9月25日。先のポストに書いたとおり、福岡でセミナーをし、沖縄で授業をした。それ自体はまったく疲れていないし、そもそも疲れるほども喋っていない。ところが伊丹空港に着き、ローリングスーツケースを転がしながら、背中に誰か乗っているんじゃないかというほど体が重く感じた。
風邪じゃないやろうなと独りごち、迎えにやってきた妻の車に乗り込む。さくらがぴこぴこと尻尾を振っているのが癒しになる。自宅に着き、洗濯物をかごに放り込み、万が一を思って手洗いとうがいを入念にする。ほっとしたのか、まぶたがどんどん重くなる。なにか食べる?という妻の声にも首を横に振り、座椅子に倒れ込んだ。
講演じゃ疲れん。移動で疲れる。
講師の中には移動や資料作成を含めた拘束時間で講演料の規定を作っている方もおられると聞く。わしの場合、いちおう規定を定めてはいるが、そういうのまでは含めとらん。拙著を使ってくれている子どもたちに喜んでもらえればと思って始めたものなので、講演料に関して文句を言うたことはない。
しかし、それでも疲れるもんは疲れる。そもそもが体力に自信がないし、乗り物のなかでアルク植元君のようにぐーぐー眠れん。彼はいつも、ずっと起きていて疲れませんかと聞いてくれるが、疲れるよ。でも寝れんのだ。たまにすっと眠りに落ちることもないわけではないが、そのときは信じられないぐらい疲れているときである。
沖縄から帰って、座椅子に腰を下ろした瞬間に落ちた。そろそろ散歩に行きたいのやけどとさくらが起こしてくれんかったら、晩飯も食わずに朝まで寝とったかもしれんな。こういうときは風邪を拾いやすい。葛根湯を飲んで、19時過ぎにはベッドに入った。さすがに今日はウォーキングもよかろう。
木村達哉
追記
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