9月23日。福岡は博多で三省堂主催のセミナー。30人の先生方が参加してくださった。知った顔が多いのはいつもどおりの九州だが、今日は新しい先生方も多数お見えになった。せっかくのお休みなのに、熱心な先生方が多い。
大阪で開催したセミナーのポストにも書いたとおり、英文法を勉強すると文が作れる。文が2つ以上になると文章になる。文章が読めないとか書けないとか嘆く人は、文を読んだり書いたりができないケースがほとんどである。話せない人も然り。ひとつの文を作る力を体得することが必要不可欠で、それには文法(文のルール)を知っておかねばならない。
セミナーの開始前や休憩時間には多くの先生方にサインをせがまれた。拙著をお持ちの先生にはそこに、そうでない先生には手帳などにサインをさせていただいた。写真を一緒にとかLINEを交換したいとかいったご要望にもお応えした。せっかく参加してくださったのである。こういう仲間は大切にしたい。
大阪のに参加してくださった先生から『まるまる反復英文法総復習』やアプリの使い方がよくわかっていなかったけど、今日のセミナーのおかげで自信を持って採用できるし、生徒たちに勉強法を指導できると言っていただいた。
英文法の勉強は「理解」→「刷り込み」→「アウトプット(SW)」だが、三省堂のアプリは単語テストも瞬間英作文もできる優れもの。参加された先生方がセミナー中にアプリで遊んでおられた。そろそろ僕の説明を聞きましょかと言うと、皆さん、はっと我に返り、アプリに没頭していましたと笑っておられた。
四択系の問題集を否定するつもりはない。しかし、それだけでは確実に忘れていく。そして英作文の文法ミスがなかなか減らない。すべてのインプットはアウトプットをもって完結するという立花隆先生のお言葉を今日も紹介した。勉強したものを使って書いたり話したりしなければ、絶対に定着しないのである。本書の場合、本とアプリの合わせ技一本となっているのが楽しい。三省堂、グッジョブ!である。
木村達哉
追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を火木土の週3通無料配信しています。読みたいという方はこちらから仮登録をし、届いたメールにて本登録をお済ませください。英語勉強法について、成績向上のメソッドについて、いろいろと書いています。家庭や学校、会社での会話や、学校や塾の先生方は授業での余談にお使いください。