8月7日。沼津市の加藤学園高等学校を訪問した。学校長、教頭、進路指導部、英語科の先生方がお集まりになり、これからの学校運営に関していろいろと意見を聞かせていただきたいということだった。同校は野球部が甲子園出場するなど、部活動が熱心な学校として知られているが、進学実績を伸ばしていきたいとの思いを持たれている。
模擬テストの成績を拝見し、西大和学園と灘校での経験から、アドバイスというと上から目線だと思われるかもしれないけれど、要は思うところを述べさせていただいた。同校は私学である。教科書を使わねばならないわけではない。余計な模試などは自由にカットできる。できるだけ工夫し、自由な方法で生徒たちの弱点を消していくことができる。
よく勘違いされることだが、教科書だって単位名(コミュニケーション英語など)だって、私学は独自路線で構わない。灘校にしても他の進学校にしても、授業や評価の単位名は「英語」や「数学」である。「論理・表現」などといった単位は存在しないし、評価のAだのBだのも存在しない。
新入生が中学の内容もまともにできないと思うのであれば、夏までは中学の復習に完全に舵をきることだって可能だろう。高校の内容は二学期から始めればいいのである。中学の内容をかなり習得した状態であれば、生徒たちも自信を持って高校の範囲に入っていけるはずだ。
中学の範囲をやっているから7月の模試が心配だと思うのなら、模試をカットすればいい。そもそも高1の7月の模試などなんの意味もない。入学からほとんど教わっていない状態で実力テストを受けるぐらいなら、期末考査でできなかったところを再復習する時間をとるほうが効果は高くなる。
などなど、思うところを自由に話した。4月に続いて二度目の訪問だが、もしかすると今後はお付き合いが深くなるかもしれないなと思いながら帰ってきた。帰りは富士山がよく見えたので、1号線をゆっくりと走った。この時期、雲がかかっていない富士山は貴重だ。非常に気持ちのいい先生方が多い学校だったし、富士山が見えたし、今日はいい日になった。
木村達哉
追記
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