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英文法の質問が多いのは文科省が悪い

2025.09.19(金) 06:00

9月19日。メルマガではいつも英語クイズを出し、いただいた質問に答えている。質問は多岐に亘る。モチベーションについて、成績向上について、カネの儲け方について、高校生からの質問が多いが、大人からの質問もある。小学校英語に関しての質問もいただいている。一回のメルマガでひとつずつ答えている。

高校生から多いのは英文法に関する質問である。昨年から今年にかけて、三省堂から『まるまる反復英文法総復習BOOK』を刊行したせいもあるのか、a / theの違い、前置詞をどう理解するか、不定詞と動名詞の違いなど、それは参考書を読めば全部載っとるじゃないかというものも多い。

英文法の質問がこんなにも多いのは、文科省が悪い。小学校では英文法をみっちりとやるより身のまわりの単語を覚えたり、多少はミスをしてもいいから話す経験をしたりするといいかなと思う。しかし、さすがに中学生ともなれば、a / theの違い、to do / doingの違いなどに気を付けて話したい。なんでもいいというのは言語に対しても英語話者に対しても失礼だ。

英語が話せない原因はいくつかある。そもそも話そうとしない人たちだっている。しかし、英語を話したいという人がこんなにも多いのに話せないのは、やはり教育が悪いと言わざるを得ない。そもそも文科省が悪い。中学生にはみっちりと文法を教えてやったほうがいい。そうしたら話せるようになるのに。

コミュニケーション重視と言う。ところがコミュニケーションをとるには文法が要る。日本語も然り。「アナタ、アシタ、ドコデ、イキマシタカ」などともじもじしながら話しかけられたとする。あなたならどうするだろう。わしなら、静かに離れる。不気味以外のなにものでもない。

メルマガの質問は英文法関連が一番多い。以前はモチベーションだった。今は、モチベーションはあっても英語が根本的にわからんという子が多いのだろう。すべて文科省が悪い。英語ができれば面白いだろうになぁと夜空を見上げる中学生高校生よ、文科省を呪いながら英文法を徹底的にやれ。

木村達哉

追記
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