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本棚

2025.08.14(木) 11:35

8月14日。本棚を整理した。先月末に江國香織さんとお会いして朝まで飲んだのが明らかに影響しとる。我が家の本棚が江國作品で溢れんばかりに、否、溢れとる。このままだと他の本を置いておけんことになるなと判断し、明らかにもう読まないであろう本、特にノンフィクションやハウツー本は処分することにした。

アメリカ教育やドイツ教育、フィンランド教育などの本ももう時代遅れやな。そう思って段ボール箱に詰めた。どうしても捨てられない、たとえばキュブラー・ロス博士の死後の世界を書いた本などは再読する可能性が高いので残すにしても、新書の場合には出てから3年も経つと今は昔となる。時代はどんどん変化しとるのだから当然なり。

たとえば、すでにアクティブラーニングなんていう単語は誰も使わん。オールイングリッシュ然り。文科省が思いつきで決めた政策を妄信して足元をすくわれる先生方もすでに少数派となっている。先日の英語教師塾にいらっしゃった先生方も、公立の先生方を含めて全員がしっかりと日本語で授業をされていた。いいことである。

以前は古本屋さんに持っていっていたが、さすがに百冊近い本を持っていくのは気がひける。最近はネットで申し込めばクロネコヤマトさんが取りにきてくれるサービスをする古本屋さんがけっこうあるので、専らそういうところを使っている。要らない本を段ボール箱に詰めておきさえすれば取りにきてくれて、なおかついくらか振り込んでくれる。ありがたいこっちゃ。

この後は本棚をさらに整理したり棚板を組み替えたりしよう。なにしろ本棚がいっぱいある。適当に差しとる本もある。英語の本の棚、海外の本の棚、小説の棚、江國さんと原田さんと向田さんの棚、などと完全に分離するつもりである。妻も喜んでくれるだろう。

残りの人生を本とともに生きると宣言して灘校を辞めた。本は知性と教養であり、思考の源泉である。今際の際まで本を読み続ける。

木村達哉

追記
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