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日本は良い国だと思うけれど

2025.07.09(水) 09:00

7月9日。日本はいいな。住み慣れているからそう思うのだろうな。たまに故郷に戻ると同じ感慨に浸るが、それに似とる。あえて悪いところを探そうとする輩もおるが、30%の悪いところがあっても70%がよければ合格である。夫婦と同じだ。

ただ、日本は暑すぎる。暑いというより蒸し暑い。詳しいことはわからんが、沖縄以外の地域もすでに亜熱帯になっとるんじゃないか。場所によっては朝の気温が20℃台のところもあるらしいが、北海道のあちこちで40℃近い気温を記録したという報道を見るに、このままでいいのかなと思う。孫たちが成人する頃にはさらに暑くなっとるんだろうか。

暑くていいのは海水浴やプールを楽しむ子どもたちぐらいだ。暮らしやすさと気温や湿度には相関関係があると吾輩は思っとるが、今の日本は果たして暮らしやすい国だと言えるのだろうか。そう言えば、以前なら堂々と「日本の四季は美しい」と言っていたのが、この何年間も秋がほとんどない。今年は梅雨も一瞬であった。

気温だけではない。
日本の場合、人不足が甚だしい。教員不足、警官不足、国防を担う自衛隊も定員割れである。AIがあるから大丈夫とのたまう輩がいるが、日本の生成AI使用率は先進国の中で最下位である。そもそもAIに仕事を任せてたら、もう後戻りはできない。

阪神高速道路はETC専用を増やしている。スーパーやコンビニではセルフレジが増えている。人不足の国で人が要らなくなっていくのは悪いことではないのだろうが、セルフが闊歩すると困るのは人ではないだろうか。AIの書いた文章には、今のところ味もそっけもないが、そのうち完璧な文章を作るようになれば、吾輩も要らなくなる。

日本は良い国だなと思う。ただ、暑すぎるのと人が極端にいなくなっているのは気になる。2040年、吾輩は76歳になるが、その頃には現在より1500万人ほど減るらしい。つまり東京都が消えることになる。その頃の日本を想像せず、なんとかなるだろうと高を括って生きるほどの勇気はない。それなりに準備をしつつ生きている。

木村達哉

追記
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