10月15日。朝は5時に起床。6時にホテルを出てウィーン国際空港へ。荷物を預け、チェックインを済ませた。Final distinationを尋ねられた。KIXと答えると、担当の女性がにっこりと笑った。Do you have any prohibited items in your baggage?と尋ねられたので、No, I don’t.としっかりと答えた。
チェコでもドイツでもオーストリアでも、ここかしこで英語を話した。日本にいると、ときには英語なんてAIがあるのにどうして勉強しないといけないのですかという質問に出会う。しかし、日本を出ると、ホテルにしてもレストランにしても空港にしても、みな英語を話している。相手の英語を聞き、こちらも英語で答える。
その程度の英語が話せるなんてことは当たり前で、もしもこの中でひとりだけがAIを使っていたらどうなるだろう。日本の人たちと違って明らかにうんざりした表情をされるのではないだろうか。拙くてもいいのだ。発音が多少悪くてもまったく構わん。堂々と話すことが大事なのであり、重要なのは声量である。
15日の朝にウィーン国際空港を出て、昼前にアムステルダム空港に着き、14時台のフライトでKIXに向かった。行きよりもかなり早く移動することができた。偏西風に心から感謝しながら大阪に降り立ったのは16日の朝10時過ぎであった。尼崎行きの空港バスに乗り込んだ。旅行中も含めてよくバスに乗った。
15日の日記に書いているが、実際には16日の午後、獣医さんに預かってもらっていたさくらを迎えに行った。わしら夫婦の顔を見てキュンキュン泣いとった。正しくは「鳴いとった」と書くべきなのだろうが、8日間も何をしとったんや!と怒りながら泣いとったように聞こえた。
海外旅行というよりも、わしの場合は自己研修である。SNSをはじめとするここかしこにメモを残した。頭の中の思い出だけだと日々消えていくことになる。文字にして、いつかはこれを文章にしてやろうと思っている。何よりも妻が喜んでくれたのがよかった。彼女が笑顔だと、わしはいつも嬉しい。
木村達哉
追記
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