いで、始めることになりました。

ボールがなくなると「○番のボールがなくなりました」という報告がなされ、
それにしたがって新しいボールにはその番号が記された上で追加される
ことになりました。こうすればボールはなくなりにくくなります。

それを選手たち自身が言ってきてくれたので嬉しかったですね。

もともと(当たり前ですが)バットを寝かさない、バットやグラブを跨がない
といった「道具に感謝をする」という姿勢だけは口を酸っぱくして言い続け
多くの選手たちが守ってきてくれました。

何かの折りにバットを跨いだりする選手がいると、その場所まで戻らせ、
「バットに謝れ!」と怒り、「すみませんでした」と頭を下げたものです。

今年からはさらに徹底しようということになりました。

素晴らしいことです。うちは開成ほど強い野球部ではありませんけれども
いつかは1回戦や2回戦ぐらいなら楽勝でクリアできるようなチーム作りを
野球部の顧問および選手たち全員で作っていきたいなと思っています。

ジュンク堂書店さん

体調はすぐれませんが、選手たちの姿勢を見て、気分よく帰宅しました。
夕方は体力をつけないとという思いもあり、近くの書店まで歩きました。

昨日は試験監督から帰ってひたすら横になっていたので、1日で3冊の
本が読めました。病気するのも悪くないなとポジティブに考えていました。

ちなみに今日、僕が買った本は・・・

● 『親の品格』 坂東真理子 PHP新書
● 『ニーチェ』 清水真木 講談社選書メチエ
● 『ルポ 児童虐待』 朝日新聞大阪本社編集局
● 『松下幸之助一日一話』 PHP総合研究所
● 『年収崩壊』 森永卓郎 角川SSC新書
● 『アメリカ最強のエリート教育』 釣島平三郎 講談社+α新書
● 『発達障害と子どもたち』 山崎晃資 講談社+α新書

相変わらず分野的にはバラッバラの選択・・・(;・へ・)

若干、教育系が多いか・・・なにせ書店にいくと普通に3時間ぐらいはいて
読んでみたろと思った本を片っ端から取っていくことになるので。

実は今回は『親の品格』を買うのがメインパーパスでした。

確かに売れてるけど、あまりに評判が悪い本なので、どの程度の悪書か
ちょっと読んでみようと思ったので書店に行ったのですね。

先ほど小一時間ほどかけて読みましたが・・・

読みましたが・・・確かにこりゃちょっと・・・ですねぇ。

う~ん・・・これは・・・ちゃんと子育てしてない人が書いたな・・・あきらかに。

確かに教育的理想像が書かれてはいるけど、何のリサーチにも経験にも
基づいていないのが明白で、言葉が薄いですねぇ。

残念でした。

まぁしかしね、本ってのは書評を読んで「良くないらしいから読まない」って
姿勢でいると、いつまで経っても良書には巡り会えません。

インテリジェンスを散歩させる意味でもいろんなフィールドの本を、数多く
読んでみることです。そしてそれを自分の経験に生かすことですね。

僕も実は保護者というか、親向けの本を書いています。

よろしければまたお読みいただき、ご批評くだされば幸いですけれども
ご批評いただけるよう(つまり出版の日の目を見ることができるように)
がんばりたいと思っています。

熱は平熱に下がり、ご飯も少しずつ食べられるようになってきました。 
全身のじんましんが治まれば、灼熱のグラウンドでノックもできるでしょう。

これからも頑張ります(^-^)
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(追記)コメントが放置されていますが、読んでいますからねm(__)m
     返事は少しお待ちください。

(追記)英語教員のメーリスに入りたいというコメントをくださった先生、
     すみませんが、このHPの問い合わせ欄からメールを下さい。
     お電話させていただきますので。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

体調不良の巻

Posted on: 2008年7月11日(金) 8:46

元気出さな

昨日は高校野球部が夏の予選で16年ぶりの勝利を飾りました!(^-^) 

選手諸君、おめでとう!

私も某所から試合に間に合うように戻ってきたのですが・・・

昼前ぐらいからお腹が重いなぁと思っていたら、何とも言えないお腹の鈍痛と
吐き気とが襲ってきて、そのまま朝まで伏せっておりました(>_<)

途中で「救急車呼ぶしかないか・・・」と思うぐらいに苦しい瞬間もありましたが、
ナントカ耐えておりました。こういうときにウィダーインゼリー、便利ですね。

熱は下がったので学校には来ました。

と、悪いことばかり書いておりますが、お陰で体重が1キロ半落ちました(笑)。
まぁ気をつけないとあかんですね。学校の帰りに医者行ってきます。

高校野球部初戦突破おめでとう&木村頑張れのクリックを
よろしくお願いできませんでしょうか(>_<)
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(追記)連絡をくれてる編集者の皆さん、すみませんがそういうことで・・・

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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