9月18日。週末は三省堂主催のセミナーを大阪で開催する。「使える英語力ってどうやって身につけるねん」という演題である。英文法と英単語を駆使しないと英語は話せないが、どんなプロセスを経て話せるようになっていくのか、どんな指導をするのか、復習はどうやるのか等について話す。来週は同セミナーを福岡と東京で開催する。詳細はメルマガに書いた。
資料はすでに作ってあるが、当日使うパワーポイント資料はまだできていない。パワポを中心にすると紙を見てもらえないし、かといって紙を中心にすると目線が落ちる。パワポ資料をそのまま紙に印刷するのは最悪だ。資料を作る際には、そこのところのバランスがものすごく重要になる。
リスニングとスピーキングのセミナーを英語のプロに話す立場になった。けれど、三十代の頃はちっとも聞き取れなかったし話せなかった。このままでは似非英語教師のまま老人になってしまうのは確実で、それも楽で悪くはないとも思ったが、聞けないくせに生徒の前では聞けるふりをする英語教師のままでいいのかと考え直し、三年ほど狂ったように取り組んだ。
セミナーではいつもストーリーを話すようにしている。が、よく考えれば授業だってストーリーだ。自分がどうやってできるようになったのか、そのストーリーを生徒たちに伝えることが重要で、それがないと単なるメソッドの紹介に終わってしまい、共感を得ることができないのである。
大阪も東京も60人ほど、福岡は30人ほどがご参加と聞いている。開催は日曜日やら祝日やら。ご参加くださる方々は、せっかくの休みなんだから疲れた体を休めたいなという気持ちをぐっと押し込めて会いに来てくださる。いつもどおり、心を込めてお話をさせていただこう。
ああ、今日は行ってよかったな、木村に会えて元気が出たな、そう思ってもらえるようにしっかり準備しよう。
木村達哉
追記
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