8月26日。人間ドックの結果が戻ってきた。概要欄には「肥満傾向」と書かれていた。毎年のことである。しかもそんなこたあメディカルチェックを受けなくてもわかっとる。具体的な数値を教えてくれさえすればいいのだと独りごち、2ページ目以降に目を走らせた。
肥満傾向なのだから当然だが、コレステロールや中性脂肪の値が正常値より少し高く、赤い字で書かれていた。肝臓の数値も然り。飲み過ぎという意味ではなく脂肪肝である。週に1回や2回しか飲まないし、飲んだとてビール1杯2杯である。これで飲み過ぎと言われたら生きていけん。
脂肪肝を脂肪肝でなくするための方法は医者から2年前に教えてもらっている。それをやれば劇的に、といっても時間はかかるけれども、数値が落ちるのは経験上明白である。1秒2歩の速度で30分間歩き続けるのだ。信号のない道を選んで30分間歩き続ける。毎日必ずやる。もちろん食事の量は劇的に減らす。さすれば体重は落ち、脂肪の数値は改善する。
痩せると顔が小さくなる。帽子と靴がぶかぶかになる。頭と足の裏にもぜい肉ってのはついとることがわかる。明らかに体が柔らかくなり、股関節が柔らかくなり、足が吊ったとか筋ちごたということがなくなる。そして何よりも、よく眠れるようになる。いいことばかりやろう。
本当は夏の間もずっと歩きたいのだけれども、年齢的に酷暑下のウォーキングは体に悪そうやないか。健康のためにやっているのに、それが原因で両親のもとに旅だつようなことになってはいかん。秋を待っているのである。
2年前の結果には「肺に影がある」と書かれていた。びびりながら再検査を受けた。結果は問題なかったが、いつ死んでもいいように生きとると言ってはいるものの、神経を何ミリもすり減らした。今回そんなことはなかったが、いつ宣告されるかわかったもんやない。せめて健康的な生活を送り、しつこく生きながらえようと思っている。健康第一。健康のためなら死ねる。
木村達哉
追記
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