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英語を話せるようになるためには

2025.06.15(日) 08:00

6月15日。新潟から帰宅。セミナーの参加者には、英語を話す(英語で話す)ためにはどういう条件が要るだろうと考えていただき、実際に灘校での授業動画をいくつか見ていただいた。今日から勉強を始めて明日話せるようになるというものではない。話す経験を積んでいくと、気が付いたら口から英語が出てくるのである。

ちなみに私の場合、専ら自分の部屋と風呂で英語を話している。妻も英語はできるほうだが、さすがに日本人同士、英語で会話をするのは不自然だ。不自然なものは長続きしない。長続きしないと力は絶対につかない。一番自然なものは独り言である。部屋でしばらく英語を話したり、風呂で話したりしている。いずれにせよ、英語を話せるようになるには、英語で話す時間を劇的に増やすことである。

問題は「何を話すねん」のほうである。海外で尋ねられるのはだいたい日本についてであるから、日本を話せるように練習しておくのが良いのではないか。「日本の学校では部活動ってのがあるらしいが、どういうものなのだ?」や「どんどん海外に移住する日本人が増えているが、キミはどう考えておるのだ?」といったものである。

Gakkenからスピーキングの本を二冊出したが、おおむね好評ということだから、学校も塾も捨てたものではない。なんだかんだでみんな英語が話したいはずなのだ。穴埋めや下線部訳ばかりではまったく面白くない。英語でなんだかんだと話せるようになればどれだけ素敵なのだろう。

拙著のBOOK1は自分について話せるように、BOOK2は日本について話せるように、という願いを込めて作った。自分の趣味や生まれについて話せるようにしておくことは大切であるし、日本について話せるようにしておくのも言うに及ばずである。いくら偏差値80でも、話せないのであれば「英語ができないヒト」である。

残念ながらこの本は学校と塾の専売品だということ。学校によっては自由英作文の教材としてお使いだそうだけれど、著者としてはどんどん生徒たちに英語で話してほしいと思っているし、話すための準備については本書に書いたつもりである。こちらから取り寄せることができるので、指導者の皆さんは是非。

木村達哉

追記
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