4月30日。昨日のポストでGWは家にいてと書いたが、仕事は別である。今日は東京の昭和女子大附属中学校高等学校で計5コマの講演であった。中学生には『ユメタン』を使った英語の瞬間英作文の方法や今後の人生について、高校生には長文読解やリスニングの勉強法について、それぞれ50分ずつ話をした。
先日から咳が止まらないのでのど飴をなめながらの講演となった。5コマは大丈夫かなと思われたが、真下校長先生や英語科の近藤先生の支えもあって、なんとか乗り切った。多少は声が割れていたのは気にするほどのことでもなかろう。生徒たちは極めて真面目に聞いてくれた。とてもいい学校である。
ただ、これは生徒たちにも話したのだけれど、真面目だから人生うまくいくというものではない。そりゃあ不真面目ではどうしようもないが、真面目に人の言うことを聞いているだけで人生を乗り切っていけるものではない。自分で自分の人生計画を立て、そのための準備を始めなければならない。
大学には行ったほうがいいとは思うが、大学だってピンキリである。海外の大学に進む生徒もいるだろうが、それにしたってピンキリ。大切なのは自分の意識と行動と自分のレベルアップである。そのためには勉強する以外に方法はない。
放課後は東大を志望する生徒たちに英語の授業をしたが、模試とともに返却されてくる成績表に記載されている、誰が決めたかわからない記号に人生を決定してもらうのではなく、自分の意志と実力で力強く生きていってもらいたいと願う。間違っても偏差値や判定にほいほい従う阿呆であってほしくない。
真面目ないい子というのは、確かに悪くはないが、他に褒めるところがないから「真面目ないい子」と表現することも多々ある。粗があってもいい。がつがつしていていい。自分の目標に向かって、着実に歩いていってもらいたいものだ。先生方にはいつもながらお世話になった。心から感謝申し上げたい。
木村達哉
追記
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