7月28日。北海道から朝一番の飛行機で帰宅。拙セミナーにおいでくださった釧路北陽高校の先生から、秋に釧路市で講演をお願いしたいというご依頼を頂戴した。釧路の大川先生はいつもながら『ユメタン』をご採用くださっているらしいし、できれば釧路湿原を見てみたいし、ぜひお願いしますと頭を下げた。
それはそれとして、いよいよ明日である。教え子の音楽家、園田涼(こんな人)から連絡があり「先生、小説の執筆を始められたんですか」と言うので、英語教員から小説家になられた夏目先生を目指して修行の身であることを伝えた。そうしたら、ある直木賞作家を紹介するので一緒に飲みましょうとの返信が届いた。
明日のブログに書くことになるが、吾輩、どうにも緊張しとる。手と足が一緒に出る。千人以上のひとの前で講演をするときでも緊張などせんが、明日のことを考えるだに汗が出る。いいところを見せようなどと思わんことやな。普段どおりの自分を見ていただき、普段どおりに話して、気に入っていただければラッキーぐらいに思っておこう。
小学生の頃からずっと小説に浸ってきた。つまらん授業中は太宰先生の本を開き、怒られても止めず、小4のときに将来は作家になるぞと決めた。芥川先生にも夏目先生にもお世話になった。遠藤先生の母校で働けるようになるとはつゆも思わんかった。ここで遠藤先生が学ばれたのかと思うと、どきどきが止まらんかった。
名前を存じ上げない小説家の方にはお会いしてきたが、自分が常日頃読んでいる小説をお書きになった小説家の方にお会いするのは初めて。それだけで口から胃が飛び出してきそうな思いを一週間ほど前からしている。
吾輩、緊張するんやな。
自分でも不思議な感覚である。事前にどんな方なのかを調べると新鮮味が薄れるので、あえてウィキペディアなども開かん。ただひたすらに著作を読み、彼女の感覚に触れ続けようと思っているところである。
ああ、緊張してきた。明日は東京である。
木村達哉
追記
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