BLOG / ブログ /

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 1 / 200万個の奇跡

1 / 200万個の奇跡

2025.10.16(木) 10:00

10月16日。昨日のポストにも書いたが、10時過ぎの関空に降り立った。お土産はさくらへのぬいぐるみ、そして自分たちへの簡単なスーベニアのみである。旅好きの友達がナンボかかったんやという下品な質問を投げてきた。何にしても値段を聞くのは関西人の悪い癖やな。

海外旅行は年に一度か二度のぜいたくで、それ以外にはあまりカネを使っていない。物欲は今さら無い。食事は妻が作ってくれるのが一番。彼女が疲れていそうだなと思ったら外食を提案する程度である。大好きな本と旅にカネを使わなくていったいどこに使うんやと返事しておいた。

作家稼業にとって一番駄目なのが変わらぬルーティンである。さまざまな本を読み、行ったことのない場所へ行き、違う人と話す。その中からトピックを捕まえるのである。それがないと本なんて書けるものではない。今回はなにもかもが新しかったので、とてつもなくスバラシイ旅になった。

感想はメルマガには書いたが、①英語ができないと本当に楽しめない、②大都市だけの旅だと情報が偏るので、都市部と地方を混ぜると楽しい、③特に海外旅行の場合には事前の歴史学習は必須、ということになろう。特に今回は中欧だったので、③がなければ単に楽しかったで終わっていただろう。こちとら物書きなので、taking away from the journeyが大事なのである。

来年はどこに行きますかと、旅好きの友達からまた連絡があった。そうやな、行ったことがないところとなると、タイ、エジプト、ケニア、ブラジル、そして意外かもしれんが行ったことのないオーストラリアあたりか。行くか行かないかというよりもむしろ、いつ行くか、である。行ったことのない地球の場所に一度は行ってみたい。

ホーキング博士は生前、地球以外にも生き物が生息する惑星の可能性を否定しなかった。地球と同じような環境で、知的生命を宿す惑星はおよそ200万個ほどあるだろう、と。それが正しいかどうかはわからないし、博士はコンタクトをとるのは人類にとって危険と警鐘を鳴らした。

200万個もある生命体が住める惑星の中で、地球に生まれてきたのである。日本しか知らん、関西しか知らんというのでは実にツマラン。人生は90年から100年。その間にできる限りの場所に行ってみたい。日本の都道府県はすべて制覇したが、国となるとまだ全然見ていない。そして、そのためには健康第一である。あそこが痛い、ここがしんどいと言うているようでは旅は楽しめん。妻とあちこちを見てまわれるよう「健康のためなら死ねる」を座右の銘として、幸せに生きたい。

木村達哉

追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を火木土の週3通無料配信しています。読みたいという方はこちらから仮登録をし、届いたメールにて本登録をお済ませください。英語勉強法について、成績向上のメソッドについて、いろいろと書いています。家庭や学校、会社での会話や、学校や塾の先生方は授業での余談にお使いください。