5月9日。昨日のポストに書いたとおり、今日は高知でゴルフ。このポストを書いているのは自宅に帰ってからだが、実に楽しくて充実した高知ステイであった。高知高校のPTAの方には心から感謝申し上げたい。招待状がなければ(ビジターの私たち夫婦には)一生プレーできないゴルフ場でゴルフをさせてもらえた。
そういえば、今では北海道から沖縄まで各地で講演をさせていただく身となったが、人生初講演が高知であったのを思い出した。ある教育系企業から依頼され、高知の先生方を相手に金屏風やシャンデリア輝くホテルの広いホールで、心臓をばっくんばっくんさせながら話したように思う。
懇親会では参加者の先生方が非常に楽しい時間を与えてくださった。講演がお役に立ったのかどうかは甚だ疑問ではあるけれども、手に手に拙著(当時は1冊か2冊しか著作がなかった)を掲げ、持ってきたよ!と笑いながら、そして当たり前のようにもう片方の手にはとっくりを持って、近づいてこられた。
サインペンを携行していなかった私は会場のお店にお借りすることになった。著作を出すとペンが要ることと知ったのは高知の夜である。それ以来、サインペンは常に鞄に入れている。
さて、今日の高知はあいにく雨の予報であった。高知市から南国市にのびる無料高速道路で車を走らせながら、いつから降り出すかなとかせめて午前中はもてばいいよねなどと話しているうちにKOCHI黒潮カントリークラブに到着。嬉さのあまり脳が変になっているのか、ここかしこで意味なく写真を撮り始める妻。
カシオワールドオープンが行われる場所だけのことはあるなと何度言っただろう。ここで青木功や松山英樹が優勝トロフィーを掲げたんだなと思うと喜びは一入で、途中から小雨が降りだしたがそれもまたよしと18ホール気分良くプレーすることになった。終了後はレストランでゆっくりと昼食をいただいた。
何歳になってもできるスポーツだからと、妻に無理を言って始めさせたゴルフだが、高知高校のおかげでいい思いをさせていただいた。感謝を忘れず、またの機会があればお礼を直接申し上げたく思う。生きていると、そりゃしんどいことも多々あるけれど、こういう思いをさせていただけることだってある。
ちょっとした、否、今日のゴルフはちょっとしたというものでは決してないのだけれど、小さな幸せを敏感に感じながら、これからも笑顔で生きていきたい。
木村達哉
追記
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