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久しぶりのGOOD READS

2021.06.03(木) 03:30

毎日なにかしらの本を読んでいます。灘校を退職して、本に携わって生きていくと言ったからには本を書き続けることになるわけですが、本を書こうと思うとインプットがなにより大切になります。リサーチをしたり取材旅行をしたりするために本を読むこともありますし、文体を勉強するために美しい文章を書く他の作家の方々の本を読むこともあります。

読むときって何冊か同時に読むのですか? 以前そういう質問をされたことがあります。はい、何冊か。というより、何冊も。現在は太宰治の『斜陽』、浅田先生の『ブラック オア ホワイト』、しをんさんの『ロマンス小説の七日間』、それ以外に江國香織さん、椎名誠さん、宮口幸治さんなどの本が書斎の手に届くところやベッドの脇や鞄の中や風呂の脱衣場なんかにあって、毎日読んでおります。

(写真は旭屋書店ららぽーと甲子園店さん)
読んだら忘れないようにコラムを書くようにしているのですが、読んでいる何冊かを同時に読了するわけではないのですね。例えば、『斜陽』を読み終えたら、今度は同じ太宰作品で長いこと読んでいないものを読もうと準備しているのですよ。そうしているうちに、『斜陽』のコラムがホットな状態で書けなくなってしまいます。それはよくありません。

多くの方々、特に若い人たちの参考になればと思って作ったGOOD READSのページに埃がかぶってしまいました。こりゃいかんと、今日は1冊紹介させていただいています。『史上最強の哲学入門』です。飲茶という方が書いた哲学関係の本はどれも非常に理解しやすくって、今まで哲学なんて勉強したことがなかったけど、ちょっと勉強してみようかなと思う人には最高の教材だと思います。

こちらで紹介しました。よかったら手に取ってみてください。

木村達哉拝