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Home Again:Back to Japan

2025.07.08(火) 04:00

7月8日、アメリカから帰国。羽田空港経由で伊丹空港まで戻ってくるとなんとなくほっとした。レンタルしていた海外で使えるWi-Fiを返却ボックスに放り込み、タクシーに乗り込んだ。特に事件らしい事件がなかったのは物書きにとってはネタがなかったということだから残念だが、この年齢の旅行にとってはまさに「無事に」ということになろう。

なにかとラッキーな旅だった。変更できないフライトだったのに雷が近づいているというので3時間早い便に変更してもらえた。野生のアザラシを見ることができた。置き忘れた愛用の帽子をとってくださっていた。

加えて、西南学院の田中君が紹介してくれたおかげで、Olivet Baptist Churchの日曜礼拝に参加することができた。渡辺牧師(画像)や沖縄移民の方々から実に心温まる歓待を賜った。吾輩も妻も涙目であった。歳を重ねるにつれ、人さまからの施しが心にしみる。

別にけちっているわけではない。健康を考えて、朝ごはんと晩ごはんは自炊をした。「した」と言っても吾輩が腕をふるったわけではない。時差ぼけや長距離ウォーキングで疲れているのに、ホテルの部屋で料理を作ってくれた妻には心から感謝をしとる。吾輩は少しも手伝わなかった。申し訳ないが、おかげで本を読んだり書いたりに専念できた。

日本はいいな。本当にそう思う。
しかし、この一週間のポストに書いたが、改善してもいいんじゃないかと思うところも多々ある。過去を悔やみ、現在に疲弊し、未来に怯えている日本人のなんと多いことだろう。国民の代表者である政治家を信じられず、したがって選挙に行かず、だから社会状況がどんどん悪化する。

国民たちはスタンドから試合を眺めることしかできん。選挙のときにだけグラウンドに降りることを許される。しかし、降りてこない国民が半数以上いる。選手を動かす機会を自ら放棄する。保守的といえば聞こえもいいが、悪い状態が守られ続ける保守には意味などない。

アメリカにいて、自分の人生と祖国日本を見続けることになった。どう生きるかを考え、なにを為すかを考えた。エネルギーは完全に充填されて、タンクはぱんぱんの状態である。明日からしっかり走れそうだ。

木村達哉

追記
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