5月3日。このブログはコメント欄がないのだけれど、FacebookやXやInstagramにコメントをくださる方々がおられ、それなりに交流を楽しんでいる。知らない人との繋がりだったのが現実にお会いするようになったというケースもある。SNSは悪いことばかりではない。
20年前にチームキムタツ(TK)を作った。いい授業ができるいい先生になっていただきたいという思いで作ったボランティア団体である。あちこちで無料勉強会を開催し、先生方同士が繋がるようになった。九州の勉強会に東京の先生方が参加されたり、広島のに九州の先生方がおいでになったり。
思えばこんなにぐうたらで出不精な人間だけれど、積極的に動いた結果として、SNSなりTKなりで人と繋がれるようになった。そのおかげでけっこう幸せな生活を送るようになった。今日も何人かの先生方からお礼のご連絡を頂戴したが、ありがとうございますと言い合える人間関係は素敵だ。
聖光学院の佐藤先生やラ・サールの丸山先生、あるいは神田外語大学の柴原先生のように、一緒に本を創った先生もおられる。出会いが生み出した本というのもなかなかに素敵だと思う。今日はそうした先生方のひとりとまた一緒に本を出すことになり、原稿のやり取りをした。ありがたい話である。
人と人とが出会ってしばらく経つと、時として化学反応が起こる。一瞬で消える反応もあれば、かなり持続するものもある。別のなにかを生み出す反応もあって面白い。大事なのは、意識して持続させようとする努力だと思っている。
自然と長続きする反応は少なく、双方が着実に連絡を取り合うことで何かが生まれるのである。どちらかがサボると続かないのが人間関係。その点で、一緒に本を創ろうという話が出るような先生とは一生の付き合いになる。本を出して終わりではないからだ。
上記の佐藤先生と丸山先生とは毎年夏に指導者向けの超ロングセミナーをご一緒しているが、今年も8月12日に開催することになった。朝から夕方まで、休憩を含めると7時間8時間のセミナーだが、参加者も含めて充実感は半端ない。語彙指導・文法指導からリスニングやスピーキング指導まで、今年も英語の指導について微に入り細を穿つ説明をさせていただこうと思う。オンラインではあるが、また極めて多くの先生方にお会いするのが楽しみである。
木村達哉
追記
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