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フォーティートゥ

2025.07.19(土) 11:00

7月19日。神戸市立のある中学校で校長先生をされている伊東先生からのご依頼で講演。フォーティートゥという名前の勉強会であるが、その名前はジャッキー・ロビンソンに由来しているんですと彼から伺った。ロビンソンといえば、大リーグ初のアフリカ系アメリカ人選手である。

ロビンソンが付けていた背番号「42」は、彼の偉大な功績を称え、メジャーリーグ全球団共通の永久欠番となっているのはご存じのとおり。単なる野球選手というだけでなく、社会に多大なる影響を及ぼした歴史上の人物として今も多くの人びとから尊敬されている。

さて、そのフォーティートゥの勉強会、土曜日の夜ということだし、公立中学校の先生方もお忙しいだろうから参加者は少ないだろうなと思っていたが、会場は満席であった。灘校の野球部顧問時代、神戸市公式審判員としてご一緒した先生方も何人かいらっしゃっていた。講師が木村さんだと聞いたので参加しましたと言ってくださった先生方も。

大人になっても学び続けるための教育ってどういうものかについて話してくれと依頼された。それまであまり考えたことがなかったので、昨日のポストに書いたとおり、資料はじっくり考えて作った。特に、灘中学校1年生の生徒たちに、なんのために勉強するのかをよく話したが、要はそういう話をした。

大人になると勉強したくなる。成長したくなる。誰かの役に立ちたいという気持ちが強くなる。生きた証しを遺したくなる。そのためには勉強して自分のレベルをとことんまで上げるよりほかにない。生徒たちが勉強を嫌いだというのは、人生で何を為したいのかを考えず、機械的に登校するからではないか。やらされる勉強を面白がる人間はおらんだろう。

終了後、多くの先生方から声をかけていただいた。お礼のメールをくださった先生方も。
忙しい忙しいと言うてんと、我々こそしっかりと学び、幸せに生きている姿を生徒たちに見せびらかさんとあかん。師弟関係において、師匠が疲れていては弟子が伸びるわけがない。大人こそキラキラと輝かねばならん。そういう話をしたのだが、多少でも人生を考える機会になったのであれば幸甚である。

木村達哉

追記
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